Play With Us Design @PWUDesign
「Play With Us Design」は、オリジナルのデザインブランドで、「一緒に遊ぶことの感動を再び体験する」という精神を掲げ、2015年の冬から続く、精巧で楽しいボードゲームを制作し続けています。 私たちのゲームは、持ち運びが簡単で、アクセサリーが精巧で、学びやすく、長く楽しめ、体験が豊富であることが売りです。多くのボードゲーム展示会やデザイナーの集まりで好評を得ており、台湾の新鋭ボードゲームの最優秀メカニズム賞や最優秀美術賞、アメリカのMajor Fun Award(大きな楽しみの賞)など、数々の栄誉を受けています。 また、ボードゲームの設計と出版に加えて、ボードゲーム関連のイベント企画や実施も行っており、ボードゲーム文化や風習の普及のために、ボードゲーム教室、ボードゲーム体験、ゲームデザインの講座などを展開しています。
- 『ヴィータモーズ』ストーリー2
- 2017/11/26 22:00
ぼろぼっろしたテントの中で、二人の男女が机の両側に座っていて、静粛に机の上にあるクリスタルボールを見ている。
女の人は体が小柄で、黒っぽい皮膚にぼろぼろな服をしている;男の人は背が高くて、憔悴な顔に平凡なドレスアップだが、その穏やか気質と火のような目は隠せない。
長い沈黙の後、男の人は言い出した。「本当にほかの方法はないのか?」ゆっくり言っているが、重い圧迫感が迫ってきて、女の人を自分の欲しい答えを言わせようとしている。
「うん……ちょっと見てみよう。」と女の人は机の上にあるクリスタルボールをじっと見ていて言っている。
男の人は顔を上げて女の人を見て、何か言おうと知るが我慢したのだ。その代わりに彼の眼はまるでその答えを待ちきれないようだ。
「あああ!!見た!」と女の人の大声で、静かな雰囲気を裂いていた。「あの姿は……カラス?」
「カラス?」と男の人は言い返した。その答えにはさっぱり分からないが、底のない闇の中では唯一の光のようだ。
「そうだ……カラス!カラスを探そう……それはこの国、そして『あなた』の最後の希望だ……」
「最後の希望か……」一粒の汗がそっくりと男の人の額から滑り落ちた。
* * *