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ブログ一覧
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- 【新作】フェイクディガー の制作ストーリー「プロトタイプ編①」
- 2018年5月、私が将棋と向き合うのが辛くなっていた ちょうどその頃、人生で何度目かのある選択をしようとしていた。 そんなに大げさな話ではなく、単純に仕事や会社に対して嫌気が差していた。 私にとって、何事もモチベーションの維持というのは非常に困難で、 良く言えば潔く、悪く言えば飽きっぽい、思いついたら後先考えず、 すぐに行動に移してしまう・・・そんな癖があった。 先を読む事が何よりも重要な競技である将棋が、どうりで上達しない訳だ。 そんな私が常に意識しているこだわりが一つだけあった。 それは、何かを選択する時は『他人が選びそうにない方を選ぶ』いう事だった。 保守的にならず、客観的に自分が面白そうだと思える選択をしたかった。 だからと言って、自身が転職を繰り返している事を肯定するつもりはない。 世間一般的には、あまり印象が良いとは言えず、転職活動を行う上では不利になる事が多い。 仕事のやり甲斐や報酬、自由にできる時間など、会社を選ぶ基準は様々だが、 辞めたいと思った時には、辞める以外の選択肢を考えられなくなる私は、 すぐに会社に退職の意思を伝えた。もちろん、次の会社が決まっている訳ではない。 ただ一つだけ、私には思惑があり、約1年ぶりにある人物と連絡をとった。 その人物は所属していた会社を辞め、独立したと噂のアーリーだった。 ダメ元というか、ただ純粋に面白そうだったからという理由で連絡してみたところ、 あっさりと入社する流れになったが、いまいち決定打に欠けていた。 だが、アーリーの一言で私は意思を固めた。 『Fakersをもう一度、一緒にやりませんか?』 その他の制作ストーリーと「フェイクディガー」の詳細は↓↓↓からご覧いただけます。 「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」 ・ ・ ・ ・ ・ フェイクディガーについては以下のコンテンツをご覧頂きイメージ頂けると幸いです。 ★プロモーション動画はこちら https://youtu.be/Evhy0VGFLV4 ★プレイイメージ動画はこちら https://youtu.be/AQD48ac4nVo ★プレイ動画【準備編】 https://youtu.be/TjdBCds_niY ★プレイ動画【開始編】 https://youtu.be/LUbwv-0v8Ss ★詳細なルール説明(説明書)はこちら フェイクディガー説明書 ★商品のご予約・お取り置きはこちら 簡単予約フォームはこちら ★商品のご予約・お取り置きはオーテマチスピン公式サイトでも承っております。 ※公式サイトだけの特別な割引もございます!! フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!
- 2019/5/20 12:10
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- 【2019春】フェイクディガーのプレイ動画「開始編」
- オーテマチスピン制作「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」のプレイ動画「準備編」を公開いたしました! ゲーム準備を簡単にご説明しております。 ★プレイ動画【開始編】 https://youtu.be/LUbwv-0v8Ss ・ ・ ・ ・ ・ フェイクディガーについては以下のコンテンツをご覧頂きイメージ頂けると幸いです。 ★プロモーション動画はこちら https://youtu.be/Evhy0VGFLV4 ★プレイイメージ動画はこちら https://youtu.be/AQD48ac4nVo ★プレイ動画【準備編】 https://youtu.be/TjdBCds_niY ★詳細なルール説明(説明書)はこちら フェイクディガー説明書 ★商品のご予約・お取り置きはこちら 簡単予約フォームはこちら ★商品のご予約・お取り置きはオーテマチスピン公式サイトでも承っております。 ※公式サイトだけの特別な割引もございます!! フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!
- 2019/5/17 17:29
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- 【2019春】フェイクディガーのプレイ動画「準備編」
- オーテマチスピン制作「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」のプレイ動画「準備編」を公開いたしました! ゲーム準備を簡単にご説明しております。 ★プレイ動画【準備編】 https://youtu.be/TjdBCds_niY ・ ・ ・ ・ ・ フェイクディガーについては以下のコンテンツをご覧頂きイメージ頂けると幸いです。 ★プロモーション動画はこちら https://youtu.be/Evhy0VGFLV4 ★プレイイメージ動画はこちら https://youtu.be/AQD48ac4nVo ★詳細なルール説明(説明書)はこちら フェイクディガー説明書 ★商品のご予約・お取り置きはこちら 簡単予約フォームはこちら ★商品のご予約・お取り置きはオーテマチスピン公式サイトでも承っております。 ※公式サイトだけの特別な割引もございます!! フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!
- 2019/5/16 19:09
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- 【2019春】フェイクディガーのチラシを完成!
- 2019春に初頒布する「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」のチラシが完成しました!! 可愛らしいキャラクターとキャッチーなデザインの「フェイクディガー」は戦略性が重要なゲームです! 興味がありましたらゲムマ当日はチラシだけでもご覧くださいませ〜♪ フェイクディガーの詳細については以下のコンテンツをご覧頂きイメージ頂けると幸いです。 ★プロモーション動画はこちら https://youtu.be/Evhy0VGFLV4 ★プレイイメージ動画はこちら https://youtu.be/AQD48ac4nVo ★詳細なルール説明(説明書)はこちら フェイクディガー説明書 ★商品のお取り置き予約はこちら ※簡単入力のフォームでお取り置き予約いただけます。 「フェイクディガー」簡易予約フォーム ★商品のご予約・お取り置きはオーテマチスピン公式サイトでも承っております。 ※公式サイトだけの特別な割引もございます!! 「フェイクディガー」公式サイト予約フォーム
- 2019/5/9 11:40
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- 【2019春】フェイクディガーの予約フォームを設置致しました!
- オーテマチスピン制作「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」の簡単予約フォームを設置致しました! 「簡単予約フォームはこちら」 オーテマチスピン公式サイトでもご予約受け付けておりますが、より簡単な入力フォームになっております。 公式サイトでのお手続きにご面倒と感じていた方はご活用くださいm(_ _)m フェイクディガーについては以下のコンテンツをご覧頂きイメージ頂けると幸いです。 ★プロモーション動画はこちら https://youtu.be/Evhy0VGFLV4 ★プレイイメージ動画はこちら https://youtu.be/AQD48ac4nVo ★詳細なルール説明(説明書)はこちら フェイクディガー説明書 ★商品のご予約・お取り置きはオーテマチスピン公式サイトでも承っております。 ※公式サイトだけの特別な割引もございます!! フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!
- 2019/5/8 17:03
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- 【新作】フェイクディガーのおすすめポイント④
- ゲームマーケット2019春に初頒布する「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」のおすすめポイントをご紹介いたします。 まず1つめとしては「豊富な戦略」があります。 ★フェイクディガーの簡単ルール説明 ・山札に埋もれた宝石の中から「価値がある宝石」を掘り当てる ・戦略を駆使して優位に立ったり敵を邪魔したりする ・ボーナスや逆転要素を使いこなし高価な宝石を集めて勝利する ★ポイント 豊富な戦略 手番で行動するための「戦略」は10種類という豊富な中のいずれか1つを選択します。 「戦略」を駆使することで山札の全容を推理できます。 具体的な「戦略」をご紹介していきます。 ★★捏造 ▲「捏造」という「戦略」です。 手札の宝石を山札の1番上の宝石と交換することができる「戦略」です。 非常に強力であるため、コストは「2」必要となってきますが、シチュエーションによって期待以上の効果を発揮します。 一見すると単なる「埋蔵」と「発掘」の合わせ技の様に感じてしまいます。 しかし、フェイクディガーの「戦略を1つ行動すると手番が移動する」というルールにより、「埋蔵」と「発掘」をそれぞれ1つずつ行動するとリスクが生じます。 そのため、確実性がある場合にはコスト2を投資して「捏造」を選択することで逆転要素になり得ます。 ★★独占 ▲「独占」という「戦略」です。 山札を1つ自分だけのものにすることができる「戦略」です。 「発掘」、「調査」などの山札に対する「戦略」は当該山札に対して他プレイヤーが行動できなくなります。 ただし、「独占」は対象外となりますので、次ラウンドにて「横取り独占」は可能です。 しかしながら、山札の取り合いは時間の浪費にもつながるため、見極めながら行動する必要があります。 より思考したプレイヤーが勝利につながる様に設計されたフェイクディガーは勝った時の達成感も一入です。 考えて考えて、そのシチュエーションで最適な「戦略」を慎重に選択してみてください。 ★その他のおすすめポイント記事 ★★豊富な戦略 ・【新作】フェイクディガーのおすすめポイント① ・【新作】フェイクディガーのおすすめポイント② ・【新作】フェイクディガーのおすすめポイント③ ・【新作】フェイクディガーのおすすめポイント④ ★ざっくりおすすめポイント説明動画はこちら https://youtu.be/Evhy0VGFLV4 ★詳細なルール説明(説明書)はこちら フェイクディガー説明書 ★商品のご予約・取り置きページはこちら ※ご予約頂く方だけの特別な割引もあります!! フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!
- 2019/5/8 7:00
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- 【新作】フェイクディガーのおすすめポイント③
- ゲームマーケット2019春に初頒布する「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」のおすすめポイントをご紹介いたします。 まず1つめとしては「豊富な戦略」があります。 ★フェイクディガーの簡単ルール説明 ・山札に埋もれた宝石の中から「価値がある宝石」を掘り当てる ・戦略を駆使して優位に立ったり敵を邪魔したりする ・ボーナスや逆転要素を使いこなし高価な宝石を集めて勝利する ★ポイント 豊富な戦略 手番で行動するための「戦略」は10種類という豊富な中のいずれか1つを選択します。 「戦略」を駆使することで山札の全容を推理できます。 具体的な「戦略」をご紹介していきます。 ★★整地 ▲「整地」という「戦略」です。 2つの山札を選択し、好きな順番で並べ替えることができる「戦略」です。 狙う宝石が山札の下層に存在している場合に「整地」を使うことで上層に持ってくることができます。 これは自分にとってメリットのあることですが、逆に敵プレイヤーが狙っている宝石を山札の奥深くへ隠すことも可能です。 自分だけではなく、敵の狙い目を見極めると有用な「戦略」となってきます。 ★★埋蔵 ▲「埋蔵」という「戦略」です。 不要な手札を山札に戻すことができるのがこの「戦略」です。 「黒」の宝石はマイナス得点なので、少なからず捨てたいプレイヤーは多いかもしれません。 そんな時に使うのが「埋蔵」のベーシックな使い方です。 しかし、こちらも周りのプレイヤーを観察しておくことでさらに効果が増します。 不要な宝石をなんとなく適当な山札に戻すのではなく、誰かが狙っている宝石の上におくことで「お邪魔攻撃」となります。 ★その他のおすすめポイント記事 ★★豊富な戦略 ・【新作】フェイクディガーのおすすめポイント① ・【新作】フェイクディガーのおすすめポイント② ・【新作】フェイクディガーのおすすめポイント③ ★ざっくりおすすめポイント説明動画はこちら https://youtu.be/Evhy0VGFLV4 ★詳細なルール説明(説明書)はこちら フェイクディガー説明書 ★商品のご予約・取り置きページはこちら ※ご予約頂く方だけの特別な割引もあります!! フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!
- 2019/5/7 18:04
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- 【2019春】新作フェイクディガーの説明動画を公開しました
- ゲームマーケット2019春に初頒布する「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」の説明動画を公開いたしました! 独自のシステム盛りだくさんで、戦略性の高いゲーマーズゲームのフェイクディガーをご期待ください!! https://youtu.be/AQD48ac4nVo ↓↓↓説明書はこちらから↓↓↓ 【説明書】フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!! 現在、先行予約受付中!!ご予約頂く方だけの特別な割引もあります!! ↓↓↓製品の詳細はこちらから↓↓↓ フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!
- 2019/5/5 11:02
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- 【新作】フェイクディガーのおすすめポイント②
- ゲームマーケット2019春に初頒布する「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」のおすすめポイントをご紹介いたします。 まず1つめとしては「豊富な戦略」があります。 ★フェイクディガーの簡単ルール説明 ・山札に埋もれた宝石の中から「価値がある宝石」を掘り当てる ・戦略を駆使して優位に立ったり敵を邪魔したりする ・ボーナスや逆転要素を使いこなし高価な宝石を集めて勝利する ★ポイント 豊富な戦略 手番で行動するための「戦略」は10種類という豊富な中のいずれか1つを選択します。 「戦略」を駆使することで山札の全容を推理できます。 具体的な「戦略」をご紹介していきます。 ★★発掘 ▲「発掘」という「戦略」です。 基本の「戦略」である「発掘」です。 手番時にこの「戦略」を選択することで山札から宝石を掘り、手札に加えることができます。 「発掘」しなければ手札が増えず、高価な宝石が集まりません。 しかし、むやみやたらに発掘すると単なる「運ゲー」になってしまいます。 宝石の中には「マイナスの価値」である宝石もあるため、手札に加えるとマイナス得点となってしまいます。 その他の「戦略」と組み合わせながら、推理し吟味し戦略的に「発掘」することで必ず「価値ある宝石」を手に入れることができるのです! ★★鑑定 ▲「鑑定」という「戦略」です。 他のプレイヤーが持つ宝石を1つだけ確認することができます。 相手の手の内を知るために有益な「鑑定」ですが実はそれだけの意味ではありません。 おいおい、ブログ記事で説明いたしますが、ある宝石を特定することで消去法でその他の宝石のありかを推理する重要な要素になりうるのです。 すべての「戦略」は直接的な効果と間接的な効果があります。 ある宝石のありかが判明したことで、また別のある宝石のありかがわかる...そういった効果も理解しながらゲームを進めて頂ければと思います。 『推理し戦略が功を奏すと必ず価値ある宝石が手に入ります』 また、その瞬間の達成感・爽快感はかなりの中毒性があり、醍醐味になっています。 ★その他のおすすめポイント記事 ★★豊富な戦略 ・【新作】フェイクディガーのおすすめポイント① ・【新作】フェイクディガーのおすすめポイント② ・【新作】フェイクディガーのおすすめポイント③ ★ざっくりおすすめポイント説明動画はこちら https://youtu.be/Evhy0VGFLV4 ★詳細なルール説明(説明書)はこちら フェイクディガー説明書 ★商品のご予約・取り置きページはこちら ※ご予約頂く方だけの特別な割引もあります!! フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!
- 2019/4/26 7:00
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- 【新作】フェイクディガーのおすすめポイント①
- ゲームマーケット2019春に初頒布する「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」のおすすめポイントをご紹介いたします。 まず1つめとしては「豊富な戦略」があります。 ★フェイクディガーの簡単ルール説明 ・山札に埋もれた宝石の中から「価値がある宝石」を掘り当てる ・戦略を駆使して優位に立ったり敵を邪魔したりする ・ボーナスや逆転要素を使いこなし高価な宝石を集めて勝利する ★ポイント 豊富な戦略 手番で行動するための「戦略」は10種類という豊富な中のいずれか1つを選択します。 「戦略」を駆使することで山札の全容を推理できます。 具体的な「戦略」をご紹介していきます。 ★★調査 ▲「調査」という「戦略」です。 山札はまるで宝石鉱山の山並みを表現する様に、5枚ずつ8個に配置します。 この戦略によって、いずれか1つの山札の内容をすべて確認することができます。 一見すると強力な戦略の様に見受けられますが、山札が8個に分散されていることで必ずしも目的の宝石を見つけ出せるとは限りません。 この山にはなかったから、あちらの山にあるのでは?といった推理を重ねながら価値のある宝石を見つけていくことになります。 ★★強奪 ▲「強奪」という「戦略」です。 なんと敵プレイヤーが持つ宝石を自分のものにしてしまうという「強奪」です。 これは非常に強力な「戦略」であることは間違いありません。 そのため、この「戦略」を使うための「コスト」がカードの右上に記載されている通り「2コスト」必要になってきます。 先ほどの「調査」は右上の数字が「1」なので「コスト1」です。 このことから「強奪」は強力です。 しかし、敵プレイヤーから強奪する宝石は自分で選択しなければなりません。 そのため、ババ抜きの様に推理が外れてしまうと「ババ」を引く結果に... 諸刃のつるぎにもなり得る「強奪」は使えば良いというものではありません。 入念に推理して、先を見据えながら選択する「戦略」によって非常にゲーム性が高いゲームに仕上がっています。 ★その他のおすすめポイント記事 ★★豊富な戦略 ・【新作】フェイクディガーのおすすめポイント① ・【新作】フェイクディガーのおすすめポイント② ・【新作】フェイクディガーのおすすめポイント③ ★ざっくりおすすめポイント説明動画はこちら https://youtu.be/Evhy0VGFLV4 ★詳細なルール説明(説明書)はこちら フェイクディガー説明書 ★商品のご予約・取り置きページはこちら ※ご予約頂く方だけの特別な割引もあります!! フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!
- 2019/4/25 12:00
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- 【新作】フェイクディガー の制作ストーリー「将棋編③」
- 将棋の勉強を始めた私は、以前に比べて格段に強くなった。 と言っても、それを判断する基準は、将棋アプリの級位が 勉強を始める前に比べて、少し上がった事くらいだった。 先輩は先輩で、私と同様かそれ以上の勉強をしているらしく、 棋力の差は、なかなか埋まらないどころか、少しずつ離されているようにも感じた。 そんな頃、私はTwitterというものに出会った。 正確には、アカウント自体は数年前に作っていたが、 何を楽しむツールなのかがわからず、全く使いこなせていなかった。 何がきっかけだったかは忘れたが、『将棋』関連のアカウントを 手当たり次第にフォローしてみたところ、少しずつ使う機会が増えていった。 将棋ブームという事もあり、私と同じように最近、将棋を始めた方や、 『観る将』と呼ばれる今まで私の知らなかったジャンルがある事も知った。 Twitterのタイムライン上に流れてくる将棋イベントに参加してみたり、 将棋ファンのフォロワーさんとネット上の関係ではあるが交流をしてみたり、 将棋アプリの棋譜を公開して、強い方々のアドバイスを頂いたりと、 全く新しい世界の扉を開いたような気がした。 楽しみが増えた反面、辛く感じる事も増えていった。 それは、ある時期から棋力が停滞してしまったのである。 自分なりにあれこれ考え、あらゆる手段で努力を重ねていたつもりだったが、 全く結果に結びつかず、向上どころか後退しているようにさえ感じた。 さらに追い打ちをかけるように、先輩が当初のお互いの目的であった 将棋アプリで『アマチュア初段』になってしまったのである。 一方、私は数ヶ月間、『アマチュア2級』・・・ 完全に心が折れてしまい、将棋と真剣に向き合う事ができなくなった。 先輩は目標を達成したからか、ライバルがいなくなったからか、 単に飽きてしまったのか、将棋をやめてしまった。 先輩の前では強がっていたが、本当はとても悔しくて仕方なかった。 自分の努力、能力を否定されたようにも思えた。 たかが社会人の趣味かもしれないが、私にとっては重要な事だった。 結果から言うと、私は将棋を辞める事ができなかったが、 本気で向き合う事もできず、中途半端に将棋と関わっていた。 『将棋』は私には向かないのかもしれない。 ルールはよくわからないが、『囲碁』か?『チェス』か? それとも『バックギャモン』? 『連珠』なら簡単なルールくらいはわかる。 やはり何でもいいから頭脳系のゲームを極めてみたい。 極めるのは無理でも、『有段者』的なそれなりの実力者になりたい。 それなら、新しいゲームを自分で作ればいいのでは? 不確定要素が少なく、運に左右されない2人用の対人ゲーム、 ベースにしたのは、もちろんあの『Fakers』だった。 次回、『プロトタイプ編①』 その他の制作ストーリーと「フェイクディガー」の詳細は↓↓↓からご覧いただけます。 「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」
- 2019/4/11 7:00
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- 【新作】フェイクディガー の制作ストーリー「将棋編②」
- 私が将棋と初めて出会ったのは、中学二年生の頃だった。 当時、「月下の棋士」という漫画原作のテレビドラマが放送されていた。 駒の動かし方すら知らない私は雰囲気で対局シーンを楽しんでいた。 そのうち、実際に指してみたくなり、ルールを覚えた。 意外にも周りに将棋が指せる友人は多く、対局相手には困らなかった。 ある日、そんなに仲良いわけではないクラスメイトと指す機会があった。 幼少の頃からおじいさんと指していたとかで、かなり強いと噂だった。 結果から言うと、王将たった一枚で私は完敗した。 初心者とはいえ、圧倒的な力の差を見せつけられた。 その後、誰と指しても負け続けるだけだった。 対局を申し込んだ時、私は弱いから相手にしたくない、 時間の無駄だと言い放ったクラスメイトがいた。 その言葉にカチンときた私は、さらに将棋にのめり込むようになった。 私が周りを巻き込んでいた事で、クラスが将棋ブームみたいな状況になった。 リーグ戦のようなものをやったりしていた。 気づくと私は、クラスでほとんど負けないレベルになっていた。 勉強らしい勉強をしたわけでもなく、ひたすら対局を重ねていただけで、 今となって考えると、単純に周りのレベルが低かっただけだと思う。 周りに自分より強い人間がいなくなると、すぐにつまらなくなって飽きてしまった。 この直後くらいに覚えた麻雀に興味が移ってしまった。 中二で将棋を覚えた私は、プロを目指すには遅すぎる事は当然理解していたし、 そこまで努力できるほどの才能がない事も知っていた。 自分より強い人は世の中にいくらでもいるが、張り合おうとは思わない。 でも、初心者に毛が生えたレベルよりは強いだろうという自信というか慢心があった。 『Fakers』の前身、『宝石発掘ゲーム』から目指していたコンセプト、 『将棋ほど実力差が勝敗に結びつがず、麻雀ほど運に左右されないゲーム』 これには、「将棋で強くなる気はない」し、「麻雀も勉強する気がない」から 努力せずに自分が一番になれるゲームを作りたい・・・ という、何とも消極的で都合のいい想いが込められていた事に気づいた。 そして話は戻り、将棋を覚えて1ヶ月の人間に負けた事で 自分の中で、強い人には勝てなくても仕方のないものではなくなった。 さらに1ヶ月後に再戦する事を約束し、人生で初めて、将棋の勉強を始めたのである。 その他の制作ストーリーと「フェイクディガー」の詳細は↓↓↓からご覧いただけます。 「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」
- 2019/4/10 7:00
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- 【新作】フェイクディガー の制作ストーリー「将棋編①」
- この章は、どちらかというと番外編的な話が多くなるかもしれない。 直接はあまり関係ないが、書きたかっただけの内容を並べるので、 どうかお許し頂きたいと思う。 『大手町スピン』が事実上の解散をしてから約3年の月日が流れた頃、 私は転職し、再び大手町のプロジェクトに参画する事になった。 『Fakers』の再開を期待していたが、私が復帰してしばらくして、 今度はアーリーがプロジェクトを抜けた。 正確には、トムとも別のプロジェクトだった為、業務上の接点はほとんどなかった。 その後、アーリーは所属していた会社を辞め、独立したという話を風の噂で聞いた。 何となく悔しい気持ちはあったが、その頃の私にはあまり興味のない事だった。 大手町のプロジェクトに戻ってきたはいいが、 絶賛炎上中で、慣れない業務内容や人間関係に疲れ果て、 『Fakers』の事を考える余裕は全くなかった。 それでも時々、何か別の形で『Fakers』を進化、完成させる事は できないかと妄想する事はあった。 それは「スマホアプリ」としてというよりは、「ゲーム」としてだった。 そんなある日、職場の先輩と飲みに行く事になった。 当時、頻繁に飲みに行く仲で、何回か麻雀を打った事もあった。 私は昔、ゲームセンターにあるネット麻雀にハマっていた時期があったが、 いつからかやらなくなった。 その理由は、ある程度の努力をしたが、思ったより強くなれなかったからである。 この先輩、そんな微妙な雀力の私基準ではあるが、かなり麻雀が強かった。 数打てば、一回くらいは勝てるかもしれないが、総合的には絶対に勝てない相手だった。 話しがだいぶ脱線したが、そんな先輩が将棋を始めたという話題になった。 私が以前、少しだけやっていた「将棋ウォーズ」というアプリを薦めた。 そのアプリには友人対戦ができ、試しに一度対戦してみる事になった。 結果は当然、多少経験のある私の完勝だった。 たった一ヶ月後、その先輩と再戦した。 結果は、まさかの完敗・・・ この敗戦がなければ『FakeDigger』は生まれなかったかもしれない。 とか言ってみたが、ただのこじつけかもしれない。 その他の制作ストーリーと「フェイクディガー」の詳細は↓↓↓からご覧いただけます。 「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」
- 2019/4/9 7:00
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- 【新作】フェイクディガー の制作ストーリー「大手町スピン編 ⑦」
- 本業のプロジェクトは無事、リリースを終え、 精神的にも体力的にも少し余裕ができた。 しかし、『Fakers』プロジェクトの方は二度と再開される事はなかった。 何故ならば、大事なメンバーの1人がいなくなったからだ。 彼とは、もう二度と会う事ができない。話す事もできない。 ただ、彼は最後に『Fakers』プロジェクトの再開を 願っていたらしい事を誰かから聞いた。 これは私個人のただのワガママだが、そういう気持ちがあったのならば、 ずっと力を貸してもらいたかった。 実はあまり、この時の事は覚えていない。 現実を受け入れられない、受け入れたくないというか、 できれば思い出したくない過去の一つなのだと思う。 それからしばらくして、私は所属していた会社を退社し、 大手町のプロジェクトから抜けた。 アーリーやトムは残っていたが、2人と会う機会は減った。 たまに会っても『Fakers』の話はしなかった。 何となくタブーのような気がしていた。 と言うより、間接的にキョウの話をしたくなかったのかもしれない。 当然、心残りはあったが、私一人で『Fakers』を何とかできるとは思えなかった。 そこから、さらに約3年の月日が流れた。 次回、『将棋編①』 その他の制作ストーリーと「フェイクディガー」の詳細は↓↓↓からご覧いただけます。 「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」
- 2019/4/2 17:00
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- 【新作】フェイクディガー の制作ストーリー「大手町スピン編 ⑥」
- 第4回ルール検討会 【ゲームの流れ】 1. 各プレイヤーの色をランダムで決め、赤国のプレイヤーから時計回りに行動する。 2. ゲーム開始時にボーナス色(BC)をランダム(赤、青、緑、黄、白)で決定するが、終了まで開示しない。 3. 各プレイヤーのユニットを各国開始位置に配置 4. 初期資金:10000M、信頼カウンター:5、自国領地:なし 5. 各国に4枚ずつ宝石カードを裏の状態で配り、初期資産とする。 6. 各山場に4枚ずつ宝石カードを裏の状態で配置する。 7. ラウンド開始時に行動カード売買の相場を決定する。(300M ~ 1200M) 8. 毎ターン各国プレイヤーはランダム(1~4)で移動する。 9. ユニット移動後、行動カードを1枚使用するか、次行動国から行動カードを1枚買うことができる。 10. 各国の山札及び、手札の行動カードは常に開示する。 11. ユニットが各国開始位置に止まると信頼カウンタ + 1 12. 自国開始位置を通過した際、自国山札から行動カードを1枚引く。 【行動カード(80枚)】 ■[変更]各国プレイヤーに配られる(山札含む)行動カードの種類と枚数は共通 ■[変更]初期に配られる5枚はランダム ■(20 x 4 = 80枚) ・「発掘」x 3 = 12 ・「鑑定」x 3 = 12 ・「交渉」x 3 = 12 ・「整地」x 2 = 8 ・「調査」x 2 = 8 ・「信頼」x 2 = 8 ・「隠蔽」x 2 = 8 ・「占領」x 1 = 4 ・「妨害」x 1 = 4 ・「強奪」x 1 = 4 【宝石カード(48枚)】 ・赤青(4枚):赤、青、白、黒 ・赤黄(4枚):赤、黄、白、黒 ・赤緑(4枚):赤、緑、白、黒 ・青黄(4枚):青、黄、白、黒 ・青緑(4枚):青、緑、白、黒 ・黄緑(4枚):黄、緑、白、黒 ・赤黒(4枚):赤、赤、白、黒 ・青黒(4枚):青、青、白、黒 ・黄黒(4枚):黄、黄、白、黒 ・緑黒(4枚):緑、緑、白、黒 ・多色(8枚):赤、青、黄、緑、白、白、黒、黒 ※白黒は廃止、各国色は6枚 【制約】 ・他国に占領されたマスで「発掘」を行うことはできない。(占領はできる) 【終了条件】 ・いずれかの山札から発掘できる宝石カードがなくった場合 ・いずれかの国の信頼カウンタが0になった場合(最下位確定) ・いずれかの国の行動カード山札が0枚になった場合、ゲーム終了 ・いずれかの国資産が0Mになった場合、ゲーム終了 【勝敗】 ・ゲーム終了時に資産が一番多い国を勝利国とする。 【行動】 「移動」:4D1(1~4)で出たマス分、ユニットを動かす。 「購入」:次行動国プレイヤーに購入相場を支払い、相手国山札から1枚、行動カードを自国手札とする。 「占領」[変更]:自国ユニットが滞在しているマスを占領する。 「発掘」:他国の領土ではない土地で宝石カードを1枚発掘する。 「隠蔽」:自国が所有する宝石をユニットが滞在している土地に戻す。信頼カウンタ- 1 「調査」[変更]:任意の国が所有する宝石カードを1枚、他国には開示せず表を確認する。 「鑑定」[変更]:任意の国が所有する宝石カードを1枚、開示する。 「整地」:自国ユニットが滞在する土地の宝石カードまたは、行動カードの一番上を一番下に移動させる。 「交渉」:任意の他国と資産を交換する交渉を行う。 成立した場合は、両国の信頼カウンタ + 1、決裂した場合は、両国の信頼カウンタ - 1 「強奪」:信頼カウンタを相手国に5支払い、他国(任意)の宝石カードを1枚奪う。 「信頼」[変更]:手持ちの行動カードを1枚破棄して、信頼カウンタを + 1 「妨害」:信頼カウンタを相手国に1支払い、他国の行動を1回妨害することができる。 (他国のターンで発動可能で、行動カードは使用済みとなる。) 【ゲーム終了時】 ・資産 + 自国と同じ色の宝石の枚数 x 2000Mとする。 ・ボーナス色(BC)の宝石 x 1000Mとする。 ・黒の宝石 x - 1000Mとする。 ・信頼カウンタが一番多い国は資金 + 5000Mとする。 ・信頼カウンタが一番少ない国は資金 - 5000Mとする。 ・同じ色の宝石が5枚ある場合、資産 + 10000Mとする。 ・同じ色の宝石が10枚ある場合、資産 + 30000Mとする。 ・異なる色の宝石が5種ある場合、資産 + 10000Mとする。 正直、アクションの効果や枚数の調整を 行き当たりばったりで繰り返していただけで、 あまり目立つような進展はなかった。 ルールの微調整については後からやるとして、 スマホアプリの開発も同時進行する必要があった。 まず、デモ版というか、プロト版のような骨組を作り、 そこに少しずつ肉付けしていこうという方針だった。 主な技術的な調査や実装はトムの担当だったが、 進捗を確認するたびに、独創的なUIや個性的なBGMで メンバーを楽しませてくれた。 とはいえ、ルールもなかなかFIXもしない中、 方向性を見失いかけた頃、事件が起きた。 大した事件ではないのだが、今後を左右する 小さなトリガーであったと私は考えている。 ある休日、会議室を借りてルール検討会をした帰り、 いつものように居酒屋で飲み会が始まった。 それ自体は何も変わった事はなく、 しばらくして飲み会に飽きたアーリーが ラーメンを食べて帰ろうと言い始めたが、 これもいつもと変わらない日常であった。 ただ一つ違ったのは、ラーメンを食べて解散する直前に キョウが慌て始めた事だった。 何があったか問いただすと、テストプレイに使っているカード類を 一式どこかで紛失したというのだ。 今思えば、枚数も多く少々面倒ではあるが、 再印刷して再作成すれば良いだけの話だったかもしれない。 この時、私は何となく嫌な予感がした。 これをきっかけに、メンバーのモチベーションが下がってしまい、 テストプレイする機会がなくなり、最終的にプロジェクトが 凍結してしまうのではないかと。 物理的にテストするツールがなくなり、実際にプレイする事はできなくなったが、 ある程度、ルール検討が進んでいた事もあり、ミニマムなゲームの開発を優先する事になった。 別にキョウに悪気があった訳でもなく、誰が悪い訳でもなく、恨んでいる訳でもないが、 ルール検討をする上では、非常に不便である事は変わらなかった。 いくら試作レベルであるとはいえ、この時点のルールは私個人的には全く納得できる完成度ではなかった。 私は何故か焦っていた。早く形にしないと、すぐに壊れてしまいそうで・・・ しかし、嫌な予感というのは当たってしまうもので、我々の本業のプロジェクトがついに リリースに向けた最終追い込みの時期となり、『Fakers』に充てられる時間や気力に余裕もなく、 いつからか4人が集まる機会さえ、極端に減ってしまった。 その他の制作ストーリーと「フェイクディガー」の詳細は↓↓↓からご覧いただけます。 「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」
- 2019/3/30 7:00
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- 【新作】フェイクディガー の制作ストーリー「大手町スピン編 ⑤」
- 第2回ルール検討会 【ゲームの流れ】 1. [変更]各プレイヤーの色をランダムで決め、赤国のプレイヤーから時計回りに行動する。 2. [追加]ゲーム開始時にボーナス色(BC)をランダム(赤、青、緑、黄、白)で決定するが、終了まで開示しない。 3. 各プレイヤーのユニットを各国開始位置に配置 4. [変更]初期資金:10000M、信頼カウンター:5、自国領地:なし 5. [廃止]ラウンド開始時に領地相場を決定する。(300M ~ 1200M) 6. [追加]ラウンド開始時に行動カード売買の相場を決定する。(300M ~ 1200M) 7. [廃止]ユニットが自国開始位置を通過すると信頼カウンタ + 1 8. [追加]各国開始位置を通過した際、相場を支払って対象国の行動カード山札から1枚引くことができる。 9. [追加]他国開始位置にユニットが止まった場合、信頼カウンタを5支払って 相手国の所有する行動カード1枚を奪うことができる。 10. [追加]自国開始位置にユニットが止まった場合、資金 + 1000Mする。 【行動カード(80枚)】 ・各国プレイヤーに配られる行動カードの種類と枚数は共通 ・行動カードは各国開始位置に伏せて積まれる(使用するまで開示しない) ・「占領」、「強奪」、「妨害」はゲーム開始時に配られない。 ■初期(5 x 4 = 20枚) ・「発掘」x 1 ・「整地」x 1 ・「鑑定」x 1 ・「交渉」x 1 ・「信頼」x 1 ■各国山札(15 x 4 = 60枚) ・「発掘」x 16 ・「整地」x 6 ・「鑑定」x 6 ・「交渉」x 6 ・「信頼」x 6 ・「占領」x 10 ・「妨害」x 5 ・「強奪」x 5 【制約】 ・1ターンに行えるアクションは1回のみ(移動も含め)。 ・[廃止]2ラウンド連続「発掘」を行うことはできない。 ・他国に占領されたマスで「発掘」を行うことはできない。(占領はできる) 【終了条件】 ・いずれかの山札から発掘できる宝石カードがなくなった場合 ・いずれかの国の信頼カウンタが0になった場合(最下位確定) ・いずれかの国の行動カード山札が0枚になった場合、ゲーム終了 ・いずれかの国資産が0Mになった場合、ゲーム終了 【勝敗】 ・ゲーム終了時に資産が一番多い国を勝利国とする。 【行動】 「移動」:4D1(1~4)で出たマス分、ユニットを動かす。 「占領」[変更]:自国ユニットが滞在しているマスを占領する。 「発掘」:他国の領土ではない土地で宝石カードを1枚発掘する。 「隠蔽」[廃止]:自国が所有する宝石をユニットが滞在している土地に戻す。 「調査」[廃止]:自国の所有する宝石カードを1枚、他国には開示せず表を確認する。信頼カウンタ-1 「鑑定」[変更]:自国の所有する宝石カードを1枚、他国に表を開示する。信頼カウンタ + 1 「整地」:自国ユニットが滞在する土地の宝石カードの一番上を一番下に移動させる。 「交渉」[変更]:任意の他国と資産を交換する交渉を行う。 成立した場合は、両国の信頼カウンタ + 1、決裂した場合は、両国の信頼カウンタ - 1。 「強奪」[変更]:信頼カウンタを10支払い、他国(任意)の宝石カードを1枚奪う。 「信頼」[検討]:同じマスに複数ユニットいる場合、滞在している国の信頼カウンタを + 1。 「妨害」[追加]:信頼カウンタを5支払い、他国の行動を1回妨害することができる。 (他国のターンで発動可能で、行動カードは使用済みとなる。) 【ゲーム終了時】 ・資産 + 自国と同じ色の宝石の枚数 x 2000Mとする。 ・[廃止]資産 + 宝石(白) x 1000Mとする。 ・[追加]ボーナス色(BC)の宝石 x 1000Mとする。 ・[廃止]資産 + 信頼カウンター5 を 100Mとする。 ・[追加]信頼カウンタが一番多い国は資金 + 5000Mとする。 ・[追加]信頼カウンタが一番少ない国は資金 - 5000Mとする。 ・[廃止]終了時の相場で領地を換金する。 ・同じ色の宝石が5枚ある場合、資産 + 10000Mとする。 ・同じ色の宝石が10枚ある場合、資産 + 30000Mとする。 ・異なる色の宝石が6種ある場合、資産 + 10000Mとする。 【検討事項】 ・友好、同盟国的な概念は現時点では考慮しない。 今までの『Fakers』から大きく変わった点として、 『行動カード』という概念が登場した。 選択可能なアクションに制限があった方が 戦略の幅が広がるのではないかという考えだった。 得点に成る自国宝石とは別に、BC(ボーナス色)という概念も追加された。 これにより、自分には価値のない宝石を保持する理由ができた。 より複雑な心理戦を楽しめるようになるという狙いがあった。 信頼カウンターの増減がゲームを勝敗を左右するバランスは変えたくなかった。 しかし、信頼カウンターを代償とする『強奪』や『妨害』、『交渉』などは 選択しづらいアクションになってしまい、あまりバランスの良いプレイにはならなかった。 負の価値である『黒』を揃える事で逆転できる要素も 成立する条件が意外と難しく、思惑ほどは狙うプレイヤーがいなかった。 毎ラウンド変動する相場も、発掘から領地になり、行動カードとなったが、 割と早い間隔でラウンドが変わるので、結構忘れがちだった。 ゲーム終了時の資金換算も細かく、イマイチしっくりこなかった。 こうして、2回目のルール検討会が終わり、 第3回に向けて、さらなるルール調整が行われた。 第3回ルール検討会 【ゲームの流れ】 1. 各プレイヤーの色をランダムで決め、赤国のプレイヤーから時計回りに行動する。 2. ゲーム開始時にボーナス色(BC)をランダム(赤、青、緑、黄、白)で決定するが、終了まで開示しない。 3. 各プレイヤーのユニットを各国開始位置に配置 4. 初期資金:10000M、信頼カウンター:5、自国領地:なし 5. [追加]各国に4枚ずつ宝石カードを裏の状態で配り、初期資産とする。 6. [変更]各山場に4枚ずつ宝石カードを裏の状態で配置する。 7. ラウンド開始時に行動カード売買の相場を決定する。(300M ~ 1200M) 8. [追加]毎ターン各国プレイヤーはランダムで移動する。 9. [追加]ユニット移動後、行動カードを1枚使用するか、任意の他国から買うことができる。 10. [変更]各国の山札及び、手札の行動カードは常に開示する。 11. [変更]ユニットが各国開始位置に止まると信頼カウンタ + 1 12. [廃止]各国開始位置を通過した際、相場を支払って対象国の行動カード山札から1枚引くことができる。 13. [廃止]他国開始位置にユニットが止まった場合、 信頼カウンタを5支払って相手国の所有する行動カード1枚を奪うことができる。 14. 自国開始位置を通過した際、山札から行動カードを1枚引く。 【行動カード(80枚)】 ■各国プレイヤーに配られる行動カードの種類と枚数は共通 ■行動カードは各国開始位置に伏せて積まれる(使用するまで開示しない) ■「占領」、「強奪」、「妨害」はゲーム開始時に配られない。 ■初期(5 x 4 = 20枚) ・「発掘」x 1 ・「整地」x 1 ・「鑑定」x 1 ・「交渉」x 1 ・「占領」x 1 ■各国山札(15 x 4 = 60枚) ・「発掘」x 11 ・「整地」x 6 ・「鑑定」x 6 ・「交渉」x 11 ・「調査」x 10 ・「隠蔽」x 10 ・「占領」x 2 ・「妨害」x 2 ・「強奪」x 2 【宝石カード(48枚)】 ・赤青(4枚):赤、青、白、黒 ・赤黄(4枚):赤、黄、白、黒 ・赤緑(4枚):赤、緑、白、黒 ・青黄(4枚):青、黄、白、黒 ・青緑(4枚):青、緑、白、黒 ・黄緑(4枚):黄、緑、白、黒 ・赤黒(4枚):赤、赤、白、黒 ・青黒(4枚):青、青、白、黒 ・黄黒(4枚):黄、黄、白、黒 ・緑黒(4枚):緑、緑、白、黒 ・多色(8枚):赤、青、黄、緑、白、白、黒、黒 ※白黒は廃止、各国色は6枚 【制約】 他国に占領されたマスで「発掘」を行うことはできない。(占領はできる) 【終了条件】 ・いずれかの山札から発掘できる宝石カードがなくった場合 ・いずれかの国の信頼カウンタが0になった場合(最下位確定) ・いずれかの国の行動カード山札が0枚になった場合、ゲーム終了 ・いずれかの国資産が0Mになった場合、ゲーム終了 【勝敗】 ・ゲーム終了時に資産が一番多い国を勝利国とする。 【行動】 「移動」:4D1(1~4)で出たマス分、ユニットを動かす。 「占領」[変更]:自国ユニットが滞在しているマスを占領する。信頼カウンタ- 1 「発掘」:他国の領土ではない土地で宝石カードを1枚発掘する。 「隠蔽」[復活]:自国が所有する宝石をユニットが滞在している土地に戻す。信頼カウンタ- 1 「調査」[復活]:自国の所有する宝石カードを1枚、他国には開示せず表を確認する。信頼カウンタ- 1 「鑑定」[変更]:任意の国が所有する宝石カードを1枚、開示する。信頼カウンタ + 1 「整地」:自国ユニットが滞在する土地の宝石カードまたは、行動カードの一番上を一番下に移動させる。 「交渉」[変更]:任意の他国と資産を交換する交渉を行う。 成立した場合は、両国の信頼カウンタ + 1、決裂した場合は、両国の信頼カウンタ - 1 「強奪」[変更]:信頼カウンタを5支払い、他国(任意)の宝石カードを1枚奪う。 「信頼」[廃止]:同じマスに複数ユニットいる場合、滞在している国の信頼カウンタを + 1 「妨害」[追加]:信頼カウンタを1支払い、他国の行動を1回妨害することができる。 (他国のターンで発動可能で、行動カードは使用済みとなる。) 【ゲーム終了時】 ・資産 + 自国と同じ色の宝石の枚数 x 2000Mとする。 ・ボーナス色(BC)の宝石 x 1000Mとする。 ・[追加]黒の宝石 x - 1000Mとする。 ・信頼カウンタが一番多い国は資金 + 5000Mとする。 ・信頼カウンタが一番少ない国は資金 - 5000Mとする。 ・同じ色の宝石が5枚ある場合、資産 + 10000Mとする。 ・同じ色の宝石が10枚ある場合、資産 + 30000Mとする。 ・異なる色の宝石が5種ある場合、資産 + 10000Mとする。 その他の制作ストーリーと「フェイクディガー」の詳細は↓↓↓からご覧いただけます。 「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」
- 2019/3/29 10:35
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- 【新作】フェイクディガー の制作ストーリー「大手町スピン編 ④」
- ほとんど毎日、職場では顔を合わせ、仕事終わりや休日にも4人で集まっていた。 『Fakers』のルールについての意見交換自体は何度も行っていたが、 実際にテストプレイを行うには、それなりの時間と場所の確保、 何よりもゲームに使用するコンポーネントが必要な為、そこまで頻繁には行えなかった。 特に宝石カードは表裏の組み合わせのパターン数が多く、 それを印刷してカードを作るのは地味に手間がかかった。 テストプレイとはいえ、多少は視覚的に見栄えの良さが欲しかった。 カードデザインをキョウに担当してもらったが、あまり乗り気ではなかった。 そもそもメンバー間には、少なからず温度差があった事に 私は気づいていないフリをしていた。 メンバーの誰が欠けても成立しない事を私は知っていたからである。 自分がやりたい事に巻き込んでしまった罪悪感と、 いつ裏切られるかわからない恐怖心が常にあった。 自分と同じ熱意をメンバーに強要できるはずもなかった。 とはいえ、キョウは最大限の協力をしてくれたと思う。 割と早い段階で、キョウのデザインした宝石カードでテストプレイを行える日が訪れ、 我々はそれを『ルール検討会』と題した。 第1回 ルール検討会 ※今回、ラウンド制は設けない。 【ゲームの流れ】 1. 各プレイヤーの色(ランダムで他プレイヤーに開示しない)、開始国を決める。 2. 各プレイヤーのユニットを各国開始位置に配置 3. 初期資金:1000M、信頼カウンター:5、自国領地:なし 4. ラウンド開始時に領地相場を決定する。(300M ~ 1200M) 5. ユニットが自国開始位置を通過すると信頼カウンタ + 1 【制約】 ・1ターンに行えるアクションは1回のみ(移動も含め)。 ・2ラウンド連続「発掘」を行うことはできない。 ・他国に占領されたマスで「発掘」を行うことはできない。(占領はできる) 【終了条件】 ・いずれかの山札から発掘できる宝石カードがなくなった場合 ・いずれかの国の信頼カウンタが0になった場合(最下位確定) 【勝敗】 ・ゲーム終了時に資産が一番多い国を勝利国とする。 【行動】 「移動」:4D1(1~4)で出たマス分、ユニットを動かす。 「占領」:ラウンド開始時に4D3(3~12 x 100M)で出た相場を支払って自国ユニットが滞在している土地を占領する。 「発掘」:他国の領土ではない土地で宝石カードを1枚発掘する。 「隠蔽」:自国が所有する宝石をユニットが滞在している土地に戻す。 「調査」:自国の所有する宝石カードを1枚、他国には開示せず表を確認する。信頼カウンタ-1 「鑑定」:自国の所有する宝石カードを1枚、他国に表を開示する。信頼カウンタ+1 「整地」:自国ユニットが滞在する土地の宝石カードの一番上を一番下に移動させる。 「交渉」:自国の次に行動する国と資産の交換交渉を行う。 成立した場合は、両国の信頼カウンタ + 1、決裂した場合は、両国の信頼カウンタ - 1 「強奪」:自国の次に行動する国の宝石カードを1枚奪う。信頼カウンタ - 5 「信頼」:4D1で選ばれた国の信頼カウンター + 1 【ゲーム終了時】 ・資産 + 自国と同じ色の宝石の枚数 x 200Mとする。 ・資産 + 宝石(白) x 100Mとする。 ・資産 + 信頼カウンター5 を 100Mとする。 ・終了時の相場で領地を換金する。 ・同じ色の宝石が5枚ある場合、資産 + 1000Mとする。 ・同じ色の宝石が10枚ある場合、資産 + 3000Mとする。 ・異なる色の宝石が6種ある場合、資産 + 1000Mとする。 その他の制作ストーリーと「フェイクディガー」の詳細は↓↓↓からご覧いただけます。 「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」
- 2019/3/28 7:00
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- 【新作】フェイクディガー の制作ストーリー「大手町スピン編 ③」
- スマホアプリを開発すべく活動を始めた我々『大手町スピン』は 大きく分けて2つの事を解決しなければならなかった。 まずはボードゲーム『Fakers』のルールを完成させる事、 そして、それをスマホアプリとして実装する事、この当時はまだ どちらのノウハウもなかった為、試行錯誤するしかなかった。 ボードゲームのルールとしては、数年前に私が考案したものをベースとしたが、 実は対人でプレイした事が一度もなかった。 しかも、Windowsアプリとして開発したツールのAIは私の思考ロジックの簡易版なので、 私が負ける事はほとんどないレベルの強さにしかならなかった。 過去に開発を中断した理由もそこにあった。 このゲームの戦略には、どのようなパターンがあるのかを把握したかったが、 実際に4人を集めてテストプレイする以外に知る術がなかった。 時を経て、3人の仲間を得た事により、テストプレイが実現したのである。 とはいえ、ボードゲームの知識ほとんどゼロの4人が集まったところで、 的外れな意見や要素の詰め込み、その場しのぎのルール調整などで迷走していた。 特に私が想定外だったのは、プレイ時間だった。 通勤中の電車などで気軽にプレイするゲームを想定していた為、 1プレイ10分〜15分程度を目安に考えていたが、実際にテストプレイしたところ 1時間以上かかる事が判明したのである。 麻雀や将棋などのスマホアプリでプレイ時間を確認してみたが、 やはり長くても1プレイ15分〜20分程度で終わる。 とてもじゃないが、1時間は長すぎるという結論に達した。 仕事終わりに個室の居酒屋やカラオケ、時には休日にレンタル会議室で、 テストプレイ会や開発技術の共有会などを行っていた。 その会議の中で、突然現れた謎の生物がいた。 トムがホワイトボードに描いたそのキャラクターは 『おフェイ君』と名付けられた。 「Fakers世界大会の何大会連続チャンピオン」とか、 「人間で言うと数千歳」、「異世界の住人」みたいに 当初は色々とどうでもいい設定があったが、 ゲームには何の関係もなかったので、ほとんど忘れた。 その他の制作ストーリーと「フェイクディガー」の詳細は↓↓↓からご覧いただけます。 「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」
- 2019/3/27 7:00
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- 【新作】フェイクディガー の制作ストーリー「大手町スピン編 ②」
- 『ゲームを作ってみたい・・・』 そんな何気ない願望だった。 ここで言う『ゲーム』というのは、いわゆるコンピュータゲームで、 どちらかと言うと、スマホゲームとかではなく、テレビゲームを指していた。 トムが作りたいゲームのジャンルは、『ドラクエ』や『FF』のようなRPGだった。 飲みの席だった事もあり、3人は次から次へと妄想を並べていた。 私も小学生の頃、『RPGツクール』というゲームに手を出した事があり、 RPGを作りたいという想いは少なからずもち合わせていた。 しかし、その当時は『フラグ』という概念が理解できず、まともなゲームは作れなかった。 昔からストーリーを作る事が大好きで、漫画の原作を考えたり、小説を書いてみたり・・・と そんな私がこの話に乗らない訳がなかった。 私がストーリー、トムがプログラム、キョウがデザイン、そして、 その場にはいないアーリーにはプロジェクトのマネージメントを・・・と とんとん拍子に話が進んで行き、翌日には秋葉原の居酒屋でアーリーを説得し、 本格的にプロジェクトが始動した。 とはいえ、我々にゲーム作りのノウハウはなく、すぐに行き詰まった。 そこで私が提案したのが、難易度を下げ、別のジャンルのゲームを作ることだった。 今だから言える事だが、当初からこの流れを想定していたというか、少なくとも期待していた。 そう、『Fakers』の開発を代案としたのである。 私以外の3人は当然、難色を示した。というか、ピンときていなかった。 突然、オリジナルのボードゲームを作りたいと言われたところで、 『ボードゲーム』というものが何かをよく理解できていなかったのであろう。 私はこの『Fakers』に対する想いを3人に熱く語った。 渋々かもしれないが、3人は私の提案に乗ってくれた。 約3年半前に断念した『Fakers』を完成させるべく、心強い仲間を得る事に成功した。 アーリーがサーバーの構築などのいわゆるインフラ周り、トムが技術面、 キョウがイラスト、私がルールなどのゲームデザインを主に担当した。 この時、描いていたビジョンは、スマホアプリとしてリリースする事であった。 『Fakers』を開発するプロジェクト、ユニットの総称としてトムが 「大手町のプロジェクトに参画している4人のスピンオフ」という意味を込め、 『大手町スピン』と名付けた。 その他の制作ストーリーと「フェイクディガー」の詳細は↓↓↓からご覧いただけます。 「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」
- 2019/3/26 7:00
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- 【新作】フェイクディガー の制作ストーリー「大手町スピン編 ①」
- いわゆるIT業界で働く私たちプログラマ、システムエンジニアというのは、 『プロジェクト』という単位で仕事をする事が多い。 何かの製品を開発する為に客先に常駐して、リリースしたら次のプロジェクトへ ・・・という割と短いサイクルを繰り返す働き方も珍しくはない。 その為、自分が所属している会社の人間よりも、同じプロジェクトの仲間の方が 接する時間が長くなり、絆が深くなったりもする。 『Fakers』から離れ3年半ほど経った頃、私は東京の大手町で勤務していた。 実際に所属している会社は別の場所にあり、出向という形で 大手町にある企業のプロジェクトに参画していた。 そこで知り合ったのが、別の会社から同じプロジェクトに参画していたアーリーだった。 ランチに訪れた某カレー屋でたまたま同席したのがアーリーと初めて会話するきっかけになった。 お互い人見知りなので、当初の会話はそんなに盛り上がっていなかったと思う。 しばらく同じカレー屋で同席しているうちに、大きいメンチカツの店があるという話題になった。 社交辞令に近い感じだったが、機会があったら一緒に行こう的な約束を交わした。 割と早い段階で約束が果たされる日が訪れた。 そこから一緒にランチに行く習慣ができたと記憶している。 毎回2人でランチに行っていた訳ではなく、たまにメンバーに加わっていたのがトムだった。 彼は、アーリーの会社の後輩で私やアーリーよりも長くプロジェクトに参画していた。 業務的にはあまり絡みがなかったが、これをきっかけに少しずつ仲良くなっていった。 この頃、いわゆる炎上をしているプロジェクトに参画していた。 業界的にはそんなに遅くはないかもしれないが、毎日21時〜22時まで残業していて、 土日のどちらかは休日出勤という生活を送っていた。 今思うと異常な思考回路だが、週6くらいで仕事終わりに飲みに行っていた。 その時の主要メンバーが私、アーリー、トム、そして、 私やアーリー達とは別の会社からプロジェクトに参画していたキョウの4人だった。 何故かよく分からないが、特にこれといった共通点もない4人は仲が良かった。 仕事以外の時間も、ほとんど一緒に過ごしていたように記憶している。 ある休日出勤した日の夜、アーリー以外の3人がいつものように飲んでいた。 トムが何気なく口にした話題がきっかけで、『Fakers』が再始動する事になるとは、 この時は夢にも思わなかった。 その他の制作ストーリーと「フェイクディガー」の詳細は↓↓↓からご覧いただけます。 「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」
- 2019/3/25 17:00
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- 【新作】フェイクディガー の制作ストーリー「Fakers編 ⑤」
- 『Fakers』シミュレータツールも多少のバグはあるものの、 それなりに遊べる状態になり、何度も何度もテストプレイを繰り返していた。 時には、友人が自宅に遊びに来たついでに遊んでもらう事もあった。 身内の意見なので、あまり参考にならないとはいえ、 「面白い」、「中毒性」がある・・・そんな声がとても嬉しかった。 しかし、誰よりもこのゲームをプレイしている私には問題点や改善点が目立つようになっていた。 例えば、何の戦略もなく、ひたすら『発掘』を行うだけで勝つ事も少なくなかった。 その問題に対しては、同じマスでは連続で『発掘』を行えない・・・のような解決案を考えた。 それぞれのアクションの内容は試行錯誤しながらカスタマイズしていたが、 根幹のルール改変は中々タイミングが難しかった。 特に宝石の数や内訳に関しては、バランス調整に苦労した。 このゲームをプレイしている中で私が感じていた問題点の中に「単調さ」があった。 『交渉』が未実装であるうちは仕方ないと思っていた時期もあったが、何となく物足りなさを感じていた。 その解決策になったのが、『白の宝石』の登場である。 正直、枚数のバランス的に採用するのを躊躇したが、今となっては必要不可欠な存在だ。 当初は、『黒の宝石』がマイナス価値だから、プラマイゼロの宝石にしようと考えた。 だがそれでは、あまり採用した意味がないように感じた為、どの国にも共通して価値のある宝石にしようと考えた。 自国の宝石よりは価値が低いが、この宝石があるかないかで勝敗を分けると言っても過言ではない。 この宝石が登場して、一気にゲーム開発が加速するかと思いきや、 作りの問題ではあるが、シミュレーションツールとして大幅な改修が必要となり、 動くは動くが何回かに1回程度、不具合が発生し、ゲーム続行ができない状態になってしまった。 『交渉』も実装の目処が立たず、このゲームに意見をくれる仲間もいない。 いつからか、仕事や別の趣味などを言い訳に『Fakers』を思い出す事はほとんどなくなった。 そして約3年半の歳月が流れた。 次回、『大手町スピン編①』 その他の制作ストーリーと「フェイクディガー」の詳細は↓↓↓からご覧いただけます。 「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」
- 2019/3/24 7:00
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- 【新作】フェイクディガー の制作ストーリー「Fakers編 ④」
- プレイヤーは赤、青、黄、緑のいずれかの国の代理人となる。 自国の宝石のみがゲーム終了時に1つにつき200Mで換金できる。 黒の宝石は1つにつき200Mのペナルティになってしまう。 5個集める事に成功する、または、全ての宝石を集める事に成功すれば1000Mボーナス。 黒の宝石のみ成立する条件ではあるが、10個集める事に成功すれば2000Mのボーナスになる。 初期資金は1500Mで、『発掘』を行う際に『発掘コスト』を支払う。 『発掘コスト』は毎ラウンド開始時に30〜120M(4面ダイスx3個x10M)でランダムに決定される。 発掘コストが安い時に『発掘』を行い、高い時は別のアクションを行うというのがこのゲームの基本戦術となっていた。 毎ラウンド、赤→青→黄→緑の順番で『行動』を1つだけ選択する。 4面ダイスを振り、出た目のマス数時計回りに自国ユニットを動かす『移動』、 四隅の各国ユニット開始位置以外のマス(宝石山札)の一番上の宝石を取る『発掘』、 いずれかのプレイヤーの宝石を『表』にする事ができる『鑑定』、 いずれかのプレイヤーの宝石の『表』を見る事ができる『調査』、 他のプレイヤーの『発掘』を妨害する『占領』、宝石山札の一番上を一番下に移動する『整地』、 自分の宝石を山札に戻す『埋蔵』、いずれかのプレイヤーの宝石を奪う事ができる『強奪』、 自分といずれかのプレイヤーの資産を交換を持ちかける『交渉』、 ランダムに『信頼カウンター』を増やす『信頼』・・・ 私にとって、この『信頼カウンター』というのが、こだわりの1つだった。 初期資産が5で各アクションで増減していき、一番多いプレイヤーにはボーナス、 一番少ないプレイヤーにはペナルティ、0になった場合は最下位確定・・・と、 宝石の価値以上にゲームの勝敗を左右するファクターだった。 『各国の信頼を保ちながら、上手く他国を出し抜く』そんなゲームにしたかった。 その中で最も重要だと考えていたのが『交渉』というアクションだった。 自分と相手の『資金』、『宝石』、『信頼カウンター』を選択し、交換を持ちかける、 成立すればお互いの信頼カウンターが増えるが、決裂すれば減ってしまう。 不利な交渉を受け入れなければならないジレンマを生み出す事が狙いだった。 しかし、シミュレーションツールのAIを実装する上で重大な問題が発生した。 それは、他のアクションならまだしも、想定されるパターンが無数にある事だった。 私以外の人間の思考ロジックを想像する事が非常に難しかった。 たまに、このシミュレータを試遊してくれる友人はいたが、ゲーム作りの『仲間』と呼べるほどではなく、アドバイスらしいアドバイスも貰えずにいた私は、この『交渉』というアクションの実装を保留にするしかなかった。 その他の制作ストーリーと「フェイクディガー」の詳細は↓↓↓からご覧いただけます。 「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」
- 2019/3/22 7:00
- EJPゲームズ
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- 【新作】フェイクディガー の制作ストーリー「Fakers編 ③」
- 『黒』の宝石の登場で、『宝石発掘ゲーム』は飛躍的に成長したと感じている。 コンセプトというか、目指すべき方向性が何となく定まった気がした。 この宝石は当初、何の価値も持たない物として考えていた。 宝石カードを1マスに1枚ではなく、何枚か重ねて置こうという発想から、『誰にも価値のない宝石』、いわゆる『偽物』として、カード枚数を増やす為に生まれたが、試行錯誤を重ねる中で、マイナスの価値を持つ宝石にした方が面白くなると考えた。 マスは5×5の25マスから、3×3の9マスに変わり、中央以外の8マスに5枚ずつ配置する事にした。 宝石カードは赤、青、黄、緑、各5枚に黒20枚が加わり、全40枚になった。 半分が黒の宝石というのは、さすがに多いような気はしたが、枚数のバランス調整を繰り返し、ひとまずこのような配分に落ち着いた。 私個人のこだわりとして、この黒の宝石は一見価値がないように見えるが、集めると何よりも価値がある物に化ける・・・という設定を作りたかった。 それこそが、このゲームの醍醐味と呼べるような物にしたかった。 ただ、それはあくまで逆転要素であって、本筋ではないボーナス的な要素にしたかった。 麻雀でいう『国士無双』のようなイメージである。 ゲーム開始時の初期資金を1000M(マーミー)、発掘を行うごとに10Mを消費し、自分のターゲットにする宝石は1つ200Mで換金できるが、それ以外の宝石は0M、黒の宝石は1つにつき、200Mのペナルティとなる。 縦横いずれか1列の宝石カード山札がなくなったらゲーム終了で、その際に総資金が一番多いプレイヤーの勝利としていた。 そこに、同じ色の宝石を5枚揃えると、2000Mという破格のボーナスを得る事ができるというルールが追加された。 何故、資金の単位がM(マーミー)なのかは、非常にくだらないので割愛するが、そのうち気が向いたら書くかもしれない。 こうして『宝石発掘ゲーム』は少しずつ形を変えていったが、なかなか仲間が集まらず、日々進化していくこのゲームを試す事に苦労していた。 そこで思いついたのが、プログラムでシミュレータを開発する事だった。 その時、開発したアプリに私は『宝石発掘ゲーム』改め、『Fakers』と名付けた。 その他の制作ストーリーと「フェイクディガー」の詳細は↓↓↓からご覧いただけます。 「フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!」
- 2019/3/21 7:00
- EJPゲームズ