番次郎書店 @hyacper
ボードゲームとクイズで生きている人。たまに現れて騒いで去っていく。コーヒーと本が好き。目下の悩みは、クイズの本を作ったはいいけれど、テストプレイを行う友人も場所もいないこと。
- 2024年秋は「カンタンクイズ」
- 2024/7/16 12:18
皆さま、ジメジメした日が続きますが体調等崩されてはいないでしょうか。
番次郎書店、バンちゃんと申します。
今年の夏も番次郎書店は、出展費用と印刷費用を稼ぐため、夏のイベントに出展しない(できない)予定です。悲しい。
落ち込む話はさておき、現在、2024年ゲームマーケット秋に向け、またも新たなボードゲームのクイズを作っております。
今回のテーマは、「カンタンクイズ」です。
まずは私の「しくじり先生」から。
早押しクイズのできる場で、意気揚々と「ボードゲームの自作クイズ」を持参したところ、そのあまりの難解さに(作っている最中はそう思わなかった重傷ぶり)誰もボタンが押せず、場の空気を一気に凍らせてしまいました。
もう5年くらい前の話ですが、そんな経験を元に「ボードゲームを絡めた『カンタンクイズ」を試行錯誤してはおります。
が、これが本当に難しく、例えば「ラブレターの強さ8のカードは?(答>姫)」も「宝石の煌めきの、白のトークンに描かれる宝石は?(答>ダイヤモンド)」も、ゲームを遊んだことのない人にとっては「無理!難しすぎる!」となるわけです。
時折「ボードゲームYouTubeチャンネルの企画」で、ボードゲームのクイズも見かけるようになりましたが、出題者がかなりの重量級ボードゲームを「こんな簡単な……。」と、うっかり口にするわけです。
ボードゲームデザイナーに関しても然り。クラウス・トイバーも、ライナー・クニツィアも、「それらを知っていることがボードゲーマーの常識!」とまでは言い切れない!(断言)と、創作する中でぼんやり考えました。
ボードゲームでたくさん遊ぶ方でも、ボードゲームデザイナーやメーカー、サークル名まで熟知されている方は少ないはずですが、クイズを作るとなると「作りやすいから、出題しやすいから」という理由で、つい手が伸びてしまうのです。
じゃあ単純に「UNO」「人生ゲーム」から出題すれば良いかというと、そう単純な話でもなく、(あまりボードゲームカフェでUNOを遊ぼうとは思わないですものね。偏見かもしれませんが)
そこで、今年2024年は「「カンタンクイズ」をたくさん作ろう」と決め、有名クイズ配信からクイズの本などを片っ端から読み込み、自分なりに何度も研究を重ねました。
今回も決して「超絶カンタンだ!」とはいかないものの、これまで以上に「カンタン」「楽しい」そして何より「ボードゲームが好きならば、周りより一歩だけ先に解答できる」を目指しました。
では、具体的に以下の問題です。
問題1
ざじずぜぞ、から点々を取るとさしすせそ、
では「ボドゲ」から点々をとると現れる言葉は何?
問題2
人間の吐く息には二酸化炭素が含まれていますが、
「二酸化炭素」の文字に含まれる、ボードゲーマーにはお馴染みの定番ゲームは何?
問題3
次の言葉の後ろにつくアナログゲームは何?
立体、漢字、シルエット、ロジック、クロスワード
問題4
勝利して笑ったときの顔は笑顔、では、同じく勝利したときの誇らしげな顔や自慢げな表情を、「どうだ!」を意味する関西弁を用いて「何顔」と呼ぶ?
答えは順に「ホトケ(仏)、カタン、パズル、ドヤ顔」
問題は現在も製作中ですし、これでもまだ「カンタンすぎる!」とは言い切れないでしょう、難しい問題と同様、カンタンなクイズを突き詰めるのも難しい、と、要約すればそんな話です。
どこまでやさしくできるか、そして何より、やさしいクイズを追求した本がどこまで認められるか、不安になりながら、現在もボードゲームのクイズをひとり製作中です。
応援してもらえますと心の励みとなります。
改めまして、番次郎書店は11月18日(日曜)、試遊付テーブルにて、早押しボタンを持参して皆様のお越しをお待ちしております。
よろしくお願いします。
番次郎書店、店主 番次郎