嘴広卿(はしびろきょう)

「エル・プランチャ!」ルードカードについて-前編-
2017/5/11 20:14
ブログ

いよいよ、ゲームマーケット2017春まであと3日となりました。

最後の週は、イラストやカード類に関しての役立つ話だったり益体のない話だったりをしていきます。

お時間がありましたらお付き合いください。

ゲームの内容に関してはこちらの一覧から読みたい記事をお選びください。




■ルードカード

プレイヤーが倒すべき悪者のカードです。ルードとはルチャリブレ(メキシカンプロレス)におけるヒール役のルチャドールのことです。高さと同じくルードの強さ・規模も指数関数的に増やしていくと決めていましたので、登場するルードの名称は初期から変更はありませんでした。テストプレイの結果、勝利点・目標値の調整といくつか特殊条件の追加などがあったくらいです。

●チンピラ



このゲームにおける最弱の悪者です。それでも2階から跳ばないと倒せないのかとか言われてますけど。初期は特殊条件がなく、本当にハズレルードだったのですが、サポートカードを1枚もらえるようになり、ゲーム中でも「とりあえずこっちを倒しておくか」位の選ばれ方をするようになりました。イラストでは、昔のベルトスクロールアクションゲームにでてくる雑魚みたいな感じですね。初期ラフと比べると、よりチンピラっぽく表情や仕草が変化しているのが分かります。

●銀行強盗



チンピラに特殊条件がついた結果、もっとも雑魚いルードとなってしまった銀行強盗です。まあ、背を向けて逃げているイラストからもそれは伝わるかと思います。カタログのサークルカットにも登場しているのですが、場違い感がすごいです。

●テロリスト



こちらも、特殊条件が追加されたルードとなります。獲得枚数でボーナスが入るのでおなじ勝利点2点よりも価値が高めです。もっとも3枚全てを獲得するのは邪魔がはいったりするので難しいですけど。珍しく、ラフ段階で一度リテイクが入っています。ちょっと配慮しました。

●マフィアの殺し屋

 

成功条件のついた少しやっかいなルードです。ちなみになんで1の目なのかというと、「殺し屋1」のタイトルからの連想です。ダイス6個ふっても出ないときは出ないので、油断してると足下を掬われます。さりとてサポートカードを使うにはちょっと勿体ない、そんな感じのルードです。

●チュパカブラ

 

メキシコモチーフその2です。ダイスを7個振れれば、条件をクリアできるのでマフィアの殺し屋よりは倒しやすいかもしれません。ちなみにチュパカブラとは南米で目撃されるUMAのひとつで山羊の血を吸ったりするらしいです。最近では四足歩行タイプが主流らしいですが、今回は古い二足歩行タイプでお願いしました。

●ヒグマ



クマです。地面に血痕みたいなのがあり怖さを引き立てています。カードの左端の英名はたまに遊びをいれているのですが、このヒグマに関しては「羆嵐」となっています。気になった人はウィキペティアで「三毛別羆事件」とかを調べてみましょう。熊に対する印象が一変すると思います。

ただルードとしてはダイスを積み上げれば勝てるタイプですので、それほど脅威ではないですね。

●悪の秘密結社の怪人



仮面ライダー系怪人のルードで、モチーフはイカとなっています。ラフと比べると、正面絵に変わっていてすごみが増しています。ラフのちょっととぼけた顔はかわいい感じでこれはこれでよかったのですが。

失敗条件を持ったルードで、「同じ目が3個以上でると失敗する」となってます。とはいえ、それほど条件は厳しくないので、あまり気にする事はないかと思います。失敗条件はゲーム作成中盤に付け足したので、条件も何かに因んでたような記憶があるのですが、ちょっと思い出せません。

 




ここまでが、勝利点1〜3のいわゆる普通のルードとなっています。次回は勝利点4〜6の強ルードです。果てしなくスケールの大きくなっていくルードをおたのしみに。

 




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