嘴広卿(はしびろきょう) @sirhashibiro
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- サークル「嘴広卿」お品書き・ブース所在地について
- いよいよゲームマーケット2017春開催が明日にせまってまいりました。 サークル「嘴広卿」で頒布されるのはこちらになります。 「エル・プランチャ!」ゲームマーケット2017春・新作 GM特別価格:2,800円 超個数限定「エル・プランチャ」アクリルフィギュア GMでのみ販売:700円 スタートプレイヤーマーカーとしても使用できる一品です。世界でたった5個しか作っていません。 販売数は4個、取り置きはありませんので早い者勝ちです。 ブースの場所は【G05】 朝の待機列入場口からですと真っすぐ進んで行った先にあります。 通常出入口や再入場出入口からですとこのような感じになります。 ブースでは このようなポスターを飾っておりますので目印にしてください。 あとは、謎のハシビロマスクがお出迎えするかもしれません。 試遊卓もありますので、お気軽に声をおかけください。 当日会場でお会いできるの楽しみにしております。
- 2017/5/13 12:02
- 嘴広卿(はしびろきょう)
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- 「エル・プランチャ!」ルードカードについて-後編-
- いよいよ、ゲームマーケット2017春まであと2日となりました。 最後の週は、イラストやカード類に関しての役立つ話だったり益体のない話だったりをしていきます。 お時間がありましたらお付き合いください。 ゲームの内容に関してはこちらの一覧から読みたい記事をお選びください ■ルードカード 前回から引き続き、ルードカードの解説です。今回は勝利点4以上の強敵となります。 ●破門された兄弟子 このカードを見るとたいていの人は「ジャ○だ!」と思うでしょう。そんなわけ人気のルードとなっていますが、当初、自分の頭の中ではカプコンの格闘ゲームの「豪○」のようなイメージを持っていましたが、南向春風さんのラフイラストをみて「こっちに来たかw」と思ったものです。そうきたら、左側の英字にも遊びを入れないわけにはいけないなと考え「SAY MY NAME」となっています。 ゲーム的には失敗条件をもっていて、サポートカードの「ウノ、ドス、トレス」を潰す形となっています。兄弟子だけあって、同じ技を使うというイメージです。 ●悪霊 メキシコモチーフその3です。英字では「TEZCATLIPOCA(テスカトリポカ)」、アステカ神話における悪神的なポジションにいる神様ですね。昔の漫画になりますが「スプリガン」や「翡翠峡奇譚」などで登場したので知っている人もいるかもしれません。 失敗条件は悪霊というポジションから死に近いというイメージで4の目がでると失敗するとなっています。これまでの中では、一番条件が緩いので気をつける必要があります。サポートカード「プランチャ スイシーダ」潰しでもあるので、よりダイス積みフェイズでのマネジメントが必要となるでしょう。 ●暴走した戦闘用ロボット このゲームでは、登場したルードを2ラウンド以内に倒せなかったとき、退治に失敗したことになり、それが3枚たまったときにプレイヤー全員の敗北というルールがあります。このルードは、その障害となる1枚となっています。プレイヤーはダイスを振り、24以上・30以下の範囲の目に納めなければいけません。より念密なダイス積みマネジメントあるいはサポートカード「ディア デ ロス ムエルトス」の助けが必要となるでしょう。 デザイン的には、1度目は左側のラフが上がってきましたが、もう少し無機質感がほしくリテイクを出しました。このカードあたりから、南向さんの提案によりスケール感を増すために、イラストがカードからはみ出るようになっています。 ●ティラノサウルス 恐竜です。暴君竜ともいわれる恐竜界のスーパースターといって過言ではないでしょう。ただ、このゲームに置いては強敵ルードの中でも特殊条件を持っていないため、とても倒しやすくなっています。怖そうなビジュアルなんですけどね。恐竜に関しては新しい学説が出されたりして、子供の頃にケイブンシャ大百科で仕入れた知識が通用しない事があってちょっと寂しいですね。 ●UFO UFO、この場合は宇宙からの侵略者ですね。いよいよスケールが大きくなってきてます。下の人影はアブダクションでしょうか? 特殊条件は一番独特で、「他のエリアにルードがいる場合はこれをダイスロールの対象にならない」これは謎の宇宙電波で他のルードを操っているという設定からです。邪神すら操る宇宙電波コワイ。プレイヤー全員失敗の障害その2です、3人プレイだとかなり厳しい戦いを強いられるかもしれません。 ●宇宙怪獣 宇宙怪獣です。いわゆるウルトラマン系のそれのイメージですね。両手がムチで尻尾にもう一つの口があるのが特徴でしょうか。対象物となるビルと一緒に描かれているでおおよその体長もわかります。60~70メートル位でしょうか、シンゴジラには及ばないですね。最もそのシンゴジラも牛久大仏くらいの大きさなので、チャレンジ宣言カードをみるとまだまだだなとか思ってしまうのですが。 成功条件は連続した目が3個以上揃うですが、そもそも目標値が高い(=振るダイスの数も多い)ので、さほど気にすることはないでしょう。 ●邪神 邪神です。英名の「GREAT OLD ONE」からもわかるようにクトゥルーモチーフです。ラフにははっきりと書かれていますが、右下部分は地球です。そのスケールが推し量れると思います。でもプランチャで倒せます。プランチャすごい、ルチャリブレすごい。 特殊条件は最も厳しい「6の目を3個以上出す」です。こればっかりは12個振ろうが出ないときは出ないので、サポートカードの備蓄をおこたらないようにしましょう。プレイヤー全員を失敗に導く障害その3です。邪神がでると、みんなが退治に躍起になるのですが、その結果、他のルードを見逃してしまうことがあるので、注意しましょう。 以上でルードカードに関する解説は終了となります。長々とお付き合いいただきありがとうございました。 いよいよ、ゲームマーケット2017春が間近に迫ってきました。今回初出展となりますサークル嘴広卿の「エル・プランチャ!」をよろしくお願いします。 終了まで残り僅かな時間ですが、現在、「エル・プランチャ!」は数量限定で予約受付中です! ご予約はこちらからどうぞ。 予約締め切りは5月12日まで(早期終了あり)とさせていただいています。確実に入手されたい方は、ご予約をおすすめします。
- 2017/5/12 21:03
- 嘴広卿(はしびろきょう)
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- 「エル・プランチャ!」ルードカードについて-前編-
- いよいよ、ゲームマーケット2017春まであと3日となりました。 最後の週は、イラストやカード類に関しての役立つ話だったり益体のない話だったりをしていきます。 お時間がありましたらお付き合いください。 ゲームの内容に関してはこちらの一覧から読みたい記事をお選びください。 ■ルードカード プレイヤーが倒すべき悪者のカードです。ルードとはルチャリブレ(メキシカンプロレス)におけるヒール役のルチャドールのことです。高さと同じくルードの強さ・規模も指数関数的に増やしていくと決めていましたので、登場するルードの名称は初期から変更はありませんでした。テストプレイの結果、勝利点・目標値の調整といくつか特殊条件の追加などがあったくらいです。 ●チンピラ このゲームにおける最弱の悪者です。それでも2階から跳ばないと倒せないのかとか言われてますけど。初期は特殊条件がなく、本当にハズレルードだったのですが、サポートカードを1枚もらえるようになり、ゲーム中でも「とりあえずこっちを倒しておくか」位の選ばれ方をするようになりました。イラストでは、昔のベルトスクロールアクションゲームにでてくる雑魚みたいな感じですね。初期ラフと比べると、よりチンピラっぽく表情や仕草が変化しているのが分かります。 ●銀行強盗 チンピラに特殊条件がついた結果、もっとも雑魚いルードとなってしまった銀行強盗です。まあ、背を向けて逃げているイラストからもそれは伝わるかと思います。カタログのサークルカットにも登場しているのですが、場違い感がすごいです。 ●テロリスト こちらも、特殊条件が追加されたルードとなります。獲得枚数でボーナスが入るのでおなじ勝利点2点よりも価値が高めです。もっとも3枚全てを獲得するのは邪魔がはいったりするので難しいですけど。珍しく、ラフ段階で一度リテイクが入っています。ちょっと配慮しました。 ●マフィアの殺し屋 成功条件のついた少しやっかいなルードです。ちなみになんで1の目なのかというと、「殺し屋1」のタイトルからの連想です。ダイス6個ふっても出ないときは出ないので、油断してると足下を掬われます。さりとてサポートカードを使うにはちょっと勿体ない、そんな感じのルードです。 ●チュパカブラ メキシコモチーフその2です。ダイスを7個振れれば、条件をクリアできるのでマフィアの殺し屋よりは倒しやすいかもしれません。ちなみにチュパカブラとは南米で目撃されるUMAのひとつで山羊の血を吸ったりするらしいです。最近では四足歩行タイプが主流らしいですが、今回は古い二足歩行タイプでお願いしました。 ●ヒグマ クマです。地面に血痕みたいなのがあり怖さを引き立てています。カードの左端の英名はたまに遊びをいれているのですが、このヒグマに関しては「羆嵐」となっています。気になった人はウィキペティアで「三毛別羆事件」とかを調べてみましょう。熊に対する印象が一変すると思います。 ただルードとしてはダイスを積み上げれば勝てるタイプですので、それほど脅威ではないですね。 ●悪の秘密結社の怪人 仮面ライダー系怪人のルードで、モチーフはイカとなっています。ラフと比べると、正面絵に変わっていてすごみが増しています。ラフのちょっととぼけた顔はかわいい感じでこれはこれでよかったのですが。 失敗条件を持ったルードで、「同じ目が3個以上でると失敗する」となってます。とはいえ、それほど条件は厳しくないので、あまり気にする事はないかと思います。失敗条件はゲーム作成中盤に付け足したので、条件も何かに因んでたような記憶があるのですが、ちょっと思い出せません。 ここまでが、勝利点1〜3のいわゆる普通のルードとなっています。次回は勝利点4〜6の強ルードです。果てしなくスケールの大きくなっていくルードをおたのしみに。 現在、「エル・プランチャ!」は数量限定で予約受付中です! ご予約はこちらからどうぞ。 なお予約締め切りは5月12日まで(早期終了あり)とさせていただきます。確実に入手されたい方は、ご予約をおすすめします。
- 2017/5/11 20:14
- 嘴広卿(はしびろきょう)
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- 「エル・プランチャ!」サポートカードについて
- いよいよ、今週末にゲームマーケット2017春が開催されます。 最後の週は、イラストやカード類に関しての役立つ話だったり益体のない話だったりをしていきます。 お時間がありましたらお付き合いください。 ゲームの内容に関してはこちらの一覧から読みたい記事をお選びください。 ■サポートカード サポートカードは、ダイスゲーでありがちな「運のいい人が勝つ」であったり、バランスゲーであるがゆえに「手先の器用な人が勝つ」といった状況の緩和のために生み出されました。あくまでサポートですので、これだけで勝負が決まるというわけではないくらいのバランスを目指しました。命名はモチーフであるルチャリブレから持ってきたのが大半で、「ディア デ ロス ムエルトス」だけは、数少ないメキシコ由来となっています。 ●アピール アピールカードは初期から効果が大きく変わったカードです。もとは勝利点を生み出すハズレカードでした。初期段階ではダイス積みフェイズは純粋な実力(あるいは度胸)の勝負でした。しかしテストプレイを行うと、ダイスを積むという行為が不得手という人が一定数以上いることに気付かされました。同じ実力者同士だけで争うという状況も生まれづらいこともわかり、アドバイスをもとにもてあまし気味だったアピールカードの効果を変えることになりました。 アピールカードは使うタイミングがかなり重要なカードです。体験会では自分の手番に使用して複数個のダイスを置くという使い方をされていた方が多かったです。しかし、不利になる最後のひとりを回避することに使用したり、振るダイスが多いと不利になるルードを相手にしたときに、ちょうどいい案配の高さで降りたりするときに使用したりと様々な使い方ができます。もっていると使い勝手がよく、逆に使われるとちょっといやなカードです。 ●トルニージョ トルニージョは微妙に効果がかわったり、名称が変わったりと紆余曲折があったカードです。効果は「振れるダイスの目を2個増やす」ですが、それに付随して「高さも2段階増やす(ダイスロールフェイズの優先順位が上がる)」といった効果も持っていました。ダイスを積むことが不得手なプレイヤーに対する救済措置的な効果だったのですが、制作中盤でサポートカードの配布方法を変えたことにより、「救済措置」というより「鬼に金棒」みたいな感じが目立つようになってしまい弱体化ということになりました。効果の変遷にともない名称も「コン・ヒーロ」→「ブエロ デ アギラ」→「トルニージョ」といった感じに変化していきました。どれもルチャリブレの技名で全て体を回転させる技となっています。トルニージョは体をキリモミ回転させながら体当たりする技となっています。回転することで威力が増すというのは所謂、ウォーズマン理論というやつですね。 ●ディア デ ロス ムエルトス メキシコモチーフその1です。「死者の日」という意味で、その日は死者が帰ってくるということで、日本で言うところのお盆を盛大にした祝祭だと思ってもらえればそう外れていないと思います。 死者が帰ってくると言うことから、ダイスゲームではおなじみの振り直しの効果を持たせています。その効果は、ルードの特殊条件をクリアするためや、他のサポートカードとの相乗効果を見込めたりと、とりあえず持っておいて損はない1枚となっています。 ●ラ・ケブラーダ ルチャリブレの技のひとつで、ざっくり説明すると「ムーンサルトプレス」です。相手に背中を向けて跳び、空中で宙返りしボディプレスを行うという、見た目がとてもきれいな技です。宙返りというところから、ダイスの目を反転させる効果を持たせています。 テストプレイ時はあまり人気のないカードでしたが、ダイスの神様から見放されているタイプのプレイヤーにこそお勧めします。利点を簡単に説明すると、目標値以上が出る確率を2倍にします。また、ルードの目標値が振るダイスの数の目安値以下であれば、特殊条件の可否を除いて必ず成功させます。特殊条件をクリアする確率もあがりますし、「ディア デ ロス ムエルトス」と併用するとさらに効果的です。 ●プランチャ・スイシーダ ルチャリブレの技のひとつで、スイシーダとは「自殺者」という意味です。技としては場内からトップロープを飛び越えて場外に向かって放たれるプランチャです。自殺者=死=4という連想から、ダイスの4の目を倍にするという効果を持たせています。地味に感じるかもしれませんが、実質ダイスの数を増やしていると考えるとそう悪くない効果だとおもいます。「ウノ、ドス、トレス」と違い条件がゆるいのもポイントです。 ●ウノ、ドス、トレス ウノ、ドス、トレスとはスペイン語で「1,2,3」のことです。プロレスではおなじみのスリーカウントというやつです。勝利を決定づけるという意味でダイスの目に「1,2,3」を揃えることができると全ての目を3倍にします。特殊条件を除けば、まず間違いなくオーバーキルが見込めるでしょう。目を出すのは結構大変ですが、「ディア デ ロス ムエルトス」や「ラ・ケブラータ」を使用することで確率を上げることができます。 サポートカードを上手につかって、ルードの目標値と高さの目安値を把握することにより、より戦略的にダイス積みフェイズに挑むことができます。他プレイヤーをうまく出し抜き、2代目「エル・プランチャ」を目指しましょう。 現在、「エル・プランチャ!」は数量限定で予約受付中です! ご予約はこちらからどうぞ。 なお予約締め切りは5月12日まで(早期終了あり)とさせていただきます。確実に入手されたい方は、ご予約をおすすめします。
- 2017/5/10 21:05
- 嘴広卿(はしびろきょう)
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- 「エル・プランチャ!」チャレンジ宣言カード、エリアカードについて
- いよいよ、今週末にゲームマーケット2017春が開催されます。 そこで、これまでとは趣向をかえて、イラストやカード類に関しての役立つ話だったり益体のない話だったりをしていきます。 お時間がありましたらお付き合いください。 ゲームの内容に関してはこちらの一覧から読みたい記事をお選びください。 ■チャレンジ宣言カード このゲームの始まりは「高さ」あるいは「速さ」を競い合うゲームを作ってみたいなというところからでした。 表現のしやすさからダイスを使った「高さ」に方向性を定め、積んだダイスを振って敵を倒すという現在のカタチができあがりました。 チャレンジ宣言カードは、「高さ」の管理のために作成され、初期はボードでしたが、費用の都合とあまり大きさを必要としない(駒さえ置ければ十分)ということで、今のカードを三枚並べる形に変更になりました。思いついたときは「天才か!」とか思ったものですが、別段目新しくはないですね。 ダイスの積んだ数=高さということで、個数に応じた高さを実在の建造物等で表すことは、最初から決めていましたが内容に関しては変遷がありました。そもそも初期段階ではせいぜい衛星軌道上くらいをイメージしていましたし、建造物もモチーフとして決まっていたルチャリブレ(メキシカンプロレス)から南米のものを持ってくるつもりでした。幾つか調べてみたのですが、結局のところ南米の建造物の名前を出しても、「日本人にはピンとこないよな」と我に返り、馴染み深い日本の建築物に落ち着きました。高さは指数関数的に高くなっていくことは想定済みでしたので、より大げさにバカっぽく月・太陽と広げていきました。太陽からは光の速さでも8分以上かかる筈なのですが、そういうことをまじめに考えるゲームでもありません。この世界では、プランチャは必中の技なのです! ちなみにイラストは、南向春風さんではなく、デザイナー本人作です。 ゲーム的な話をいうと、高さ=ダイスの数と目安値はよく確認しておくといいでしょう。純粋に多くダイスを振れば倒せるルードばかりではないので、高さのマネジメントも勝利のためには重要な要素です。サポートカードの「アピール」や「ラ・ケブラータ」を有効活用するためにも覚えていた方がいいでしょう。 ■エリアカード それぞれのルードが出現する位置を決めているカードです、裏面はエリア平定ボーナスとなっています。このゲームの制作当初はルードカードは各ラウンドに1枚しか開示されず、各プレイヤーはその1枚を巡って争っていました。ルードの総枚数は少なかったのですが、プレイ時間は今より長く、積みの上手なプレイヤーが独占しがちでした。テストプレイの結果、そういった点を指摘され改善点として、3つのエリアが誕生しました。構想時は「W(東)・C(中央)・E(西)エリア」と考えていましたが、規模を小さく感じてしまうことから特定しない形となりました。 エリアを分けたことにより、登場するルードに差が生まれることや、裏面のボーナスを複数枚とれるように立ち回るという戦略がうまれて、結果良い感じになったのではないかと思います。テストプレイに参加していただいた方々にこの場を借りてお礼申しあげます。 現在、「エル・プランチャ!」は数量限定で予約受付中です! ご予約はこちらからどうぞ。 なお予約締め切りは5月12日まで(早期終了あり)とさせていただきます。確実に入手されたい方は、ご予約をおすすめします。
- 2017/5/10 15:03
- 嘴広卿(はしびろきょう)
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- 「エル・プランチャ!」プレイヤー、エル・プランチャのイラストについて
- いよいよ、今週末にゲームマーケット2017春が開催されます。 そこで、これまでとは趣向をかえて、イラストやカード類に関しての役立つ話だったり益体のない話だったりをしていきます。 お時間がありましたらお付き合いください。 ゲームの内容に関してはこちらの一覧から読みたい記事をお選びください。 ■プレイヤーカード プレイヤーカードはゲーム的にはチャレンジ宣言カードに置かれる駒の色を覚えておくためのもので、とくにカード自体に能力があるわけではありません。モチーフとしてルチャリブレ(メキシカンスタイルプロレス)があるので全員がルチャドール・ルチャドーラとなっています。イラストをお願いするときは、「五色のイメージカラーを持っている」、「マスクをしている」という曖昧かつ単純な指定で描いてもらいました。 イラストの方向性を決めるために描いていただいたのがこれらのラフイラストです。 一番左の頭身高めのものは南向さんのイラストとしてはなかなか見ないタイプで珍しいのではないでしょうか。 ともあれ、真ん中の方向性ということで、ほかのキャラクターも進めてもらいました。 各カラーのキャラクターのラフがこちら、ほぼこのままクリンナップをしていただいてます。 躍動感のあるいいイラストに仕上げていただきました。 ■エル・プランチャカード 当然プレイヤーの師匠であり、タイトルでもある「エル・プランチャ」も重要です。こちらはスタートプレイヤーマーカーとして使用することは決まってましたので、プレイヤーカードとはひと目で違いが分かる必要がありました。 上がってきたラフがこちら、ひと目で強そうだとわかるように、マントとチャンピオンベルトは欠かせませんよね。 クリンナップをお願いした第一稿がこちらです。 ラフだと見落としていたのですが、口元がギザギザ歯で色味と相まってラスボス臭がハンパない感じです。 流石にこれだと問題があるので、修正していただきました。 口元と、カラーの変更でイメージが随分と変わりましたよね。 キャラクターカードの躍動感とは異なり、腕組みをしてどんと構えている感じがまさに『師匠』ってかんじがしませんかね。 かなりよくできたので、思わずアクリルフィギュアも作ってしまいました。 こちらは、当日に超数量限定で頒布する予定です。ピピッときた方は続報をお待ち下さい。 ちなみにですが、「プランチャ」というのはルチャリブレにおける「ボディプレス」のことだと説明してきましたが、スペイン語としては「鉄板」あるいは「鉄板焼き」という意味になります。 そして、ここが重要なのですが、スペイン語はほかのヨーロッパの言語と同じく名詞に男女差があります。「プランチャ」は女性名詞ですので定冠詞(英語で言うthe)はla(ラ)になります。つまり、言語的には「ラ・プランチャ」が正しい用法となるのです。 正直、ゲーム製作中盤くらいで気付いたときには頭を抱えました。言語的な正しさを優先してタイトルを治そうかとも考えましたが、語感的に「エル・プランチャ」の方が気に入っていたので、このゲームの世界においては師匠であるところのヒーロー「エル・プランチャ」が偉大すぎるので、プランチャという言葉自体が男性名詞化したという設定になっています。 現在、「エル・プランチャ!」は数量限定で予約受付中です! ご予約はこちらからどうぞ。 なお予約締め切りは5月12日まで(早期終了あり)とさせていただきます。確実に入手されたい方は、ご予約をおすすめします。
- 2017/5/9 0:03
- 嘴広卿(はしびろきょう)
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- 「エル・プランチャ!」パッケージイラストについて
- いよいよ、ゲームマーケット2017春開催まで一週間をきりました。 これまでとは趣向をかえて、イラストやカード類に関しての役立つ話だったり益体のない話だったりをしていきます。 お時間がありましたらお付き合いください。 ゲームの内容に関してはこちらの一覧から読みたい記事をお選びください。 ■パッケージイラストに関して メインビジュアルとして当日のブースでポスターとしても使用しているパッケージイラスト。 イラストは「南向春風」さんにお願いしています(ロゴはこちらで用意しました)。 大まかなイメージ(ダイスの塔からルードに対してプランチャを仕掛けるヒーロー)をお伝えして、とりあえずラフを描いていただきました。 こちらが本邦初公開のラフイラスト。左側は本採用のイラストですが、右側はアメコミヒーローの表紙イラスト風の感じがします。 こちらも好みとして捨てがたくはあったのですが、より高低差が目立つ形ということで、左側を選びました。 こちらが、完成品のイラストです。パッケージイラストと少し色味が違うのは、あちらは印刷用で一度CMYK変換をしているからですね。 また、パッケージの方ではロゴで隠れてしまっていますが、背景に「邪神」が描かれているのがわかります。 こういった部分に、南向さんの遊び心が隠れていますね。 パッケージイラストは、当然のことながら一番最初に目に入るものですし、そのゲームの特性がどんなものであるのかを知ってもらわないといけません。南向さんにはお忙しい中、無理をしていただきましたが、そのかいあってか満足のいくものが仕上がったと思っています。 現在、「エル・プランチャ!」は数量限定で予約受付中です! ご予約はこちらからどうぞ。 なお予約締め切りは5月12日まで(早期終了あり)とさせていただきます。確実に入手されたい方は、ご予約をおすすめします。
- 2017/5/7 20:01
- 嘴広卿(はしびろきょう)
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- 「エル・プランチャ!」説明書補足~ゲーム終了・勝者の決定~
- 「エル・プランチャ!」の説明書の補足説明です。 説明書はできる分かりやすく書いたつもりではありますが、それでも紙面の関係上十分ではないと思っています。 このコラムでは写真を交えて補足することで、より分かりやすく理解していただくことを目的としています。 副読本的に読むことを想定しておりますので、まずはこちらから説明書をご覧ください。 今回の補足部分はこのページ左側になります。 また、ゲームの概要に関してはこちら、 コンポーネントに関してはこちらをご覧ください。 説明書補足、ゲーム準備編はこちらをご覧ください。 説明書補足、ダイス積みフェイズ編はその1、その2、その3をご覧ください。 説明書補足、ダイスロールフェイズ編はこちらをご覧ください。 説明書補足、ラウンド終了処理フェイズ編はこちらをご覧ください。 ■終了処理・勝者の決定 全てのエリアからルードカードがなくなったら、ゲーム終了になります。各プレイヤーは勝利点計算を行います。 まず、獲得したエリアカードを裏返し、エリア平定ボーナスを開示します。 続いて勝利点の計算を行います。獲得したルードカード、エリア平定ボーナス、ルードカード「テロリスト」の獲得枚数ボーナスを合算します。 写真を例に取ると 黒プレイヤーは、5枚のルードカードを獲得し14点、エリア平定ボーナス1点の計15点。 緑プレイヤーは、5枚のルードカードを獲得し16点、エリア平定ボーナス2点、「テロリスト」の獲得枚数ボーナス1点で計19点。 赤プレイヤーは、5枚のルードカードを獲得し18点、エリア平定ボーナス1点の計19点。 赤プレイヤーも「テロリスト」を獲得していますが、1枚だけですので獲得ボーナスはありません。 一番勝利点の高いプレイヤーが勝者となるのですが、今回は緑プレイヤーと赤プレイヤーが同点となっています。 この場合は同点同士のルードカードの獲得枚数を比べます。より多くのルードカードを獲得したプレイヤーの勝利となります。 ところが、今回はそれも同数です。その場合は、より目標値の高いルードカードを獲得したプレイヤーが勝利します。 結果、目標値33の「邪神」を獲得した緑プレイヤーが勝利となり、2代目「エル・プランチャ」を襲名します。 他のプレイヤーは勝者を称えましょう。 以上で、「エル・プランチャ!」の説明書補足は終了となります。 お付き合いいただきありがとうございました。 現在、「エル・プランチャ!」は数量限定で予約受付中です! ご予約はこちらからどうぞ
- 2017/5/7 13:12
- 嘴広卿(はしびろきょう)
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- 「エル・プランチャ!」説明書補足~ラウンド終了処理フェイズ編~
- 「エル・プランチャ!」の説明書の補足説明です。 説明書はできる分かりやすく書いたつもりではありますが、それでも紙面の関係上十分ではないと思っています。 このコラムでは写真を交えて補足することで、より分かりやすく理解していただくことを目的としています。 副読本的に読むことを想定しておりますので、まずはこちらから説明書をご覧ください。 今回の補足部分はこのページ左側になります。 また、ゲームの概要に関してはこちら、 コンポーネントに関してはこちらをご覧ください。 説明書補足、ゲーム準備編はこちらをご覧ください。 説明書補足、ダイス積みフェイズ編はその1、その2、その3をご覧ください。 説明書補足、ダイスロールフェイズ編はこちらをご覧ください。 ■ラウンド終了処理フェイズ 次のラウンドに向けての準備のフェイズとなります。 最初にルードカードの移動/新たのルードの出現です。 前回の状態から引き続き補足していきます。 エリアにルードカードがない場合は山札の一番上のカードを表にします。退治できなかった「チュパカブラ」のカードがエリアカードの下、「DANGER ZONE」の位置に移動します。 もし、ルードカードが「DANGER ZONE」に置かれていた場合は、「失敗札置き場」へ移動します。これは2ラウンドの間にルードを退治できなかったら、弟子の不甲斐なさを見かねて師匠が退治した扱いになることをあらわしています。めったにないことですが、もし「失敗札置き場」に3枚のルードカードが溜まってしまったら、その時点ですでに体力の限界を迎えていた「エル・プランチャ」は後継者を指定することなく力尽きてしまいます。その場合、直ちにゲームは終了となり、プレイヤー全員の敗北となります。注意してください。 つづいて、サポートカードの配布となります。まず、サポートカードの山札からプレイヤー人数分のカードを表にして並べます。 このラウンドで、ルードを退治できなかったプレイヤーから好きなカードを獲得できます。今ラウンドでは緑プレイヤーが該当します。 緑プレイヤーはこのラウンドのプレイを踏まえて、「アピール」のカードを獲得しました。 つづいて、ルードを獲得しているプレイヤーがカードを獲得します。該当するプレイヤーが複数いる場合は、スタートプレイヤーから順番に獲得していきます。サポートカードの手札上限は5枚となります。6枚以上持っている場合は、いらないカードを捨ててください。 今ラウンドでは、赤プレイヤー→黒プレイヤーの順に獲得していきます。赤プレイヤーは何かと便利な振り直し効果をもつ「ディア デ ロス ムエルトス」を黒プレイヤーは残りの「ウノ、ドス、トレス」を獲得しました。 さいごに、スタートプレイヤーマーカーを時計回りに次のプレイヤーに渡します。 これで、ラウンド終了処理フェイズの終了となります。次のラウンドへ進んでください。 以上で、ラウンド終了処理フェイズの補足は終了となります。 次回はゲーム終了の処理の補足説明となります。 現在、「エル・プランチャ!」は数量限定で予約受付中です! ご予約はこちらからどうぞ
- 2017/5/5 12:02
- 嘴広卿(はしびろきょう)
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- 「エル・プランチャ!」説明書補足~ダイスロールフェイズ編~
- 「エル・プランチャ!」の説明書の補足説明です。 説明書はできる分かりやすく書いたつもりではありますが、それでも紙面の関係上十分ではないと思っています。 このコラムでは写真を交えて補足することで、より分かりやすく理解していただくことを目的としています。 副読本的に読むことを想定しておりますので、まずはこちらから説明書をご覧ください。 今回の補足部分はこのページ右になります。 また、ゲームの概要に関してはこちら、 コンポーネントに関してはこちらをご覧ください。 説明書補足、ゲーム準備編はこちらをご覧ください。 説明書補足、ダイス積みフェイズ編はその1、その2、その3をご覧ください。 ■ダイスロールフェイズ 前回のダイス積みフェイズで、各プレイヤーがチャレンジ宣言した高さ分のダイスを振って、ルードを倒すフェイズとなります。 今回は、「ダイス積みフェイズ編その1」の状況から引き続き補足説明をしていきます。 前回の状況では、黒プレイヤーは高さ:7、赤プレイヤーは高さ:6となり、 緑プレイヤーはこのラウンドの挑戦権を失いました。 まず、より上の高さでチャレンジ宣言をした黒プレイヤーから手番となります。 黒プレイヤーは3つのエリアのルードカードからティラノサウルスとの対決を選びました。 ティラノサウルスの目標値は26、ダイス7個での目安値が24ですので、少し分が悪いと考えた黒プレイヤーは、サポートカード「トルニージョ」を使用します。 「トルニージョ」の効果により、振れるダイスの数が2個増え、合計9個になりました。 ダイスロールの結果、「1・2・2・2・2・3・5・6・6」で合計29。 みごとティラノサウルスを退治することが出来ました。 ティラノサウルスのカードと、そのエリアの最後のルードだったのでエリアカードも獲得しました。 エリアカードはゲーム終了時に裏面に書かれた勝利点ボーナスが加算されます。 とりあえず今は自分だけが確認し、エリアカードの面を上にしたまま持っておきましょう。 つづいて、赤プレイヤーの手番となります。破門された兄弟子に挑戦するようです。 ダイスロールの結果は、「1・3・3・4・4・4」失敗条件は回避できましたが、 合計で19、きました「イチタリナイ」です。 通常であれば退治失敗ですが、ここで(もっていれば)サポートカードを使用することが出来ます。 ここで有効なのは 「ディア デ ロス ムエルトス」(ダイス振り直し) 「ラ・ケブラーダ」(ダイスの目を反転させる) 「プランチャ スイシーダ」(4の目を倍にする) ですが、「ラ・ケブラーダ」を使用することにします。 その結果、ダイスの目を反転させ「3・3・3・4・4・6」合計23になりました。 結果、破門された兄弟子を退治でき、ルードカードを獲得しました。 緑のプレイヤーは、ダイスタワーを倒してしまったので、ダイスロールフェイズには参加できません。 これで、ダイスロールフェイズは終了。ラウンド終了フェイズへと移ります。 ダイスロールフェイズ時のサポートカードの適用順番に関する補足もしておきます。 ダイスを振ったあとに使用される4種類のサポートカードは、下写真の左から順番に処理されていきます。 とりあえず、すべてのカードを使用するという想定で処理を説明します。 ちなみに実際に使うときは、適用順番通りであれば、1種類ずつ出していってかまいません。 まずは、ダイスを振り、上の結果「2・2・3・3・4・5」合計19が出たとします。 まずは「ディア デ ロス ムエルトス」(ダイスの振り直し)を処理します。 今回は2個のダイスを振り直し、結果「6・5・4・3・3・1」合計22となりました。 つぎは「ラ・ケブラーダ」(ダイスの目の反転)を処理します。 結果、ダイスの目は「1・2・3・4・4・6」合計20となりました。 単体で使用する際には、合計値が下がる使い方はしないのですが、残りのサポートカードとのシナジーを得るための使い方の一つとなっています。 「プランチャ スイシーダ」(4の目を倍にする)を処理します。 結果「1・2・3・4×2・4×2・6」合計28となりました。 最後に「ウノ、ドス、トレス」(1・2・3の目が揃っていると合計値が3倍)を処理します。 結果は「1・2・3・4×2・4×2・6」×3で合計84となります。 通常ここまでの合計値は必要としませんが、適用順番は理解できたのではないでしょうか。 もちろん、最初に書いたとおりすべてのカードを一度に出す必要はなく、1枚処理した後に次のカードを出して処理する形をとりますので、カードは無駄なく使用できます。 以上で今回の補足は終了です。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。 次回は、ラウンド終了フェイズの補足説明となります。 現在、「エル・プランチャ!」は数量限定で予約受付中です! ご予約はこちらからどうぞ
- 2017/5/1 23:04
- 嘴広卿(はしびろきょう)
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- 5/3(水・祝)、イエローサブマリン秋葉原RPGショップの体験会に参加します
- 5/3(水・祝)にイエローサブマリン秋葉原RPGショップにて行われる無料のボートゲーム体験会に当サークル「嘴広卿」も参加いたします。 ゲームマーケット前に「エル・プランチャ!」を体験できる貴重な機会となりますので、当ゲームが気になっていて、お時間のある方はぜひいらしてください。 また、当日も4/30(日)にもほかサークルさんのゲームを体験できます。そちらもあわせてご検討ください。 【告知】4/30(日)と5/3(水・祝)に『イエサブゲーム体験会』を開催します!メーカー・サークル・デザイナーの方々が直接遊び方をレクチャーしてくれる無料のボードゲームイベントです。#ゲムマ 2017春発表予定の新作が遊べますので、会場で悩む前に一度遊んでみてはいかがでしょう? pic.twitter.com/ZD3nXeJ88t — イエローサブマリン秋葉原RPGショップ (@YS_RPGSHOP) 2017年4月26日
- 2017/4/28 21:22
- 嘴広卿(はしびろきょう)
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- 「エル・プランチャ!」説明書補足~ダイス積みフェイズ編:3~
- 「エル・プランチャ!」の説明書の補足説明です。 説明書はできる分かりやすく書いたつもりではありますが、それでも紙面の関係上十分ではないと思っています。 このコラムでは写真を交えて補足することで、より分かりやすく理解していただくことを目的としています。 副読本的に読むことを想定しておりますので、まずはこちらから説明書をご覧ください。 今回の補足部分はこのページ左になります。 また、ゲームの概要に関してはこちら、 コンポーネントに関してはこちらをご覧ください。 説明書補足、ゲーム準備編はこちらをご覧ください。 説明書補足、ダイス積みフェイズ編:1はこちらをご覧ください。 説明書補足、ダイス積みフェイズ編:2はこちらをご覧ください。 今回は、ダイス積みフェイズでの高難度バーの使い方を補足していきます。 高難度バーは、ダイス積みに慣れ親しみ、平気で10個以上を積み上げるようなプレイヤーたちに使用をおススメしている選択ルールです。 まずは高難度バーの標準的な使用方法です。 バーに対してはみ出る部分は極端にバランスが悪くなります。ダイスを置く位置により注意が必要となるでしょう。 つづいて、これすらも生ぬるいと感じるプレイヤーたちにおススメする使用方法です。 もはや、置く位置に関しては最適解しか存在しないでしょう。少しずれただけで崩れてしまいます。 正直、悪巫山戯レベルです。 以上が高難易度バーの使い方についての補足でした。 次回は、ダイスロールフェイズについての補足となります。 現在、「エル・プランチャ!」は数量限定で予約受付中です! ご予約はこちらからどうぞ
- 2017/4/26 20:55
- 嘴広卿(はしびろきょう)
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- 「エル・プランチャ!」説明書補足~ダイス積みフェイズ編:2~
- 「エル・プランチャ!」の説明書の補足説明です。 説明書はできる分かりやすく書いたつもりではありますが、それでも紙面の関係上十分ではないと思っています。 このコラムでは写真を交えて補足することで、より分かりやすく理解していただくことを目的としています。 副読本的に読むことを想定しておりますので、まずはこちらから説明書をご覧ください。 今回の補足部分はこのページ中央あたりになります。 また、ゲームの概要に関してはこちら、 コンポーネントに関してはこちらをご覧ください。 補足、ゲーム準備編はこちらをご覧ください。 前回の補足、ダイス積みフェイズ編:1はこちらをご覧ください。 さて、前回の予告通り途中でダイスタワーが崩れてしまった時の処理を補足します。 ちなみに、説明書にもある通り、ダイスを積むのに失敗したけれどもダイスタワーが崩れていない場合、 つまりは、積もうとしたダイスのみを落としてしまった時は今回の処理は行われず、落としてしまったプレイヤーのみこのラウンドの挑戦権を失い、ダイス積みフェイズは続行されます。 今回は5人でプレイした状況で解説します。 順番をわかりやすくするために、それぞれのプレイヤーカラーとダイスの色は連動しています。 【A:誰もチャレンジ宣言をしていない】 誰もチャレンジ宣言をしていない時にダイスタワーを崩してしまった時の処理です。 まずは一巡して順調にダイスを積んでいっています。 赤プレイヤーが積もうとしましたが、残念ながらタワーを崩してしまいました。 この場合、赤プレイヤーはこのラウンドの挑戦権を失い、以降のダイスロールフェイズには参加できません。 残りのプレイヤーは手番順にそれまで積んでいたダイスの数(5個)に0~3個までの間で好きな数を加えて、チャレンジ宣言が行えます。ただし、高さ13以上にはならないことにご注意ください。 場に出ているルードカード次第ですが、だいたい上限の3個を加えることが多いです。 この場合だと高さ8:旅客機巡航高度に手番順に駒を置いていきました。 【B:すでに誰かがチャレンジ宣言をしている】 すでに誰かがチャレンジ宣言をしている時の処理です。 2巡目にはいり、赤プレイヤーはダイスを積まずに高さ5:あべのハルカスでチャレンジ宣言をし、次に緑プレイヤーがダイスを積んで高さ6:スカイツリーチャレンジ宣言した状況です。 黄プレイヤーはダイス積みに挑戦しましたが、残念なことに失敗しダイスタワーを崩してしまいました。 この時、残りのプレイヤーは今までチャレンジ宣言をしている中で、一番高い位置にいるプレイヤーと同位置でチャレンジ宣言をしたとみなされます。 この例ですと、緑プレイヤーの隣に手番順に駒を置いていきます。 結果、高さ6:スカイツリーに緑・青・黒プレイヤーの順で駒が置かれ、赤プレイヤーは高さ5:あべのハルカスのままとなります。 【C:自然に倒れてしまった】 いつも理想的な環境でプレイできるとは限りません。近くを10tトラックが走り抜けたり、突然地震がおきたりすることもあります。 そのようなプレイヤーが介在せず、外的な要因でタワーが崩れてしまった時の処理です。 もちろんダイスを積み、3カウントを数えたあとにタワーが崩れてしまった場合も含まれます。 状況は一巡後、赤・緑プレイヤーがダイスを積んでいます。 黒プレイヤーは高さ4:牛久大仏ですでにチャレンジ宣言しています。 ここで、外的要因でダイスタワーが倒れてしまいました。 この時、残りのプレイヤーは崩れるまでに積まれていたダイスの高さに手番順に駒を置いていきます。 結果、高さ6:スカイツリーに黄・青・赤・緑プレイヤーの順で駒が置かれ、黒プレイヤーは高さ4:牛久大仏のままとなります。 以上が、ダイスタワーが倒れてしまった時の処理となります。 少しややこしく感じるかもしれませんが、基本的には【A】・【B】をおさえておけばいいでしょう。 次回は、高難易度バーの使い方について解説します。 現在、「エル・プランチャ!」は数量限定で予約受付中です! ご予約はこちらからどうぞ
- 2017/4/23 22:45
- 嘴広卿(はしびろきょう)
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- 「エル・プランチャ!」説明書補足~ダイス積みフェイズ編:1~
- 「エル・プランチャ!」の説明書の補足説明です。 説明書はできる分かりやすく書いたつもりではありますが、それでも紙面の関係上十分ではないと思っています。 このコラムでは写真を交えて補足することで、より分かりやすく理解していただくことを目的としています。 副読本的に読むことを想定しておりますので、まずはこちらから説明書をご覧ください。 今回の補足部分はこのページ左側になります。 また、ゲームの概要に関してはこちら、 コンポーネントに関してはこちらをご覧ください。 前回の補足、ゲーム準備編はこちらをご覧ください。 ■ダイス積みフェイズ ダイス積みフェイズは、言葉通りスタートプレイヤーから順番にダイスを1個ずつ積んでいく形をとります。全員が積むのをおりる(チャレンジ宣言をする)か、積んでいるダイスタワーが崩れるまで行われます。 今回は例として3名のプレイヤーでダイス積みフェイズをこなしていく過程をみていきます。 まずは、各プレイヤーは前段階でオープンされたルードカードの各数値を確かめて、つぎにチャレンジ宣言カードの目安値を確認し、どのくらいのダイスを積めばルードを倒せるのか確認しましょう。 今回はティラノサウルス(目標値:26)、チュパカブラ(目標値:12)、破門された兄弟子(目標値:20)が相手です。 ティラノであれば、8個が安全圏ですが、兄弟子はあまり多くダイスを振りすぎると失敗条件に引っかかる恐れがあります。チュパカブラはゾロ目が必要なので7個が絶対安全圏になります。概ね6~8個積みを目指していくのがいいでしょう。 まず最初にスタートプレイヤー(今回は赤プレイヤー)がダイスを置きます。つづけて時計回り順に緑プレイヤー、黒プレイヤーと積んでいきます。 ※今回はわかりやすくプレイヤーの色とダイスの色をあわせていますが、本来は決まりはありません。また、ダイスを積む位置に関しても、撮影の都合で本来NGの場所となっています。 1巡目は順調に積んでいっていますが、黒プレイヤーはここで大きいダイスを積んでいます。黒プレイヤーは順調にいけば6個目のダイスを積む立場なのでバランスを悪くする布石をしているのでしょう。 2巡目も順調に積んでいきますが、黒プレイヤーは大きなダイスをつかってプレッシャーをかけます。 プレッシャーに負けて、赤プレイヤーは自分の手番にダイスを積まず「チャレンジ宣言」を行いました。 現在のダイスの高さ(6:スカイツリー)のところに自分の駒を置きます。 次の手番は緑プレイヤーとなるところですが、ここで黒プレイヤーが勝負にでます。 サポートカード「アピール」を使用し、手番に割り込みます。 ダイスを1個積み、「チャレンジ宣言」を行いました。(写真にはありませんが、7:富士山に駒を置きます) 残りは緑プレイヤーのみ、最後に残ったプレイヤーはこのあといくつダイスを積むか宣言をし、それを実行しなければなりません。 今回、緑プレイヤーは1個積むことを宣言したうえで積もうとしましたが、残念ながらダイスタワーを崩してしまいました。 結果、黒プレイヤーは高さ:7、赤プレイヤーは高さ:6となり、緑プレイヤーはこのラウンドの以降の挑戦権を失いました。 ダイス積みフェイズは終了し、次のダイスロールフェイズに進みます。 次回は、途中でダイスタワーが崩れてしまった時の処理を補足説明します。 現在、「エル・プランチャ!」は数量限定で予約受付中です! ご予約はこちらからどうぞ
- 2017/4/17 19:50
- 嘴広卿(はしびろきょう)
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- 「エル・プランチャ!」説明書補足 ~ゲーム準備編~
- 「エル・プランチャ!」の説明書の補足説明です。 説明書はできる分かりやすく書いたつもりではありますが、それでも紙面の関係上十分ではないと思っています。 このコラムでは写真を交えて補足することで、より分かりやすく理解していただくことを目的としています。 副読本的に読むことを想定しておりますので、まずはこちらから説明書をご覧ください。 今回の補足部分はこのページの右側、「ゲームの準備」になります。 また、ゲームの概要に関してはこちら、 コンポーネントに関してはこちらをご覧ください。 ■ゲームの準備 【プレイヤーカードの選択】 まずは各プレイヤーは好きなプレイヤーカードと同色の駒を手にします。 カードの左端に色名が書かれているので、その色の駒がペアになります。 【ダイス積みスペースの決定】 ダイスを積む場所を決めます。プレイヤー間に有利不利がないようにだいたい真ん中あたりにすると良いでしょう。 長机などでそれが難しい場合は、ダイスを積むときにやりやすい場所に移動するのはかまいません。 テーブルクロスなどを敷いていて水平が取りにくい場合は、写真のように土台を作ってあげると良いでしょう。 (写真の例ですと設置場所はあまりよくないですが) 【チャレンジ宣言カードの設置】 チャレンジ宣言カードは高さ順になるように縦に並べて配置します。 【エリアカードの設置】 エリアカードをランダムに写真のように設置します。 エリアカードの上下にルードカードを配置するのでそのスペースを空けておきましょう。 【ルードカード設置】 まずルードカードを分けます。 裏面の違いで「WARNING」の表示があるA群、「WARNING」の表示のないB群に分けます。 A群、B群から各1枚ずつ取り除きます。結果、A群が6枚、B群が9枚になります。 それぞれをよく切り、写真のように配分し、エリアカードの「DECK SIDE」側におきます。 左から(A群1枚・B群4枚)(A群2枚・B群3枚)(A群3枚・B群2枚)になります。 写真では広げてますが、最終的にはそれぞれでまとめてルード山札にします。 【サポートカードの設置】 サポートカードをよく切って、山札とします。 各プレイヤーは1枚ずつ山札から引き、手札にします。 【スタートプレイヤーの決定】 スタートプレイヤーを決めます。ルール上は最近一番高い場所にのぼったことのあるプレイヤーとなります。 ゲームマーケット当日ですと、ゆりかもめがレイボーブリッジを渡るところは海面から50mくらいあるらしいですよ。 もちろんじゃんけんなどで決めてもかまいません。スタートプレイヤーはマーカーとしてエル・プランチャカードを手にします。 【ルードカードの表示】 スタートプレイヤーはルード山札の一番上のカードを表にします。 それらが、最初のラウンドの目標となる悪者たちです。各プレイヤーはルードの名称・勝利点・目標値・特殊条件を確認し、 次のダイス積みフェイズに備えましょう。 ゲーム開始時は下の写真のような状況になります。 スムーズにプレイするために、チャレンジ宣言カードのそばに各プレイヤーの駒を置いておくとよいでしょう。 以上で、「ゲームの準備」は終了です。 ここまで、お読みいただきありがとうございました。 現在、「エル・プランチャ!」は数量限定で予約受付中です! ご予約はこちらからどうぞ
- 2017/4/12 23:36
- 嘴広卿(はしびろきょう)
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- 「エル・プランチャ!」コンポーネント紹介
- 「エル・プランチャ!」のコンポーネントを紹介します。 まずは一覧から ルードカード・・・・・・・・・・・17枚 チャレンジ宣言カード ・・・・・・・ 3枚 エリアカード ・・・・・・・・・・・ 3枚 サポートカード・・・・・・ 6種 計42枚 プレイヤーカード・・・・・・・・・ 5枚 エル・プランチャカード・・・・・・ 1枚 ダイス ・・・・・・・・・・・・・・12個 プレイヤー駒・・・・・・・・・・・ 5個 高難度用バー ・・・・・・・・・・・ 1本 説明書 ・・・・・・・・・・・・・・ 2枚 ※写真のコンポーネントはテスト時のものとなっております。 【ルードカード】(サイズ:63mm×88mm) プレイヤーが退治すべき悪者たちのカードです。全部で14種、17枚あります。カードの左上の☆印の数字が勝利点。右上の◯印の数値がダイスを振って出す目標値となっています。下に書かれている文章は特殊条件となっています。ダイスの目の縛りであったり、退治した時のボーナスなどが書かれています。強敵(勝利点が4点以上)には裏面に「WARNING!」の表記があります。 【チャレンジ宣言カード】(サイズ:63mm×88mm) ダイスを積んでいくフェイズに、プレイヤーが自分の跳ぶ高さを宣言するときに自駒を置くカードです。 プレイ時にはこうして縦につなげて配置します。 一番下の平地から始まり、牛久大仏・スカイツリー・静止衛星軌道と指数関数的に高くなり、最高地点では太陽からの必殺のプランチャを放つことが出来ます。 【エリアカード】(サイズ:44mm×63mm) エリアカードは、プレイ時にルードカードを配置する場所を示す役割を持ったカードです。ルードは3箇所のエリアカードから出現するかたちになります。また、裏面はそのエリアを平定したプレイヤーに与えられるボーナス勝利点(2点・1点・1点の配分)となっています。 【サポートカード】(サイズ:44mm×63mm) サポートカードはプレイする上でプレイヤーの手助けをしてくれる能力を持ったカードです。全6種、42枚あります。 ただし配分は、「アピール」、「ディア デ ロス ムエルトス」が9枚、ほかが6枚となっています。 右上のマークは1ラウンドで一人のプレイヤーが使用できる枚数を、真ん中はカードの名称、下はカードの能力が書かれています。カードは一枚だけで使用するのではなく複数種を組み合わせて使用するのが効果的です。 【プレイヤーカード】【エル・プランチャカード】(サイズ:44mm×63mm) 上のカードが、本ゲームのタイトルにもなっている「エル・プランチャ」のカード、 下のカードが、プレイヤーの分身たる弟子たちの「プレイヤーカード」です。 エル・プランチャカードはスタートプレイヤーカードとして使用します。 【ダイス】 標準的な六面体のダイスです。パッケージによって色に違いはありますが、サイズは大きのが8個、小さいのが4個の計12個となっています。プレイヤーはこれを積んだり、振ったりします。 【プレイヤー駒】【高難度用バー】 プレイヤー駒はプレイヤーカードとセットになっています。プレイ時はチャレンジ宣言カードに置いたり、挑戦するルードカードを示すときなどに使用します。 下のカタンに使用する街道にそっくりな棒は高難度用バーです。プロレスのリングのロープをイメージしています。 ダイスを積み馴れているプレイヤーだけで遊ぶときにはこれを下に置き、その上からダイスを積んでいきます。 さらに高難度を希望する修羅のようなプレイヤーばかりの時はこれを縦においてその上からダイスを積んでいきましょう。 【説明書】 こちらをご覧ください。 ゲームの概要についてはこちらへどうぞ 現在数量限定で予約受付中! ご予約はこちらへどうぞ
- 2017/4/5 20:12
- 嘴広卿(はしびろきょう)