モザイクゲームズ

モザイクゲームズと申します。2017年の初出展以来、ボードゲーム「モザイク」の専業メーカーとしてゲームマーケットに参加させていただいて来ました。2023年春は、これに加えて新作カードゲーム「Up&Down(アップんダウン)」を初出品します。「モザイク」の方は、美濃焼タイルをコマに使用した2人用のアブストラクト・ボードゲームですが、「アップんダウン」の方は、多人数で楽しむことのできるファミリー・カードゲームという地位をねらっています。まるで方向性の異なる2つのゲームですが、共通する点が1つあります。それはどちらもルール説明が1分でできるほどシンプルなゲームであると同時に、長く遊んでも飽きないプレイアビリティの高いゲームであるという点です(と自負しています^^)。誇大広告であるかどうか、ぜひ【オ37】ブースで確認してみてください。

「ラプラス」誕生秘話(2)
2018/4/21 1:28
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翌年の1986年、野本さんを中心にゲームサークル「JAGA」(日本ゲーム協会)が発足することになるのですが、その例会にたくさんの輸入ボードゲームと一緒に、野本氏手作りの「UpperHand」も持ち込まれました。残念なことに、その時に作成された初代作品は残っていませんが、木の板に5×5=25個のくぼみを掘り、そこにビー玉を置いていくというスタイルはこの時に完成しました。
JAGAに最初に登場した手作りUpperHandは、彫刻刀の跡も生々しい、お世辞にも完成度の高い作品とは言えませんでしたが、そのゲームの魅力はたちまちゲーム仲間のあいだで話題になりました。筆者も含め、何人かは手作りでの制作に挑戦したはずです。特にその中でも、非常に美しい完成された作品を創り出したのは、JAGAの初期のメンバーで建築設計家だった大島星介さんでした。(写真)
これは手作りとは言え、商品化されて販売された実績があります。当時、私たちがたまり場にしていた、六本木のゲームショップ「プレイシングス」で、「ホルテンシア」というゲーム名で少数販売されたのです。「ホルテンシア」というのは紫陽花のことだそうで、大島さんの命名です。ちょうどビー玉が積み重なった姿が紫陽花の花を連想させるところから名づけられたものでした。
ほんとに希少なゲームなのですが、今回JAGAの桐原さんが保管していることが分かり、写真を撮らせていただきました。ほんと皆さん物持ちがいいこと!(この項、次回に続きます。)

※「ラプラス」と「ラプラス・ミニ」を、5月6日(日)にゲームマーケットで販売します。現在予約受付中です。