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お初にお目にかかります。uoon(うおおん)と申します。 ルールが分かりやすく、ボドゲに触れたことがない人もある人も変わらず楽しいものを作っています。 是非Twitterなどチェックいただけますと幸いです。

「作りたい“想い”は強いんだけど…」@ゲムマ初出展体験記
2023/4/7 18:10
ブログ

<昨日までのあらすじ>

 パッケージのサイズも決まり、印刷会社様が試作を始めてくれている。カードのデザインも概ねできてきて、カードも試作品申し込みが済んだ。おお。なんか順調な気がしてきている。

 当然、多くのサークルは今やってんの…遅くね?と不安や苛立ちを感じるかもしれない日々ではあるが、順調みを感じているので是非今日たまたまブログを開いてくれたあなたには是非当日ブースを見ていただきたい。

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 土日は前々より旅行の計画を立てており、東京から大阪へと向かっている。

 早々と退社し、新幹線に乗る。

 とはいえ、ボドゲ制作は一日として無駄にできないスケジュール。

 鞄には何も書かれていない白いカードを大量に忍ばせていた。

 

 

 弊サークルは2つのゲームを出す予定である。

 1つが『イキナリクライマックス』。カードゲームのアニメは熱い展開をよく見る。それに憧れてトレーディングカードゲームを始めてみるのだが、考えることが多かったり、プレイ仲間がいなかったり、いても相手とレベルが合わないと良い戦いにならなかったり。

 思ったより障壁が多い。

 

 でも、面白い。

 あのカードさえくれば逆転ができる…!そんな9回裏3点ビハインドからの満塁ホームランの気持ちよさ。その瞬間に、あのカードゲームの主人公が勝利した瞬間を自分と重ねるのである。

 

 そんなアニメのカードゲームの試合を手軽に体験して盛り上がるを実現するのが『イキナリクライマックス』。

 旅行先、宿についてダラっとしている中、大仰なゲームを広げるのは忍びない。でもボドゲがしたい。そんな時、ちょっと元気そうな1人を誘って見てほしい。このゲームが作り出すのはカードゲームのアニメの世界。見ている周りの人も興味を持ってくれるだろう。そんな使い方をしたくて作った。

 

 さて、もう一方がまだできていない。

 タイトルは『定時なので帰ります』。刺激的な発言を飛ばす「ゆとり新人社員」(ゆとりって死語だろうか。自分もゆとり世代なのでお許しを。)と、理不尽にも聞こえる指導をしてくる「パワハラみのある上司」この2人にプレイヤーがなりきりレスバトルをする。

 普段の辛い上司の発言や、心にくる部下の発言を笑い飛ばそう。というもの。

 

 システムが何も決まっていないのである。

 だからこそ、カバンには大量の白いカードを忍ばせてきた。

 

 新幹線に乗り込み早速カードをテーブルに広げる。

 …ペンがない。

 …これじゃカードが作れない。

 

 頭の中でゲームを考えることにした。

 uoonが初めて創るボードゲーム2つ。

 共通するテーマは「セリフを楽しむ」こと。

 そんなセリフを楽しみつつ、何度もやりたくなるようなゲームを。

 

 新大阪まであと1時間。

 

 

 続く。