uoon @uoon_jp
お初にお目にかかります。uoon(うおおん)と申します。 ルールが分かりやすく、ボドゲに触れたことがない人もある人も変わらず楽しいものを作っています。 是非Twitterなどチェックいただけますと幸いです。
- 「現実世界に生きてるんだなぁ」@ゲムマ初出展体験記
- 2023/4/6 0:29
<昨日までのあらすじ>
ボードゲームを作るためには思ったよりたくさんの試練があった。
特に、こんなゲーム作りたいな!と思いついてからモノにするまでは本当に関門が多い。
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パッケージの入稿日が迫っていた。
パッケージを作るうえで最初に決めることはサイズ(仕様)の決定だ。これが決まると、無地の状態だが試作を進めていくことになるという。それで、サイズが良ければ印刷に進んでいくわけだ。
(もちろん無地ではなく印刷したものを試作してもらうこともできるらしいが)
となると、いまだカードデザインが決まっていない現状ではあるが箱のサイズを指定しなければいけない。ネットを検索すればカードの厚み、またカードを覆う予定のスリーブの厚みも書いてある。
例えば幣サークルでは名刺を利用するため厚さは0.245mmで、スリーブは0.05mm。
ということはカードの厚みは合わせて0.25mmでそれが60枚程度だから厚みは15mmか!
とは、ならない。
同じ厚さの厚紙と、スリーブを取り寄せて実際に測ってみたら28mm程度であった。
机上の空論とはまさにこのこと。ワイらは現実世界に生きていて、現実にはあらゆる誤差が存在する。
親身に対応してくれている印刷所さんに平謝りメールを打つ。ごめんなさい。最初に言っていた仕様と大きく変わります。
そして、現実は更に色んなことを教えてくれる。
名刺紙を計60枚スリーブに入れる作業をしたのだが、手の脂が信じられないほど持っていかれた。箱が届くのはゲムマ会期の直前。徹夜も覚悟の作業になるだろう。その時必要なのは夜食なんかじゃなく作業用の手袋なのだろう。そんなことを教えてくれる、現実に感謝である。
ふと、昔の記憶が蘇った。小学校か何かで糸巻きゴマをしていた時のことだ。
あの、あれ。コマの底面に紐をぐるぐる巻いて、投げて回すあの伝統的コマのことだが、これがキレイにコマを回すには凄くコツが必要だった。
なんでもうまくやるA君はすぐにコマを回せていた。どうやったの?と聞くと、「特に何もしていないよ」とかそんなことを言った。ほざけ。と思った。
なぜこんなことを思い出したのかと言えば、ワイのブログではデザインに追われていたかと思えばパッケージの話をしていたりとその日によってやっていることが変わっている。どれも締め切りに追われているように見えるが、裏ではデザインができているんじゃないかとか。今日もデザインはデザインで進めてるんだろうなとか、いろいろ考える人がいるんじゃないのかと思った。
ここに書かれていないことは何1つ進行していないと思ってほしい。
というのも、無理なのだ。優秀社会人は置いておいて、世の一般サラリーマンに語り掛ける。平日に作業をドっと進めるのは、土台無理な話である。
――なんとなく、何もしていない風を装う人間に対して勝手に裏切られたような被害妄想を感じるワイは、ここに正直者宣言をしておきたくなった。
眠くなりながら書いていると、ポエムのようなブログになったな。
続く。