大塚健吾

『サラウアバク』 『シノミリア』 『理想の納豆』 『行けたら行くよ!』 『ギリギリカレー』 を作りました。

ボードゲーム《ブックメイカーズ》の作り方⑤【依頼】
2018/5/1 23:54
ブログ

こんばんは。大塚健吾です。
制作話。前回の【点数】(ゲームバランス)はこちらです。

http://gamemarket.jp/blog/book17/

 

え~と、はい。すみません。
思い出しました。や、思い出したというか、別に忘れてたわけではないんですよ。
『ブックメイカーズ』の作り方。
はい。すみません。

休載してたのは別に僕が冨樫さんのファンだからとかそういうんじゃなくて。
いろいろ事情があるんですよ!!

あの、ゲムマ大阪で、
「ゲムマブログに書かれているデザイナーズノートを読んでます!!」
と声をかけていただく事もありまして、
『“デザイナーズノート”!?そうか!僕はそんなカッコイイ物を書いていたのか!!』
という感動があったりしまして。
意外とこういうの書くの大事なんだなと思ったりもしまして。

さらに言うと、
「イラストレーターさんへの依頼の仕方はわからなくてぜひ聞きたいと思ってます!」
なんて言っていただく事もありまして。

それでも休載していて申し訳ないとずっと思っていました。

その休載の理由はもう一言で説明出来て。

「そんなもん僕が教えて欲しいわ!!」

と言った理由によるものです。

『ブックメイカーズ』
正直、イラスト周りをかなり褒めていただいてるのですが、
そのあたり、ナンキダイさんをはじめとする皆さんがどれだけすごい方なのか!という話です。
なので、基本的に今回なんも参考にならないのではと思います。

ボードゲーム作りは本当にいろいろな技能が必要で、
僕ができるのは基本的に前4回の部分のみであり、
以降の能力はかなり低いです。や、ホントに!

その能力の低い僕がどうおんぶにだっこをしていただいたのかを書きますね。

……だから、書きたくなかったんですよ。

 




①テーマを考える
②テーマがどう面白いか考える
③何をすればテーマの要素を楽しめるか考える
④テーマの魅力が伝わるフレーバーを考える
⑤テーマを表現できる数字を考える

というところまで書いたんでした。
や、むしろ、もういいですか、このへんの話は。

気になる人はバックナンバー見てください。
ああ、大塚がんばって書いてんなー!正直、ちょっと自信あるんだろうなー!
っていう感じ伝わると思いますから!

や、もう、今回以降はホントわけわからん!どうしたらいいの?

あ~、一応をテーマを書きますか。

⑥テーマをイラストレーターさんに伝える

要は
「こういうもん作りたいからこういう絵を書いてよ!」
って言うって部分ですね。

コレねぇ、前回のヤツとかを見ていただくとわかるんですが、
一般的にはこう→で、実際に『ブックメイカーズ』ではこうだった
という構成で書いています。

ただね、今回、そういう総論を最初に書けるほど僕が知りません。
えっと、ホント、イラストレーターさんとはどの様にお話ししたらいいんですか?




というわけで、『ブックメイカーズ』についてお話します。

遊んでくださった方はご存知だと思いますが、
『優勝予想コミックス』に各キャラクターの細かい設定が書かれてるんですよ。



こういうヤツですね。

イラストレーターさんにはさぞかし細かい設定資料集を渡したんだと思いますよね。
騙されないでください!!

今明かされる“主人公”真の炎を継ぎし者ユーショウの誕生秘話ですよ!!

大塚「ナンキダイさん!なんか炎を使う主人公っぽいヤツ描いて!」
ナンキダイ「いいですよ!こんなんですよね!」



こうして『ブックメイカーズ』の主人公は誕生したのでした。

えっと、他のも行きましょうか!

大塚「そうっすねー、“計算によると私の勝率は~”とか言い出すキャラっていません?」
ナンキダイ「ありますねー!こんな感じじゃないですか?」



こうして、『ブックメイカーズ』で2番目に人気のキャラ(1番はクロマク)
キルルゴさんが生み出されました。

基本5分かからず眼の前でラフを描いてくれています。
キルルゴさんの素晴らしい髪型もサラサラっと。

感動のあまりつぶやいた自分の台詞が忘れられません。

大塚「なんてスピードだ!依頼したの3ヶ月前で、いったい、どれだけサボってたって言うんだ!!」
ナンキダイ「バレちゃいましたね!」

そんな感じでした。

こんなもんただただナンキダイさんがものすごいんです!!

他のキャラの誕生の会話を書いてもかまいませんが大体こんな感じです。

またそうしたナンキダイさんの素材の上記カードにデザインしきっている
山崎すはまさんもものすごいです!!

あと、そう、このゲムマのトップバナーにも登場している駄菓子屋のおばあちゃん

こちらは保田琳さんの作品で、
僕の台詞はやっぱり
「土曜にジャンプ売ってる駄菓子屋のおばあちゃん描いて!」
だけだったりします。
日めくりカレンダーのアイデアとか素晴らしく、ちょっとすごいです。

あと、箱。パッケージですね。

コレはもうプロのデザイナーであるナカタヨウコさんの仕事がものすごく、
なんというか半端ないです。

お察しの通り僕は
「なんかジャンプっぽくして!」
しか言ってないです。

また上にあるボードゲームの文字やタイトルロゴなどはぎゅんぶく屋さんの作品です。

というわけで『ブックメイカーズ』のアートワークは
【大塚のふわっふわの要望に対してものすごい人達ががんばってくれた】
という結果です。

……や、もう、コレを残してなんになるんだと言う感じです。とても恥ずかしいです。

最後にちょっとだけ実のある話をしますね。

イラストレーターさんにどう話していいかわからないって言ったじゃないですか。

今回ナンキダイさんとナカタヨウコさんに同じ口説き文句を言っています。
今回の制作テーマ的に今回だけ使えるヤツです。

「世界一面白いゲームのイラストを描かせてやるぜ!」

さぁ~て、どうなんでしょうか?なにがどうなんでしょうか?

結果ですか?
乗ってもらえたり、土下座したりしたので、オススメしません。

口説き文句としてはオススメはしませんが、ゲームの作者さんにそういう思想がある事自体は決して悪い事ではない気もします。

むしろ、ナンパの際にお使いください。
「そこの女!オレにランチをおごらせてやるぜ!!」

……というわけで、イラストレーターさんとの話し方でした。
話し方はよくわからないという話でした。
どうだったでしょうか?なにがどうだったでしょうか?

しばらくこんな回が続きます。

明日も書こうと思います。