uoon @uoon_jp
お初にお目にかかります。uoon(うおおん)と申します。
ルールが分かりやすく、ボドゲに触れたことがない人もある人も変わらず楽しいものを作っています。
是非Twitterなどチェックいただけますと幸いです。
ブログ一覧
-
-
- 「うちのブースを見てくれ」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> お初にお目にかかります。初出展、初ボドゲ製作ということで二か月前からエキサイティングな日々を送ってきました。 ようやく、自分が欲しかった、素敵ボドゲができてきました。まだ箱詰めが終わっていないことが不安ではありますが、初のゲムマ、楽しい気持ちが勝っております。 --------------------------------------------- ようやく、余裕ができた。 ゲムマ初出展体験記と題しておきながら、最後の追い上げ、佳境、クライマックス、まさに終盤のことは記事にする余裕がなかった。 退社後はカードをスリーブに入れる作業だったり、それを箱に入れる作業を黙々と進めていた。カードは2つのゲーム合計して90種以上。それが100セットだからざっと1万枚。 10000枚。 最初の100枚をスリーブに入れ終わったとき本当に怖かった。終わる気がしなくて。 ただそれも今日、残すところあと3000枚。めちゃめちゃ残ってるじゃんと思う人もいるだろうか。ゲムマは明日から始まるが、ワイらのサークルは2日目しか出展しない。するとどうだろう、明日丸一日使えるわけだから余裕すぎて笑いが出る。 だからこうして、意気揚々とブログを書くことができる。 少し、前のことを振り返る。 箱が届いた時にはかなりテンションが上がった。カードは納期とコストの関係で名刺印刷。スリーブをつけることで誤魔化しているがやはり見劣りはする。そんななか、お金をかけて作った箱は、“製品感“がある。まとっているオーラが違う。 これは売り物だ。と思った矢先、売り物か…。と不安が生まれる。100個作ってしまった。それが2ゲームだから200個も。 少なく作ればよかったのでは?と思った人は過去のブログを読んで欲しい。50個も100個もあまり製作費用が変わらなかったのだ。 そこで頼れるイラスト担当に相談をした。 「どうにか売りたい。いっぱい売れるためには何ができるだろうか」 しばらくしてでてきたのは抽選箱だった。 「そもそも売り切れるとは思っていない。ならばプレゼントすればいい。抽選会をしよう」 弊サークルでは2作品を扱っている。どちらかを買ってくれた人はもれなく抽選に参加してもらい、当たればもうひとつプレゼント!というもの。望まれているか望まれていないかは別として、お祭り感でブースを盛り上げることはできそうだ。なんかこう、購入するにおいて1つの盛り上がり、楽しみになっていれば幸い。 (また、2種とも予約をしていただいている方は2種購入する前に一度抽選に挑戦いただけます。) さて、そんなこんなでやれる範囲でやれることをやって、いろんなものが完成した。 ブースを飾るためのボードやテーブルクロスなんかも届いた。 できなかったことといえば、製品ページの更新である。 説明書は作っているが、それはあくまで現物のカードがあることを前提に書いているためちょっと分かりづらい。そんなことを考えていたら結局更新できなかった。よくない。明日、なんとかルール説明動画が完成したら更新したい。 そして、今日。イラスト担当と日曜日に向けてチラシを急造したりした。いよいよ、当日を迎える。 もし、当日どこ行こうかなという参考のためこのブログを読んでくれた方がいるのなら、是非見に来るだけ見にきて欲しい。印刷ミスで使えなくなったカードを無料配布とかするので、それだけでも受け取ってもらえたら嬉しい。 明日も、ブログを更新できるくらいには余裕があると、本当に嬉しいな…。
- 2023/5/13 2:18
- uoon
-
-
- 「出展予定製品に関しまして」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> 未だゲーム製作をしているサークルは恐らく少ない。極少数はのように思える。 とはいえそれなりに思い描いていたものをちゃんと形にできそうな雰囲気がでてきて喜んでいた幣サークル。 まさか、こんなことになるとは。 ------------------------------------------------ 背筋が凍る……よりも、もっと非現実的な感覚。 意識が遠のいていく。何から考えるべきか分からなくなる。 次第に、どうしようと、焦る気持ちが襲ってくる。 それと同時に、焦ったところで何も解決しない、という冷静な自分が現れる。 結末は変わらない。すでに賽は投げられている。 幣サークルが初製作したボードゲーム、タイトルを「イキナリクライマックス」という。 パッケージを開けたその時から、いわゆるトレーディングカードゲームをモチーフにしたアニメの、それも最終回のような熱い展開を体験できることをコンセプトにしたゲーム。 “いきなりクライマックスを体感できる”ゲームだ。 つい先日、締め切りに追われながら入稿したパッケージがこれ。 美しいパッケージ。敢えて白と黒でインパクトをつけた素敵なパッケージ。 「Impact」という名前の派手なフォントがタイトルの「IKINARI CRIMAX」を彩る――。 IKINARI CRIMAX 最高点、絶頂を意味するクライマックスの語源はギリシア語でKlimax。はしごを意味する言葉だそうだ。 それが転じて、“CLIMAX”という英語になったのである。 CLIMAX ... だそうだ。幣サークルの入稿済パッケージをみると、 CRIMAX ... と書かれている。 微かに残った、価値のないプライドを守るために言うなら、クライマックスのスペルがCLIMAXであることは当然知っていた。なんなら、入稿用にデータを作っていたときのファイル名はCLIMAXと表記されていたのだ。 それがいつからか、CRIMAXへと変貌していた……。誤植だ。 幣サークルメンバーからはこんなご意見をもらった。 「わざとやってるって言われるほうがまだ説得力ある」 「造語じゃない限り、こんな太いゴシック体恥ずかしくて使えない」 「ブログのネタできたね」 ふむ、一つ思いつくことはあった。 イキナリクライマックスは「台詞を気持ちよく叫ぶ」というところにも魅力がある。だからこそ、 CRY(叫ぶ)+CLIMAX(最高点)=CRIMAX とする造語だと言い張ることはできる。いやなんなら素敵だし最初からそうだった気もしてきた。 これからはそう言い続けるし、説明書にはそういう造語だ、という説明を入れるつもりだ。 まあ、とはいえ。 入稿済のパッケージの裏面を見ると、一部でCLIMAXと正しいスペル表記も確認でき、言い逃れができない状態でもあったため、ここに正直に記録することにした。 続く。 ------------------------------------------------------------------- 幣サークルは予約取り消しは全く問題ありません。 そんな変な単語のゲーム買えるか!という方は特に理由の記載は要らないので予約取り消しのご連絡だけいただければと思います。 とはいえ、CRIMAXはそうした台詞を叫ぶことで楽しむゲームを意味する造語です。(造語になりました。) そういったちょっとした洒落を楽しんでいただけますと幸いです。 -------------------------------------------------------------------
- 2023/4/30 0:04
- uoon
-
-
- 「順調すぎて笑う」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> 初出展、初ボドゲ製作。でも製作開始時期とか印刷所にお願いする時期とか知らなくて気づいたらセッパ詰まってます!みたいな話をしていたのがもう遥か昔のことのよう。完成が見えてきている。どうか、期待してお待ちいただきたい。 そしてこれをたまたま読んでいただいたあなたは、uoonというサークルが日曜日に出るんだって。と知り合い(ゲムマに行く行かない問わず)1人に伝えてほしい。広報をする時間が本当にない。 ————————————————— テーブルを装飾するためのポスターなどを入稿した。 当然時間があればそりゃもうしわひとつ付けずに持ち帰りたくなるような(自分が)ポスターをデザインしたかったのだが、時間がない。とはいえ、パッケージができているため本当に苦労せず入稿することができた。 これまで助けた人たちがラスボス手前で主人公を助けに駆けつけるような。そんな終盤ににかけての大盛り上がりを心の奥底で噛み締めながら、「いかがですか、やってみせましたよ。」この短期間で。とイラスト担当に見せてみる。 「細かい話なんだけどここは〜」 これはあくまで現実。いつも通り、安定した修正案をいただく。実に冷静であり、的を射てる。ちょっとしたおふざけも見逃さない。 そんな頼れるイラスト担当の話をしよう。 今週に全てを入稿しなければGWがあるから全て間に合わない。そんな話を日曜にしたからか、イラスト担当はしっかりと着々とイラストを上げてくれている。ここで弊サークルのゲームである「定時なんで帰ります。」に登場する魅力的なキャラをお見せする。 素敵。 しかし、ワイは知っていた。 別にGW前に、金曜日に入稿する必要などないことを。すでに印刷所がGWも変わらずやってますという声明を出していることを。とはいえ、黙っているのは何故だろうか。特に理由がなくて本当に怖くなった。イラスト担当はこのブログを読んで知るのだろうか。本当にすまない。とはいえ、金曜までにイラストは揃っていないとそこそこ大変な目に合うのは事実である。 しかしながら、思ったより全てがうまくいっている。 説明書作りに手を出していないことを除いては。 同じことを、数日前のブログでも言っている気がする。此の期に及んで現実逃避をキメることが本当に正しいことなのか。ひたすらに自分を追い詰めているのではないか。不安をよそにワイは今日も寝るーー。 続く。
- 2023/4/27 23:57
- uoon
-
-
- 「1000円は高いか、安いか。」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> 初参加、初ボドゲ製作をするサークルuoon(うおおん)と申します。2つのゲームを今まさに製作中なわけですが、どうにもこだわりというもの、そして日々の労働との両立でゲムマまであと20日となる今もしこしこと製作を続けています。 --------------------------------------------------- 製品ページを日曜日に公開した。 というのもゲームマーケットが新しい商品紹介ページをオープンするということで、このビッグウェーブに乗らない手はない。なんとしてもそこに掲載しよう。という意図があった。 しかし、紹介文を考えることも大変である。説明書を作っていないので特に難しい。とりあえずそこら辺は後ほど更新します。としてパッケージ画像などを載せてみた。 壁は値段である。 いくらで、提供するべきなんだろうか。 イラスト担当は言った。「1000円以上だ」と。 以前にこんな表をブログに載せた。 項目 費用(だいたい) ゲムマ出展料(一般試遊なし、入場証1枚追加) 13000円 カード印刷費(100枚×60種+説明書)×2ゲーム分 64000円 スリーブ 20000円 パッケージ(100個×2ゲーム分) 80000円 諸経費 10000円 人件費 0円 計、187000円(1個当たり原価:935円) これに今は当日の机を装飾するので10000円がかかっており、 1個あたり原価はほぼ1000円となっている。だからこそ1000円以上だ。というのだ。とても正しい判断だと思う。 まあ、1000円で売れるならそれ以上に嬉しいことはない。 しかし本当に買ってもらえるんだろうか。それだけが不安である。 弊サークルの目的は売上を出すことではない。多くの人に遊んでもらうことだ。 身を削って安く提供するべきではないんだろうか…… そうは考えるが、しがないサラリーマンとして赤字を少しでも抑えたい。 結論としては1000円で発売することにした。 理由は明確である。イラスト担当が1000円でもいいんじゃないのか。と言ったからである。1000円で売れるならワイのお財布にはとても優しい。 とはいえ、原価は割っている。上の表を見ると単価900円代に見えるが、概算でありもっとお金がかかっている。 し、 売れなければ大赤字である。 次の作品も作りたい。そう考えるとたくさん売りたい。 広報という壁が高く、高くそびえたった。 当日、少し寂しげに暇そうにするuoonブースが、今は見える。 続く。 ------------------------------------------------------- (人を信じられない、という余談) ブログ更新をサボった数日前からというもの、イラスト担当からブログを更新しろ。という圧が凄い。そして彼はかかさず更新したものに対して「面白かったです」とだけ感想を残す。やり手のプロデューサーか何かなんだろうか。まともな感想がホシイところである。 しかし、きっと、こうして感想がホシイなどと言うと「今日のは〇〇で微妙だった」などと落としておいて、翌日上げたブログに対して猫に餌をやるように「面白かったです。」とだけ感想を残すに違いない。人は誰も信用ができないのだ。 ああ、きっと、今日のブログは事実が並んでいるだけで読む価値がなかった。そんな感想を言われるのだ。(そして、こう書いたからこそ「そんなことはない」などと善人は感想を言うに違いない。) ------------------------------------------------------
- 2023/4/25 23:56
- uoon
-
-
- 「ゲーム製作に終わりはない」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> ゲムマ初出展、初ボードゲーム製作。 もうちょっと、作り始めるの遅いよ!そんな声も聞こえる中、ワクワクするゲーム製作ライフが始まった。 しばらく色々進めてはいたもののブログ更新が停滞。 イラスト担当から「ブログ、更新しないんですか?」と丁寧な催促、圧を感じる日々を送っている。 ---------------------------------------------------------------- 目覚まし時計が鳴る。 確か、明日までに必要な企画書があったはず。うーん。とりあえず布団の中で構成を考えよう……思いついたら布団から出れば……。 目覚まし時計が鳴る。 えーっと、まずなんの企画書だったっけ……、えーっと、えーっと。 目覚まし時計が鳴る。 ようやく、目が開く。 「今日日曜日だし、明日締め切りの企画書なんてないわ」 いうほど働いているかと言われれば、世の大人たちはもっと働いているだろう。ワイは仕事の夢にうなされていいほどは働いていない。とはいえ、自分はここら辺が忙しさの限界なんだろうなと。自身のキャパの狭さに少し悲しい気持ちになる。 そんなちょっと怖い目覚めをした昨日の話。 一週間後に控えるゴールデンウィーク。その大連休が明けた翌週はいよいよゲームマーケット2023春の本番である。 2つのゲームを出そうと考えている弊サークルの進捗といえば ————————————————————————— 下記要約:やることがいっぱい。ということ。 ————————————————————————— [1つ目のゲーム:イキナリクライマックス] ・ゲームシステムは完成 ・カードデザインは完成 ・フレーバーテキストがまだ未完成 ・入稿データ作成など、もちろん手をつけていない。 →パッケージの入稿は済んでいるが、肝心のゲーム部分がまだ印刷会社に発注できていないのだ。もちろん説明書もまだできていない。 [2つ目のゲーム:定時なんで帰ります] ・ゲームシステムが未完成。というか試作品のテストプレイすらしていない。 ・カードデザインは表面のラフは完成。裏面は全く。 ・フレーバーテキストも当然未完成。 ・入稿データ作成など、もちろん手をつけていない。 →こちらもパッケージだけができている。 ————————————————————————— イラスト担当のお嫁さんは、 「もう(ゲムマ)目の前だけど大丈夫なの?」 と純粋な目で聞いてきたという。 こちらが聞きたい。このスケジュールで大丈夫なのか。 そろそろ改めて、焦る必要が出てきたらしい。 というわけで日曜日はテストプレイ用のカードを印刷し、イラスト担当の家に向かった。 上記では山ほどタスクがあるように見せてみたが、この日入稿データを作ることと、説明書を作ること以外の作業はほとんど終わった。仕事と違ってやる気があるので作業は早く進む。テストプレイなんかもした。 「………、……。」 イラスト担当が何かを言っている。 「………………。…………………。」 どうにも耳に入ってこない。 気がつくと、目の前には謎のリストが出来上がっていた。 ポスター、とかポスター立て、とか、POPだとか、名刺だとか、お釣り入れだとかなんとか。そんな言葉が並んでいる。 当日のテーブルの装飾か……… 弊サークルは広報が満足にできていない。キャパ不足だからだ。こんなブログを長々書いてるくらいならTwitterで宣伝してきたらどうかという話は一旦受け付けない。そのため当日の見栄えというのは大事だ、と思っている。 だからこそ、朦朧とする頭でイラスト担当が出してくれる様々な見栄えの良い提案を頷いて聞いていたら予算は簡単に1万円に届いた。 高いなあ。ただでさえ製作物を作るための費用も高いのに。宣伝だけにそんなお金が……。まあでも人手不足をお金で解決できるのであればそれは良いことなのかもしれない。なんにせよ、当日掲載するポスターやテーブルクロス的なものの入稿ももうそろそろしないと行けないということだ。今日ちゃんと計画を立てれてよかった。 そうして、今週のワイのタスクは膨れ上がった。 各種ゲームの入稿データ作成、ポスターデータ作成、説明書データ作成、名刺データ作成……………………。 帰宅して途方に暮れながら、ゲームマーケットの製品ページにポチポチと弊サークルの商品情報を入力しているとイラスト担当からLINEで「説明書の見本です」と写真が一枚。 Oink Gamesさんの説明書が添付されていた。 んなもん作れるかよ。 続く。 ------------------------------------------------------------------------------ 製品ページを公開しました。こんなスケジュール状況なので詳細載せられておりませんが、一応予約ができます。しなくても多分売れ残るものなのでもし買いたいなと思ったかたはみなさま購入できるとは思いますが、まあ……。 ・イキナリクライマックス(https://gamemarket.jp/game/181145) ・定時なんで帰ります。(https://gamemarket.jp/game/181148) (売れて欲しいので一応予約できるようにはしましたが、うーん。現物見たりとかルールとかちゃんと見て判断してもらった方がみんな幸せになるのかなとは、思います。)
- 2023/4/24 22:40
- uoon
-
-
- 「ブログの中でブログを書くことについて言及したくなかった。」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> 製作において最も締め切りがシビアであったパッケージの入稿を無事、2ゲーム分済ませ一旦締め切りから解放されたワイ。しかし全く安心はしていられない。まだイラスト担当にイラストを発注できていないのである。そのためにはゲームのルールやカードのデザインを完成させなければいけないのだが…。 -------------------------------------- 「このブログは、uoonの視点でゲーム製作の過程を描くことに魅力がある」 そうイラスト担当が熱弁していたのを覚えている。 「だからお前の下らない思い出話とか、製作に関係のない話はあまり面白くなかった」 そんなことを言われたのもしっかりと覚えている。 しかし、今ワイの日常はボードゲーム製作を中心に動いている。一日中仕事をせねばならず、一切手を動かせなかった日もボドゲのことを常に考えていると言って過言ではない。だからすべてはボドゲ製作体験記なのだ。 そう言い訳して、書きたいことを書こうと思う。 ブログの更新は大切だ。なぜかと言えばゲームマーケットにボドゲを求めて来場する人の中に、一定数ブログを見て購買判断を行っている人がいるという情報を聞いたからだ。 その人がたまたま今日、ブログ一覧を眺めたとき、たまたま幣サークルのアイコンが目に留まって、クリックしたところこのサークルは何か面白そうだぞ。と思ってくれたらこんなにうれしいことはない。 「だからこそ毎日更新すべきなのだ――」(by ワイの心の中のイラスト担当) とは言えブログの更新が製作の一番の邪魔でもある。 特に、画像だ。 製作途中の画像をソフトから書きだすという行為。そしてワイは管理が下手なのでそれに名前を付けて特定のフォルダに保存して……そういうことに本当時間がかかってしまう。 とは言え、見せたいのはやっぱり"モノ"になっている画像データだ。決してこんな駄文ではない。 それに、コイツまだ完成しないのかよ、やる気あるのか?と、ゲムマ玄人の皆様に思われたくもない。むしろやる気しかない。 この先の話は、記録として残しておく。 次に自分がこうしたブログコンテンツを書くときのために。 今まさに、本当に、真の意味で徒然なるままに書きたいことを書いているが、それでもなお、ブログの起承転結、オチをどうしようかと考えている自分がいる。これが特に頭のリソースを使っている。今業務で作っている企画書と同じくらい頭を使っている感覚がある。 でもオチなかったら変な感じになって、「なんだこのサークル」と思われるよ。と強く思っている。しかしだ未来のワイよ。ワイは今、このままブログを書き終えようと思っている。これが今のワイの限界だ。 続く。
- 2023/4/20 0:40
- uoon
-
-
- 「理想は理想である」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> ゲームマーケット当日までほぼ毎日ボドゲ製作に関する動きをしていないとダメそう。と思い、そのまま製作日記をつけることにしたワイ。 ゲーム製作中につき、どんなゲームですよ!と宣伝ができない。だからこそこのブログが宣伝になってくれたら。なんて一縷の願いとともに毎日更新を続けていたがとうとう更新ができなくなる事態に。(辛い…。普通にお仕事が大変…。) ------------------------------------------------------------------ しかし製作は進んでいる。 今日で製作中の2ゲームともパッケージの入稿がおわった。あとはカードを作って、説明書を作って、ルール説明動画を作って、Twitterで宣伝して、当日のテーブルの飾りつけ考えて、ポスターを印刷して、名刺を作るだけである。 ブログを書く時間が作れず本当に遺憾。 これは毎日更新したいんだ!それが宣伝になるんだ!とかでなく、今自分勝手に話したいこと、一方的に発信したいことが多々あるのだ。 しかして今日はもう眠い、限界。お偉い人との飲み会もあったのだ。明日も朝が早い。 今日はじめましてのあなたは、是非昔のブログを読むかTwitterをフォローしておいてほしい。 きっとこれがあなたにとって素敵な出会いになるだろう。 続く。
- 2023/4/18 1:03
- uoon
-
-
- 「楽しいゲームができました。」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> カードはともかくパッケージのデザインは週明けには入稿せねばならない。されどちゃんとデータができているのは2つのゲームのうち1つのゲーム。それも、表面だけ。 土日は仕事も一部せねばならないのに……。そして頭はもうぼうっとしているが、締め切りに追われなければいけなくなった。 ------------------------------------------- とはいえ、パッケージばかりやっていて良いわけではない。 小銭を抱えてコンビニへ向かう。 あのたくましく大きなプリンターから吐き出されたのは幣サークルの処女作となるイキナリクライマックスのテスト用カード。コピー用紙とは言えやはりモノとして見れるとテンションがあがる。 一人で作業できるものは時間も場所も選ばないが、テストプレイは人と会える貴重なタイミングを逃すと二度とできなくなる。今日はイラスト担当と予定があったために、テストプレイをしようということになった。 夜、イラスト担当と晩飯を食べ、その足でイラスト担当の家に向かう。 先ほどコンビニでプリントした紙を取り出すと、まずは切り離してカード状にする作業。 これが、思った100倍時間を要した。 今思えばカッターと長めの定規さえあれば一瞬で終わったのだと思う。 イラスト担当の家にはカッターはあった。 なぜだろうか、イラスト担当の奥様の存在に人見知りを発揮したからなのか、「カッターマットある?あと定規」という言葉が口から出なかった。とはいえ奥様にも手伝ってもらいながらなんとかカードが完成。時刻は23時。終電は目の前であった。 ヤバい!急がなきゃ!ほらやるぞ!と言うワイの急かしを、なぜかイラスト担当は数回無視した。あれは今振り返っても不思議な空気だった。確か、お茶なのか、酒なのか、何かをゆったりと飲んでのほほんとしているイラスト担当がそこにあった。 帰宅して、朦朧とした頭で今このブログを書いていて思う。イラスト担当もきっと頭が疲れていたんだと思う(多分)。鏡を見ると、あの時のぼうっとした表情が目の前にあった。 そんなこともありながらもテストプレイは順調にいった。 もちろん修正箇所はいくつかあれど、楽しくゲームができた。 2人プレイのゲームだがやっている人も、見ている人も楽しいゲームになりそうだった。 パッケージの締め切りは大変だが、こうして概ね順調に製作が進んでいる。 <試作中パッケージ(今回テストプレイしたものとは別のゲーム)> まあ、ゲムマまであと一か月もないのだが。 続く。
- 2023/4/16 10:12
- uoon
-
-
- 「ちょっと寂しい大団円」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> パッケージの入稿日(印刷会社に、これで印刷してください。と伝える完成したデータを送る締め切り。)がもう目の前に来ている。確か印刷会社様の話では週明け月曜日がデッドライン。 良いものができたんじゃないか。ワイはニヤニヤしていた。 —————————————————————————————— 「うーんなんか違う」 そこに難色を示したのはイラスト担当。 問題は、「“なんか”」というところにあった。 具体的なイメージはないが、これではない。と。 会話を進めていくと、イラストとパッケージデザインのバランスが取れていないんじゃないか。ということだった。 感覚的な話。ワイの感覚を信じるなら、バランスは取れている。そう思った。とはいえ、イラスト担当は違うといった。更に言えばこれまでに比べて難色の度合いが大きい。とても難色。すごく難色の空気だった。 ここから先に記載することは、人に対して失礼が過ぎる表現が多く含まれる。しかしながら全てはイラスト担当、そしていつかこのゲームを手に取ってくれる人に向けてのリスペクトからくるものなので容赦してほしい。 イラスト担当の話を聞いていると、自身のイラストをもっとも美しく見せる表現が頭には浮かんでいるようだった。しかし、それが形や言葉にはならない。どうにか探っていく必要がある。 この作業が難航を極めた。イラスト担当が言葉で色々伝えてくれる。ワイにはそれを解釈する力がなく、まずは言葉そのままにイメージを作ってみた。 個人的に好きなものではなく、センスないから辞めちまえ。そう思った。イラストが全面に出ており、タイトルが見やすい。機能的と言えばそうなのかもしれないが、機能の域を出ていない。人が手に取りたくなる見た目にこちとらしたいのである。生半可な気持ちで踏み込むんじゃねえ。と、自身のスキルのなさを棚に上げて頭を抱えた。 大事なことは、ワイもさしてセンスが良いわけではないことである。これが正解では当然ないな。と思い正解を探るため試作を続けた。 色々試した。色々。 最終的に、イラスト担当がこれが良い。と言ったのは前日に案として出したものの、スルーされた案だった。それをベースにちょっと修正を加えたらどうかと。 人は感情的な生き物である。先言えや。とつい思ってしまう。これまでの作業が無駄になったかのように錯覚してしまう。 本来はようやく正解に辿り着いた!というグランドエンディングのはずなのだが。 こうして、ワイの案とイラスト担当案の2案が完成した。 <ワイ推しの案> <イラスト担当推しの案> 弊サークルは3名で構成されている。3人目に最後のジャッジを委ねる。 イラスト担当の案が即採用された。 いいんだけどね。当然全て採用されるつもりで作っているので。 ちょっとした寂しさ、ワイの案への愛着が、ポツンと1人、ここに取り残された。 あ…パッケージの裏面も作らなきゃ。 続く。
- 2023/4/15 1:28
- uoon
-
-
- 「働かなくていい世界ありませんか?」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> パッケージの試作がついに届いてしまった…。ということはパッケージのデザインを入稿しないといけないということ。 ピンチ。 --------------------------------------------- ピンチな中、今日は労働の日。みっちりと働いているため、進捗が一切ない。 ということを見越して、今ワイは、前日のうちにこのブログを用意している。 ゲムマのサイトブログには予約投稿的な便利な機能がある。 つまり、このブログが公開されているということは、僕は今、仕事をしている――。 涙 続く。
- 2023/4/12 15:45
- uoon
-
-
- 「無地の箱が届いた」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> ゲームマーケットまであと一か月。 ゲーム製作も佳境を迎える今、イラストやテストプレイをしてくれているメンバーが熱を出した。 ----------------------------------------- 熱があるからだと信じたい。 というのも、イラスト担当に昨日からパッケージ案を送って見せているのだが反応が悪い。感想という感想はないし、使う色について一文意見をもらったのだが、つい「違うと思う」と言ったとたんに「ならいいや」と引かれてしまった。 どうにも、反応が悪い。まず体調不良の人間にアドバイスを求めるな。という話ではあるが。そんなモヤモヤを勝手に抱えていると、ついパッケージ案を色々作ってしまう。 改めて、上記すべて送り付けた。それも体調不良の体には堪えるものだったろうと今になって反省はしている。LINEの既読は送った直後についたのだが返答はその後ない……。 パッケージデザインはこれでいいのか。不安が募る。というのも、ワイは会社員。実務も急に忙しくなり業務とボドゲ製作、両方を合わせたスケジュールを引き、何をいつまでにやるかという思案をずっと続けている。そうなると徐々に「終わらせること」がメインになって良いか悪いかという判断がどんどんないがしろになっていく。意見を…!意見をくれ…! そんな中、パッケージの試作が届いた。パッケージデザインを今思案していることからも分かる通り、試作のパッケージはサイズ感を見るもので、印刷はしていない。 印刷会社様がサイズの提案もしてくれ、ぴったりカードは入った。サイズ感は申し分ない。 ただし、印刷がされていないから本当に完成イメージはよくわからなかった。 多少ものとして送られてくるわけだからイメージできるのかなと思ったけど、全然分からなかった。 次以降はデザインができていなくとも、何かしらを印刷して試作してもらおうと思った。 小学生のような反省をしながら、ブログ用の写真を撮る。 とてもきれいにできた気がする。 きれいな写真を撮る人ってどう撮っているんだろうと疑問に思うことがしばしばある。 しかしながら、今回きれいな写真を撮れたという自負がある。 なのでここにどう撮影しているかを見せておきたい。 A4のコピー用紙を敷いているだけなのである。あとはiPhone11のカメラが良い感じに撮ってくれた。個人的なポイントとしては、余白を広くとることである。 今回の画像でいえば白い背景が左側に広く続いていると思うが、これはPhotoshopで加工した。A4のコピー用紙を敷いただけでは、どうしてもこの広そうな空間を再現できないのである。加工万歳。 続く。 <大きな声で言えないこと> 今日も文章がうまく書けない。焦って書いているからな気がしている。 これを読んでくれた皆さまには、是非数日後に更新するブログを見に来てほしい。 なにかしら、努力をしたいと思っている。
- 2023/4/12 15:29
- uoon
-
-
- 「パッケージって大事だよね(緊張)」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> 印刷会社!?何それ美味しいの!?印刷費高い!締め切り近い!デザインってどうしたら良くなるのさ!!などと嘆いていたのが二週間前。 14日前。もうブログ初投稿から14日も経ってしまった。とはいえ、今の私は具体的な締め切りを理解している。だからこそ余裕をもってこのブログを投稿することができる。 ------------------------------------------------ 絶望的と言えば絶望的である。 パッケージのデザインを明日決定して、1つ目のゲームはデザインデータ完成させて最後のテストプレイ準備、2つ目のゲームは大枠完成させて、あと印刷所に返信しよう。 って毎日思っている。 仕事と違って、すべて判断ができるし、ビジネスではないから本当の意味では締め切りがない。 だからこそこだわってしまう。良いものができるまで頑張ってしまう…。 今日はパッケージのデザインについて。 1つ目のゲーム『イキナリクライマックス』のイメージは下記のようにできている。勿論パッケージというものは立体物なのでもう5面ほどデザインする必要はあるが、一番大事なところができていれば多分大丈夫だろう。多分。 そして2つ目のゲームの試作をしていた。 昨日の時点でのラフは以下。 報告書のような雰囲気と、シンプルなゴシックのタイトルが気に入っていた。 そこを活かしていくつか作ってみる…。 パッケージはフルカラー印刷なのでせっかくなら色を印象的に使っていきたいものだ。 よし。なんとなくパターンができてきた。 イラスト担当に見てもらおう。そう思いLINEを開くと 「なぜか発熱」 発熱していた。まだもう一つのゲームのイラストをいっぱい描いてもらいたいのに…!テストプレイをしてほしいのに…!などとは考えていない。当然大丈夫だろうか、早く良くなってほしいものだ、心配だ。と真っ先に思った。 はっとする。 昨日のブログの締めのコメントである。 『この先一日として油断ができないからこそ、健康には気を付けていきたい。(この発言はフラグだろうか)』 フラグだったのだ。 出来すぎているが、これは仕込み無しのノンフィクション。 言霊とは本当にあるのかもしれないとぞっとする話。 <大声では言えないこと> 仕事で誰かが体調を崩した、プロジェクトから外れる。そんな事態は大変である。その人を心配することを置いておいて、自分のことに集中するととんでもなく忙しくなったりして正直辛い。 しかしながら、殊このゲーム製作においては趣味でしかないためショックがない。パッケージをデザインしている今もワイ自身は楽しいからだろう。だからこそ、こんな不謹慎な話題をさらさらと書けている。 我ながら不思議な感覚であった。 続く。
- 2023/4/11 23:51
- uoon
-
-
- 「進捗報告」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> 赤字必至のボードゲームは着実に完成へと向かっている。 とにかく今は早く完成させて、宣伝しなければ誰もきっと買ってくれない……。 ----------------------------------------------------- 不安はある中、ラクスルから名刺印刷したカードが届いた。 キレイだった。凄く。これだけで販売しても良いかもと思うほどだ。 しかしながら、実際遊ぶことを想定してカードをめくったりしていると簡単に傷がつきすぐボロボロになる未来が見えた。当然、大手サークル様だったりと比べるとクオリティの低いものではあるが、買ってくれた人、さらには幣サークルのゲームを気に入ってくれた人にはなるべく長く遊んでもらいたい。 当初から想定はしていたがスリーブは必須だなと思った。 そして、今日は前日に頭を悩ませていたパッケージ案について1つの答えが出た。 すごく眠いし、面白くないため多くは語らないが、イラストはちゃんと大きい画面で確認すべきだった。 パソコンに向かってみると自然とレイアウト作業が進んだのだった。 まだとても人に見せれる段階ではないが、現状のパッケージ案をお見せしておこう。 続く。 すごく眠い…、ブログを書く手もどことなく遅く、文章もまったく思いつかない。 そんな日もあるらしい。 この先一日として油断ができないからこそ、健康には気を付けていきたい。(この発言はフラグだろうか)
- 2023/4/10 22:41
- uoon
-
-
- 「今、作りたいゲームがある」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> 作りたいボドゲは初心者が楽しみやすい、ゲーマーが紹介しやすい、そして何より欲しいってなるし、安くて手に入れやすいボドゲ。 そんな理想のボドゲは、ワイの創意工夫では実現しきれず、原価を割る、つまり自腹を切ることで実現しようと決めた。 もしかすると、もっと早期にゲーム制作を始められていれば他の選択肢もあったのかもしれない。とはいえ一般的社会人は締め切りがないと動き出せないのも世界の理。 ————————————————————- 大阪の日曜日は晴天。かねてより食べたいと思っていた551の肉まんは幸せの味がした。 パッケージの入稿期限が近づいている。イラスト担当と会話をしながら一度ラフとして上がったこちらのイメージ(左) それが遂に完成したとのこと。以下の2枚。 どことなく勢いを感じるオフィスのワンシーン。 よく見ると手前の女性社員はニヤリと笑っており、不穏な空気を感じる。すると奥の全身で叫ぶ男性社員は、何か悶え苦しんでいるようにも取れる。 ゲームの内容についてはまだ「少しイキった発言をする若手」と「理不尽なアドバイスをしてくる上司」の戦い。といったコンセプトしか決まっていないが、イメージとマッチしているように見える。 <↓難しい話なので読まなくていい部分 スタート> 若手にも上司にも働く苦しみはあり、お互いにもがいている。上司は自分の考えが伝えきれないことに苦しみ、部下は何も知らない中で社会に向き合わなければいけない苦しみを持つ。だからこそ、何故か戦いの構図になってしまう。そんなチグハグ。 <↑難しい話なので読まなくていい部分、終わり> ただ、思ったことは 「何か違う」 だった。 どことなく下書きっぽさを感じるというか、パッケージ感がない。 理屈でいえばパッと見た時に何を伝えたいのかわからない、世界観が見えてこない。とでも言うのだろうか。 理屈ではなんとでも言える。とはいえ、どう修正してもらうかこちらに意見できるスキルはない。ふむ…。 イラスト担当もなかなかに激しい労働者。それにイラスト担当は個人として漫画を描いたりもしている。これにつきっきりというわけにもいかないだろう。 更に言えば加工だったり、パッケージのレイアウトでも良くなっていくような気もする。一旦貰ったイラストで進めていこう。そう思った。 続く。
- 2023/4/9 12:49
- uoon
-
-
- 「お金の話になると人はちょっと辛くなる。」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> ボドゲをつくる者、紙とペンは常に持っていなければならない。 ゲームマーケットまでおよそ一ヶ月。初出展、初制作のボードゲームは完成するのか。 それなりに進んできて不安は薄れてきたところ。 もっとも危ない、油断の時期。 ———————————————————————— 大阪という小旅行を楽しんでいる今、実際に手を動かすことは難しい。 こういう時こそ現状を整理する時間だと思い、改めてボドゲを制作するコストについて考えてみた。 全く何も知らない当初は、綺麗な箱、ちゃんとしたカードを印刷して、1000円〜2000円くらいで売れたらいいな。そんなことを思っていた。とはいえ、費用のことを考えずにゲームを作っていたこともあり実際に試算してみると、4000円で売っても元が取れないことが分かった。 赤字でも良いじゃないかと考えていたが、4000円で元が取れないものを2000円で売るのはお財布へのダメージが甚大であり、かつ売れたとしても数個が良いところだと思うと在庫を抱える勇気がなかった。 そんな中で、品質を落としつつ、誰もが手に取りやすい価格で販売する案が出た。具体的にいえばしっかりしたカード印刷ではなくラクスルなど大手の印刷会社がやってくれる名刺印刷を利用しようというもの。 100枚の名刺を500円で刷ることができる。(しかも3日後くらいには届く) 当初の計算では、諸々合わせて原価500円で提供ができそうだ。とシミュレーションをしていた。学生時代の自分としてもこの価格で販売されていたらありがたいと思うだろう。 さて、それから時は流れた。現在かかっている費用をご覧いただく。 項目 費用(だいたい) ゲムマ出展料(一般試遊なし、入場証1枚追加) 13000円 カード印刷費(100枚×60種+説明書)×2ゲーム分 64000円 スリーブ 20000円 パッケージ(100個×2ゲーム分) 80000円 諸経費 10000円 人件費 0円 計、187000円(1個当たり原価:935円) ・・・ふーん・・・。 どうしてこうなったのか、経緯を振り返ってみる。 正直なところ、カード代まではよかった。 まずスリーブである。 普通の名刺だとどうにもプレイがしづらいし、多分繰り返し遊ぶことができない。 そのため必須だと判断した。大変だったのは、名刺サイズのスリーブがあまりないということ。 柔らかい安いものと、少し硬めのお高いやつで比較をしたが、柔らかいものでは快適なプレイに耐えなかった。 さらには、安定供給されていないこともネックである。 Amazonで10000枚分をまとめて購入したのだが、それでまとめて購入できるものは売り切れてしまい、途端にバラ売りのスリーブの値段が高騰したのだ。そういう何かシステムなのか…? そんなこんなで品質と流通量に悩まされるのが一点。 そして、パッケージだ。一度制作したことがある人であれば、もっと安くできるだろ。単価400円は高くないか。と思うのだと思う。スリーブの話でも言えるのだが、ここもこだわってしまった。 500円だとしてもある程度の金額で売るのであれば満足感のある仕上げにしたい。(別に利益を取りたいわけでもないし)また、当初キャラメル箱と呼ばれるモノで想定していたのだがいかんせんカードの枚数が多く、取り出す時のストレスが尋常じゃなく感じられた。 これではゲームが嫌いになってしまう。 ちなみに、そもそも100個×2ゲームも作る必要があるのか、という意見に対してだがまず、ラクスルの名刺印刷が100枚単位であることが1つ。そしてパッケージについて50個と100個で見積もりを取ったのだが100個の方が単価が安いため結局のところ総費用があまり変わらなかった。だからこそ、無駄をなくすという観点でも100セットゲームを作る方針は変わらない。 納期も近い、とにかく完成させねばと思った時、予算について注意をしてくれる人、もしくは注意をする気持ちを持たないとこういうことになってしまう。特に会社員の方は思い当たる節がないだろうか。プロジェクトが進むにつれ実現することを重視するあまり、当初の予算とはかけ離れた金額になっているようなことが。 何をやってんだ?と会社に対して呆れていたことと全く同じことをしてしまった。 これを書いている今、単価の高さに驚いている最中である。 今更単価を下げる努力もできない。 色々考えることはある。人に届けるためにまず、どんなゲームが作れるのか下調べしないといけなかったのではないか。赤字のものを売り続けたら継続した創作活動ができないのではないか。など。 全てその通りではあるが、一方でそんなことを気にしていたらゲームを創ることすらできなかっただろうな。というのが個人的な感想である。 実現性は、働いてお金を稼ぐことで担保するしかない。 働きたくないと嘆きながら、趣味のために働く。今日もわいはuoonと叫ぶ。 続く。
- 2023/4/8 17:22
- uoon
-
-
- 「作りたい“想い”は強いんだけど…」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> パッケージのサイズも決まり、印刷会社様が試作を始めてくれている。カードのデザインも概ねできてきて、カードも試作品申し込みが済んだ。おお。なんか順調な気がしてきている。 当然、多くのサークルは今やってんの…遅くね?と不安や苛立ちを感じるかもしれない日々ではあるが、順調みを感じているので是非今日たまたまブログを開いてくれたあなたには是非当日ブースを見ていただきたい。 ————————————————— 土日は前々より旅行の計画を立てており、東京から大阪へと向かっている。 早々と退社し、新幹線に乗る。 とはいえ、ボドゲ制作は一日として無駄にできないスケジュール。 鞄には何も書かれていない白いカードを大量に忍ばせていた。 弊サークルは2つのゲームを出す予定である。 1つが『イキナリクライマックス』。カードゲームのアニメは熱い展開をよく見る。それに憧れてトレーディングカードゲームを始めてみるのだが、考えることが多かったり、プレイ仲間がいなかったり、いても相手とレベルが合わないと良い戦いにならなかったり。 思ったより障壁が多い。 でも、面白い。 あのカードさえくれば逆転ができる…!そんな9回裏3点ビハインドからの満塁ホームランの気持ちよさ。その瞬間に、あのカードゲームの主人公が勝利した瞬間を自分と重ねるのである。 そんなアニメのカードゲームの試合を手軽に体験して盛り上がるを実現するのが『イキナリクライマックス』。 旅行先、宿についてダラっとしている中、大仰なゲームを広げるのは忍びない。でもボドゲがしたい。そんな時、ちょっと元気そうな1人を誘って見てほしい。このゲームが作り出すのはカードゲームのアニメの世界。見ている周りの人も興味を持ってくれるだろう。そんな使い方をしたくて作った。 さて、もう一方がまだできていない。 タイトルは『定時なので帰ります』。刺激的な発言を飛ばす「ゆとり新人社員」(ゆとりって死語だろうか。自分もゆとり世代なのでお許しを。)と、理不尽にも聞こえる指導をしてくる「パワハラみのある上司」この2人にプレイヤーがなりきりレスバトルをする。 普段の辛い上司の発言や、心にくる部下の発言を笑い飛ばそう。というもの。 システムが何も決まっていないのである。 だからこそ、カバンには大量の白いカードを忍ばせてきた。 新幹線に乗り込み早速カードをテーブルに広げる。 …ペンがない。 …これじゃカードが作れない。 頭の中でゲームを考えることにした。 uoonが初めて創るボードゲーム2つ。 共通するテーマは「セリフを楽しむ」こと。 そんなセリフを楽しみつつ、何度もやりたくなるようなゲームを。 新大阪まであと1時間。 続く。
- 2023/4/7 18:10
- uoon
-
-
- 「見た目を決めるということ -完結編-」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> ゲームを入れる箱、パッケージを発注する際にはなるべく内容物を現実で用意してテストすることが必要だと学んだ。更に言えば、サイズも指定するのではなくこのサイズのものを入れるんですが…と印刷会社様に相談するとアドバイスをくれる。 まだ完成した箱と出会っていないので何とも言えないが、これが正解なんだと思う。試作が届く日が楽しみになった。 ---------------------------------------- パッケージはサイズが決まると、試作品作成のフェーズへと移る。実際にそのサイズで良いか確認した上で本注文に入れるというわけだ。ありがたい。 また、サイズ決定してから箱の形に合わせた入稿用データ(このデータにワイらが好きに絵を描くと、そのまま印刷してくれる。みたいなデータ。)を印刷会社様が作ってくれる。ある程度パッケージのデザインイメージはあるため、締め切りはタイトではあるがその入稿用データが届くまでは他の作業に時間を割くことができる。 以前に、こちらのデザイン案を上げたら多くの人からアドバイスをいただいた。 その後とても悩んだ。というのもどの意見を採用するかといった話ではない。どのアドバイスも自分にはない観点であり、uoonとしてどう答えるか。デザインにどんな意味を持たせるかの設計にとても悩んだ。 ものすごく難しそうな言葉をたった今使ったが、デザインするにあたって大して何も考えていなかったので、ちゃんと頭を使った上で、いかに自分の好きな見た目に寄せるか考えました。という感じ。 なんかそれでも言葉にすると難しい。 やったことは、ずっと文字の配置とかを色々試してみて、好き!ってなるまで繰り返した。そんな感じ。 ワイは絵が描けないのだが、何か絵も載せたいなと下記の剣を作ってみたりもした。 なんとも言えなくてすぐに没にした。 して、下記の3案が出来上がった。 細かい調整はするかもしれないが、基本的にはここから選んでいくつもりである。 ゲームの内容を知らなければ評価できるものではないと思うが、何か最初の4案とは違う空気をまとっているようにも思える。 ワイ君、“““成長”””してしまったのかもしれない。 デザイン案にアドバイスをいただく中で、実際に印刷するうえで注意しなければいけない点も多く伺った。ここで語ることはしないが、ワイの結論としては今すぐテストデータを作って印刷会社に出してみようということ。 幸い名刺サイズのカード。ラクスルは一番安いプランでも3営業日で名刺を印刷して届けてくれる。 (下記はラクスルの注文サイト。形になっていく感じがしてテンションが上がった。) そろそろ、宣伝のためにも説明書を作るべきなのだ。 うん、わかってるよ、でも今日はもう……寝たい。 続く。
- 2023/4/6 23:54
- uoon
-
-
- 「現実世界に生きてるんだなぁ」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> ボードゲームを作るためには思ったよりたくさんの試練があった。 特に、こんなゲーム作りたいな!と思いついてからモノにするまでは本当に関門が多い。 --------------------------------------------------- パッケージの入稿日が迫っていた。 パッケージを作るうえで最初に決めることはサイズ(仕様)の決定だ。これが決まると、無地の状態だが試作を進めていくことになるという。それで、サイズが良ければ印刷に進んでいくわけだ。 (もちろん無地ではなく印刷したものを試作してもらうこともできるらしいが) となると、いまだカードデザインが決まっていない現状ではあるが箱のサイズを指定しなければいけない。ネットを検索すればカードの厚み、またカードを覆う予定のスリーブの厚みも書いてある。 例えば幣サークルでは名刺を利用するため厚さは0.245mmで、スリーブは0.05mm。 ということはカードの厚みは合わせて0.25mmでそれが60枚程度だから厚みは15mmか! とは、ならない。 同じ厚さの厚紙と、スリーブを取り寄せて実際に測ってみたら28mm程度であった。 机上の空論とはまさにこのこと。ワイらは現実世界に生きていて、現実にはあらゆる誤差が存在する。 親身に対応してくれている印刷所さんに平謝りメールを打つ。ごめんなさい。最初に言っていた仕様と大きく変わります。 そして、現実は更に色んなことを教えてくれる。 名刺紙を計60枚スリーブに入れる作業をしたのだが、手の脂が信じられないほど持っていかれた。箱が届くのはゲムマ会期の直前。徹夜も覚悟の作業になるだろう。その時必要なのは夜食なんかじゃなく作業用の手袋なのだろう。そんなことを教えてくれる、現実に感謝である。 ふと、昔の記憶が蘇った。小学校か何かで糸巻きゴマをしていた時のことだ。 あの、あれ。コマの底面に紐をぐるぐる巻いて、投げて回すあの伝統的コマのことだが、これがキレイにコマを回すには凄くコツが必要だった。 なんでもうまくやるA君はすぐにコマを回せていた。どうやったの?と聞くと、「特に何もしていないよ」とかそんなことを言った。ほざけ。と思った。 なぜこんなことを思い出したのかと言えば、ワイのブログではデザインに追われていたかと思えばパッケージの話をしていたりとその日によってやっていることが変わっている。どれも締め切りに追われているように見えるが、裏ではデザインができているんじゃないかとか。今日もデザインはデザインで進めてるんだろうなとか、いろいろ考える人がいるんじゃないのかと思った。 ここに書かれていないことは何1つ進行していないと思ってほしい。 というのも、無理なのだ。優秀社会人は置いておいて、世の一般サラリーマンに語り掛ける。平日に作業をドっと進めるのは、土台無理な話である。 ――なんとなく、何もしていない風を装う人間に対して勝手に裏切られたような被害妄想を感じるワイは、ここに正直者宣言をしておきたくなった。 眠くなりながら書いていると、ポエムのようなブログになったな。 続く。
- 2023/4/6 0:29
- uoon
-
-
- 「ありのままで。」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> ボードゲームを作りたい。そんな夢を叶えるべくとりあえず応募したゲムマ。 日々の労働に追われて気が付けばゲームマーケットは目の前。 とにかく、やるしかない。気合を入れて毎日ボドゲ製作に打ち込むのだった。 ------------------------------------------------------------------- 会社から帰ってきて、ゲームしてたら一日が終わった。 するべきではないと分かってても、心が何か癒しを求めてしまう。 ボドゲ作りが嫌とかじゃなくて、めっちゃやりたいんだけど、ついついやってしまう。 続く
- 2023/4/5 0:46
- uoon
-
-
- 「手土産を選ぶときは、冷静になれ。」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> 労働が邪魔でボードゲーム製作に集中ができない。悲しい。 どうしても頭が動かなくて、気分転換にゲームをちょろっとしたら今度はゲームしかできない体になった。人間の体はどうしてこうも非合理的なのだろうか。 だが、そんな自分を――それでも愛そう… --------------------------------------------- カードのデザインは奥が深い。ゲームを円滑に進めるものとして、限りなく合理的な情報記載物とも取れるし、ゲームの楽しみを最大限に引き出すための演出装置ともとれる。個人的には、そのカード単体を眺めることが楽しい。という美術的価値もまたあると思っている。 まあそんな、勉強的な話をしても眠いだけだが、僕がおもう最強げーむ。を作ってる感覚がなんとも楽しい。 と、思っていたが、1つ重要なことを忘れていた。 パッケージである。 幣サークルの方針としては、カードはなるべく入稿期限が遅い名刺印刷など超大手印刷会社が即時対応してくれるものにして質を落としつつ、人のボドゲ棚を彩るパッケージはちゃんとしたものにしようというもの。 そろそろヤバいなと大慌てで2つの印刷会社に連絡をとった。 名前を出してよいのか分からないが、 パックス・エム様と印刷箱ムーブ様。 なぜその2社かというと、バックス・エム様は事例が豊富でこれをやってみたい。というものがあった。印刷箱ムーブ様は対応がよさそう。というところと比較的アクセスが良い場所に事務所を構えており、最終直接話を聞きにいけることが魅力だった。 土日のうちに見積もり依頼を投げていた。 結論から言えば、2つゲームを製作しているため2社両方にお願いをしようという結論に至った。 理由はそれぞれ、バックス・エム様は非常に素早い対応をいただいた。本日(月曜)の朝には見積もりをいただくことができた。そして予算にあっていた。印刷箱ムーブ様は、初心者であるワイに電話でしっかりとヒアリングをしてくれた。とても安心感がある。 ――その電話の中で結構締め切りがギリギリ。という話になった。 そうだよな、なんとなく分かっていたがそうなんだよな。 すぐさまイラスト担当と連絡を取り、パッケージデザインの話をする、がなかなかLINEでは前に進めない。 今夜なんとか直接話せないだろうか。新婚のイラスト担当の家に押しかける提案をワイはしてしまった。 なんとかOKをもらったワイは、すぐさま手土産を探すことに決めた。これで手ぶらで向かっては失礼が過ぎる。 向かうはおしゃれなまち銀座。 銀座シックス?そこらのオシャレ店?何がなんだから分からないからライオンの像で有名な三越に逃げ込んだ。 なにをもっていけば良いだろうか。迷う。いちばん喜ばれるのは何か?チーズ系のお菓子は好き嫌い別れるから危険か? 目にとまった完売御礼の文字。りんごパイ。6個入りが売り切れだったが10個入りはまだ売ってあった。記憶がよみがえる。りんごじゅーすのんでたし、りんごのふるさと納税してた。これだ。ワイは名探偵コナン。頭脳も身体も大人なワイに死角はない。 やや高額なことと思ったより大きいパッケージにやりすぎたか?と若干の後悔が残った。逆に引かれたらやだな。 とはいえ買うことが出来た。三越という格式高い場所への緊張が落ち着いた途端。 なんだこの良い匂いは、、? 匂いの方向に視線を向けると、わらびもちだった。 その場で職人のような方が作っていて凄みを感じる。 更には行列。ここだ、、!ここが、、、ここが正解だったのだ、、、! 他にも、よくよく見るとお洒落なパッケージが並ぶあめやえいたろう。 飴なのだが色んな形状、色んなデザインが見るだけで楽しい。 おいおいおいおい。 こういう楽しさを提供する選択肢もあったじゃないか。 膝から崩れ落ちて咽び泣くかと思った。 ボードゲーム製作にも手土産選びにも、冷静さがあまりにも足りない。 少しの後悔もあったが手土産は一旦すんなりと受け取ってもらえた。 今日は会話がメインであり、特別何かが進んだわけではないが幣サークルが出す2つのゲームパッケージイメージをこちらでお見せしておこう。 続く。
- 2023/4/4 0:30
- uoon
-
-
- 「労働が邪魔をする」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> なんとなくこんな感じのゲーム作りたいんだよなあ。を実現するためには凄い時間がかかると気づいたのがつい先日のこと。ゲムマまであと一か月ちょっと。 焦る気持ちを抑えて、カードのデザインに悩む毎日。 --------------------------------- 昨日はちょっとした出会いがあった。 昨日のブログに載せたものと同様のものだが、カードのデザインって難しいよなあ。という内容のTwitterを投稿したところ多くの人から様々なアドバイスや感想をいただいた。 昔、学習塾に通っていたワイは先生から「分からない問題は一度考えて、考えても分からなかったときはじめて先生に聞きにきなさい」という言葉を胸にその後の人生を過ごしてきた。 これを少年ワイは「分かるまで考えろ」と受け取ってしまったのである。これは大きな問題を抱えている。「分かるまで考える」を実行している限り先生に質問に行くことができないのである。そして分かったら後には先生はもう必要ない。 重大なバグだ。 同じクラスのA君は人に聞くことに長けていて、確か頭も良かった気がする。 結果としてあまり「人に聞く」ことに慣れていないワイは、Twitterにはこんなに多くの人が声をかけてくれるのかと感動した。 できることなら、今日、その勢いに乗って結局俺たちはこのデザインで行くぜ!!と見せびらかしたかった。 しかしできていない。なぜか。 それどころか、そんな皆様のアドバイスに対して、Twitterで感謝の返信を送りきれていないのである。 原因は忌々しき会社の存在である。労働がすべての邪魔をする。労働の呪いである。 勢いで今労働を罵倒したが、いつの日か、職場の人間もこれを読む日が来るかもしれない。そうしたときに何か変な取られ方をしたら怖いなあと恐怖を覚えて、今キーボードを打つ手が少し重くなっている。これも労働の呪いに違いない。 明日は、デザインのラフ案とサークル名刺のデザインを完成させたいと思っている。 目指せ、定時帰宅。 uoonはすべての働く人、そして、すべてのコミュニケーション弱者を応援している。 続く。
- 2023/4/2 23:55
- uoon
-
-
- 「見た目ってどう決めてんの…?」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> ゲムマ目の前なのにまだゲーム完成していなくて焦ってます。 日々の仕事もうわあああと逃げ出したくなるけど、ゲムマがあるから生きてます。 ----------------------------------- ゲームマーケット運営?より、当日のブース場所が発表された。 隣のサークルはどんな方なんだろうか、などドキドキする感覚は、学生のころの席替えのワクワク感に似ていて少しテンションが上がった。 何がどうってわけじゃないけど席替えってワクワクしたよなあ。と思いながら、もしかすると、高校時代のワイは「え?席替え?移動するのダルー」などと高まるテンションを抑えていたような気もする。胸が苦しくなった。 盲点だったのはマップが出ると同時に当日どこを回るか作戦立てを始める参加者がそれなりにいるということだ。幣サークルにはまだ宣伝できるだけの素材が揃っていない。毎度のことながら後悔が一つ増えた。 さて、桜も見ごろの素敵な土曜日。 完全週休二日制の会社に入ったはずなのに土日にも労働を強いられているワイは、逃げるように空き時間でカードゲームのデザインをしていた。 デザイン、めっちゃ難しいんですケド。 ①なるべくゲームルールが分かりやすいカードデザインにしたい ②一方でおしゃれなデザインにしたい かたや情報を増やす行為でかたや情報をそぎ落とす行為である。 両立できたらノーベル賞もの。 とはいえ作ることにした。試作したのは以下。 <ごめんなさい。画像消失しました。2024.08.28> デザインの知識があるわけではないためワイの思いを語ることは控えるが、個人的にはAが気に入っていた。 プレイのしやすさと見た目の両立ができていると、思い込んでいるからだ。 ただ、イラスト担当はBが良いと言った。もはやB以外には感想すらもらえなかった。 とはいえBを推す理由も分かる。 ふむ……。どうするか。 一旦、寝よう。 続く。
- 2023/4/2 0:09
- uoon
-
-
- 「後悔は繰り返す」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> ちょっとだけデザインの雰囲気チラ見せできてハッピー。なんか形が見えてきてテンション爆上げなんですケド。とか言いながら、忘れていたパッケージ印刷の入稿締め切りを粛々と確認することにした。 ---------------------------------------------- 今日はイラスト担当とラーメン屋に行った。イラスト担当はラーメンと大盛の食券を買い、ワイは餃子定食を頼むことにした。 渋めの厳しそうな店主が、 「この大盛(の食券)は、ラーメン?」 と聞いてきたものだから、 「定食ももしかして大盛にできるんですか?」 と少し照れくさそうに、テンション高めに聞いてみたら 「できない」 とかなり低いテンションで返されたことに、少しモヤモヤした。 ブログも四日連続となると書くことがなくなる。 前日のことである。当初、ブログは毎日上げていれば、時たま誰かの目にとまり、そのうちの一人くらいがブースに足を運んでくれたらよいな。そんな思いで始めていたのだが思いのほか反応をいただき、イラスト担当も面白かった。なんて言うものだから、嘘を書こうとした。 正確に言おう。共感欲しさに作り話をしようとした。 自分でも罪悪感なのか、なにか感じたらしくイラスト担当に一度見せてみることに。 「つまらん」 一蹴された。 そんなこんなで、作り話をするとつまらなくなる当ブログでは事実100%でお送りしなければいけない。 何か、今日、あったっけ……。何の気なしにYoutubeを覗いてあることに気づく。 あ、もう日付変わってるからエイプリルフールなのか。もう0時を過ぎたとたんに世の中には嘘が溢れていた。 割と、後悔をした。 学生時代から根暗オタクを極めていたワイとしては、エイプリルフールはとても楽しいイベントだった。バレンタインでもクリスマスでもない。たくさんのオタクコンテンツに関わる企業、個人がその日に向けて渾身の嘘をついてくる。 酷いときにはエイプリルフールコンテンツを漁るだけで4月1日が終わった年もあった。それくらい、エイプリルフールは好きなイベントだった。 だからこそ、創作物を発信している今。ちゃんと作ればよかった……。と心から思った。ゲームができていればゲームに絡めた話ができたかもしれない。そもそもゲームができていなければとても作る時間もないのだ。 今のうちから来年の自分に言いたい。いいからはやくスケジュールをひけと。 続く。 <追記> もの作ってるあるあるだと思うのですが、イラスト担当共々、パッケージのイメージができてからこればかりを見返してしまいます。 自分が好きなものだからこそ、何度でも見れちゃいます。いやあ、カッコいいですね。(まだ完成原稿じゃないのに。)
- 2023/4/1 1:52
- uoon
-
-
- 「イラストを描いていただく申し訳なさ」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> ゲムマ申し込んだっきり、気が付けば3月末。見回せば多くのサークルがゲームを完成している。しかし幣サークルにあるのはゲームのプロトタイプだけ…。さて、どうする。 ---------------------------------------------- ここまで2日分のブログで、1つのゲームを完成させるのに凄い追い込まれているような言い方をしてきた。それは確かに事実ではあるが、本当は2種のゲームを作ろうとしている。 当初、イラスト担当にワイは堂々と語った。 「片方は文字ベースのゲームだからイラストは要らない。デザインはワイがやる。まあもう一つのゲームでね、ちょっと力を貸してくださいよ」 今思えば、スケジュールも立てずになぜあそこまで堂々としていたのか分からない。あの時のワイは殴られても文句が言えなかっただろう。 今日の主題は、ワイが“イラストは要らない”と言った文字ベースのゲームの話だ。 名刺印刷でカードゲームを作ろう!と方針を立てた(立てていただいた)ワイは早速デザインに取り掛かった。あーでもない、こーでもない。試行錯誤を重ねたワイは思った。 「イラストほしいな」 ギリギリのスケジュール。しかももう一つ作ろうと思っているゲームについてはコンセプト以外なにもできていない本当の緊急事態。イラスト担当としては早くゲーム内容をつくれと思っているに違いない。そこに、 「あの……こっちもイラスト……描いてもらえないですか」 流石のワイも低姿勢。このLINEを打つときは少し手が震えたし、頭の角度が下がった。 が、LINEの怖いところは相手の感情が読み取れないところにある。 「よいですよ」 これだけ返ってきた。みなさんはどう解釈するだろう。ワイには少し怒っているようにも取れた。 しかしながらこのイラスト担当の爆速の仕事で、今朝には2枚のイラストが仕上がったのである。正直、感動した。感動したと言いながら、また震える手で 「あの、勢いつけてる線は要らないですね、あとこの人物は何をしているところですか?少し姿勢に違和感が」 などと修正依頼を出した自分は今思えば狂気に満ちていた。誰もが死ねばいいのに。と思っただろう。 今日は最後に、そんなイラスト担当が秒速で書き上げてくれた最高のイラストと、それをもとに作ったパッケージ案、カードデザイン案(一部)を見ていただきたい。 ゲームの内容についてはまた別の機会(ネタがなければ明日のブログか)にお知らせさせてほしい。 ああ、本当に、このわがままをすべて受け入れてくれたイラスト担当を差し置いて我が物顔でデザインを晒すワイをどうか許してほしい。 続く。
- 2023/3/31 1:10
- uoon
-
-
- 「決戦!販売価格VSクオリティ」@ゲムマ初出展体験記
- <昨日までのあらすじ> ゲームマーケット当日まで二ヶ月切り、ゲームのデザインが全くできていないことがどれだけ恐ろしいことなのかを、印刷所の締切を見て知ったつい昨日。ワイはすぐさまサークル構成員に報連相した。 一人前のできる社会人なので。 —————————————————————— 作ろうとしているボードゲームについて簡単に説明すると、2人で遊ぶカードゲームである。想定しているカードは全部で60種類が1枚ずつ。プレイヤー1人が全て内容の異なるカード30枚で構成されたデッキで戦うものである。 「俺は手作りに意欲的だよ」 サークルカットを描いているイラスト担当が強気にも手作りを推してきた。 手作り……まあ確かにコミケなどではコピー本も見るし、そういう可能性もあるのかもしれない。 しかしだ。ワイにはアナログゲームが好きな大きな理由がある。それがモノとして存在していること。パッケージはボドゲ棚を彩るインテリアであり、カードのデザインや手触り感がゲームへの没入感を与えてくれる。場に広がるボードやカードが1つの世界を構成しているのだ。そして何より、ボドゲ友達が少なかった自分にとって、人に紹介しやすい見た目というのはそれなりに大事だと思っている。 ボードゲーマーは少なからずボドゲ仲間を増やそうと努力をしているのではないだろうか。その一助に。ボドゲを何も知らない人が魅力に気づく瞬間を少しでも増やしたい。 だからこそ、 「手作りか……」 いやわかっている。入稿スケジュールを事前に確認しなかった自分の落ち度だし現実的な案だということは。うーん、でも…… 明からさまに難色を示していると、そのイラスト担当からさらなる提案があった。 「名刺印刷で作っちゃえば安くない?」 確かに。名刺って安いよね。綺麗だし。 なんか急に光明が見えてきた。入稿締め切りもだいぶ先にできるし、名刺で印刷して、パッケージだけ早めに発注すれば何とか行けるんじゃないか。 パッケージはそれなりに見た目の良いものにしたいが、キャラメル型?という箱なら自分で組み立てちゃえばそこまで費用はかからなさそうである。名刺は薄いからできればスリーブに入れた状態で提供したいところだ。 これならおそらく、一定のクオリティを保ちながら原価(人件費?何それ知らん。無料だろ。)が600円くらいで収まるのではないか。販売価格は500円程度に抑えたいが。 希望は見えた。本業にてプレゼン案件がいくつか迫ってきている不安が凄いけれど、急いでデザインに取り掛かろう。 続く!! <追記> 宣伝に使えるのかなとTwitter始めたら早速多くの(客観的に少なくとも主観的には膨大な)方からフォローやリプライをいただきました。尋常じゃない優しい世界に触れた気分です。本当にありがとうございます。陰な生活を送っているためあまり積極的コミュニケーションが上手ではないのですが、本当に感謝しております。今後とも末長く何卒よろしくお願いいたします。 (現状、自分たちのことで手一杯ですが、落ち着いたら全ての方の作品含め諸々見させていただきますので、今は何も考えずフォロー、フォローバックしています。すみません…!)
- 2023/3/29 21:39
- uoon
-
-
- 「理想は見事に打ち砕かれた」@ゲムマ初出展体験記
- お初にお目にかかります。uoon(うおおん)と申します。 ゲムマに参加される方はまずは読んでいただければ幸い。 念願の、ゲームマーケット参加!!! 人狼が鬼流行りした高校時代を経て、モノポリー、ドミニオン、カタン、犯人は踊る、近くの図書館に併設されたフリースペースでいろんなボードゲームを楽しんだ日々。大学進学後はイエローサブマリンに並ぶ多数の同人ボドゲを見て、個人が作るボードゲームの楽しさを知った。 とはいえボードゲームは高価で、大学生のワイの財布を苦しめた。ゲームマーケットなる楽園が存在することは勿論知っていたが、資金もないのに宝の山を見せられるのはなんたる拷問かと、見に行くことすらできずにいた。 そんなゲームマーケットに、社会人となりついに初参加をする。それも出展側として。 ゲームの構想もすでにある、プロトタイプは完成をしている。ブラッシュアップかけ、デザインをし、あとは印刷会社に出すだけ。 出すだけ…。 出すだけだから…今日は疲れたし、明日やれば、明後日やれば…。 そうして、会社員としての職務だけを全うし、人間としての生産的な活動から目を背けた私は、今こうして3月の終わりを迎えようとしている。 これはブログを投稿しているまさに今日、2023年3月28日の話である。 会社の昼休みに、そろそろさすがにと印刷会社を調べ始めたワイ。 「印刷代たっか……」 趣味であるから利益など度外視、赤字で結構と思ってはいたが、あまり手を出せる金額ではなかった。そして何より、 「入稿間に合わなくない?」 ボードゲーム印刷会社の大手であろう萬印堂様のサイトを見れば、ゲームマーケットに向けた早割とやらは1月から始まっている。そして、今から3日後の3月末にはゲムマに向けた入稿の全てが締め切られるというのだ。 大学のころは学祭で配布したチラシの印刷や、推しているアイドルに送るフラワースタンド(祝花)に添えるメッセージボードなどで印刷会社の利用をしたことはあった。そう言ったものはもう本当数日のうちに印刷して送ってきてくれる。それも格安で。 この、存在しない印刷会社への信頼だけで3月の終わりを迎えたワイは無事絶望する。 さて、どうこの危機を乗り越えるのか。 舐めたやつがゲームマーケットに出やがってと思われているだろうか。宣伝のために作り話でもしてると思うだろうか。勿論宣伝のためにブログを書くべきだと思っていたし、ブログを書きたいワイにとっては良いネタになったことは間違いない。 しかしながら、ここまで読んでくれた方には是非とも弊ブースに足を運んでいただきたい。友達にボードゲームの楽しさを広めたいと願った自分が、お金がなくて悲しい思いをした自分が満足する、ボードゲームがuoonブースに並んでいる姿を、確認してほしい。
- 2023/3/28 22:19
- uoon