番次郎書店 @hyacper
ボードゲームとクイズで生きている人。たまに現れて騒いで去っていく。コーヒーと本が好き。目下の悩みは、クイズの本を作ったはいいけれど、テストプレイを行う友人も場所もいないこと。
- 【2023秋新刊】ボードゲームクイズ・ラボ
- 2023/9/1 13:08
皆さま、この記事を書く日ではもう9月に入りました。ここだけの話ですが、ゲームマーケット2023秋まであと99日らしいですよ!(こっそり)
改めまして、私は二日目の日曜に出展致します、番次郎書店、バンちゃんと申します。
2017年に初出展して以来、ずっと一人で「ボードゲームのクイズ本」を作る、孤高の一人サークルです。自分の推しは自分で作る主義なのです。
そんな私の、トータル12冊目となります新刊ボードゲームクイズの概要が完成致しました。
まずは、こちらが事務局に提出致しましたブースカットです。
ずいぶん圧の強いブースカットですが、こちら、2017年に初めて出版しました「ボードゲームクイズ・上・下」に立ち帰り、収録問題数を500問としました。
A5版、96ページ、価格は1200円。
昨今の印刷費高騰のあおりを受け、どうしても価格の限界となってしまいましたことをまずはお詫び致します。
あれからロゴもできました。
お値段は上がりましたが、その代わり(……になるかはわかりませんが)、今作も前作「プロミネンス」から、質・量ともにパワーアップした本が出来上、、、がる予定です。
大きくは3つ。
1.難易度は10段階。
これまで「ボードゲームのクイズを公に披露すると、その内容を一部でも知った方の楽しみを奪うことにならないか」と心配し、テストプレイも数回に留めておりました。
今作は、時間と予算の許す限り「10回以上のテストプレイ会、ボードゲームクイズ会」に参加し、いろいろな方にチャレンジしていただきました。
ボードゲームをよく知る知識人ボードゲーマーから、ボードゲームは初めて、という方も含め、幅広い方にボタンを押してもらい、満足できるまで難易度を詳細に調整致しました。
一番やさしい問題50問は「ボードゲーマーなら誰もが知っているであろう名作」が一切現れない(カタン、ガイスターなどは難易度2から、作者の名前に至っては難易度6/10からです)、そして今回も一部の層に向けた「極悪難易度」に関しては、全体の正解率5〜0%の問題をご用意しました。
2.楽しい問題
今回はジャンルを7つに分類し、国内、海外のボードゲームに留まらず、TRPG、マーダーミステリー、ダイスやトレーなどのサプライ品、全国各地のボードゲーム店舗を徹底的に調べました。
ジャンルのうちのひとつ「ニュース・時事」は、2023年に起こりました各種トピックからの出題です。この本が出版されます12月の忘年会・新年会、年末年始のイベントなどで活用してもらえますと幸いです。
もちろん問題は一般の競技クイズ本を山ほど読み込み研究した「番次郎書店オリジナルクイズ」をご用意します。
問題はすべて早押しクイズを土台とした「口頭問題」です。写真を駆使するような、いわゆるSNS上でよく見る「コンポーネントを当てるクイズ」的な問題は用意せず、「言葉による問いかけで答えるクイズ」ばかり500問をご用意しました。問題にはすべて解答・解説をつけております。
3.読みやすいデザイン
これまでのクイズ本が、文字の並ぶ列という特性上、どうしても「問題集」のような印象を払拭できませんでした。それは私の過去作も同様で、長く読み続けるためのデザイン、レイアウトに苦心しております。
今回もいまだ明確な結論に至っておりませんですが、私なりに「読み飽きない」「どんどん読み進められる」本ができるよう研究しております。
これまでをトータルし、今回の裏テーマとなります「誰かに出したくなるクイズの本」を今まで以上に目指しました。
昨今のクイズブームもあり、あくまで体感ですが、ボードゲームカフェに早押しボタンを設置される店舗や、個人で早押しボタンを所持されていらっしゃる方も年々増えたように感じます。
自分で楽しんだあとは、ぜひ他の方と「これ知ってる?」とトリビア談義に花を咲かせてください。
番次郎書店は12月10日(二日目、日曜)に、試遊つきテーブルで出展致します。
当日はぜひボタンを押しに遊びに来てくださいませ。
皆様とお会いできますことを楽しみにしております。
(おまけ)
現在作成中の表紙です。
店主敬白