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【新作】フェイクディガー の制作ストーリー「大手町スピン編 ③」
2019/3/27 7:00
ブログ

スマホアプリを開発すべく活動を始めた我々『大手町スピン』は
大きく分けて2つの事を解決しなければならなかった。
まずはボードゲーム『Fakers』のルールを完成させる事、
そして、それをスマホアプリとして実装する事、この当時はまだ
どちらのノウハウもなかった為、試行錯誤するしかなかった。

ボードゲームのルールとしては、数年前に私が考案したものをベースとしたが、
実は対人でプレイした事が一度もなかった。
しかも、Windowsアプリとして開発したツールのAIは私の思考ロジックの簡易版なので、
私が負ける事はほとんどないレベルの強さにしかならなかった。
過去に開発を中断した理由もそこにあった。
このゲームの戦略には、どのようなパターンがあるのかを把握したかったが、
実際に4人を集めてテストプレイする以外に知る術がなかった。
時を経て、3人の仲間を得た事により、テストプレイが実現したのである。

とはいえ、ボードゲームの知識ほとんどゼロの4人が集まったところで、
的外れな意見や要素の詰め込み、その場しのぎのルール調整などで迷走していた。
特に私が想定外だったのは、プレイ時間だった。
通勤中の電車などで気軽にプレイするゲームを想定していた為、
1プレイ10分〜15分程度を目安に考えていたが、実際にテストプレイしたところ
1時間以上かかる事が判明したのである。

麻雀や将棋などのスマホアプリでプレイ時間を確認してみたが、
やはり長くても1プレイ15分〜20分程度で終わる。
とてもじゃないが、1時間は長すぎるという結論に達した。

仕事終わりに個室の居酒屋やカラオケ、時には休日にレンタル会議室で、
テストプレイ会や開発技術の共有会などを行っていた。
その会議の中で、突然現れた謎の生物がいた。
トムがホワイトボードに描いたそのキャラクターは
『おフェイ君』と名付けられた。

「Fakers世界大会の何大会連続チャンピオン」とか、
「人間で言うと数千歳」、「異世界の住人」みたいに
当初は色々とどうでもいい設定があったが、
ゲームには何の関係もなかったので、ほとんど忘れた。

その他の制作ストーリーと「フェイクディガー」の詳細は↓↓↓からご覧いただけます。
フェイクディガー 超戦略型宝石発掘バトル!!