符亀

ゲームマーケット2017秋より参加させていただいております、符亀と申します。
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【スーパー】ケツァリアン アート制作記4 火の雨【資料探しタイム】
2026/10/8 21:21
ブログ

皆様こんばんは、符亀です。

今回の新作「ケツァリアン」のアートについて、ゲムマブログでまとめていきます。

第3回となる今回は、アステカ神話における3つ目の世界 (※)、「火の雨」のアイコンについてです。

※ アステカ神話では、5つの世界が順番に滅びるとされているそうです。詳しくは第0回の記事をチェックだ。

 

自らハズレ回を名乗っていた前回とは打って変わり、今回は資料探しの面で読み応えのある記事になっているかと思います。自信の高低差で耳キーンなるわ。

 

・火の雨ってなんだよ

しれっと「火の雨」と書きましたが、冷静に考えると「火の雨」ってなんなんすか。

第3の太陽: Tláloc
雨神トラロックは新しい太陽の冠を授けられましたが、テスカトリポカは妻のゾチケツァルを奪いました。悲しみと絶望に苛まされ、トラロックはもはや神聖な務めを果たすことができなくなり、その結果、世界は壊滅的な干ばつに陥った。人類の叫びに苛立ち、トラロックは大地に炎の雨を降らせ、灰にし、ただ荒廃だけを残しました。

英語版Wikipediaの「Five Suns」の内容をSafariの標準機能で和訳したもの

 

勉強になったね。じゃ!

 

この「火の雨」とやら、当たり前ですが、「火」と「雨」の2要素から成る概念です。

つまり、アステカ神話における「火」と「雨」の両方がどう描かれているかを知らないと、良い感じのアイコンは描けません。

 

テストプレイ用の仮イラスト (by ChatGPT)。どう見ても隕石。

 

と言う訳で、ここからスーパー資料探しタイムです。

 

・資料探し〜火〜

まずは、アステカ神話における「火」の描かれ方を調べました。

どういう風に検索したかの詳細や紆余曲折は、第0回の記事をご覧ください。なお、この「火の雨」で資料探しが難航したおかげで、第0回の検索テクニックが生まれました。

 

実際のGoogle検索画面

 

こうやって見ると、アステカ神話の火は「針山のように直線の集合 (左上など)」か「ワラビのような先の折れ曲がった直線の連なり (中央左や右上など)」か「普通に火っぽい曲線の集合 (中央右上など)」のどれかで描かれていそうですね。

が、「針山」は雨と組み合わせにくく、「ワラビ」は何か分かりにくく、「普通に火」は普通すぎて単なる火のアイコンになってしまいそうです。

つまり、全部良くない、ということです。

 

なので、諦めて直接「火の雨」を調べることにしました。

 

・資料探し〜火の雨〜

トラロック神が描かれた絵を探し、最終的に下の絵に辿りつきました。

 

Codex Borgiaより。画像自体の出典はこちら。

 

この図には、5体のトラロック神が「火の雨 (左上)」「菌 (カビ?) の雨 (右上)」「風の雨 (左下)」「火打石の刃の雨 (右下)」「雹の雨 (中央)」と共に描かれているそうです。とりあえず、ワラビのようなアレが描かれているので左上が火の雨なのは正しそうです。

ここから、

・火:ワラビの根元部分にある渦巻きのようなもの
・雨:斜めに落ちる直線

部分を参考にいたしました。


また、「雨」らしさを出すために、アステカにおける「雲」の描き方も調べ、「雲から雨が降る」形にしました。

出典はこちら。

 

・アイコン

そんな訳で資料を調べまくったおかげで、残念ながらメイキングとして貼れる画像がほぼ無いです。

 

ボツ案。「火が雨の中に入っていて」「雲の上側が炎のようなシルエット」なのが違い。

 

なのでさっそく完成品を貼ります。もうみんな疲れてきたでしょ?終わろうぜ。

 

完成したね。じゃ!

 

かなり下調べしたおかげで、神話らしい力強さとユニークさを感じるアイコンにできたと思います。世界とか滅ぼせそう。

余談ですが、アイコンがどう見えるか調べようと身内に何に見えるか聞き、答え合わせしたところ、「存在しないものをクイズの答えにしないで」と怒られました。あるんだよ。神の国にはな。

 

「ケツァリアン」にご興味を持たれた方は、ゲームページ、予約ページなどご覧いただけますと幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。