按理具庵 @anriguan
ゲーム概要
- 1から54までの単純な連番札でポーカーすること考えてみた
- 剰余をスートとする6類27スートの超絶変態カードModuloN爆誕!
- TEG7,TEM4に続くカード構成の詰め込みデッキの第3弾がMoTS5
| プレイ人数 | 3〜6人 | プレイ時間 | 10〜30分 |
|---|---|---|---|
| 対象年齢 | 10歳〜 | 価格 | 1,000円 |
| 発売時期 | 2025秋 | 予約 | 不可 |
| ゲームデザイン | フェスカ・つじむら | イラスト・DTP | フェスカ・つじむら |
ゲーム詳細
過去のTEG7やTEM4に含まれる連番カード構成を使ったゲームを考えていて、トリックテイキングはできないかと悩んでいると素数の倍数をスート化することを思い付き、カードデッキとしてエラトス(Eratos)が生まれ、ゲームとしてはファンネル(漏斗)トリテができました。
https://gamemarket.jp/game/182400 ←「エラトスでファンネルトリテ」はこちら
連番札でトリテができるならポーカーもできるんじゃない?という思い付きから連番ポーカー(Serial Numbers Poker)を考えることになりました。そのまま連番ポーカーでは味気ない名前なのでシリアルナンバーから短縮読みで「シリナンポーカー」と名付けました。
標準ポーカー役は、基本の(1)ランク合わせ系役{One Pair:P1, Two Pair:P2, 3 of a Kind:K3, Full House:FH, 4of a Kind:K4}に(2)スート揃え役{Flush:FL}と(3)ランク順役{Straight:ST}と、それらの複合役{Straight Flush:SF}を加えて成り立っています。
シリナンではスート無しで同一ランクが存在しないためランク合わせ系役ができません。そこで連続する番号の枚数を基本役とすることにします。すなわち2つの番号が連続すると2連(にれん)、3つ連続すると3連、以降4連,5連と続きます。麻雀のような役作り系のトランプゲームであるラミー(Rummy)では、同スートの連番役をラン(Run)と呼んでいます。ちなみに麻雀では同種連番の順子(しゅんつ)に相当します。シリナンはスート無しですがこの役名を採用して2連をランツー{Run Tow:R2}と呼ぶことにします。英語の役名が「ラン(RunX、X=2,3,4,5)」で日本語の役名が「連(れん)」となります。標準ポーカー役のツーペア(P2)やフルハウス(FH)に相当する役も考えられ、R2が2組でツーランツーペア?(R2+R2⇒R22)、R3とR2の組み合わせ(R3+R2⇒R32)はランフルハウス?でしょうか。早速パソコンを使ってポーカー役の強さ決めのため52枚から5枚を選ぶ組み合わせの全パターンを試してみました。

R22とR3およびR32とR4がそれぞれ全く同じ確率となって、役の強さ順が定義できない問題がありました。連番札の枚数役から、連続する箇所の個数(連結数)に着目して、R22とR3をまとめ合わせて「2結(にけつ)」{Link:L2}役とし、R32とR4を合わせてL3役とすることで解決しました。


役の数が4つと少なくなってしまったので、仮想スートによるフラシュ役を追加することを思い付き、途中の過程は省略しますが、なんやかんやで剰余(Moduloモジュロ)をスート化したカードデッキ「モジュロン:ModuloN」が生まれました。

シリナンポーカーは、このモジュロフラッシュ役{M2,M3,M4,M5,M6}に、さらに素数(Prime Number)の枚数役{PM3,PN4,PN5}を加えてRMP_SerialNumbersPokerを標準の役構成としています。

その他の役構成は(RP, RM, MP)などがあります。
MoTS5はモジュロンとシリナンを基本構成として、さらに他のカード構成を詰め込んだ多機能カードデッキです。

MoTS5のMoはメインのModuloNから採っています。

MoTS5のTSはサブ構成2つがどちらも3スート構成なのでThree Suitsから採っています。

コートトランプ構成の3つは普通のトランプの絵札12枚を別スートをみなすだけであり、本質的には追加のカードデザインは不要ですがコートタロットのみ切り札のランク割り付け(0~13)の表記をしています。ジャンケンマークはゲンジャントリテ用です。

トリスタロットでの切り札番号は0~17の抜き文字でカード右上に配置されています。

一番目立っているカラーバーコードは、モジュロフラッシュをひと目で判定する機能のためにデザインしてます。5枚重ねて左エッジで揃えると判定できます。

カードの背面デザインもモジュロン用で剰余の数と素数の早見表としています。

MoTS5の名前の5は5つのカード構成を詰め込んだの意味ですが、シリナンとモジュロンは結合性が強く1つと数えられるけど、モジュロン単独のゲームも将来的にはできるだろうと分けて数えることにしました。コートトランプは3構成ありますが、カードデザインに関係するのはコートタロットのみなので1つとして数えています。
シリナンポーカーの他にも、トリスタロット、三元半麻雀、コートタロット、コートエクストラ、コートカラーのそれぞれにポーカー役表を作成しています。これらも追って公開する予定です。
シリナンポーカー説明シート画像
PCで画像を選択して右クリックで新規タブ表示

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ダウンロードはこちらから↓
https://img.gamemarket.jp/20251113_145556_SerialNumbersPokerRev100_PDF.pdf
変更来歴
2025.11.13 シリナンポーカー説明シートの画像とPDFを追加しました。
