早稲田大学さんぽを面白くする会
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普段は早稲田大学を拠点に散歩を面白くする方法を研究・実践しています。
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- 外ゲーの「散歩る。」ってどういうゲーム?がわかる記事
- 2018/11/18 12:19
外ゲーの「散歩る。」ってどういうゲーム?がわかる記事
こんにちは。「散歩る。」制作者のダイとマナベです。
「散歩る。」は、カードに書かれたお題が示しているものを散歩しながら探す散歩ゲームです。詳しくはこちらの記事へ(ゲームマーケット公式サイト内)。
本記事では、実際に「散歩る。」で遊んでいる様子を紹介したいと思います。
早稲田大学付近の公園をベースに、気になるところをぶらぶらします。
今回遊んでいるルールは、全部で5つあるうちの1つ「散歩る賞は誰の手に」です。このゲームは20分の制限時間内により多くの得点をゲットすることが目的です。
ではさっそく、行きましょう。
散歩を開始したのが午後3時半で、その時にはだいぶ日が傾いていました。日が落ちるのが早くなったものです。
「うっ」
公園を散策し始めると突然、強烈な匂いをまとった風が我々の鼻に飛び込んできた。
犯人はこいつ。
「銀杏だ。まだあったんだね」
「じゃあ、これで回答します」
「どうぞ」
「銀杏の匂いって臭いじゃないですか」
「うん」
「でも、なぜかまた嗅ぎたくなる不思議な力があると思うんですよ」
「あー、確かに。臭いとか言いつつも、ついつい嗅いでしまうかもしれない」
「そうそう、それでまた臭っ!ってなるんだけど(笑)」
「病み付きになる。自分の足の裏の匂いとかと同じですね」
「で、こういうものを依存性があると言います。<銀杏の匂い嗅ぎたくなる依存症>は絶対にあります」
カードのお題:「#これの依存症があるかも?」
「ありますね~(笑)。OKです」
「OK」が出たら、そのプレイヤーに1点が入ります。カードをめくって次のお題を探しましょう。
「じゃあ次は僕回答します」
「プリンセスドゥモナコ。バラですね」
「これ、ラスボス感ありません?」
カードのお題:「#ラスボス感ある何か」
「えー?プリンセスだもんなあ。ラスボスというかラスボスに囚われているヒロインじゃない?」
「だめですかねー。“ドゥ”とか強そうじゃないすか。しかもほら、右上に85レベルって書いてあるし」
「これB5だと思いますよ(笑) うーん、まあ。まあOKです」
「しぶしぶOKもらった」
「続けて答えますね」
「これは確実に #事件の匂いがする何か です」
「モロ事件現場じゃないすか。何があったんだろう……」
「きっとこの桜の木の下から死体が発見されたんでしょうね。桜の木の下には死体が埋まっているって言う話があるんですよ」
「へぇー。知識と絡めているのがいいですね。OKです」
しばらく歩いていると、枯葉の中に何かが落ちている。
「あ、はいこれ」
「G-SHOCK……かな?」
「#隠れたショック です」
「なるほど!本当に隠れてるわけだ(笑)」
「きっと、落とした人は今頃気がついていてショックを受けているはずです」
「面白いなあ、これはOK」
「よっしゃ!」
再び散策。すると……
「これとかどう?」
「#犬猿の仲 です」
「ケンカ後な感じが凄い」
「ふんっ!って言ってます」
「それでも一緒にいるところが愛らしい。あくまでも“仲”っていうところがうまく表現できているのが高ポイント。OKです」
「ここまでで3点ゲット!」
「僕も負けていられませんね!」
「なんすかこれ」
「この人意が一切加えられていない模様を見てください!美しい!#独自の美しさ があると思いませんか!」
「ただ汚いだけに見えます」
「これが分からないなんて……!だから凡人は困る!」
「凡人って(笑) いやーこれは許可できませんねー」
「くそう……」
「じゃあこれはどうだ!」
「ハリーポッターに出てくるやつです」
「めっちゃ分かる!!ダンブルドア校長が飲まされたやつですね」
「おぉ、分かってくれてよかった!カードのお題は #映画・小説・マンガにありそうな何か です」
「これはOKです」
「追いついた~」
しばらく歩いていると、なにやら目を引く標識が。
「これインパクトあるよね」
「なんかコレで言いたいなぁ」
「#ひょっとして馬鹿? とかどう?」
「あ~、なんか薬やってそうな感じしますもんね」
「クスリ……」
「あ、こっちにも同じものがある。なんだか、こっちの方が馬鹿っぽくない?」
「もともとの方が馬鹿だった(笑) そっちの方が良いかも」
「じゃあ僕の得点ということで」
「いいでしょう」
「!」
「唐突な感じが良い」
「どこでもドアの可能性ありますよ」
カードのお題:「#可能性を感じさせる何か」
「やばい、めっちゃ開けたい」
「OKですか」
「100点です」
この辺りからお互いに調子が出てくる。
「これ見て」
「今年も三角コーンが脱皮する季節になってきましたね」
カードのお題:「#季節を感じさせる何か」
「うわー面白い!OKです」
こんなことをしていたら、犬を散歩させているおじさまが向こうからやってくる。
「あの犬めっちゃかわいい!」
「こんにちは」
「ワンちゃんの写真撮っても良いですか?」
「いいですよ」
「首輪じゃないのがすごく優しいですね。ありがとうございます!」
「さようなら」
「かわいかったね」
「優しいリードを使っているおじさまを表彰してあげたいです」
カードのお題:「#個人的に表彰したい何か」
「僕も繋がれたいです」
「OKですね、ありがとうございます」
「スルーですか」
と、ここまで来たところで制限時間の20分が経過しようとしていた。
「あ、またあった」
「なんでここみんな仲悪いんだ」
「同じものがまたあるって、なんか良いことありそうじゃないですか?」「#今日はいいことありそう! と思わせてくれる何か」
「仲悪いシチュエーションに何度も遭遇しても嬉しくないですよ。だめです」
「えっと、じゃあ……」
「ピピピピピピ……」
「あ、タイマーが鳴ってしまった」
「終了!」
ここでタイムアップになりました。なかなか高質な出会いの多い良い散歩でした。
いったん、得点計算をします。
「僕は6点です」
「4点です。負けてる~!」
しかし、ここで諦めてはいけません。最後に今回一番面白かった回答をたたえて「散歩る賞」を授与するフェーズが待っています!選ばれた場合+3点のボーナス点が入るので逆転のチャンスがあるというわけです。
まず、自分が回答した中で、一番良かったと思うものを探して出し合います。
「僕はやっぱりどこでもドアの可能性に賭けます」
「僕は脱皮する三角コーンですかね」
出揃ったら、どちらが良いと思うか判定を行います。ここで審判役を呼んでもいいですね。今回はゆるめに、二人だけでジャッジします。
「せーの!」
今回は、二人とも同意見でダイの「どこでもドア」に散歩る賞進呈となりました。
ダイの得点にさらに+3点されて、最終結果
:9点
:4点
ということで、初戦はダイの勝利でした。