按理具庵

マヤン(MayaN)でババ抜き的な《マヤン抜き(仮)》

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連番札で「ババ抜き」を考える

ゲーム概要

  • ゲーム進行はババ抜きとほぼ同じだけど単なる運ゲーじゃない!
  • マヤ数字で判別する剰余一致のペア得点と早抜け点の合計点で勝負
  • ペア出しは手番でのみ、手番順は標準ババ抜きとは逆の反時計(左)回り
プレイ人数 3〜6人 プレイ時間5〜30分
対象年齢6歳〜 価格0円
発売時期2025秋 予約 不可
ゲームデザインフェスカ・つじむら イラスト・DTPフェスカ・つじむら

ゲーム詳細

手番順
標準的なババ抜きでは、「カードを引いた人が次に引かれる」の順で時計回り(右まわり)手番順ですが、本ゲームでは「カードを引かれた人が次に引く」の順の反時計回り(左まわり)手番順とします。この左まわりはゲームの進行を早めることが目的です。ペアの組み合わせを悩んで次の手番の人を待たせることなく進みます。初心者は練習のため標準の右まわりとして、手番でペア確認を待つゆっくり進行としてもよいでしょう。

ペア得点
5の剰余一致:1点
10の剰余一致:2点
20の剰余一致:4点

ペアの組み合わせにより点数が異なります。
基本はマヤ数字の黒点の個数が同じ2枚組(5の剰余が一致)がペアの対象となります。縦型マヤ数字の棒の数の一致や偶奇一致でペア得点は作り難いため高得点になります。ペア得点とは別に早抜け順にも得点が与えられゲームは総得点が高い人が勝ちとなります。
ババ抜きでは早抜けで勝ち居残り負けですが、本ゲームではより高いペア得点で早抜けすることが求められます。基本ペアが揃った時点で合わせ出しせずに、わざと残して高得点を狙うなど戦略的思考が必要となります。配られる手札の枚数はほぼ均等なので高得点のペアが多い人が勝ちとなります。

ペア出し制限
標準ババ抜きと異なりゲーム開始時の手札からのペア捨ては行いません。ペアはまとめ捨てではなく、自分の手前場に並べて置きます。これをペア出し呼びます。
2点以上の高得点ペア出しは、引き抜いた札と手札の組み合わせに限定とします。引き抜いた札を自分の手札に組み入れる前に場に出して公開し、一致するもう一枚を手札から選んで出します。
基本の1点ペアは手札に組み入れた後でもペア出し可能です。ただし次の手番の人がペア札を出す前にまでに完了する必要があります。次の人がペア出ししない場合は、さらに次の人がカードを引き抜くタイミングまでが時間制限となります。
他者から得点がひと目で分かるように得点ごとの置き方が決められています。また下になるカードのマヤ数字が判別できるよう重ね置きます。上級者どうしでは記憶力の勝負で公開後の伏せ重ね置きもありです。

早抜け点
自分が抜けた後に残った人数を得点とする。
(例)
5人参加で最初に抜けると4点、以降は順に3点、2点、1点、最後まで残っていると0点となる。
10~11枚配りなら5ペア出しで上りなので最低点の5点に一番に抜け4点を加えて9点になる。
これに勝つには2番抜けの人は2点以上のペアを少なくとも2つ作って(7+3)=10点とする必要がある。

ゲーム点(順位点)
ペア得点と早抜け点の合計が高い人から順位付けしてゲーム点を獲得します。
基本は(参加人数ー順位)をゲーム点とします。
複数回ゲームを繰り返すとき、このゲーム点で勝敗を決めます。

拡張ルール
ゲーム中に各自1回だけ3枚組の剰余一致を出すことができる。得点は2枚組の倍とする。
残り総枚数が4枚以下で即終了とする。残り手札の枚数を罰点(-1点/枚)とする。

改善予定
参加人数や連番札の総枚数に応じて早抜け点の調整

 

補足

剰余計算ができる人は既存の連番札デッキでも遊べます。十進数表記なら5,10,20の剰余計算は簡単です。

MayaNは連番札のカードデザイン名で、機能詰め込みデッキMoTS5に含まれるカード構成の一つです。MoTS5はゲムマ2025秋にて1000円で販売します。

詳細はこちら↓

https://gamemarket.jp/game/186661  モジュロン(ModuloN)でシリナンポーカー他

ゲーム体験

3桁ゲーム, アブストラクト,