BBBox https://twitter.com/obaba5689
2015年から『ランチボックス』にてオリジナルゲーム制作開始。
翌2016年には個人制作を始め、処女作『うんちばさみ』を発表。
2019年春には、個人としては初めてゲムマ出展。
2022年秋、1年半ぶりの新作『Troppoトロッポ~異世界の冒険と3つの扉』を発表予定!
- 新作『Troppoトロッポ~異世界の冒険と3つの扉』作中エピソード
- 2022/10/25 12:41
あなたが迷い込んでしまったこの世界はちょっと不思議です。いつもの道のはずなのに、角を曲がると知らない道に出たり、丘を越えると元居た森に戻っていたり。まるでくるくると回るメリーゴーランドの上を歩いているかのよう。それがこの不思議世界『Troppo』なのです。
1人用デッキ型カードゲーム『Troppo(トロッポ)』は、3つのシチュエーション(場面)を往ったり来たりしながら、幾つものエピソードのクリアを目指すレガシー型アドベンチャーゲームです。
色んなところで色んな人たちに『トロッポ』を遊んでもらうと、
「こんなゲームは遊んだことが無い」とか、
「こんなシステムは初めてだ」
なんていう感想を頂いたりします。
むろん、取り立てて斬新なシステムが組み込まれているわけではないんですが、物語を読み進めながら1人で遊ぶ感覚がなかなか稀有なものらしく。
その上、僕も「この作品のシステムって何?」
って聞かれると回答に困るぐらいなのでw😂😂😂
じゃあ、そのままストーリーを見て頂いたら良いのでは?と思い、作中のエピソードのいくつかを、ゲムマまで上げていこうかなって思います。
古典ファンタジーや童話、〝ゲームブック”をイメージして作った本作なので、そのあたりの雰囲気が伝わればいいな~っと思います。
眼前に深い森が広がっていた。
町とは違いほとんど人の手が入っておらず、道も無い鬱蒼とした暗い木々の間からは霧が溢れ出していた。それが『濃霧の森』と呼ばれる所以なのだ。森のあちこちから気配を感じ、手に持ったカンテラのロウソクに火を灯し、もう一方で用心深く腰のナイフに手をかけた。
貴方は『濃霧の森』にいる。
しかし町は、一体どこにいったのだ。ほんの一瞬前までは私はたしかに『ジュビーの町』に居たはずなのに。いくら引き返してみても町も何も見えてこない。それどころか、霧が深過ぎて方角すら定かでなくなってきた。しかし、こんなことは今までの旅の中でも何度もあったことだ。迷ったなら前へ進もう。ひとまず手持ちのもので旅の準備を整え、森の奥へと進んでみることにした。
~中間ミッション冒頭より~
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