みなさん、こんにちは!ようがくじ「不二の会」代表の向井です。
多くの方に、お寺の文化へと触れて頂きたい。そんな想いを胸にお寺ボードゲームをお作りしております。
初出展いたしました昨年秋のゲームマーケットから幾数月、今年の神戸にも出展。お寺ボードゲーム第一弾『御朱印あつめ』を多くの方に遊んでいただきました。誠にありがとうございます。
ゲームマーケット2016春@東京には出展しないのですが、少数にて委託販売を予定しております。
さて、この度、お寺ボードゲーム第一弾『御朱印あつめ』が、第2版となってやってきます。
箱のデザインも新たに、コンポーネントが7枚も増えてパワーアップ!御朱印帳ボードや写経チップのマイナーチェンジも行われます!!さらに選択ルールも追加!!そして、お値段も500円アップ!!!(6500円です、すみません・・・)
ということで、今回は追加&変更となりました部分についてご紹介いたします。
≪追加:御朱印カード~七福神~について≫
今回、御朱印カードを7枚追加いたしました。
やはり「御朱印」をいただくことの入り口として有名なのは「七福神めぐり」ではないかと存じます。東京にお住まいの方にオススメしたいのは、あっという間にまわれる日本橋、陽岳寺の前を通るコースとなっている深川、ウォーキング感覚でおすすめな谷中など。それ以外にもたくさんございますね。
第1版をつくるにあたり、御朱印カードの仏さまの種類をどうするか、本当に悩みました。ある程度の仏さまを網羅したいけれども、ゲームバランスなどもありますし・・・ということで七福神を断念。そして、今回ついに、七福神を加えられることに!
ただ、枚数が増えますから、すこしゲームが冗長になってしまうかもしれない懸念もありましたので、選択ルールも説明書に記載いたしました。御朱印をあつめているような、ご自身のご縁により選んでいただく、そんなルールとなっております。
さて、箱の中に入っている御朱印カードは合計36枚、通常カード31枚と特殊カード(黒地に金箔押)5枚。そして、31枚の御朱印カードは6種類(如来・観音・菩薩・七福神・その他・はずれ)に分類することができます。遊ぶ前に御朱印カードをパラパラと見ていただき、(説明書のカード一覧と照らし合わせながら、中身がちゃんと入っているかの確認のついでに)お気に入りをチェックしてみるのもいいかもしれません。
さて・・・6種類の分類がなされていると申しましたが、すこし説明をさせていただきます。
- 如来・・・如来とはこの世の真理を悟った姿、仏さまの種類のひとつ。釈迦如来・阿弥陀如来・大日如来。
- 観音・・・通称“観音さま”と呼ばれる仏。正しくは「観音/観世音/観自在菩薩」、菩薩のひとつ。いろいろな姿となり、迷う衆生を救ってくれるので、色々な姿形や名前の観音菩薩がいる。このゲームでは、六道に迷う衆生を救ってくれるという六観音のなかから准胝観音/不空羂索観音を除いた5つの観音菩薩を用いた。(ルール上、菩薩とは違う種類として扱う)。聖観音・十一面観音・馬頭観音・千手観音など。
- 菩薩・・・この世の真理を悟ろうと修行をする姿、または悟った後に迷う衆生を救わんとする姿、仏さまの種類のひとつ。普賢菩薩・文殊菩薩・勢至菩薩。
- NEW!!七福神・・・インドのヒンドゥー教、中国の道教、日本の仏教、土着の民間信仰など、さまざまな信仰が入り混じっている。地域や時代によっては、七福神の構成・文字、また数(八福神など)に変化がある。現在、御朱印をあつめる入り口として、「七福神めぐり」が親しまれている。
- その他・・・御朱印に、特定の宗派寺院にて書かれることが多いものをまとめました。南無妙法蓮華経・南無阿弥陀仏・南無大師遍照金剛。
- はずれ・・・なぜか御朱印にまぎれこんでしまったチラシやビラたち。冷やし中華など。
今回も、印刷所さまにご協力いただいて、特殊カード(黒地に金箔押し)を作って頂きました。かなり高級感があふれています。こんな御朱印あるの??と思われる方がいらっしゃるかもしれません。・・・あるんです。金箔ではありませんが、色の入った紙に違った色の墨字で書いてくださる場所があるのです!
さらに、この御朱印カード、ちょっと大きいサイズです(80mm×120mm)。ディクシットくらいでしょうか。御朱印帳をおもとめになったことがある方はお分かりになるかもしれませんが、御朱印帳のサイズって本当にいろいろとあるんですよね。大きすぎないくらいのサイズ感で揃えました。
≪マイナーチェンジ:御朱印帳ボード・写経チップ・箱デザインについて≫
ゲームではプレイヤーは御朱印カードを集めていくのですが、手に入れた御朱印カードは自分の御朱印帳ボードの横に並べていきます。まるで御朱印帳に書いていただいたかのように、御朱印がコレクションされていくわけです!
御朱印帳の表紙を模した、御朱印帳ボード。今回も、明治から続く製本屋
有文堂様にお願いしました。御朱印帳ボードは柄が4種類で、前回のもの(山・梅・たこ唐草・鹿の子)とは違った柄を今回は採用いたしました。3〜4人で遊べる『御朱印あつめ』、ひとり1枚、好きな柄をチョイスしてくださいね。
前回同様、柄にはそれぞれ意味が込められています。仏教というよりも、神仏や民間信仰。日本の神様寄りにてチョイスをいたしました。
- 矢絣・・・やがすり、と読みます。矢の羽根をデザインしたもの。正月の縁起物として神社やお寺などで「破魔矢(はまや)」が配れることがございます。また、的を射るという縁起かつぎも兼ねているようです。
- 唐辛子・・・赤い唐辛子。日本において、赤色とは魔除けの意味として捉えられてきました。また、虫除けの効果があったからかわかりませんが、唐辛子をつるすという魔除けが現代においても行われています。
- 稲穂・・・お米や稲には神社の神様にそなえる、というイメージがついてまわるものです。また、稲には霊的な力が宿っている穀物と考えられていました(諸説あり)。神仏に対しての畏敬の念を感じますね。「みのるほど頭が下がる稲穂かな」、そんな人生を歩み続けたいものです。
- 切り継ぎ小紋・・・小紋をパッチワークした模様です。小紋には、いろいろな文様があります。それぞれに意味がございまして、行儀、筋ともよばれる縞、自然をあらわしたものなど。様々な意味を込めたくて、こちらの柄を採用いたしました。
こちらの御朱印帳ボード。1枚1枚、完全に手作りです。布地を裁断して製作しているので、中に入っているボードの柄の具合はひとつひとつ違います。どのような模様が手に入るか楽しみですね!そして、前回よりも、すこし固いです。かつ重いかもしれません。本物らしさを増しました。
また、ちょっと写真には写っておりませんが、写経チップもマイナーチェンジしております。色味が違うのですが、味ということでご容赦下さいませ・・。
さらに、箱のデザインもマイナーチェンジいたしました。第1版までは「勢至菩薩」が大きく目立つものでしたが、これからは上記のデザインを目印にしていただければと存じます。
御朱印あつめ第2版は、ゲームマーケット2016@東京(5/5)少数にて委託販売予定です。なお、寺社フェス「向源」(5/1~4@日本橋YUITO5・6F)の物品販売ブースでも販売いたします。日本橋まで足をお運び頂きますと幸いです。また新作『檀家-DANKA-』を遊べるブースもご用意予定です(リンクはこちら)。
長々と書いてまいりました。お読み頂きありがとうございました。以上、御朱印あつめ第2版のご紹介でした。
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