Joyple Games @JoypleGames
ゲーム概要
- 目先の最善に縛られて、次第に崩れていく計画……最後に勝つのは誰か?
- たくさんトリックに勝ったプレイヤーが勝利……だったら素直に勝てばいい、のか?
- 「思うようにならない」ことを楽しめる方向けの作品です
プレイ人数 | 2〜6人 | プレイ時間 | 10〜60分 |
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対象年齢 | 10歳〜 | 価格 | 500円 |
発売時期 | 2024春 | 予約 | 不可 |
ゲームデザイン | deztec | イラスト・DTP | イラストAC |
ゲーム詳細
トリックテイキングゲーム『最善』
2~6人/30分
「勝てるなら勝たねばならない」=マストウィンのトリックテイキングゲームです。
1. コンポーネント
- トランプ 1 組
- ルールカード 4 枚
- ルールチップ(形状不定) 20 個
2. あそびかた
2.1 準備
適当な方法でスタートプレイヤーを決めます。
トランプ(ジョーカーを除く)をシャッフルし、配り切ります。
カードはスタートプレイ ヤーから配り始めます。手札枚数は不平等になって構いません。
ルールカードを場に並べ、グレーの背景のマスにルールチップを置きます。「チップが置か れていない側のルールが有効」です。
2.2 基本的なルール
右回りに1人ずつ順番に手札から1枚をプレイし、全員が1枚をプレイし終えた段階で、トリックの勝敗を決 定します。「切札なし」の基本的なトリックテイキングのルールに従い、リードをフォローできている中で最強 の数字のカードが勝ちます。 詳細なルールは、ルールカードに基づきリードスートによって変化します。
最初のトリックのリードプレイヤーはスタートプレイヤーとします。2回目以降のトリックでは、直近のトリ ックの勝者がリードプレイヤーとなります。
「1人以上のプレイヤーの手札が尽きるまで」を1ラウンドとし、3 ラウンド行います。
獲得したトリックの数が得点となり、最終的に最も得点の大きいプレイヤーがゲームに勝利します。
手札のセットは次ラウンドに引き継がれるため、トリック終了時、トリックの勝者はプレイしたカードをオモ テ面(数字が見える面)で、敗者はウラ面で自分の前に置きます。各ラウンドの終了時、手札のセットを右隣り (各自の前手番のプレイヤー)に渡します。
各ラウンド(第 1 ラウンドを含む)の開始時、そのラウンドの最初のトリックのリードプレイヤーとなるプレイヤーから、右回りに1人ずつ、ルールチップ1個を動かせます(パス可)。各ルールチップはグレー背景のマ スから白背景のマスに1回だけ移動でき、元に戻すことはできません。
2.3 ルールカード
ルールカードは、各カードに記載のスートでリードされたときに適用されるルールを示しています。
大/小 | 大きい数字が強い(13が最強)/小さい数字が強い(1が最強) |
後/先 | 後出し勝ち/先出し勝ち |
無視/決勝 | 同じ数字のカードをプレイした場合の処理: 何も起きない/同数字を出したプレイヤーのみで決勝戦を行う(2 枚目のカードを出す) 同じ数字の組み合わせが複数登場した場合、最も強い数字の組み合わせのみで決勝戦を行う |
MUST/MAY | マストフォロー/メイフォロー |
必勝/自由 | 勝てるなら勝たねばならない(トリックに勝てるカードが手札にない場合は自由にカードをプ レイできる)/勝っても負けてもよい |
2.3.1 「必勝」について
「必勝」の場合、「勝てるなら勝たねばならない」のですが、見落としのペナルティーはありません。これは、 紳士的なプレイを期待し、罰則で縛ることを避ける意図によるもので、「ペナルティーがないからやりたい放題」 は作者の意図するあそびかたではありません。
また「必勝」はあくまでも「各自がカードをプレイする時点で」の制約であり、いったん「勝ち目がないので 自由にカードをプレイする」としたプレイヤーが、結果的にトリックに勝利することはあります。とくに「決勝」 と「必勝」の組み合わせでは、頻繁にそのような事態が発生します。
2.3.2 「決勝」の決勝戦で1人以上の手札が尽きた場合
手札が尽きたプレイヤーは、そのトリックに敗北します。 決勝戦に参加した全プレイヤーの手札が同時に尽きた場合、トリックの勝者はいません。
2.3.3 「後/先」と「決勝」について
「決勝」の場合、同じ数字のカードがプレイされると決勝戦に突入するため、「後/先」は意味を失います。
「決勝」のルールは決勝戦にも適用され、双方が繰り返し同じ数字のカードをプレイし続けると、決勝戦が 延々と続きます。
2.3.4 「決勝」かつ「必勝」の場合
決勝戦が発生すると、単独でどんなに強いカードをプレイしても、トリックの勝者は決勝戦の勝者となります。
決勝戦の有無が未定の状況(同じ数字のカードがプレイされていない状況)では、できる限り決勝戦によらず に勝利できる手札をプレイします。決勝戦によらず勝利できる手札がない場合は、決勝戦による勝利を目指し、プレイされたカードと同じ数字の手札があれば、プレイします。
既に決勝戦の発生が決定している場合(同じ数字のカードがプレイされている場合)、より強い数字で決勝戦 を起こすことができるなら、そのようなカードをプレイします。そうできない場合、現時点で発生が見込まれる 決勝戦に、参戦できるなら参戦します。それもできない場合、プレイするカードの選択は自由です
2.3.5 「MAY」かつ「必勝」の場合
「必勝」なので、トリックに勝てる手札がある(それは必ずリードをフォローできるカードのはずです)場合に、手札を温存することはできません。
2.4 追加ルール「ジョーカー参戦」
ジョーカーを1~2枚使用します。ジョーカーは全てのスートをフォローし、大小いずれが強い場合にも自動的に最強となるカードです。ただしバッティング「決勝」による決勝戦には勝てません。
ジョーカーを 2 枚とし、同一トリックにジョーカーが 2 枚プレイされた場合、先出し勝ち、後出し勝ちのルールに従います。
バッティング「決勝」の場合、ジョーカー同士の決勝戦が、最も強い決勝戦となります。