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●アナログゲーム専門サイト「GamersFamily.jp」の出展部門です。 【新作】『カタログ・レゾネ』:―真作か贋作か⁉― “ダッチ・オークション”で”絵画”カードを競落とし、作品をカタログ化。 ……しかし、その作品集には“贋作”が含まれているかも!? 個性ある“依頼人”の目的を達成すべく、プレイヤーは競売・ブラフ・セットコレクションで得点を稼ぎます。

春新作『カタログ・レゾネ』制作秘話その2 ―デザイン大幅変更の理由┃GamersFamily.jp
2024/4/21 21:40
ブログ

このブログは絵画“真贋判定”ボードゲーム『カタログ・レゾネ』に関するエピソードをご紹介しています。
ゲームマーケット2024春 4月28日(日) ブースNo. K20 にて新発売です。

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さて、もはや黒歴史なので書かなくても、とも思いますが、一応経緯を。
今回の新作は、当初2023秋の新作予定でした。ところが肝心のカードにトラブルが発生しました。以下、写真の通りです。

カタログ・レゾネ_悲しい色ぶれカード

カードの背面です。黄色2枚、緑は中央1枚の色が濃すぎでした。青は色が一部濃かったのもありますが、カットがのこぎりのようなギザギザに……。

『カタログ・レゾネ』はゲーム中に同じ色=画家のカードを並べて、その中に「贋作はあるかな?」と判定するのがメインのゲームです。ここまで色ブレしていると、「このカードはアレだよね」と、分かってしまいます。つまり、ゲームになりません。

気が付いたのはゲムマ開催まで数日となった日の夜中3時近くの丁合途中でした。元々脳内は真っ白でしたが、顔面も蒼白になりました。一緒に作業していた夫と顔を見合わせて話しました。
「…どうする?! 値段下げて売る?」
「ええ? いや、でも、これ、売ってもゲームにならないでしょ!?」
「見なかったことにしてプレイしてもらう?! いや、無理でしょ。無理無理無理」
「無理だ。これは無理。……」

黙々とスマホを取り出し「申し訳ありません。ご覧の通り発売延期です」と、夜中にXポストしたのでした。
更に追い打ちとして、印刷会社から「弊社では黒10%までのブレは許容としておりますので対応しません」との返信を受けるなどありました。
つまり、刷り終わったこのカード群は、すべてゴミです、ゴミ。云万円が、まるっとゴミ。

はい。そんな経緯もありまして、背面デザインも直して改めて印刷したのがブログタイトルのカードです。
何人かの素晴らしいボドゲ制作先輩からアドバイスも頂き、印刷会社も変更して作り直しました。
ありがとう、プレストーク・ダイレクトさん。

カタログ・レゾネ_新カード
綺麗ですね。我ながら素敵。頑張った。よくぞ立ち直ってここまで作った。
正直「延期で春販売、頑張ります!」と宣言したことを後悔したくらい、落ち込んでいましたから。
もちろん、追加で云万円かかっています。このゲームに利ザヤなんてものはありません。むしろ赤字です。

それでも出したのは、「面白く出来たゲーム」だからです。

絵画“真贋判定”ボードゲーム『カタログ・レゾネ』
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