按理具庵 @anriguan

ブース概要
「あんりぐあん」 と読みます。駆け出しの発明家が勢いで一人起業してしまった会社です。
陰陽五行プレイングカードFESCA(フェスカ)をトランプの再発明として創作しました。
しなり折りカード立てが第一発明品で、これを応用した紙製ミープルやチェス・将棋駒に展開中です。
新着ブログ このブースのブログ一覧へ
-
-
- サイコロの雌雄の謎(その3)
- 謎市販されているサイコロのほぼ全てが右手系(雌型とも呼ばれている)なのは何故か。また雌型と呼ばれているのは何故か。仮説1の要約黎明期、サイコロは木や石や骨などの素材を立方体に切り出し、右利きの職人さんが1~6の目を順に彫り進めると必然的に1,2,3の面の配置が右手系になる。右手系を雌型と呼ぶ理由は、2種の型に多少(主従)の関係があるとき熟語の「雌雄」の順番から単に多い方を雌とした。雌雄の並び順は「陰陽」の対応であり「陰陽」は「左右」や「東西」などの時間順の熟語である。詳細はこちら⇒ サイコロの雌雄の謎 https://gamemarket.jp/blog/164499仮説2の要約「雌型」と呼ぶのは日本だけで世界的には右手系と呼ぶのが標準のようである。西洋から輸入したサイコロに右手系と左手系の両方が存在していたので、その区別のため凹凸対応で右手系(デルタ型)を雌型、左手系(スター型)を雄型と呼ぶようにした。主流(多数派)は右手系であった。詳細はこちら⇒ サイコロの雌雄の謎(その2) https://gamemarket.jp/blog/191961仮説3の要約(今回の話題)右利きの設計者が美しいサイコロを目指して量産用テンプレートを作図したら右手系になった。2-2-2型の展開図で6の目を中央にして最初に描いた。仮説2を考えているとき、なぜデルタ型とスター型に描き分けられるかを考えた。対応する面の和が7になるように配置することを前提としつつ、2と3の目の並びは左上から右下へ向く(右下がり)のが標準だからという条件を追加したためである。この「右下がり」がなぜ標準なのかという考察が抜けていた。西洋文明において、文字を書く向きが左から右で上から下であるために、対角線を描く向きもそれを基準としていると単純に考えていた。でも筆跡鑑定の基本に文字の横棒線がやや右上がりとなる人は右利きと云うのがある。これは右手の手首や肘を軸とした回転で内側から外側へ振ると必然的に右上りになるためである。対角線を描くのも同じく右上がりが描きやすいのではと考えるが、確かにフリーハンドで線を描くときはそうであるが、左手で定規を支えて直線を引く動作においては、45度という大きな傾きでは右下がりの方が描きやすくなる。もし右上がりの直線を描こうとすると、定規を支える左手とペンを持つ右手を交差することになってしまうからである。まとめると右利きの人は定規で斜め45度の直線を引くとき描きやすい「右下がり」を必然的に選ぶのである。2と3の黒点の並びの向きは右下がりの対角線が描きやすいからという理由が判明したが、もう一つ6の目の向きの謎が残っている。 人型に見立てて縦方向に長い展開図を採用して6を脚にするため長辺が縦になる向きに決めたが、実のところ市販されているサイコロの多くは6の目の並びは長辺が横(上図の最上段の左から2番目)になっている。すなわち6の目の3点並びの方向に5の面があり、2点並びの方向に4の面がある。この事実には気付いていたが人型に見立てるため、あえて普及品と異なる展開図を選んでいた。なぜ右手系が主流なのかと云う大疑問が優先されて、6の向きは製造者の好みの違い程度の些細な事と考えていた。しかし美しい引き締まった6の目の長方形を描く方法を検討しているとき、5の面と4の面は6の面に隣接して、その点間距離を延長して作図配置されているのではないかと考え付いた。 仮説1では職人が直接立方体に1から順に彫り進むためと考えていたが、ある程度文明が進みサイコロを量産するようになると一つ一つ職人が手彫りで制作するわけにはいかなくなる。親方が多数の弟子たちに手伝わせるとき、彫り穴の位置決めの高度な製図技術を習得していなくても作業ができるように紙型を使う方法が考えられたであろう。プラスチックが普及する前の量産用サイコロの素材としては陶磁器が適していたであろう。粘土を立方体に成型し乾燥させてから目を彫り、素焼きして目を黒く塗り全体に釉薬かけて本焼きするとできあがる。目を彫るための型紙の展開図として、どのような形が選ばれるか考えたとき2-2-2型が最適であり、型紙の元となる板型(テンプレート)を作図するとき中央に6の目から描き始め、その点幅を延長して5の目と4の目が作図されるだろうと考えた。おそらくコンパスと定規で作図すると√2/2を基準とする約3:4:3の比で6の目を描くことになっていたであろう。もし1:2:1の比率で6の目が正方形となるように描いていたら6の向きは縦横どちらでもよく、板型作り職人の気分次第で決まっていただろう。6の目の長方形が引き締まった美しいサイコロが好まれて、よく売れて市場を独占したため6の目の向きの標準が決まったのだろう。スター型とデルタ型も同様に製造者(工房)ごとに分かれて存在していたが、やはり見た目の美しいデルタ型が生き延びてサイコロの標準デザインに落ち着いたのだろう。2-2-2型の展開図で中央に6の目を配置し、点間延長で4,5を隣接配置し、2,3は右下がりの条件で(対向面の和が7の条件も含めて)描くと、下図のように4種に限定される。対角のそれぞれは回転対称の同形なので実質2種の型に絞られる。これが右手系デルタ型と左手系スター型になるのである。 2-2-2型の展開図から人型の展開図1-4-1型への変化は以下の図のとおりで6の向きは確かに多数派の横向きに対応している。 以下は補足の説明話の流れが前後したが展開図の2-2-2型が最適な理由を述べる。正六面体の展開図は鏡像対称を除外すると11種になることが知られている。この中で紙面から多数の型紙を切り出すとき、最も無駄のない形状はどれかと考えると2-2-2型と3-3型が適している。他の形でも向きを変えてパズルのように上手く嵌め込めば可能な形があるかもしれないけど、そんなの考えるのは手間暇かかり全くの無駄である。型紙は折り込んで立方体に貼る必要があるとすれば、折り線を形状だけから確定できる2-2-2型の方が優位である。 量産用の素材として陶磁器を考えたが、焼成や釉薬という技術が生まれるもっと以前からサイコロの量産があったとしたら、素焼きの陶器(テラコッタ)で目の黒塗りなしで彫っただけのもあっただろうし、自然乾燥だけである程度の強度が得られる石膏(せっこう)を素材としたサイコロがあったかもしれない。あるいはサイコロ(骰子、賽子)の語の名のとおり動物の骨を素材としていた頃から量産していたかもしれない。紙が安価に普及する前なら羊皮紙(あるいは皮革そのもの)を穴の位置決めテンプレートに用いていたかもしれない。石膏の他にも成型立方体の素材として漆喰(しっくい)やセメント(モルタル,コンクリート)がありえたのかもしれない。まったくの妄想だが、バックギャモン(西洋双六)の原型が流行ったローマ時代ならローマン・コンクリートのサイコロがあったかもしれない。6の目の並びの向きが縦横どちらが多いか確認のため、ネットショップの写真画像を100枚程度調べてみた。写真から判別できない(6の面が見えない、6の面が正面で隣接する他の面が見えない)ものが2割ほどあったが、人型配置基準で6の脚が横向き(6の目の並びを長方形と見たとき長辺側に5の面がある:以下6長5)が多数派であり、手元にある実物の数種を確認した全てのサイコロも6長5であるのに、ネットの写真では思いのほか縦向き(6の長辺側が4の面:以下6長4)の比率が予想外に多い事に驚ろいた。その比率は3:2~2:1程度(多数派率60~67%)であった。ただし6長4のサイコロの1/4程度に中華仕様の特徴(4の目が赤、2の目が縦並び)が見られた。(※計算比率に範囲があるのはこれらを含むか否かによる。ちなみに予想値は90%以上であった。)したがって6の目の向きは製造業者ごとに決まっており業界標準がまだ確立していないのか、あるいは標準はあったがそれを無視した安直な設計でデザインされた商品が多く出回っているだけか、どちらかだろう。サイコロの展開図をネット画像で調べてみると、各面は右手系で配置されているが、2,3,6の目の並びの向きまで細かく配慮したものは極めて少なく正に混沌としている。よって後者の標準(伝統的デザイン)を無視した安直な設計のサイコロが多く出回っていると云うのが正しそうだ。ついでながら6の目のデザインについても間延びした点並びの不格好なのが数多くみられる状況であり、まったく残念である。 変更来歴2025.03.25 画像を高解像度版に変更しました。現状ゲムマのサイトがPCでの拡大表示に対応してませんが、元ファイルを高解像度にしておけば画像をダウンロードして見れます。
- 2025/3/24 14:54
- 按理具庵
-
-
-
- サイコロの雌雄の謎(その2)
- 「サイコロ」と「雌雄」、この2語だけのGoogle検索でトップページに表示されるようになった以下のブログが私の一番の自信作です。サイコロの雌雄の謎 https://gamemarket.jp/blog/164499考察内容が深く展開図が創作的で巧みなところが凄い(←自画自賛www)のです。またサムネイルに採用した雌雄比較の展開図は画像検索では左上端に表示され正にトップです。やはり考え抜いた分かりやすい図がウケているのだと思います。今回はこの展開図の秘密解説を少しと、雌雄の名前付けの別の説を紹介します。では先に展開図の解説です。立方体の展開図としては、あまり見かけない特徴ある縦長で人型(形)の六面配置で雌雄を左右に並べています。中央の赤1は心臓で胸を5は腰で6が脚を2は目を表し顔としていて、これら縦四面は雌雄で共通とし、腕に相当する3と4だけが左右逆になってます。実は市販されている標準的な雌型サイコロとは異なっていて、2と3の向きは同じなのですが6の縦横の向きが違うのです。向きまで考慮した展開図は、2と3と6が四方回転対称でないため、その3種の組み合わせで2の3乗の8通り、それが雌雄の2つで計16通りの展開図があります。 雌雄の比較図として選んだのは上段左端です。市販の普及品の多くは雌型の6が横向きの上段左から2番目です。2と3は黒点並び斜線は最も一般的な左上から右下の向き(⚁⚂⚅ ←サイコロ記号フォント)としています。このように6を脚に5を腰にみたてて人型に見えるよう意図して、この向きと配置を選んでいるのです。したがって雌雄の展開図は単なる鏡像対称とはなっていません。大切な事なので繰り返します。数の配置は鏡像関係ですが展開図は鏡像(単なる裏返し)ではありません。また世の中には6の黒点並びが長方形なのと正方形なのとありますが、機能デザインを重視して長方形の方を選んでいます。この縦横幅は4と5および2と3の区別にも適用されています。どんな機能かと云えば、5の真ん中の黒点がすり減って消えたとしても点間幅で4と区別できるのです。でも実のところ6の長方形は黒点の配置バランスが良くて引き締まって見えて美しいと云うのが本当の理由です。6の目の作図法で引き締まった長方形を描くには、黒点が微小であれば横幅を3等分して配置するのが最も美しいですが、やや大きさのある黒点では、中央をやや広げて配置するとバランスがよく見映えよくなります。そもそも辺長の三等分は作図が難しく、型紙を使って折り紙の手法で半分重ね等分を繰り返して4,8,16を分母とする分数で分割する方法が簡単で便利です。例えば16を分母として5:6:5の等分に近い比率が得られます。あるいはコンパスを利用して対角線の√2/2を作図して分割する方法もあります。こちらは無理数になるので比率は小数表記が正確ですが、近似整数比に丸めると3:4:3となります。どちらにしても正方形配置の1:2:1よりはバランス良く美しく見えます。黒点の大きさも影響し個々の感覚的な好みもあり断言はできませんが、私は中央比が√2ー1が最も美しく見えます。しかしながらアナログ時代ならコンパス作図で便利だったのが、今どきCADでデジタル作図するとなると分数の方が楽なので、実際に採用したのは中央比3/8の方です。前回のブログ(←5年以上も前)では、雌雄の名前は多少(あるいは主従)の関係で決めたと云う独自の説を唱えましたが、この展開図の2と3の向きを調べていると、気になる雌雄の判別法が見つかって、これから別の説が考えられたので紹介しておきます。1と2と3で囲まれた立方体の頂点を中心に三面を見たとき、2と3の黒点並びラインが頂点を囲む三角形(デルタ型)を形成するのが雌型で、逆に頂点に線が集まり三線放射形(スター型)を形成するのが雄型なのだそうです。視覚的に凹凸なので、これが雌雄の命名理由ではないかと考えました。納得感はあるけれど、でも斜めの黒点並びの向きは面の配置とは関係ないので、これは単純に後付けの判別のための覚え方なのだと思いました。(←過去形)例えばトイレのマークでは赤が女性を、青または黒が男性を示す文化的な色と性の関係がありますが、その一方で「紅白歌合戦」では白組が男性で紅組が女性ですし、伝統的な陰陽図では陽の白が男性で陰の黒が女性を表します。これは西洋と東洋の文化的な違いなのかもしれません。でも赤色やそのやや黒みがかった紅色を女性と結びつけるのは共通性があり、それは人類に普遍的な感覚的な連想思考があるのだろうと推測されます。それは公には表現し難いのですが…、まあ「血は赤い」ってことです。そのように妄想的な推論を重ね続けました。日本のサイコロ製造会社(工房?)の偉い人が、西洋から伝わったサイコロを調べていると2種類あることに気付いてデルタ型の方を雌型と呼ぶことにしたってことが、もしかしてあり得るのかもしれないのです。すなわち名前が先で、その面配置がたまたま右手系で普及型だったということです。実際に英語版のWikipediaには雌雄という表現はなく右と左であり、翻訳で「西洋のサイコロは通常右利きで、中国のサイコロは通常左利きです。」(自動翻訳は文脈を理解していないので「利き」と変な訳になっている)とあります。でも日本語版の写真において、中国製とされる2の黒点が縦並びのサイコロはきっちり西洋と同じ右手系なので、東洋が左手系という情報は怪しそうです。そして、どうやら雌雄の型の名前は日本独自なようです。(※以下、発見の喜びを表すため文体を「ですます」調から口語調に変えてます。)ついでに日本語版にある謎の呪文のような「天一地六東五西二南三北四」って何を考察する。「天地、東西南北」は一般的な熟語並びで、その間に目の数を割り込ませただけの丸暗記の呪文のようだ。対向する面の和が7って規則を知っていれば、123の方位だけを示せばよく、「天一西二南三」と順番に表記すれば十分で覚えやすくて簡単だ。「天一」は赤い1の目を太陽にみたてれば誰もが納得できる感覚だ。でも「西が二」で「南が三」って、方位と数にどんな規則性があるのか全くの謎、「天一地六…」なら次は東を二とするのが普通の発想ではないか、なぜ西を二としたのかと。「天一西二南三」と書いて読み直したら気が付いた。これって実は覚えやすいように語呂合わせになっているのではないか。「西(にし)の二(に)」と「南(みなみ)の三(み)」ってこと。生まれたときは考え抜かれた理屈や明確な意図があったのに、まんまコピーされて伝搬普及してくるうちに、本意が伝わらず形ばかりが残って(形骸化)、大切なことは失われていく、神話や説話の伝承や宗教教義などでありがちなこと。失われしもの《陰の叡智??》の再発見には名探偵のような洞察力が必要なのかも。
- 2025/3/4 12:48
- 按理具庵
-
-
-
- 純粋なゲーム用タロットのデザイン
- 今でこそ占い用具として知られるタロットカードが、実はトリックテイキングゲーム(以下トリテ)用のカードであったことは、ボドゲ界隈の人でもあまり知られていないのではないか。もっと言えば日本語では「トランプ」って用具の名前として普及しているが、元はトリテの「切り札(Trump)」が語源であり、用具としては「プレイングカード(遊戯札)」が正しいことも、わりと知られてないのかも。そんなこんなで、「純粋な」、あるいは「完全な」ゲーム用タロットカード(左肩にインデックスがあり占い要素を全て排除したタロット)に興味があって探してみた。ゲーム用としてデザインされたタロットはいくつか見つかるのだが占い要素を排除した純粋なゲーム用は無かった。そもそも占い以外にゲームとして使うという需要がないし、大アルカナ22枚の象徴カード名を排したら、それはもうタロットと呼ばないので検索に掛からないのかもしれない。占い要素を完全に排して4スート14ランクの56枚に22枚の切り札を追加した計78枚のカード構成だけのゲーム専用のカードってどんなだろう、無いなら作ろうと創作意欲が湧いてきてデザインしてみた。大アルカナ(←この「アルカナ」という用語自体が占い用であるが他に適切な用語がないので使用する)22枚のカードデザインを数だけに抽象化して表現するとき、その図柄をどのように表すかということ。小アルカナ56枚は現在のトランプ同様にスートマークと3列配置のデザインに騎士(Knight)の絵札ランクを追加する。ただしインデックスの表記文字は王(King)のKと被るのでスペイン語caballoのCを用いる。大アルカナ22枚も独自シンボルマークと配置にする方法もあるが、これは新たなスートの追加で単なる変則5スートのカードとなってしまいタロットらしさが失われる。切り札はスート無しでランクのみ有する他のスートと異なる特殊なランク構造であることを示すため、やはり同じデザインは避けるべきだ。大きく算用数字(アラビア数字)を描いてもよいがデザイン的には安易なありふれた方法でとってもダサいのである。そこで欧州に残るゲーム用タロットに使われているローマ数字を使ってみた。でもローマ数字って読み難い(特に4とか9とか)し、Xが上下対称文字であるため見る方向によってIX(9)とXI(11)の区別が付かないという致命的な問題もある。算用数字の6と9も同じ問題があって下線を引いて上下を区別する方法もあるが、余計なものを加えるのはどうも美しくない。そこでスートマークに赤と黒の2色が使われていること、マイナスの数を赤字で表現することから、5-1や10-1を意味する逆配置のIを赤字で示して区別する方法を思い付いた。赤黒の2色が活かされ読みやすくなった。ローマ数字には0を表す記号がない。「愚者」は他の21枚の切り札と違って特殊な「逃げ札」として使われるため数字がなく空白で表していたらしい。現代版では算用数字の0に対応付けてアルファベットのОを使っているらしい。ついでながら日本語というか漢数字にも位取り表記のための記号文字として〇(←丸でなく漢数字)があって、例えば三百五円を三〇五円と表記するらしい。赤文字を使っている時点で既に正式なローマ数字ではないく、改変したローマ数字なので独自性を出して「・」中黒で表記してみた。でも、ローマ数字ってかっこいいけど使い慣れてないためか読み難い。カードを遠目で見ても数がいくつであるか判断できる数字のデザインはないか探しまくっていたら、楔形数字、算木数字、マヤ数字、果てはシトー会数字まで見つけて、そろばん感覚で読みやすいマヤ数字が最適と結論付けた。点が1個で1を2個で2を3個で3を4個で4を表し、5は横長の棒で、以降は足し算の規則で5の横棒と1の点の組み合わせで表記する。一応0(ゼロ)の表記もあるが規則的な記号には見えない。漢字で0を表記するとき「零」や「空」を使うのと同じ感覚の数字なのかも。本来はマヤ数字は二十進法の体系で19に相当する数が最大なので横棒は3本までであるが、20や21を同じ規則で表記しても数として認識されるだろうと拡張して使うこととした。このマヤ数字を切り札のランク表記デザインに採用して汎用カードTEG7を2023年に作成した。ただし78枚の標準構成ではなく4スート9ランク18追加の縮小54枚版である。その後、このマヤ数字を独自に縦型に改変して汎用カードTEM4に採用した。ちなみにTEM4の縮小版タロットはNeoTarot54と名付けて以下の図のようになっている。小アルカナに相当する部分はFESCAの4スート(木火土水)のマーク(形と色)と配置(1~9)のデザインをそのまま流用している。(2024.12.24追記)標準78枚構成のタロットに適用すれば以下のようなデザインになる。小アルカナ56枚のデザインについてもトランプ互換としながらいくつかの点を改良している。スペードのAのマークが凝った図柄で大きくなったり、「1」が「A」と表記されるようになったり、絵札の図柄が顔の向きからなにやらスートごとに細かく異なっていたり、長い歴史のなかで改変が加えられ対称性や規則性が失われて抽象デザインの純粋な美しさが無くなっている。歴史的改変を一掃して純粋さを取り戻し、さらにスートマークの配置をバランスよくしてある。もっと徹底的にゲーム専用に機能性を求めて改良すれば、絵札を排して数字化し、スートマーク配置も識別性を考慮して、スート毎に4色の色分けしと、改良したのが跳躍進化形トランプを謳う陰陽五行札FESCAであり、そのサブセットの4スート版がTEG7やTEM4である。ここでは伝統的なタロットとトランプのデザインに寄せておくことにする。このタロットをデザインしている間にまた新たな疑問が生まれた。(1)トランプが52枚構成に対し、タロットの小アルカナが56枚構成なのはなぜか。(2) スートは4種あるのに、なぜ赤と黒の2色分けなのか。(3) 大アルカナの枚数は、小アルカナのランク数と同じ14ではなく、なぜ22枚としたのか。以前(1)の回答として「枚数はゲームに依る」として、4人制ペア戦のトリテをするため奇数となる13ランクが選ばれたと推測した。では56枚は当時に流行していたトリテで最適なカード枚数であったのか。既に仮説は得られているが、ここに記すには内容的に重すぎるので、また別のブログとして公開するつもりだ。(2)に関してはググってみると赤と黒の2色は「昼と夜を象徴している」とかトンデモ回答が溢れている。タロットゲームの古(いにしえ)のルールを調べてみれば自ずと答えが得られる。黒スートと赤スートでは数字ランクの強さの順が異なっており、機能的にこれを区別しやすくするために色分けしてあるのだ。ではなぜスート毎に強弱の順が異なるのか、そこまで解説してるのは見つけられなかったが、トランプの起源を辿れば推測できる。おそらくトリテルールの進化とスートの誕生に関わっているのだろう。原始トリテ「赤と黒の起源」という名前のゲームとして公開したい。(3)に関しても回答は見つからない。当初は21枚であったが「愚者」の1枚が加わって22枚となったらしい。ではその21枚の起源はどこって、そこから先が辿れないのだ。21と云う数を頼りに勝手に推測するしかない。Wikipediaによればタロットのカード構成の起源としては、小アルカナに相当するトリテ用のカードセット(40~56枚?)に切り札専用の別カード(20~22枚)を合体させたという推察が示されている。この別カードはゲーム用であったのか、あるいは寓意が込められた絵本的なものであったのか不明のようだ。21と云う数は7×3なので1~21の連番カードセットで3人制で7回戦の数の大きさ比べの賭博ゲームを考えた。いかにもありそうであるが中途半端な21枚の構成は好まれないであろう。六面体のサイコロ2個を振って出る目のパターン数が21である。2つのサイコロを区別すれば36パターンが正しいのであるが、同じ形状のサイコロで区別できないと、ゾロ目6パターンと、残り30パターンの区別なし半分の15パターンで、合わせて21種になる。このサイコロ2個のパターンをカード化したのが牌九牌(天九牌)であり欧州に伝わりドミノの原型にもなったと言われている。もしトランプの原型となった葉子(馬弔)と同じ時期に欧州に伝わっていたとしたら、これはあり得るだろう。サイコロを2個振って吉凶を占うとすれば、その出目パターン毎に解説カードがあり、個々のパターンに名前を付けて後々の大アルカナになったとしたら…、占い繋がりで大いにありそうな仮説である。この仮説を基にドミノ風(正しくは牌九)タロットをデザインしてみた。21パターンをどのように番号付けするかが悩みどころであるが、単純な合計値で並べて同じ合計数の間では2つの出目の差が大きい順とした。関連リンクhttps://gamemarket.jp/game/184828 タロット・デ・ポーカー(ネオタロットポーカー)https://gamemarket.jp/blog/177442 FESCA(フェスカ)は78枚だけどタロットではないhttps://gamemarket.jp/blog/78350 FESCA(フェスカ)マーク配置デザイン原図https://gamemarket.jp/game/181378 TriElioGreed7(トリエリオ・グリード・セブン)https://gamemarket.jp/game/182400 エラトス(Eratos)でファンネルトリテ(Funnel-TTG) (2024.12.22追加)変更来歴2024.12.22 以下のとおり修正しました。誤)大アルカナ22枚の抽象カード名を排したら、正)大アルカナ22枚の象徴カード名を排したら、誤)占い要素を完全に排して4スート14ランクの54枚に22枚の切り札を追加した計78枚正)占い要素を完全に排して4スート14ランクの56枚に22枚の切り札を追加した計78枚誤)ただし78枚の標準構成ではなく4スート9ランク18追加の縮小56枚版である。正)ただし78枚の標準構成ではなく4スート9ランク18追加の縮小54枚版である。誤)長い歴史のなかで改変が加えられ純粋な対称性や規則性が失われて抽象デザインの純粋な美しさが無くなっている。正)長い歴史のなかで改変が加えられ対称性や規則性が失われて抽象デザインの純粋な美しさが無くなっている。誤)黒スートと赤スートでは数字ランクの強さの順がことなっており、正)黒スートと赤スートでは数字ランクの強さの順が異なっており、誤)赤と黒の2色はは「昼と夜を象徴している」とかトンデモ回答正)赤と黒の2色は「昼と夜を象徴している」とかトンデモ回答2024.12.24 TEM4のネオタロット54の図と説明文を追加した。2025.01.08 以下のとおり修正と変更と補足説明です。誤)タロットカードが、実トリックテイキング 正)タロットカードが、実はトリックテイキング マヤ数字は20進数の19が最大なので→マヤ数字は二十進法の体系で19に相当する数が最大なので(3)に関しても回答(解答?)は見つからない。↑「なぜ」と云う問いかけに対して正解ではないかもしれない答えを示すことが「回答」であるとしたら、(1)や(2)は問いかけが見つかって、その返答があり「回答」が正しそうである。でも(3)に関しては問いかけ自体が見つからない。22はヘブライ文字数という後付けこじ付け説は見つかるが明らかに嘘っぽいので却下する。なぜ22枚かと云う起源を探る自己問答だとしたら「解答」の方が正しいのかも。
- 2024/12/19 17:41
- 按理具庵
-
-
-
- 六角格子の将棋を考える
- Twitter(現X)からの転載です。 https://x.com/anriguan/status/1340098062954373120 もう4年も前のネタになるのですが、最近「いいね」してくれた方が居て、内容を読み直したのですが、このゲムマブログに転載してなかった事に気付きました。いつか完成したら正式に書こうと思いつつ、そのまま忘れて放置となるネタがなんて多い事でしょう。未完成ながら新作ゲームのネタとしては面白いので、これを機会に転載することにしました。 以下、転載です。 #六角格子 #将棋 #ボードゲーム #六角将棋 番ちゃんの作品に触発されて、公開することにしました。 六角格子の将棋って、クリエータの考えることはみんな同じなんだなあと。 でも細かいところは、やっぱり全然異なっているのです。 昔の創作ノートを掘り出してきて再構築し作図してみました。 → 配置案1 駒の動かし方 配置案2 一手番を費やして、飛・角・銀は左右に60°回転することで移動方向を変えられるのが特徴です。 左右どちらに首を振っても前方を向けるように駒の文字はわざと傾けてあります。 回転できるのなら盤は長方形である必要がないとの発想で六角形に変化させてみました。 と昔々のお話です。 → 配置案3 駒の向き変え 配置案4 ここからゲーム創作が加速していきました。 他の駒の回転も許すとすれば、陣の概念を失くして完全に回転対称にできる。 そしたら敵味方の区別は色分けする必要がある。 駒の動きパターンは他にもあるので将棋の駒に拘わらずに増やしてしまえ。 → 陣が無くなると成りも無くなるし、だったら相手の駒を取ることで進化する仕組みにしようか。 ・・・と発想は止まらず、将棋とは全く異なるゲームになっていきました。 この図は、まだ将棋の原型を残していた時点のものです。 そのためゲームとして楽しく遊べるかの検証はまったくしていません。 → どなたか試してみて、改良して完成させてください。 #ゲムマ の#ブログに公開した「交錯干渉将棋」もよろしく。 ちなみに、 きっかけとなったバンちゃんの元ネタはこれ! https://x.com/hyacper/status/1339475919627382786 追記(2024.10.01) A3用紙に印刷して駒を自分で切り出して実際に遊べるキットを作成しました。 駒は長方形の形で切り出して中央で半分に折り曲げて糊付けし、その後に六角形に切り整えます。 初期配置では、左側に配置する角と銀が内向き(斜め右向き)であることに注意してください。 通常の将棋と同様に相手陣内に入ると裏返って「成り」昇格します。龍と馬はそれぞれ移動できなかった周囲マスに移動可能となります。他の駒は成ると金と同じ動きになります。傾き駒である飛と角は、そのまま長距離移動の方向が変わらないように左右反転で裏返します。銀は成り金の動きが正面になるように裏返します。 ↓追記(2024.10.04) 成り駒の動き 拡張案 PDF A3用紙で遊べるキットの動作未確認版を公開します。 A3六角格子将棋TypeA86_v10.pdf A3六角格子将棋TypeB85_v10.pdf A3六角格子将棋TypeC76_v10.pdf 駒の向きや陣の領域など不具合がある可能性があります。 テストにご協力いただける方は、間違いや問題に気付いたことがありましたらTwitter(現X)にて連絡願います。 なおTypeD91は近日中に作成する予定です。 A3六角格子将棋TypeD91_v10_K15.pdf 陣の灰色が印刷すると画面で見るより薄くなるようです。調整テストのため灰色レベル15%と20%を追加しておきます。 A3六角格子将棋TypeA86_v11_K15.pdf A3六角格子将棋TypeA86_v11_K20.pdf 関連リンク 交錯干渉4人制チェス(仮) 交錯干渉将棋とダブルス将棋 交錯干渉将棋ミニ リリリチェス ジュエルズチェス JewelsChess(宝石将棋)のクリア駒 重み付けはさみ将棋 蜂蜂はさみ将棋(BeeWaspBee) 蜂蜂はさみ将棋(BeeWaspBee)改定2版 変更来歴 2024.19.04 按理具庵の将棋系の関連リンクを下方へ移動しました。 2024.10.04 成り駒の動きと拡張案の画像を追加しました。 2024.10.04 PDFにTypeD91版と陣の灰色レベル調整テスト用(TypeA86のみ)を追加しました。
- 2024/10/1 10:08
- 按理具庵
-
-
-
- なんでもかんでもUDバトルポーカー
- UDバトルポーカーはランク・スート型のカードゲーム用具なら、なんでも使える汎用設計のゲームです。 ゲムマ2022春ではトランプと麻雀牌を使用した場合のルールシートと役表を配布しましたが、タロット,UNO,花札など様々な用具の考察検討を進めていました。 麻雀牌でバトルポーカー ←UDバトルポーカーの詳細はこちら 麻雀牌の検討を開始するきっかけとなったTESCA(テスカ)は、元々がFESCA(フェスカ)用ゲーム開発を起点としていたので、トランプより早い時期に検討していました。さらに麻雀の字牌を拡張追加スートとみなす考えから、その類似的な発想からトランプの拡張であるタロットへの適用も麻雀牌の次ぐらいに思いついていました。それぞれをまとめ上げてゲムマ2020春に臨むつもりでしたが、UNOやうんすんカルタなど他にもある様々なカードゲーム用具への適用を思いついて検討は発散し、さらに超絶変態カード構成の花札にまで手を広げて、いよいよ収集がつかなくなってしまいました。「後で公開します」と宣言はしても興味の方向はどんどん移り変わって放置されがちなのが常であることから、完全なルールシートではないものの基本的な役と強さの関係を早めにまとめて公開することにしました。 タロットは現在では占い用に使われていますが元はゲーム用のカードセットです。追加された22枚はトリックテイキングの専用切り札と云うのが歴史的な事実のようです。 FESCA(フェスカ)は78枚だけどタロットではない ←タロットに関するブログです。ゲーム用タロットはカード構成は同じでも別物と初めて知りました。 4スートのトランプではあまりにも簡単にできすぎるため採用を断念したMW役がここでは復活して採用しています。追加分のExスートが多すぎるため、HF(ハーフフラッシュ)ではなくSeF(セミフラッシュ)を採用することで役の強さのバランスを調整しています。EFL(エクストラフラッシュ)がFL(フラッシュ)より弱いのも珍しいのですが、これもExスートの枚数が多いことが理由となっています。Exスートにきっちりと数ランクが定義されているのがタロットのカード構成の大きな特徴であり、とても興味深い役順になっていて4~5人で遊ぶにはトランプよりお勧めです。日本ではゲーム用タロットの入手は難しいのですが、銀河企画オンラインのXTAROT(エクスタロット)が使えそうです。 UNOはトランプを除けば世界中で最も多く売れているカードゲームだと思います。 汎用ゲームとしてこれだけ普及しているゲーム用具を利用しない手はありません。しかしながらカード構成をみれば、4スート・12ランクの2重デッキでトランプと全く同じ役になることが懸念されました。でも直ぐに絵札に相当する機能札のS,R,Dを不連続の非ランク札として扱うだけで全く別物になる面白い構造であることに気が付きました。さらにジョーカーに相当するワイルドカードをExスートとすると役の種類が増えて益々楽しくなりそうです。 LoXとHiF役でこの特徴あるカード構成に対応しました。ワイルドカードの枚数が少ないので、HFからW2を分離してSeFとしています。 役の数が多すぎること、SeF,RN2,FL,D2の差が少なくて強弱が不明瞭になることの問題を抱えていて改良の余地がありそうです。 麻雀牌の花牌を活用したデッキです。Exスートが3種になることでEMWが追加されます。4,3,2と枚数が段階的に減り、4+3+2が数牌のランク数の9と等しくなることから、カード構成は対称性が美しいのですが、ゲームとして面白いかはまた別問題で、標準デッキとの差があまり感じられません。本家の麻雀でも花牌は抜きドラとして使われており、やはり特殊な役割を与えて大きな変化を得るのがよいかもしれません。今後の課題です。 麻雀牌への適用を考えるきっかけとなったデッキです。FESCAで通常の5枚役のミクセルポーカーを検討しましたが、3枚役なら(3+1)スートのTESCAの方が適しているだろうと直感が働いて検討を始めました。FESCAは(5+1)スートですから3枚ミクセル役が破綻しています。予想どおり役のバランスが良くてお勧めです。枚数が少なくて多人数用にはデッキの多重化が必要で、これはFESCAの無駄遣いかもしれません。将来的にはFESCAのサブセットでない元からTESCAを製品化するべきなのでしょう。これも課題です。 FESCAでもっともっとミクセルポーカー ←TESCA52やミクセルポーカーに関してはこちらを参照 同じTESCA52のデッキなのに、麻雀牌に寄せた全く別のカード構成が作れてしまいます。我ながら凄い発想と自負しています。EMWやEFLの順位が逆の部分があり、前後役との差が小さい部分があったりと、もう少し調整が必要です。太極札を抜くとか試してみようと考えています。 より麻雀に近づけるためランク数を削減したものです。これも同様に調整が必要となっています。 うんすんカルタが元になっていますが、5スート・15ランクの構成を使用しているだけで、UnSunと表記した新規のカードセットとも言えます。トランプのA(エース)の原型ともいわれるドラゴン札(ロバイ)を10番目に配置し、絵札の扱いとしたのがUnSunAであり、数札の特殊札としたのがUnSunZであるとみなせます。 5スートであることから単純なMWが採用できないので、代わりにLoXとHiFを採用しています。 このゲームの元ネタであるカードです。ここでは詳しくは述べませんが、6スート・10ランクの構成は、既存の3カードポーカー役であるP1,ST,FL,K3,SFの5役の発生確率を最適に調整されたものであることが分かりました。下図のグラフの直線性が良いと云うことです。さすがに良く考えられています。 当然ながら、そのままRun系役を増やしたUDバトルポーカーに適用すると、RN2とSTの数が完全一致とか役順が悲惨な状態になります。 役が多くなり過ぎて役間の差が小さく役順が不明瞭な問題対策として、思い切ってRun2系役を削除してみました。良さそうです。D3とW3の役順が逆なのは作表ミスです。 変更来歴 2022.05.02 まだ各デッキに対する解説の記載が途中ですが暫定公開します。 2024.06.10 画像ファイルの再アップロードで復旧作業。
- 2022/5/2 15:36
- 按理具庵
-
新着ゲーム このブースのゲーム一覧へ
新着デザイナー情報 デザイナー情報一覧へ
-
-
- フェスカ・つじむら
- リストラ退社を機に一人起業しちゃった駆け出しの発明家、合同会社 按理具庵の代表、 デザイナー名として一時「つじむら・せんじゅうろう」を名乗っていたがフェスカに専念するために改名。 大手電機メーカー子会社をリストラで早期退社、 社畜人生を終わらせて、 子供のころ夢見た発明家として一人起業、 ・・・してみたけれど、 暇にまかせて、アイデアだけは次々と出てくるけど、 ヒット商品となる発明品はそうそうできる訳もなく、 売る物なくて無収入、退職金を食いつぶす日々...。 そんな中、初めてこれは売れるもかもと思い立ち、 ゲムマ2017春を視察見学、その規模と来場者数に驚き、 これは行けそうな気になって、その勢いで2017秋に申し込み、 というようなことがあっての初参加でした。 FESCA(フェスカ)は会社としての初製品・初商品ですが、単なるゲーム用カードではなく、トランプに対抗し得る すごーい発明品だと思っています。 皆様のご支援を、よろしくお願い致します。 ちなみに元職はソフトウェア・エンジニアでした。 今は本業が発明家ですが、シンボル・形状・コードのデザインおよびコピーやネーミングなどを得意としています。 名刺の肩書きには 機能美を追求する形と仕組みのアートデザイナー 兼 駆け出しの発明家 としています。 第一発明品である「しなり折りカード立て」をゲームに応用して以下のような作品に展開中です。ちなみにFESCAは第三発明品です。 (1)紙製ミープルのシートゥプル (2)カードゲーム用サマリー付きカード立て(FESCAワイルドラミーR用として) (3)世界一クールでクリエイティブでチープなチェス駒のリリリチェス (4)将棋のチェス化あるいは将棋駒のリノベーションのJewelsChess(ジュエルズチェス)
- 2018/1/5 15:40
- 按理具庵
-