Red i Games

◎2024ゲムマ秋は「バスケットリテ2on2」のリプリント! より遊びやすく、よりCOOLに! 【Red ℹ︎ Games】2018.6.18設立 Cafe&Bar Kalabarのボードゲームサークル"Back"メンバーから発足した、カラバル自主製作ボドゲチーム 主な作品…【雷轟】 【Cross×Clover】【影ヤドリ】【Risk of Drug】【ひつじのあくま】【雷轟‐天鐘‐】【ミケのかいだん】【エルヴンポーカー】【バスケットリテ2on2】

バスケットボールとしての「BaskeTrite2on2」
2024/11/10 11:27
ブログ

「BaskeTrite2on2」はバスケットボールがテーマのゲームです。
宣伝文句で「バスケ感にこだわった」とお伝えしておりますが、
どの辺りがバスケットボールなのかを、今回はご紹介します。

 

バスケットボールはボールを取り合うスポーツです。
そして、「もっともよいプレイをした選手にボールがいくことが多い」と考えています。
ボール保持者が素晴らしいドリブルをすれば、相手ディフェンスを抜いてシュートチャンスになります。
オフボール(ボールを持っていない)オフェンスがディフェンスを振り切ってフリーになれば、そこにパスを通したくなるでしょう。
ディフェンスが良ければ、スティールで自分たちのボールにすることができます。
リバウンドは攻守ともに、「次のボール」を得るチャンスですね。
この、「良いプレイ=次のボール」という考えから、トリックテイキングのリード権=ボール保持というアイデアが生まれました。

このゲームはシュートを決めない限り得点にはなりませんが、
シュートの成功率はなかなか低くなるようにデザインされています。
練習では簡単に入るシュートが試合で入らないのは、もちろん相手の守備があるからです。
フリーの状態でシュートを打てば、成功率は格段に上がります。
ドリブルやパスが決まるとシュート力が強化される「シュートチャンス」のルールはこれを狙いました。
また、1回でもドリブルやパスが決まればチャンス状態になるのは、
バスケットボール特有の速いテンポを再現したものです。

このゲームの得点回りで重要なのがスリーポイントシュートの存在です。
実在のスポーツは「試合後半になればゴールの得点が増える」「ビハインド側が優遇される」といったルールはめったにありません。
強い選手やチームが勝つことが求められるのがスポーツであり、試合の進行でルールが変わることもあまりありません。
これが、現代のボードゲームと相性が悪いところではないかと個人的に考えています。
一方で、競技性が高く多くの人が愛しているボードゲームの一つ「麻雀」は
上がる確率の低い役の点数を高くすることで、不利な側がリスクを承知で高い役を作り、逆転を狙う面白さがあります。
このゲームにおいても、スリーポイントシュートは通常シュートの実に1.5倍という高得点ですが、
その分その分成功させるのが難しくなってきます。
リスクを取って狙うのか、成功させるためにどのような道筋を立てるのかが、このゲームの面白さだと考えています。

まとめです。
「速いテンポでボールを回し、フリーのチャンスを作り、あわよくばスリーを狙う」
このゲームが目指した「バスケットボール」です。
ぜひプレイし、バスケの楽しさを満喫してください。

「BaskeTrite2on2」は土日両日のW33ブース「Red i Games」にて頒布。試遊も可能です。
予約も受け付けております。こちらからどうぞ。