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お初にお目にかかります。uoon(うおおん)と申します。 ルールが分かりやすく、ボドゲに触れたことがない人もある人も変わらず楽しいものを作っています。 是非Twitterなどチェックいただけますと幸いです。

「ちょっと寂しい大団円」@ゲムマ初出展体験記
2023/4/15 1:28
ブログ

<昨日までのあらすじ>

​ パッケージの入稿日(印刷会社に、これで印刷してください。と伝える完成したデータを送る締め切り。)がもう目の前に来ている。確か印刷会社様の話では週明け月曜日がデッドライン。

 良いものができたんじゃないか。ワイはニヤニヤしていた。

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「うーんなんか違う」

 

 そこに難色を示したのはイラスト担当。

 問題は、「“なんか”」というところにあった。

 具体的なイメージはないが、これではない。と。

 会話を進めていくと、イラストとパッケージデザインのバランスが取れていないんじゃないか。ということだった。

 感覚的な話。ワイの感覚を信じるなら、バランスは取れている。そう思った。とはいえ、イラスト担当は違うといった。更に言えばこれまでに比べて難色の度合いが大きい。とても難色。すごく難色の空気だった。

 ここから先に記載することは、人に対して失礼が過ぎる表現が多く含まれる。しかしながら全てはイラスト担当、そしていつかこのゲームを手に取ってくれる人に向けてのリスペクトからくるものなので容赦してほしい。

 イラスト担当の話を聞いていると、自身のイラストをもっとも美しく見せる表現が頭には浮かんでいるようだった。しかし、それが形や言葉にはならない。どうにか探っていく必要がある。

 この作業が難航を極めた。イラスト担当が言葉で色々伝えてくれる。ワイにはそれを解釈する力がなく、まずは言葉そのままにイメージを作ってみた。

 個人的に好きなものではなく、センスないから辞めちまえ。そう思った。イラストが全面に出ており、タイトルが見やすい。機能的と言えばそうなのかもしれないが、機能の域を出ていない。人が手に取りたくなる見た目にこちとらしたいのである。生半可な気持ちで踏み込むんじゃねえ。と、自身のスキルのなさを棚に上げて頭を抱えた。

 大事なことは、ワイもさしてセンスが良いわけではないことである。これが正解では当然ないな。と思い正解を探るため試作を続けた。

 色々試した。色々。

 最終的に、イラスト担当がこれが良い。と言ったのは前日に案として出したものの、スルーされた案だった。それをベースにちょっと修正を加えたらどうかと。

 人は感情的な生き物である。先言えや。とつい思ってしまう。これまでの作業が無駄になったかのように錯覚してしまう。

 本来はようやく正解に辿り着いた!というグランドエンディングのはずなのだが。

 こうして、ワイの案とイラスト担当案の2案が完成した。

 

<ワイ推しの案>

<イラスト担当推しの案>


 弊サークルは3名で構成されている。3人目に最後のジャッジを委ねる。

 イラスト担当の案が即採用された。

 

 

 いいんだけどね。当然全て採用されるつもりで作っているので。

 ちょっとした寂しさ、ワイの案への愛着が、ポツンと1人、ここに取り残された。

 

 

 

 

 あ…パッケージの裏面も作らなきゃ。

 続く。