ヒカリマル製作所 @hikarimaru5884
ブース概要
「小さく、美しいゲームを。」 両日H068で出展します。 今回の新作は、式神エンジンビルド×陰陽師能力バトル「ハクスラ陰陽師」!! 倒した妖を裏返して、自分の行動を強化する装備にするか、強力な効果を使える式神にするか。4人の陰陽師と18体の妖で、1億通り以上のビルドが楽しめます! 1〜2人・10〜20分・カード32枚、価格は1,500円です。2人なら共闘から決闘へ、1人でも強大なボスとのバトルが遊べます。 過去作の「アートコレクター-ブラフ&オークション-」「クロスギャラリー-バッティング&オークション-」、謎解きゲームの「ミステリーアートミュージアム」は、予約限定+若干数のみの持ち込みです。
出展コメント
小さく、美しいゲームを。 美しいビジュアル。 無駄のない仕組み。 短時間で深い思考。 そのすべてを、小さな箱に。 今回が4回目の出店となります! 新作「ハクスラ陰陽師」は、エンジンビルド×ハクスラを最小構成でシンプルに美しく作った、カード32枚のゲームです。 手札は3枚だけ、でもビルドは1億通り以上。相手と妖の動きを読む読み合いを、10〜20分で楽しめます。 はじめましての方も以前から知ってくださっている方も、是非足を運んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします!
新作「ハクスラ陰陽師」大盤振る舞いプレゼントキャンペーン🎁
— ヒカリマル製作所|ゲムマ2026秋H068 (@hikarimaru5884) 2026年9月22日
応募方法は2種類!
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⭐️10/4までの早期予約!
それぞれ抽選で3名へ「ハクスラ陰陽師」をプレゼント
締切は10/4(日)23:59まで!
詳細はリプライに!#ゲームマーケット2026秋#ゲムマ2026秋 https://t.co/VXpcjtUGIh pic.twitter.com/WEpJ8h35NV
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- 新作Web試遊公開!『ハクスラ陰陽師』特設ページもオープンしました
- ヒカリマル製作所の新作『ハクスラ陰陽師』の特設ページを公開しました!あわせて、スマホやパソコンのブラウザで遊べるWeb版の試遊もオープンです!特設ページhttps://hakusura-onmyoji.pages.dev/遊び方、4人の陰陽師、18体の妖、最終戦のボスを1ページにまとめました。遊び方は約3分の動画でも見られます。陰陽師のカードをタップすると進化後の姿に、妖のカードをタップすると裏の式神の面に切り替わります。Web版の試遊https://hakusura-onmyoji.pages.dev/play/アプリを入れなくても、ブラウザでそのまま遊べます。モードは2つです。一人用は、妖と6回戦ったあと、ボスの酒呑童子に挑みます。対戦は、NPCと組んで妖と6回戦い、最後にそのNPCと決闘します。試遊で使える陰陽師は、晴明と道満の2人です。梨花と葛葉、ボスの橋姫、2人で協力するボス戦は製品版で遊べます。はじめての方は、画面上の「チュートリアル」を押してください。一人用と対戦のどちらかを選んで、1戦ぶん練習できます。倒した妖を式神や装備にして、キャラクターを育てていく1〜2人用のカードゲームです。1〜2人/10〜20分/8歳〜/1,500円(ゲムマ特別価格)10/17(土)・18(日)、ブースH068でお待ちしています!取り置き予約はこちらのフォームから!https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe2CXl5HvMq94Kusms5GQjJ1PBE43FMad1PovcnGfESnYYuIg/viewform
- 2026/10/3 13:44
- ヒカリマル製作所
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- 『ハクスラ陰陽師』全キャラクター&PV公開しました!
- ヒカリマル製作所の新作『ハクスラ陰陽師』、全キャラクターとPVを公開しました!4人の陰陽師と18体の妖、それに2体のボス。全員そろってのお披露目は今回がはじめてです!PVは下のXの投稿から、ぜひ音ありで見てください!倒した妖を式神や装備にして、キャラクターを育てていく1〜2人用のカードゲームです。1〜2人/10〜20分/1,500円(ゲムマ特別価格)10/17(土)・18(日)、ブース H068 でお待ちしています!取り置き予約はこちらのフォームから!https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe2CXl5HvMq94Kusms5GQjJ1PBE43FMad1PovcnGfESnYYuIg/viewform
- 2026/9/28 20:38
- ヒカリマル製作所
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- 手のひらサイズで「ちゃんとしたエンジンビルド」を作る ―『ハクスラ陰陽師』ゲーム紹介とデザイナーズノート
- ゲームマーケット2026秋、両日 H068 で出展するヒカリマル製作所です。私たちは「小さく、美しいゲームを。」を掲げて制作しています。以前のブログ「ボードゲームの『小ささ』について」では、箱の大きさとルールのコンパクトさについて書きました。今回の新作『ハクスラ陰陽師』は、その考え方のまま、ハクスラとエンジンビルドに挑んだ一作です。箱は手のひらサイズ、カードは32枚だけ。その中に、敵を倒して強くなっていくハクスラの気持ちよさと、自分だけの型を組むエンジンビルドを入れました。この記事では、前半でゲームの概要を、後半で今回の試行錯誤や工夫を紹介します。『ハクスラ陰陽師』はどんなゲーム?夜ごと、辻に妖(あやかし)が出る。あなたは陰陽師です。倒した妖を式神として従え、装備として身につけ、自分だけの型を組んで夜を越えていきます。プレイ人数: 1〜2人プレイ時間: 10〜20分対象年齢: 10歳〜内容物: カード32枚(63×88mm)価格: 1,500円2人で遊ぶ時は、6回の戦闘を協力して戦い、最後は育てたキャラクター同士で1対1の決闘をします(半協力)。決闘のかわりに、2人で強大なボス(酒呑童子・橋姫)に挑む完全協力モードもあります。1人用ルールでは、育てたキャラクターでボスに挑みます。陰陽師は4人。式神の扱いに長けた晴明、攻守に優れ読み合いで強い道満、火力が高い梨花、術のコンボが強力な葛葉、それぞれ能力が違います。1プレイの流れキャラクターを1枚選び、「攻撃」「防御」「術」の手札3枚を持ちます。妖は Lv1・Lv2・Lv3 の山に分かれていて、戦闘ごとにランダムに選んだ2体の妖と戦います。毎ターン、2人とも手札から1枚を裏向きに出して、同時に開きます。攻撃: 妖1体に、攻の数字ぶんのダメージ防御: このターン、ダメージを一切受けない術: 妖1体に、術の数字ぶんのダメージそれぞれのカードを出した時には、そのカードに対応する辺(攻撃は左、防御は右、術は下)にセットした装備の効果も使えます。出したカードは使用済みになり、3枚を使い切ると全部手元に戻ります。2人の処理が終わると、妖が攻撃してきます。妖のカードには手(攻撃の内容)が①②③と書いてあり、1ターン目は①、2ターン目は②、3ターン目は③、4ターン目はまた①と、1ターンに1つずつ打ってきます。妖を2体とも倒したら1体ずつ分け合い、裏返して「装備」か「式神」にします。これを Lv1・Lv2・Lv3 で2戦ずつ、計6回戦ったら最終戦です。32枚で「ちゃんとしたエンジンビルド」にするためにこのゲームは「エンジンビルド×ハクスラを最小構成でシンプルに美しく作りたい」というところから始まりました。カードは32枚にしました。32枚はボードゲームでよく使われる枚数で、持ち運びのサイズを最小化する際の有力な選択肢です。ハクスラの快感は、強くなった実感です。敵を倒すと装備が手に入り、その装備で次の敵を倒して、また強くなる。これを味わうには、手に入るものの種類が多く、組み合わせで毎回ちがう型ができる必要があります。エンジンビルドも同じ形をしています。手に入れたものが次の行動を強くし、強くなった行動でさらに次のものを手に入れる。この循環(エンジン)を自分の手で組んでいくのが面白さの中心です。ただ、エンジンビルドの多くは、そのためにたくさんのカードやボード、トークンを使います。32枚でその多様性とリプレイ性を出せるかは、正直かなり難しいところでした。そこでやった工夫を5つ紹介します。工夫① 1枚の妖カードが3つの役割を持つ妖カード18枚は両面です。表は敵として出てくる「妖の面」、裏は倒したあとに使う「式神の面」。倒した妖は、裏返すだけで戦利品になります。ドロップ用の別のデッキもトークンも要りません。さらに、式神の面には使い道が4つあります。横に置いて「式神」にする → 真ん中に書いてある技が使えるキャラクターカードの左に差す → 左の辺(攻の辺)が効く右に差す → 右の辺(防の辺)が効く下に差す → 下の辺(術の辺)が効くたとえば鎌鼬は、式神にすれば「もう1枚出せる」技、左に差せば攻撃の強化、右なら防御の強化、下なら術の強化になります。同じ1枚でも、どこに置くかでまったく別の部品になります。装備に3辺すべてを使ったのは、そのほうが選択肢が大きく増えて、ハクスラらしい悩ましさにつながるからです。18枚×4通りで、使い道は72通り。辺は全部で54か所あり、そのうち34か所は単純な数字ではなく、対応する手札を出したターンに起きる効果にしています。工夫② シンプルにキャラクターのステータスを表現装備する時は、式神の面を上にしてキャラクターカードの後ろに差し込み、対応する辺をはみ出させます。見えている辺だけが効き、何枚でも重ねられます。キャラクターカード1枚が、そのまま装備スロット付きのプレイヤーボードになるわけです。HPも同じ仕組みです。HPカードをキャラクターカードの後ろに差し込み、キャラクターカードの上から見えている数字のうち、一番下が今のHP。HPが減ったら、HPカードを下へずらして見える数字を減らします。妖のHPも同じようにカードで数えるので、ダイスもトークンも入っていません。工夫③ アクションが強化されるエンジンビルドエンジンビルドは、強くなるほど手番でやることが増えがちです。でもヒカリマル製作所は「手番中のアクションはシンプルなほど良い」と考えています。そこで、手札は最初から最後まで「攻撃」「防御」「術」の3枚のままにしました。辺の数字(攻+1 など)はずっと効き、辺に書かれた効果は、その辺のカードを出したターンに起きます。左の辺は攻撃を出したターン、右の辺は防御を出したターン、下の辺は術を出したターンです。毎ターンの選択肢は3枚から1枚のまま。強くなるのは、それぞれのカードを出した時の効果です。攻撃を積んだ型、防御を出すたびに回復する型、術で押し切る型と、同じ3枚でも、型によって効果がまったく変わります。2人は同時に伏せて出すので、協力戦ではもう1人の1枚を読んで自分の1枚を選び、決闘では相手の1枚を読み合います。妖の手は①②③の順番がカードに書いてあるので、大きい手が来るターンに防御を合わせる、といった計画も立てられます。深みはシステムの複雑さではなく、この読み合いで作りたいと考えました。工夫④ リプレイ性を高めるシステム妖18枚は Lv1・Lv2・Lv3 の6枚ずつ。各Lvで戦うのは2戦×2体の4体なので、毎回2体ずつ出会わない妖が残ります。どの4体と出会うかだけで、1つのLvにつき15通り、3つのLvで3,375通り。取れる式神が毎回変わるので、同じキャラクターでも前回と同じ型にはなりません。残った妖も無駄にはしません。ボス戦では、Lv3の山に残った妖から1体がボスの取り巻きとして出てきます。倒した2体を分ける順番にも意味を持たせました。あとに倒れた妖にとどめを刺した人が先に1体選び、次の戦闘はもう1人が先手になります。先手は先に動けますが、妖の「先手に◯ダメージ」の的にもなります。協力しながらも「その式神、欲しい」という駆け引きが生まれます。工夫⑤ 決闘・協力・ソロの3モード遊び方を増やしても、カードの枚数は増やしていません。2人・決闘(半協力): 6戦を協力して、最後は1対12人・ボス戦(完全協力): 6戦のあと、2人でボスに挑む。ボスは妖用HPカードの裏面1人用: 育てたキャラクターでボスに挑む1人用では、使わないもう1人分の手札3枚を、裏向きにして横に置きます。妖が残り1体になると、この3枚から毎ターン1枚をめくり、防御ならその妖はそのターンダメージを受けず手も打たない、攻撃なら、そのターンの妖の攻撃は、あなたの防御の数字で軽減できません。2人用の手札をそのまま妖の動きを変えるのに使うことで、1人用のためのカードを1枚も足さずに済みました。難しさは10段階から選べます。小ささと美しさを両立させるために、削ったもの・あとから足したものヒカリマル製作所では、「小さい」を、物理的にサイズが小さいこと、内容に無駄がないこと、ルールがコンパクトで分かりやすいこと、と定義しています。「美しい」は、見た目が整っていること、ルールとコンセプトが矛盾なく響き合うこと、思考が勝利へ論理的に接続すること。『ハクスラ陰陽師』では、ハクスラの気持ちよさに直接つながらないものを削りました。一方で、なくても遊べるけれど、32枚の構成の中に収められるものは、あとから足しています。削ったもの属性。相性の計算はルールを複雑にしすぎるので入れていませんデッキビルド要素。最初は考えていましたが、重ゲーになるのと、TCG寄りの方向に進んでしまうので、思い切って削りました妖の札の裏面の統一。妖はランダムに登場するので裏面は揃えたかったのですが、式神と装備を1枚で表現するために諦めました(机の下でランダムに選ぶか、お手持ちのダイスなどで決めてください)当初は予定していなかったけれど、あとから足したものボスキャラ。最初は1対1だけのつもりで作り始めましたが、ソロプレイと完全協力も遊べるようにしたくて、唯一使っていなかった妖用HPカードの裏面に入れました。結果として、ゲームの幅が大きく広がりました進化という山場。式神をコストにしてキャラクターカードを裏返すと、HPが回復して能力が変わります。当初はキャラクターカードの表と裏に1人ずつ、2枚で4人の予定でした。ほかの部分を圧縮してキャラクターカードに4枚使えるようになり、同じカードの表と裏の2人は一緒に選べないので、組み合わせを増やすために1人1枚にしました。そこで空いた裏面に、進化を入れていますソロプレイのレベル設定。気軽に遊べる低難易度から超高難易度まで、10段階あります(これのせいでバランス調整に多大な時間をかけることに…別のブログで機会があれば紹介します)ストーリーモード(追加予定)。ソロプレイと協力版の延長として、キャラクターや妖の関係性も活かして遊べるモードを用意する予定です。説明書のQRから遊べるようにします。頑張ります…!32枚の内訳は、妖18枚・キャラクター4枚・手札6枚・HPカード4枚。表と裏をあわせた64面に、役目のない面は1つもありません。そしてビルドの幅です。キャラクター: 4人 × 進化の前と後 = 8通り1つのLvで: 6体からどの2体を取るか 15通り × それぞれを式神・左・右・下のどれにするか 16通り = 240通りこれが Lv1〜3 の3回ぶんで 240³8 × 240³ = 110,592,000。32枚で、1億通り以上のビルドが組めます。バランス調整は、ブラウザ版とAIで32枚でも、組み合わせは人の手で遊びきれる数ではありません。そこで今回は、まずブラウザ版を実装しました。初期は人の手で大量にテストプレイしながら細かく調整し、そのログを全部残してAIに学習させ、後半はAIで膨大な量のテストをして細かい調整をしています。AIの確からしさは、実際にAIと対戦するなどして人間が確かめました。この話は、次のブログで詳しく書く予定です。おわりに「この枚数でこんなに面白いんだ」と思ってもらえたら、とても嬉しいです。ゲームマーケット2026秋、10/17(土)・18(日)の両日、ブース H068 でお待ちしています。取り置き予約と、10/4(日)までの予約者向けの抽選プレゼントは、ゲームページから。『ハクスラ陰陽師』ゲームページ: https://gamemarket.jp/game/189267
- 2026/9/23 16:16
- ヒカリマル製作所
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- 予約〆切告知と新作コンポーネントご紹介!
- ヒカリマル製作所(S10)の予約締切は前日20時ごろに打ち切ります!お悩みの方はお早めにご予約ください!https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSciSoRV0vzAi-TCZ0NiGk3dxefQSllrzpOwK91iv_2_MQAqQQ/viewformまた、新作クロスギャラリーのコンポーネントを公開します!ゲーム等の詳細はゲームのページやXをご確認ください!この量が入って2000円、小箱!かなりお得な内容になっています!今回は前回即完売のアートコレクター、クロスギャラリーに加えて本格的な展示のようなガチのパンフレット、ポストカード、チケットが入った謎解きも出します!ぜひ当日足を運んでいただけると嬉しいです!
- 2025/11/21 1:16
- ヒカリマル製作所
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- ボードゲームの「小ささ」について
- 2025年春に初出展し、今回は2回目の出展となるヒカリマル製作所です。私たちは「小さく、美しいゲームを。」を掲げて制作しています。小さいとは——物理的にサイズが小さいこと、内容に無駄がないこと、ルールがコンパクトで分かりやすいこと。美しいとは——箱やコンポーネントの見た目が整っていること、ルールとコンセプトが矛盾なく響き合うこと、思考が勝利へ論理的に接続すること。ヒカリマル製作所では、そう定義しています。この考え方は、尊敬するゲーム作家・スパ帝国さん(『ナショナルエコノミー』の西村裕さん)の「小さく完璧なゲーム」という理念から大きな影響を受けました。実作としての2タイトル——『アートコレクター』と『クロスギャラリー』——はいずれもこのコンセプトに沿って設計されています。どちらもポーカーサイズの小箱で、ポケットに収まり、箱内に無駄な空間はありません。ビジュアルはパブリックドメインの絵画を主役に据え、作品の美をできる限り損なわないよう、余計な装飾やノイズを排したデザインにしています。箱の大きさは販売価格に強く影響すると言われます。私自身もユーザーとしてボードゲームを購入する時には無意識に「このサイズ感では安いな」、「トランプ箱2000円は高いな」など箱で価格感を考えることは確かにあります。制作者コミュニティでも「単価を上げるために箱を一段、二段と大きくする」という話はよく耳にしますし、店舗販売などの際にも目立つという点で大箱が有利に働く局面もあるでしょう。ただ、冷静に考えると箱がデカいことのメリットは、ユーザーにほとんどありません。多くのゲームを所有するコアゲーマーほど収納に悩み、持ち運びにも制約が生まれ、ゲームマーケットからの持ち帰りですら負担になります。ゲムマでデカくて頑丈で安いトートバックを売ってくれるイエサブさんは神です。毎回お世話になっています。今回の新作、『クロスギャラリー』はコンポーネントが豪華なため「カードをフルサイズにして箱を二段階大きくすれば3,000円でもいける」といった助言を複数いただきました。確かに原価率的にも結構厳しいところはあり、箱のサイズを上げるだけ(原価への影響は少ない)で売値を1000円上げられれば大分助かるのですが、このゲームは気軽に遊んで欲しいゲームです。小さくて小箱で、パーティ系ではなく思考力が試されるリプレイ性が高い軽量級ゲームという今回の2作品に共通する世界観の実現のためにも2000円の小箱で収めました。ボドゲ会に行くとき、遊ぶかは未定でも「とりあえず持って行ける」サイズ感でパーティ系ではないゲームは私が1ユーザーとしても強く求めている属性です。※画像は試遊会でのモックにつき製品版とは細部が異なりますが、ハーフサイズカード36枚、ひまわりトークン28個、ついたて4個(+トークン配置カード)、スタピマーカー+イーゼル1セットです。※製品版ではカードが全てエンボス仕様になり、エンボス仕様の箱も付きます。実体としての大きさだけではなく、ルールやプレイ時間としてのコンパクトさも重視しています。20分程度の軽量級ゲームにおいて、トリテやゴーアウトが主流となっているのは根本として手番で行うことが「手札内のカードを選択して場に出すこと」というシングルアクションで完結していることと勝利条件が短時間向きであることが大きいと考えています。オークションゲームも本質的には「入札をするだけ」というシングルアクションに近いように一見見えますが、セットコレクションの方向に寄るにしても経済構築の方向に寄るにしてもプレイ時間が長期化しがちです。『アートコレクター』は、絵画を多く集めるか、お金を多く集めるかを競うブラフ・オークションですが、勝利条件はどちらかというとブラフゲームに寄せて、メカニクスにオークション要素を取り入れることでコンパクトにまとめました。セットコレクション要素も入れたかったのですが、得点という形でいれると煩雑化するため「特定の組み合わせで集めればラウンドではなくゲーム全体に勝利する」という要素で緊張感とシンプルさの両立をしています。また、手番内の選択もシンプルです。出品側は「どの手札を出品するか」と「3種類の画家のどれを宣言するか(本ゲームでは全て裏向きで出品し、出品時にどの作家の絵か宣言する)」を決めるだけ。落札側は「パスするか」「いくらで入札するか」を決めるだけ。要点を短く把握でき、初回から全体像が掴めます。『クロスギャラリー』は、より多くの絵画を集めるゲーム。絵画を多く並べたい、保有したい、テーマに調和する可愛いトークンを使いたいというどちらかというとゲーム中の「絵」が先行し、後から肉付けを行いました。絵画を多く獲得しようと思うと、単純に絵画獲得の機会を増やすか、1獲得機会あたりの獲得枚数を増やすかになりますが、「小さく、美しいゲームを。」というコンセプトに従うと絵画獲得機会の増加はゲーム時間の増加に繋がるため、1獲得機会あたりの獲得枚数を増やすという方向で現在の9枚の絵画を同時にオークションにかける形式になりました。そして、9枚の絵画全てに対して入札を行うよりも、それらを3×3マスに並べて行と列(6択)に対して選択を行う方がよりコンパクトかつバッティングの面白さを生むことが出来ます。そういう流れでマスではなく、ラインに対する入札を行うルールになりました。また、トークンの配置は一部は公開して情報を見せるが、メインは非公開で一斉に行うことによりアブストのような計算力ではなく、思惑を読むという体験に寄せることを実現しました。結果として、手番でやることは公開と非公開の2回に分けて、自分のトークン7個をタテ・ヨコ3列ずつ=計6択のどこに置くかというシンプルなルールになりました。ヒカリマル製作所は「手番中のアクションはシンプルなほど良い」と考えています。深みは、システムの複雑化ではなくプレイヤー間のインタラクションで生む。これによりルールを膨らませなくても体験のパターンは増え、最も面白い変数である「人」をゲーム内の変数として機能させることができます。システムに対する選択のみが変数の場合にはシステムに対する熟練により熟練者と初心者との格差を広げがちですが、人の読み合いが軸であれば、初心者でもゲームシステムではなく相手の思考を読むことができれば逆転が起きやすくなります。長くなりましたが、以上のような考えで作ったのが『アートコレクター』と『クロスギャラリー』です。どちらも、「小さく、美しいゲームを。」という思想をそのまま形にした一箱です。手に取っていただければ嬉しいです。
- 2025/10/29 17:11
- ヒカリマル製作所
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![[ハクスラ陰陽師]](https://img.gamemarket.jp/thumb_20260921_214253_hakusura_kv13.jpg)
![[トリプティック]](https://img.gamemarket.jp/thumb_20260517_211757_art20collector20-20TR_Edited.jpg)
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