ジブセイルゲームズ

ジブセイルゲームズはウォーゲームを扱う同人レーベルです。「椅子多め」の試遊卓併設ブースでお待ちしています。【2020秋ラインアップ】【新作】「Operations Research for COVID-19~図上演習 新型コロナウイルス~」感染対策本部幹事として「感染による死」「経済による死」の最小化を目指すソロ用Operations Research! 【2020春ラインアップ】「遠すぎた東大─神田解放区闘争-」東大安田講堂事件が起きたその日、神田地区を不法占拠し東大本郷キャンパスを目指して進撃する過激派とそれを阻止して神田解放区の奪還を目指す機動隊との戦いを机上に再現するボードウォーゲーム!

ボードウォーゲームって絶滅し……ていないよおおお!
2017/3/17 9:00
ブログ

いまや、「話には聞いたことがあるけれど見たことない」というツチノコや日本オオカミ的存在のボードウォーゲームですが、四十路五十路なボードゲーマーの中には「ああー、昔にやったことある」という人が少なくありません。

いまから30年以上前の1980年代、ボードウォーゲームが一大ブームになった時期がありまして(当時日本でウォーゲーム出版の最大手が何を隠そうホビージャパン)、その時期に多くの青少年が「ヘクス」と呼ぶ六角形のマスの上で「ユニット」呼ぶ厚紙の駒を動かし、ダイスを転がして「戦闘結果表」を見ながらやったやられたと戦っていました。

元号が平成に変わり1990年代に入ってデジタルゲームが流行するにつれて、ボードウォーゲームも目立たなくなり、当時のウォーゲームベンダーや専門誌もなくなって「ボードウォーゲームは絶滅した!」と多くの人が思いました……、

が!

どっこい、この文化は日本でも脈々と受け継がれていたのでありました。

今では、日本国内で専門誌が2つも定期的に刊行しています。その1つが国際通信社の「コマンドマガジン日本版」(http://commandmagazine.jp/)で、もう1つがシミュレーションゲーム社の「ゲームジャーナル」(http://www.gamejournal.net/)です。どちらも付録にウォーゲームを用意しており、絶版になった名作の復刻版や新しいデザイン手法を取り入れた新作を日本のウォーゲーマーに提供しています。付録だけでなく、パッケージゲームの製作と出版も行っています。

「日本語のルールが付いたウォーゲームの供給」という意味では、“昭和の大ブーム”に匹敵する状況まで回復してきたといえるでしょう。


国際通信社の「太平洋戦史」は2~3時間でできる太平洋戦争の戦略級ウォーゲーム、相次ぐ重版にもかかわらず品切れだったが、再版が決定した
http://commandmagazine.jp/other/basic/002dx/index.html



 

ゲームジャーナル別冊の「幸村外伝」は昨年の大河ドラマでラストシーンとなった大坂夏の陣天王寺・岡山合戦を扱う戦術級ウォーゲームの復刻版だ
http://www.gamejournal.net/item_list/bessatu_007/