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ゲーム概要
- マストフォロー/切り札あり/後出し勝ち/フォローできなくても数値高で勝ち
- 1勝負8トリックで自担当の「党(スート)」カードを確保し点数化。リーク(失点)に気を付けて!
- どの「党」にもなる「コウモリ」、数値加算の「とりまとめ」、切り札「与党」を駆使して勝負!
プレイ人数 | 3〜5人 | プレイ時間 | 30〜50分 |
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対象年齢 | 11歳〜 | 価格 | 2,000円 |
発売時期 | 2025春 | 予約 | 可 |
ゲームデザイン | Arty | イラスト・DTP | 風水鳥 このヱ(Arty) |
ゲーム詳細
世間は平和を謳歌する時代――

「国会」では、熾烈な “法案審議バトル” が繰り広げられていた!

国会は動物園だ!
“推し(支持率)”を獲得せよ!
┃どんなゲーム?

トリックテイキングと呼ばれるカードゲームの王道メカニクスを使った「場に出たカードを取り合う」ゲームです。
1から7までの数字カードが最多6スート(プレイ人数で可変)あり、各プレイヤーはランダムに配られた8枚の手札から1枚を選んで場に出します。全員の中で一番大きな数字を出したプレイヤーが勝者となり、場に出されたカードを獲得します。そのうち、「自分の担当しているスート」のカードが点数となります。失点カードもあるので「誰に押し付けるか」を考えるのも一つの戦略となります。
この勝負を手札を使い切る8回行い、1ラウンドを終了します。新しくカードを配り直し、再び8トリックを行うラウンドを数回繰り返して、全体の合計点が15点を超えたプレイヤーが勝者となります。
┃トリックテイキングの特徴的なルールを使用
- マストフォロー:初手(=リードプレイヤー)が出したものと同一のスート(=リードカラー)のカードを手札に持っているなら、2番手以降はそれを出さなければなりません。
- 切り札あり:特殊と位置づけられたスートは、他のスートに必ず勝ちます。
- 後出しの数値が強い:出ている勝ちカードと同じ数値を出した場合、後出しが勝ちます。
- リードカラーではないスートでも数値で勝つ:オーソドックスなトリックテイキングでは、リードカラーではないスートは勝負に勝てないものが多いです。しかし、このゲームでは数値さえ同値以上なら勝つルールを採用しています。
┃ゲームの主役、プレイヤーの担当は「野党」
本作の「国会」では政党が乱立しており、与党は野党の一つと連立を組んで政権を保っています。
なお、与党は「切り札」として機能します。担当プレイヤーはいません。彼らの力を借りて得点した場合、「コウモリ」と呼ばれる無党派層は、与党に持っていかれてプレイヤーの得点になりません。
「連立与党」となった野党プレイヤーのみ、与党で勝ってもすべてのカードを獲得します。
┃「国会」にうろつく曲者の力を利用しよう
- コウモリ:どんな「党」にも化ける可変カード。あなたの手札から出されたなら、あなたの党。他人の手に獲得されたなら、その党のカードとして得点化します。
- リーク:各党1のカードに付属している「内通者」です。自分の党スートを自分で獲得すれば得点として加算されますが、他党に獲得されたなら、その党に失点をプレゼントします。
- とりまとめ:場に出ている負けカードを集約して加算する説得上手なカードです。負けも烏合すれば7のカードも打ち負かしてしまうかもしれません。

┃それで、俺の党のカードはあいつらが持っている。獲得するには……?
リードプレイヤーになると、ヒリヒリした気持ちになります。出した手札はリードカラーとなり、2番手以降はマストフォローに従って同じスート(党)を出さなければなりません。
――つまり、俺の出したカードが、勝たせたくないあいつに、ごっそり点をくれてやるかもしれない???!
後出しが勝つので、リードプレイヤーは7を出したとしても負ける可能性を多く含んでいます。
――切り札で打ち負かされるかもしれない……。でも、早いうちなら、俺の党のカードを皆が手札に持っているかもしれない。マストフォローだから切り札を出すことはできないかもしれない??? でもとりまとめを使われて数値をまとめられて俺の7を超えてくるかもしれない!??!
さて、どのカードを出しましょう??
リードプレイヤーではないプレイヤーとしては、いつ自分の党を出して貰えるのかハラハラします。そして、自分の手番は何番目でしょうか? 後出し勝ちだから、後ろ手番ほど獲得しやすくなります。自分の獲得点を見て「負けている」ことを小出しにアピールすれば、リードプレイヤーはあなたのカードを出してくれるかもしれません??
――いやいやいや、あたしなんてまだまだなんですよ。
と、アピールしながら、
――あ、○○さん、羽振りいいですね。今回も連立与党ですか。こりゃあ、うかうかしてられませんよ皆さん。え、そのカード出しちゃうんですか? マストフォローして俺も出しちゃいますよ? 彼にごっそり点とられますよ? いいんですかぁ、皆さん?
と、けん制してみるのが吉かもしれません??
誰に「利益配分」するのか。そこが問題なのです。
――で、俺、さっき、あなたに融通してカード出したよね? そこんとこ、どう?