按理具庵

ゲーム概要

  • 五色波札(ごしきなみふだ)を使ったマージャンのようなゲームで「なみマ」です。
  • 基本ルールは共通で、2~5人で札編成を変えて、役が異なる数種のゲームあります。
  • マージャンより簡単でラミーより奥深く、両者の中間的でもあり、新規性もあり。
プレイ人数 2〜5人 プレイ時間10〜90分
対象年齢10歳〜 価格500円
発売時期2019春 予約 不可
ゲームデザインフェスカ・つじむら イラスト・DTPフェスカ・つじむら

外部サイト:ボドゲーマ

ゲーム詳細

五色波札はトランプや花札のような汎用のカードセットです。ゲーム価格は五色波札(試作版)の価格となります。
ラミー系のゲームを多人数で行う目的で創作したカードですので、この「なみマ」を五色波札の標準ゲームとします。
「なみマ」はラミー系ゲーム(現状では5種)の総称、すなわちシリーズ名となります。
他には「大波乗り」、「ミックスウェーブ」の2つのオリジナルゲームを作成してあります。

五色波札(ごしきなみふだ)←五色波札はこちらを参照

概要
1枚めくって手札に加え1枚捨てる基本ルールは、ラミーやマージャンと同じです。
手札の全てを2~4枚(ゲームによっては5枚以上もあり)の役組にするのが勝利条件です。(ラミー似です:以下「ラ似」と略します)
手札は公開札(晒し札)と手持ち札(隠し札)となります。
上がりでの最後の捨て札はありません。(マージャン似です:以下「マ似」と略します)
鳴きルールは完全なオリジナルです。
付け札は自分の役組にのみ付けられます。(ラ似でも異なる)
点数計算は持札枚数の罰点と出来役加点の併用です。(罰点はラ似、役点はマ似、併用はFESCAワイルドラミー似です)

各種ゲームの概要
小波(さざなみ):白抜きの四色構成です。役組は基本のみ、少人数で枚数も少なく入門用の軽量ゲームです。
白波(しらなみ):五色構成ですが、白に優位性を与えて白色と他四色の非対称構成にしています。白をマージャンの字牌のような扱いにしています。
色波(しきなみ):完全な五色対称構成です。色に関する役組が追加されて、五色波札の特性が生かされています。
荒波(あらなみ):白の枚数を半分に減らしてスートワイルドとしても使用します。(FESCAワイルドラミー似です)
綾波(あやなみ):特殊な綾(あや)役のみの変則ゲームです。重(じゅう)役を追加すると重綾波(じゅうあやなみ)というゲーム名になります。













鳴き
誰かの捨て札を拾って役組を公開しますが、順番は変わりませんし、1枚捨てもありません。従って鳴くと手札の総枚数が1枚増えます。
手番で手持ち札内の役組を公開札にする場合は、その手番で捨て札はできません。これは自鳴き(1枚捨てて、それを拾って役組として公開する)扱いとしているためです。
もちろん非公開のままで持っていても構いません。隠し持ちの役点が付きますが罰点のリスクもあります。
複数人の同時鳴きの場合は、手番が近い人が優先されます。

付け札
既に公開してある役組に1枚追加して役組を拡張します。
ラミーと異なり自分の役組にしか付け札はできません。
1枚だけの付け札は鳴けません。手番で付け札しても1枚捨てはできます。

罰点
基本は敗者の手札の手持ち札(隠し札)の枚数が罰点となり、この点数を勝者に支払います。ただし勝者が役組を一つも公開しないで一度に上がると敗者が支払う罰点は2倍になります。(ラ似)
例外は「荒波」の白札です。スートワイルドは高価値なので1枚を2点と数えます。

役点
マージャンは符(加算)と飜(乗算)の複雑奇怪な計算ですが、「なみマ」は、基本役組点と組み合わせ役点の加算のみで割と単純です。
マージャンと異なり振り込み(上がり札を鳴かれる)は、一人責任払いではなく全員払いです。ただし振り込んだ人は出来役点の2倍払いとなります。
役点は現状の暫定標準ルールであり、今後バランス調整していく予定です。同種ゲームでも使用札の構成により役点が異なることになるかもしれません。

配り枚数
暫定の標準ルールでは、人数割り枚数が30枚以上なら配り15枚とし、未満なら12枚とします。

手札枚数の変化
鳴きにより手札の枚数が変化するので、役組作りと同時に枚数調整をしなければならないことです。これが「なみマ」の最大の特徴です。
例えば、12枚配りだと13枚組上がりなので、鳴きなしでは3枚組x3+4枚組x1=13枚ですが、2回鳴くことで総手札を15枚とすれば3枚組x5とすることも可能です。もちろん他の枚数の役組の組み合わせもあります。

点数のやり取り
マージャンの点棒やポーカーチップを使います。点棒では百点棒を1点として扱います。

流れ場
山札が無くなると勝者なしで終了となります。
全員が自分の罰点を場に出しまとめて積み置きます。次のゲームの勝者がこれを得ます。

鳴き声
マージャンではポン、チー、カン、ロンと区別がありますが、
「なみマ」では2種のみ、上がりのときは won(ワァン:勝った!の意)、
その他の鳴きは me(ミー:give me の me それ私に頂戴の意)とします。
犬と猫の鳴き声と覚えてください。

リーチゲーム(拡張ルール)
マージャンと同じく捨て札を各人の前に順番に並べます。
全部を手持ち札のまま、あと1枚で上がれる場合はリーチを宣言します。
ただし上がり札が並べた捨て札の中にあってはいけません。(現物のみ)
リーチで上がると出来役点が2倍になります。
手札を非公開のままで一気に上がるので敗者の罰点も2倍になります。

ドラスート(拡張ルール)
親の第一捨て札のスート(色)がドラスートとなります。
このスートが上がり手札にあれば出来役点で1枚につき1点を加算します。
罰点としては、隠し手札にこのスートの札があれば1枚につき1点を加算します。
すなわち通常札は1枚1点ですが、このドラスートは2点と数えるのと同じことです。

ゲーム回数
マージャンのような親子による得点差が無いので有利不利が少なく、誰から始めても何回繰り返しても構わないのですが、以下を公式な回数としておきます。
2人なら6周で12ゲーム
3人なら4周で12ゲーム
4人なら3周で12ゲーム
5人なら2周で10ゲーム




2019.05.27 上記内容をPDFにまとめたルール説明(A3両面)を追加しました。ゲムマ2019春に頒布したものと同じです。
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