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「ホネヅクリ」裏バナシ⑨ 違和感!ブロッコリーが半分のワケ!
2025/11/5 6:45
ブログ

こんにちは!FROX gamesのiwaです!


 

今回は食育系ボードゲーム「ホネヅクリ」の裏設定をご紹介しちゃいます!


 

「ホネヅクリ」はその名の通り、食べ物から得た栄養素を使って骨を作るボードゲームです。


 

食べ物カードにはそれぞれ栄養素が描いてあります。

例えば、カルシウムが多い食べ物には「Ca」マーク、マグネシウムが多い食べ物には「Mg」マークがつきます。


 

この「栄養素マーク」を付けるか付けないかの基準。結構悩みました。


 

例えば栄養学の本には

「牛乳にはカルシウムが多い。しかも体に吸収されやすい」(吸収されにくい説もあります)

「シソ(大葉)にはカルシウムが非常に多い」

と書かれていたりします。

ここにトラップがあります。


 

多くの場合、栄養素の含有量は「100gあたり」で語られることが多いのです。


 

吸収率は一旦置いておいて、カルシウム含有量だけを考えても

牛乳1杯 = シソ何十枚

だったりします。


 

豆知識的な話をすると、乾燥させた唐辛子もカルシウムは多いんですが

唐辛子を100g、何十本も食べられるか?

という話です。

無理ですよね。笑


 

牛乳とシソを、あたかも「同じくらいカルシウム入ってるよ」と見えるような表現をしてしまっていいのか???

「※100gあたりです」と表記してもいいが、100gがどれくらいの量なのかよく分からないものが果たして食育になるのか???

ひたすら悩みました。


 

出した結論は

「一食あたりの含有量で比較しよう」

でした。


 

結論は簡単ですが、作業は大変です。

まず、一食で何グラム使うのかを調べなきゃいけません。

次に、一食あたり使うグラム数ではどれくらい栄養素を含むのか算出。

この時点で「一食でそんなに食べないよ…」という量になってしまったら候補から外します。


 

これを食品成分表とにらめっこしながらひたすら続けました。

しかも面白(くて つら)いのが、(笑)

食品成分表には「生食時」「乾燥時」「茹で」「炒め」のような感じで、調理法ごとに成分を載せてくれてるんです。

どの調理法にするか決めなくてはいけません!これが地味に大変!


 

そして最後に

「一食あたりのグラム数を書くか?」

と考えましたが、出した結論はNO。

結局グラム数で記載してしまっては先ほどの「100gあたりで言われてもよく分からん」問題に当たってしまうと考えました。


 

じゃあどうしたのか?


 

お待たせしました。笑


 

「イラストで表現する」です。

一食あたりの量、もしくは、設けた基準値を超える栄養素を摂れるだけの量をイラスト化しました。


 

ブロッコリーはタンパク質が多い野菜として有名です。

確かに野菜の中ではズバ抜けて多い。

でも野菜は野菜。肉や魚と比べるとどうしても負けてしまいます。

ホネヅクリにおけるタンパク質の基準は豆腐です。

豆腐と同等のタンパク質を摂るには、どれくらい食べる必要があるのか?

それを反映した結果、ブロッコリーは1/2房となかなか大きいイラストになりました。


 

一枚一枚のイラストにでさえ深いこだわりあり。

でも言わなきゃ絶対分からない。笑

それが「少しだけ栄養が学べるボードゲーム・ホネヅクリ」です!


 

それでは次回のブログ「消えた!こだわりのビタミンD補給法・日光浴のヒミツ」