A.F.N. GAMES AFNGAMES

ブース概要
アナログゲーム制作サークル「A.F.N. GAMES」です。
「好きな世界観を作品に」をモットーに活動をしている2人組の小規模サークルです。
出展コメント
ゲムマ2025春「初出展」
2025年5月17日(土)のみの出展となります。
2人対戦型TCG風アナログゲーム(BCG)
『モンスターブリーダー』を頒布予定です。
事前予約も受付中!→予約はこちらから!
その他
ゲームに関するご質問については、XアカウントにてDMでお気軽にお問い合わせください。
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- 『モンスターブリーダー』 デザイナーズノート
- こんにちは、A.F.N. GAMESです。はじめてゲームを作った程度で、いきなりデザイナーズノートを書いて何か有益なことが発信できるのか?と自問自答しつつも筆を執ってみました。というのも、僕らが作った「モンスターブリーダー」というゲームがどんな発想や考え方から作られたものなのか、そもそもこのゲームはどんなゲームなのかをなるべく多くの方に知っていただきたいという理由がありまして。あとは自分たちの備忘録的な意味も込めて残しておこうと決意しました。昔からこういうものは書こうと思ったときに書かないと、一生書くことがなくなってしまう性格なので、今回自分の尻を叩きながら執筆しました。多少読みにくい箇所もあると思いますが、寛大な気持ちでご覧いただけると幸いです。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー1. ゲーム制作のきっかけ人がゲームに「愛着」や「手応え」を感じる瞬間は、決して勝敗だけではありません。たとえば——自分の選択が明確に結果へとつながったとき自分の判断が他者と違う結果を生んだとき成長や積み重ねの“跡”が自分の中に残ったときそういった“自分だけの体験”が、プレイヤーの記憶にゲームを強く刻みます。一方で、現代のカードゲームにおいては「構築環境の最適解」や「流行デッキ」が主軸となりやすく、個々の選択や立ち回り方、考え方や思考が狭まってしまっている傾向にあります。そこに僕たちは、少しだけ違和感を覚えていました。「流行のデッキばかりがひしめく環境は本当に楽しいのか?」「最適解の構築を模倣するだけで満足できるのか?」——そんな問いが、本作『モンスターブリーダー』の出発点です。きっかけはTCGの環境スピードへのしんどさ制作のきっかけは、具体的な体験から生まれました。よく遊んでいたカードゲームでは環境が目まぐるしく激変し続けており、何度もお気に入りのデッキが機能しなくなることを経験。更に言えば今まで使用できていたカードがスタン落ち(レギュレーションの変更により、以前は使用可能だったカードが使用できなくなる状態)により、使用不可能になることも。そのたびに新しくカードを買い直し、構築をやり直す。もちろん、それもカードゲームの醍醐味の一部ではあります。しかし、繰り返される環境変化と買い替えのサイクルに、次第に“疲れ”や“しんどさ”を感じるようになりました。そんなカードゲーム界隈の状況から、”飽きずに長く遊べるゲームを作ろうと決断”し、自分たちでゲームを作ることに踏み切ったわけです。 ただ、せっかく作るのであれば市販TCGとは違う体験を届けたい。構築するたびにプレイフィールが変化し、何度遊んでも飽きない仕掛けを取り入れたい。プレイヤーの選択が毎回結果に直結し、その積み重ねが勝敗に繋がるような体験を作りたい。そんな思いが自然と膨らみ、やがて一つの明確なコンセプトへと結実しました。目指したのは、“何度でも遊べる、自分だけのモンスターを育てて戦うゲーム”。モンスターとともに歩み、プレイヤーの選択が積み重なって強さになる。そんな愛着と戦略が同居したカードゲームを作ること。これが、僕たちの初めてのアナログゲーム制作への挑戦の始まりでした。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2. ゲームコンセプトの設計モンスターブリーダーでは、いわゆる“召喚”という概念や、複数体のモンスターを展開するようなシステムは採用していません。プレイヤーは、たった1匹のモンスターと向き合い、育てていきます。この1体を通して“選択”と“成長”のすべてを背負う構造を目指しました。多くのカードゲームでは、召喚や複数展開が基本です。なぜなら、そうすることでキャラクターを大量に投入でき、拡張性や販売展開の幅が広がるからです。新しいカード=新しいキャラクター=新しい売上、というビジネス構造がそこにあります。でも、僕たちの作品は違います。ビジネスとして大量展開を目指すものではなく、限られたカードプールの中でも繰り返し遊べる“BCG的な存在”を目指しました。だからこそ、無理に種類を増やさずとも、1体のモンスターにすべての選択を託す構造に意味が生まれます。また、僕自身、子供の頃から“効果だけ使って捨てられていくモンスターたち”に、どこか寂しさを感じていました。「このモンスター、すごくかっこいいのに すぐ墓地に送られて終わりか」と。そんな思いから、1体のモンスターに愛情を込めるゲームを作りたい。効果の使い捨てではなく、そのモンスターだから好きになるゲームを作りたい。そう思ったのです。 この思想は、モンスターのステータス設計にも直結しています。モンブリでは、モンスターにあらかじめ定められた攻撃力や防御力は存在しません。プレイヤーがゲームプレイ中にモンスターを育成し、能力を高めていくシステムを採用しました。市販のカードゲームでは、ステータスをあらかじめ数値化して提示するのが常識です。なぜなら、数値で提示しておかないとカードの強さが直感的に分かりづらく、商品の魅力を伝えにくいからです。しかし、僕らは「強さはあらかじめ決められるものではなく、自分自身で築き上げていくこともできるのではないか」と考えました。その結果、プレイヤーが攻撃・防御・EX(経験値)といったステータスを、ゲーム内でアイテムを使用することによって自由に伸ばしていく育成型システムが誕生しました。たとえば、「筋力トレーニング(攻撃+1)」や「プロテイン(防御+1)」などのアイテムを資金と相談しながら購入するかどうか、それらのアイテムを今使うべきか敢えて温存するのか。——その判断一つひとつがモンスターの成長や戦略に繋がっていくような設計となりました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー3. こだわりと製作の裏側当然ながら、最初から理想の形にたどり着けたわけではありません。開発初期のモンスターブリーダーは、現在とはまったく違う仕様でした。たとえば、全プレイヤーでフェーズを共有する煩雑なルール、進化のために複雑な条件を満たさなければならない設計、構築における過剰な制約など……。↑モンブリ初期のカードたち(ルールそのものが違ったときのもの) テストプレイを重ねる中で、「やりたいことは伝わるけど、正直遊びづらい」という声が何度も上がりました。その原因は単純明快。「進化条件を用意して、進化ルートを分岐させたいよね」「攻撃、防御のほかにも体重とかスピードの概念もほしいな」「属性による相性なんかも取り入れたい」「満腹度、食事のフェーズも追加しよう」上記は一例にすぎませんが、このように自分たちがやりたいことをすべてゲームの要素として詰め込みすぎた結果でした。自分たちが作っているのは”TVゲーム”ではなく”アナログゲーム”という認識が欠落していたのです。 発期間は2年、うち1年で今の形に。そこで、僕たちは1年以上かけて、週1回以上のペースでテストプレイとシステム改善を繰り返し続けてきました。フェーズ進行の大幅な簡略化進化条件の統一とシンプル化システムの構造見直しと再構築カード効果のバランス調整 etc...そして、大きな転機となったのが「ランダムピック方式」の導入。事前に好きなようにデッキを組むのではなく、ランダムに配られたカードから即興で育成方針・戦略を組み立てる。これにより、毎回違った展開と戦術が生まれるようになりました。TCG特有の遊ぶたびに決められたムーヴをおこなうゲームではなく、遊ぶたびに戦略が変化するゲームにすることで、繰り返しプレイすることによる飽きを防ぎたかったのです。他のTCG風ゲームでもよくある「コンボ」や「シナジー」といった気持ちよさはそのままに、良い意味で再現性の少ないゲームへと仕上げることできました。継続的なデッキビルドを可能にする「ショップシステム」も重要な柱となりました。ゲーム中に資金を使い、ステータスを伸ばしたり、補助効果を得たりするカードを購入できる仕組みです。どのタイミングでどんなカードを購入するかによって、その後の展開や戦略が大きく変化する要素。常に流動的にショップのラインナップは変化するため、予期せぬリーサルが生まれたり、逆転を狙えるカードを手に入れたりと、ゲームの展開に彩りを加えてくれるようになりました。また、このショップシステムにより、ランダムピックでのデッキ構築がうまくいかなかった場合でも、ゲーム中デッキビルドをおこない立て直すことも可能となったのです。サークル内では冗談混じりに「このシステムは特許取るべき」なんて言っているくらいには、このゲームの核となってくれた仕組みです。こうした仕組みの数々を取り入れ、逆に盛りすぎた要素を削りながら、モンスターブリーダーは、「遊びやすさ」と「プレイヤーごとの個性」を両立したゲームへと成長していきました。 クオリティへのこだわり実際にモンスターブリーダーを形にするにあたっては、限られたリソースの中で最大限のクオリティを目指しました。イラストのデザインにしろ、カードの品質にしろ、コンポーネントや説明書に至るまで、今自分たちでできる最大限のものに仕上がっていると思っています。ただ、幸いにもチーム内に印刷関係の仕事に携わるメンバーがいたため、一部コンポーネントの印刷・加工は職場設備を活用してコストを抑えることができましたし、浮いたコストはカードの品質などに回し、「手に取ったときの満足感」を妥協せずに追求しました。パッケージ1つあたりの原価や利益などは、また別の機会にお話できればと思いますが、ただ利益率だけを重視するのではなく、「価格以上の体験価値」を提供することを意識した値段設定にしているつもりです。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー4. プレイ体験と評価クローズドな試遊会をおこない実際にプレイヤーに触れてもらったところ、非常にポジティブな反応をいただきました。普段からカードゲームの大会シーンなどに参加している方や、カードゲーム自体あまり遊ばないという方まで、様々な境遇の方々に遊んでいただいた結果「カードゲーム初心者でもすぐにルールが理解できた」「育成方針を考えるのが楽しい」「構築環境に縛られないから、毎回違う戦い方ができる」このような意見をいただくことができました。現役のカードゲーマーからは「育成とバトルが噛み合った良作」「一体感を感じられるシステム設計」と高く評価していただき、開発者として大きな自信に繋がり感謝しています。「市販TCGでは体験できない、“自分だけの育成戦略”が楽しめる」そんな感想をもらえたことが、何よりもうれしい成果でした。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー5. おわりにモンスターブリーダーは、一度きりの構築やテンプレート戦術をなぞるゲームではありません。育成と選択の積み重ねによって、毎回まったく違う戦いが生まれる——いわば、“スルメゲー”と呼ぶにふさわしい奥深さを持っています。実際に試遊会の席では、みなさん時間を忘れて5時間ぶっ通しでプレイされていたくらいです。プレイすればするほど味がするなんて評価も。たった1匹のモンスターと向き合い、育て、戦う。その過程で生まれる駆け引きや戦略がこのゲームの楽しさに繋がっていると思っています。 もし手に取っていただく、遊んでいただく機会があれば、ぜひその感想をお聞かせください。今後の活動の励みにさせていただきたいです。(このゲームを面白いと感じてくれる方が多く生まれたら、バランスを損なわない程度で新規拡張パッケージの開発やオフライン対戦会なんかも開いてみたいな。なんて思っていたりします。) こだわりと愛情を込めて作ったこのゲームです。ぜひあなた自身の手でこのゲーム体験を味わってみてください!
- 2025/5/14 9:54
- A.F.N. GAMES
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- 【プレイレビュー】ゲームシステム面にフォーカスした本格レビューをいただきました!
- こんにちは!A.F.N. GAMESです。いよいよゲームマーケット2025春も開催まで残りわずかとなりました。つい先日まであと1ヶ月だね、なんて話していたのにもう目と鼻の先。現在サークル内では当日のブースの飾り付けについて議論を深めているところです。なるべくみなさんの目に止まれるように工夫したいと思ってます。 さて、今回はありがたいことに最後のレビューが届いたのでご紹介させていただきます。これまでと同様に試遊会でプレイしてくれた方によるもの。彼は1人目の方と同様にTCGにそこそこ精通しているようなので、その視点での意見だと思ってご覧ください。▼1つ目のレビュー→生粋のカードゲーマーから超ボリュームのレビューをいただきました!▼2つ目レビュー→遊びやすさの解説に特化したモンブリのプレイレビューをいただきました!ーーーーーーーーーー『モンスターブリーダー』初心者でもTCG経験者に勝てちゃう!? 自由過ぎるカードゲーム先行レビュー!レビュー者:ミルクキントキ ▼導入今春開催の“ゲームマーケット2025春”にて販売予定A.F.N. GAMESのデビュー作『モンスターブリーダー』 カードを使用した1vs1の対戦ゲームとなっているのだが、ルールはシンプルでありながら 不思議なことに何度やっても飽きがこない。誇張抜きで“永遠とプレイできる”感覚を味わえるスルメどころの騒ぎじゃない作品と言わせていただこう。何故このゲームをそうと言わしめるのか今回はこれについて語らせていただきたい・・・! ・・・なんの因果か、巡り合わせか。こちらの『モンスターブリーダー』を先んじてプレイする機会をもらえたので、遊びに遊んだそのレビューをしていく。 ▼シンプルなのに“無限の戦法が生まれる”ゲーム性『モンスターブリーダー』のテーマは、その名の通り「モンスターを育てて戦う」こと。自分は主人公ではなくブリーダー。ゲーム開始前に選んだモンスターに、カードを使って指示していく。あくまで“自分が戦うのではなく、モンスターを育てて戦う”、目指す方向がシンプルな点は初心者としても有難いところではないだろうか。そして、大まかなゲームシステムは、 1.ドラフト(ゲーム開始前) 2.ドロー 3.ショップから購入4.手札からプレイ 以上! ・・・そう、なんとこれだけ。そう聞くとあまりにあっさりして聞こえが悪いが、ほんの少しメインのシステムを掘るとこのシンプルな工程が“無限の戦法を生む”ことになる。何故“無限の戦法を生む”のか、そのメインシステムが“2つ”。 ▼何度プレイしても味がする「ドラフト」要素1つは、ゲーム開始前の「ドラフト」要素。 さらっと大まかなゲームシステムにも書いたが、『モンスターブリーダー』はゲームを始める前に“お互いにその場で持ち札を決める”ドラフト要素が採用されている。このゲームにおけるドラフトは、 全カードをシャッフルしてお互いに上から2枚1組のペアを2ペアずつを引くその中から1ペアを選び、自分の持ち札に加えるこれを持ち札が合計10枚になるまで繰り返し、自分のデッキが完成すると“このゲームに存在する全てのカード”を対戦相手と同時に選ぶもの。 プレイヤーによって構築が異なるのは当然ながら、そもそもデッキ自体がほぼランダムに構成されていくため、何度同じ人間がプレイしても“再現性がない”のが最大の特徴だ。どのボドゲ・TCGも何度かプレイするうちに「この持ち札ならこう攻めよう」「この対戦相手ならこう邪魔してやろう」みたいな“自分の勝ち筋”ができてしまって、対戦に大きな変化は滅多に起きない。 しかし、『モンスターブリーダー』はカードプールこそ共有でも、自分の山札を構成するのは常にランダムなカード達。“自分の勝ち筋”はゲームごとに変わっていくため、本当に飽きというものがやってこない。カードの種類はそこまで多くないのだが、毎回触れたことのないカードが手元にやってくるため、とても50枚とは思えない感覚に陥るのだ。(共通の山札は50枚からなる)何より“自分の勝ち筋”が毎回変わるというのは、“勝敗がゲームの練度に依存しない”という最大のメリットがある。極端な話、このゲームを初めてプレイしようが、何百回とプレイしようが、TCGのプロプレイヤーだろうが、“全プレイヤーが同じフィールドに立てる”のだ!TCG界隈では「先行勝率7割」「初心者相手なら9割勝てる」というフレーズがあったりする。この常識をまるっとひっくり返すことができる、と言い換えると・・・どうだろうか、非常にロマンのある話に聞こえやしないだろうか。 (余談だが、実際私は何度かテストプレイした後、友人にルールを教えながらプレイして大敗を期した。) ▼ゲーム史上類を見ないほどの「自由過ぎるターン」制度 さらに、そこへスパイスを加えてくれるのが、メインシステムの2つ目。自分の手札をプレイする順番や回数に制限がない「自由過ぎるターン」である。パッと聞いて、「・・・? なんじゃそりゃ?」と思うだろう。簡単に説明すると、『モンスターブリーダー』では毎ターン“ 1 ”与えられる「行動値」を消費してアクションを起こすことができる。その行動値は、手札の「コマンド」カードを使って相手を攻撃するもよし、「アイテム」カードを使ってモンスターを強化するもよし、「ブリーダー」カードを展開してゲームを優位に進める準備に使ってもよし。「行動値」がある限り、どんな順番に行動をしようと、どんな回数攻撃や強化しようと許されるのだ!ん?行動値が1ターンに“ 1 ”しか与えられないんじゃ、1ターンに“ 1回 ”しか行動できないじゃん。とでもいいたげですね?実は「行動値」は自分の手札を1枚裏側でトラッシュ(ゲーム用語では伏せ山)に送ることで“1”増やすことができるというルールもあり、手札がある限り自分のターンに何枚でも伏せて行動値を増やすことができるのだ。 そのため自分のターンは文字通り自由自在。こんなにも自由に動き回れるゲームに遭遇するのは滅多にない。 そして、先述の「ドラフト」と、この「自由過ぎるターン」が掛け合わさると・・・ご想像の通り、いや想像を絶するほどに“無限の戦法が生まれる”というわけだ。 この予想できない感覚が、何度プレイしても起きるのが『モンスターブリーダー』。即興でプレイできる「ボドゲのように気軽」で、予め策を仕込んで戦う「TCGのように何通りもの戦略と勝ち筋を作って遊べる」、そんな作品となっている。 もし紹介ページやこのレビュー、はたまたゲムマ会場で気になった方は、ぜひとも購入を検討してみてくださいませ。 ではではー! ーーーーーーーーーーというわけで、3名のレビュー紹介もこれにてラストとなります。ご協力いただいた皆さま、そしてここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました!当日は試遊スペースのご用意がないため、実際に遊んでいただくことはできないのですが、現在プレイ動画の公開も準備中ですので、後日そちらでゲームの雰囲気をじっくりご覧いただければと思います。少しでも気になった方は、ぜひ会場でお手に取ってみてください!それでは~!
- 2025/5/5 19:25
- A.F.N. GAMES
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- 【プレイレビュー】遊びやすさの解説に特化したモンブリのプレイレビューをいただきました!
- こんにちは!A.F.N. GAMESです。先週に引き続き今回もテストプレイをしてくれた方からのレビューを掲載します。前回のTCGプレイヤー視点での感想がガッツリ反映されているレビューとは異なり、そこまでTCGを遊んだことのない、どちらかといえば一般プレイヤー視点でのレビューになります。ちなみに前回の熱量の高いレビューはこちら→生粋のカードゲーマーから超ボリュームのレビューをいただきました!前回のレビューを読んで「TCGプレイヤーが楽しめることはわかったよ。でもあまりTCGに触れていない人からしたらどうなのさ。」と思った方はぜひこちらのレビューを読んでいただければと思います。ーーーーーーーーーー【モンブリプレイレビュー】レビュー者:HAMACHI▼フェアに楽しめる戦略カードゲームの魅力公平なゲーム設計で誰でも対等に勝負できる。「フェアな環境で楽しめる」という点がこのゲームの大きな魅力です。カードゲームは一般的に長く続けているプレイヤーが有利になりがちです。それこそ、お金を掛ければかけるほど強くなるのが通常のカードゲームでしょう。プレイしている方は「あぁ、またあの高レアカード出してきた…」と内心ため息をついたことがある人も多いのではないでしょうか。また、今日始めた人とリリース当初からやっている人だと、経験値の差が勝敗を左右することも少なくありません。しかし、このゲームは全員が同じ条件でスタートできるよう設計されているため、新規プレイヤーでもベテランに対してハンデなく遊べるのが素晴らしいポイントです。今回はそんな「モンスターブリーダー」についてお話していこうと思います。▼初心者でも安心のゲーム進行設計ゲームの進行において初心者に優しい工夫が随所に見られます。初見では「えっ、これどうやるの?」と複雑そうに見えるかもしれませんが、物覚えの悪い自分でも3回目くらいでハッキリとやり方が理解でき、4回目からは「よし、この手札ならこう攻めよう!」と自分の戦略にあった戦い方を実現できました。ターン構成がシンプルで直感的なため、プレイしながら自然にルールを覚えられるのです。多くのカードゲームでは「何をやっているのか分からない」という状況に陥りやすく、初心者は途中で挫折してしまいがちですが、このゲームではそうした心配が少なく、安心してプレイを続けられます。その大きな理由にカウンターカードが少ない。という点があげられます。カード効果を処理する際に割り込んで解決する要素が少ないため、初心者でも楽しめる敷居の低さを実現していると感じました。どうしてもカード効果を無効にするカード効果を発動!のようになると、どう解決したらいいのか、発動するタイミングはいつなのか、のようにわからないことが多くなり結果として「難しい」と感じてしまうことがTCGの常だと思っています。ですが、モンブリの場合はそういった複雑な効果処理はなく、TCGにあまり触れてこなかった自分でもすんなりとルールを把握することができました。 ▼ランダムなデッキ構築で飽きのこない体験デッキは決められたカードの中からランダム(2Pick)で構築されるという点も本作の大きな特徴です。毎回異なるカードの組み合わせが提供されるため、マンネリ化を防ぎ、「今回はどんなデッキが来るかな?」とワクワクしながら新鮮な気持ちで対戦を楽しめます。これにより、固定メタの形成を防ぎ、環境の多様性を保つことにも成功しています。同じデッキ同士の対戦でも、プレイヤーの選択次第で結果が大きく変わるため、戦略性も十分に確保されているのです。 ▼魅力的なカードデザインも見逃せない個人的には、筋トレ系のカードがネーミングも含めて面白いなーと思いつつ、美少女系のかわいいカードがあったり、ドラゴン系のいわゆる「男の子の好きなやつ」があったりと、デザインもなにかの一点張りでない点が最高です。幅広い層に刺さるビジュアルとテーマが、ゲームの魅力を一層引き立てています。また、カードにはそれぞれフレーバーテキストも用意されているため、世界観を重視したいボドゲプレイヤーにもおすすめできるかなと思いました。▼柔軟な対戦時間で気軽にもガチにも対応対戦時間も非常に柔軟で、状況によって大きく変わるのも特徴的です。5分で「あっという間に終わっちゃった!もう一回!」ということもあれば、30分以上白熱する場合もあります。時間に合わせた楽しみ方ができるのは、非常に嬉しいポイントです。初心者だからすぐに負けるだったり、上級者だから勝てる。のような設計ではなく、初心者でも勝ててしまうゲーム性なのも魅力。実際にゲーム制作者とのテストプレイでも、自分が勝利を掴むことがあったくらいにはフェアに戦うことができるゲームです。▼家族でも友人同士でも楽しめる、幅広い魅力新しいカードゲームを探している方、特に公平な環境で純粋な戦略勝負を楽しみたい方に、ぜひ手に取っていただきたい作品です。友人同士の対戦はもちろん、「パパ、もう一回やろう!」と家族間でも年齢差を気にせず楽しめるので、幅広い世代におすすめです。ーーーーーーーーーーHAMACHIさん、ありがとうございました!今回のHAMACHIさんのレビューからも分かるように、『モンスターブリーダー』はカードゲーム初心者にとっても、安心して始められる工夫が随所に詰まっていますのでご安心を…!TCGに馴染みがない方が遊んでも、カードゲームの楽しさを自然と体験できる設計になっています。そして、慣れてくればくるほど「今度はこう組み立ててみよう」「このコンボいけるかも!」と戦略の幅が広がっていく——そんな成長の喜びも、モンブリに詰め込んだつもりです。こうしたレビューを通じて、少しでも「自分でも楽しめそう!」と感じていただけたならとても嬉しいです。次回のレビュー記事も届いているので、また近いうちに掲載すると思います。お楽しみに!引き続き、ゲムマに向けて沢山の人の手にわたるよう準備を進めています。これからも『モンスターブリーダー』をよろしくお願いします!
- 2025/4/21 22:06
- A.F.N. GAMES
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- 【プレイレビュー】生粋のカードゲーマーから超ボリュームのレビューをいただきました!
- こんにちは!A.F.N. GAMESです。いよいよゲームマーケット2025春も開催まであと1ヶ月となりました。手元の作業も残すところ梱包作業のみとなりまして、ここまで長かったようなあっという間だったようなそんな不思議な感覚です。ゲムマ2024秋に視察にいったのがまだ先日のように感じます。さて、今回この記事ではまだ『モンスターブリーダー』(通称モンブリ)が試作品だったころにテストプレイしてくれた方から圧倒的文章量かつ濃厚なプレイレビューをいただけたので掲載させていただきます。彼は幼少期から現在までカードゲームに生きてきたような人間らしいので、TCGプレイヤー視点での感想がガッツリ反映されていることと思います。同じような境遇の方はぜひお楽しみに…!いただいたレビューの内容に「試作品」という言葉が使われていますが、そこから著しい変更などは加えていないためそのまま完成作品に当てはまることだと思ってご覧いただければと思います。ーーーーーーーーーー【モンスターブリーダーレビュー】 レビュー者:sena|導入私は幼少期「遊戯王」や「デュエルマスターズ」10代後半から20代前半はデジタルカードゲーム「ハースストーン」をはじめ「シャドウバース」「ドラクエライバルズ」「ドミニオン」「MTGアリーナ」など。現在は主に「ポケモンカードゲーム」で大会シーンにも挑戦しているくらい、人生のどのタイミングでも基本的にカードゲームは一つの趣味として嗜んでいる私が、新作「モンスターブリーダー」を遊んでみて面白い!と感じたポイントを思うがままに書いてみました。まとめきれないくらい時間も忘れて楽しめるゲーム性なのですが、なるべく頑張って6つのポイントに絞ってみました。 |①システム面まずは肝となるこのゲームならではのシステム面について。詳細は説明書に記載があると思うので、ここではカードゲームオタクとしてぜひ推したいポイントを伝えられればと思います。なんと言っても一番の魅力は、自分のターンで取れる手段の多さと、その順序が何パターンもあることによって「最適解を導くためのプレイングに没頭できること」です。一番カードゲーマが没頭している時って「どうすれば相手の勝利条件を狭め、勝つための最善手を取れるか」を考えている時だと思います。この思考通りに事が運び、その結果勝利した時の快感を味わうためにカードゲームをやっていると言っても過言ではない私にとっては、常にこの「没頭」を体験できるゲームシステムは最大の推しポイントです。(手段が多いと難しいゲーム性のように感じてしまうかもしれませんが、行動回数の制限があるのでうまーく調整されてる点も推したいです) |②1体のモンスターを大事に育てるゲーム性ゲームのコンセプトとして「1体のモンスターを大事に育てる」というポイントは、自分が戦闘狂寄りのカードゲームオタクになってしまった部分からも自戒の意も込めて推したい所です 笑幼少期はパックから当たった1枚だけの切り札を最優先に考え、いかに活躍させられるかしか考えずにデッキを組んだものです。何度か試作品を遊んできましたが、常にこの「1体のモンスターを大事に育てる」というコンセプトが根幹にあり続けたので、ぜひ制作者の強い思いと合わせて、ゲームをプレイしてみるのも良いのではないかと思います。 |③ブリーダーが加速させる対戦の爽快感ゲームシステムの特徴となる要素として「ブリーダー」は、昨今のデジタルカードゲーム等のシステムで用いられる「リーダーカード」のような役割なので、親しみやすい人も多いと思います。個人的には如何にブリーダーを使いこなすかがゲーム展開の肝になり、かつプレイにおいてはできることが増えるので一気に面白さが増します。後述もするのですが、クロニクルカードにブリーダーと相性の良いカードも存在し、個人的には最優先でピックしたいカードがあります。。。笑試作品プレイ時には「それ好きだね」と何度も言われるくらいには気に入っているのですが、これもデッキをどう組むかに左右されるところも奥が深いです。(※後述するが、デッキは2Pickのランダム性のある構築となる) |④形勢逆転のクロニクルカード全8種、一発逆転を狙えるクロニクルカードの存在もゲームの面白さを底上げるのに欠かせないシステムだなぁとプレイしながら特に感じました。同じカードプールからお互いがカードを選ぶゲーム設計なので、ある程度は相手が何を選んだか推測はできるのですが、常に伏せた状態でゲームが展開されるので、どこまで警戒すべきか、割り切って強いプレイを押し付けた方が良いのか、、、デッキの構築方法が少しばかり運に左右される部分もあるので、弱みを補うカードとして一方的に負けてしまう展開をなくせる点も、単調なゲーム展開になりにくく楽しめるので好きなポイントと感じています。 |⑤良い意味で超難解なリーサルを導くやれること、取れる選択肢が多岐に渡るので、どのカードをどんな順番で使い、どのタイミングでショップを駆使するのか。カードゲームとしては基本的な先ドロー(不確定要素を潰す)を行うのが正しそうに見えますが、どこまで不安定要素を潰すかにも行動数の制限があるので、必ずしもそうとは限らない点がミソ。システム面で記載している「没頭」にも繋がりますが個人的にはこの思考がとにかく好きなタイプなので、カジュアルにも楽しめますがカードゲームオタクほど好きな要素だと思います。 |⑥2pick式のデッキ構築とショップを駆使した多様な楽しみ方2pick式のデッキ構築を行った後に勝負を行う設計のため、同じ展開が起きにくいので飽きない、慣れてくると相手のデッキ構築もなんとなく見えてくる、やればやるほど楽しめる。そんなスルメゲーの要素もある点は魅力的です。ローグライク系のカードゲームが好きな人は特に沼る要素なのでは?と思います。相手のデッキ構築が見えてくる後半のピックでは、自分には必要ないがあえて相手が選んでいるであろうモンスターの進化先を入手しておき、ショップの山札にいかないようにする。攻撃札を集中的に入手し、攻撃の機会を与えないようにする。といった戦略が取れるのもカードゲームオタクとしては好きなポイントです。個人的に面白いと思った点は、ショップからの購入において妨害や自身のデッキ強化を行える点はありつつも、ショップのカードを購入した時、次にショップに並ぶカードはこのとき見えない仕様のため、まさかのリーサルが稀に発生する点です。少ないリソース、行動回数の中でもショップ購入からのワンチャンを狙ったプレイがまさかの勝ち筋になる場合もあるので、どの選択肢も100%の正解になるとは限らない。ここが他のカードゲームにない魅力かと思います。皆さんもプレイの際は思い切りの良さで割り切ったプレイをしてみるのも良いかもしれません。 |まとめ色々と魅力は伝えてみましたが、「選択肢の多さによる没頭体験ができる」点を総じての推しポイントとしてお伝えできればなと思います。1体のモンスターを大事に育てるコンセプトをベースに、同じパターンのないデッキ構築とゲーム展開。これ1つで何回も楽しめるので、ぜひ多様な選択肢に没頭できるゲーム体験を楽しんでみてください! ーーーーーーーーーーsenaさん、超ボリュームで濃厚なレビューをありがとうございました…!試遊会の際はほかの方と一緒になって5時間ほどぶっ続けで没頭してプレイいただき、ゲーム性の理解を深めた上でレビューを作成していただきました。カードゲーム好きならではの鋭い視点と、実際に遊び込んでいただいた上でのリアルな感想の数々。制作者としても「ここが面白いと思ってもらいたい!」という部分をしっかり汲み取っていただき、とても嬉しい限りです。ゲムマ当日には、完成した『モンスターブリーダー』を実際にお手に取っていただけるよう、今も準備を進めています。気になっていただけた方は、ぜひA.F.N. GAMESのブースへお越しください!予約も受付中です!→こちらからどうぞ!それでは、ゲームマーケット2025春でお会いしましょう!
- 2025/4/15 20:56
- A.F.N. GAMES
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- 【初出展 / 予約受付中】モンスター育成バトル『モンスターブリーダー』頒布予定
- こんにちは!A.F.N.GAMESです。このたびゲームマーケット2025春にて初出展するサークルとなります!今回、頒布するのはモンスター育成カードゲーム『Monster Breeder』(通称モンブリ)パートナーのモンスターを育成してバトルするTCG風のカードゲームです。 遊べる人数は2人。おひとつご購入いただければ必要なカードがすべて整うBCGタイプとなります。デッキビルド/構築、モンスターの育成、ショップ購入、進化 etc...TCGでは再現できない、BCGならではのカードゲーム体験をお約束します!詳しいゲーム内容はゲムマのゲーム紹介ページをご覧ください!→https://gamemarket.jp/game/185047また、当日会場でお渡しする分に限り、予約受付を開始しております!予約が準備できる個数を上回った場合は早期終了することもあります。ご購入をご検討の方はぜひご予約いただけると幸いです。→予約フォームはこちら 当日皆様にお会いできることを楽しみにしております!よろしくお願いします。
- 2025/4/3 22:45
- A.F.N. GAMES
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