植民地戦争+α

歴史ロマンを感じるテーマの中量級ゲームを作っています。今までの代表作は樹ブロック、ローマの力、神倭のくに、紅茶ロマン紀行 です。

幕末の行末(ばくまつのゆくすえ)其の一
2018/4/14 18:39
ブログ





我が家でよく遊ぶ中量級のカードゲームとして、サンファン、ブルゴーニュカードゲーム、オーマイグーッズ!があります。
これらはいづれもハンドマネージメントと言う「手札管理」と言うメカニクスの要素を持っています。※1
手札管理は、手札を上手く使って他のプレイヤーとの差をつけて勝利を目指すことになります。

手札管理のカードゲームで、中量級を実現しようすると、カードを手札とする以外に、場札を設けたり、裏返して商品として扱ったりと、多様な要素をカードに持たせることになります。また、使用されるカードの枚数も多くなりがちです。カード枚数が多いというのは原価を高くするデメリットがあるので製作には向きません。

そこで中量級のカードゲームとして「幕末の行末」を製作するに当たって、この3作品を参考にしながら、カード枚数を46枚※2に絞り込むと言うことを目標にして製作しました。

絞り込むために参考にしたのは、自身の作品「ローマの力」です。
「ローマの力」では、20枚の行政カードが、ゲーム中に獲得することでカードに書かれた効果を使用し、ゲーム展開を変えることが出来ます。効果は千差万別でしかも組み合わせることで効果が倍増する組み合わせもあります。

この部分だけを抜き出して「幕末の行末」に適用することで、カード枚数を絞った上で、カードの効果でゲーム展開を変える楽しみや、より良いカードの組み合わせを発見する楽しみを実現しました。

「幕末の行末」は人物カードしかありませんので、カードが山札、街道札、手札、控え札、登場人物、捨て札と6種類もの変化を行うことで、複雑さを出しています。



また、山札から素直にカードを引かないシステムにしている為、運の要素は控えめです。
中量級の戦略を求めるカードゲームが好きな人なら満足いただけるように作ってみました。

ご検討よろしくお願いいたします。




※1:サンファンはバリアフルフェイズと手札管理、ブルゴーニュカードゲームはセットコレクションと手札管理、オーマイグーッズ!は手札管理に拡大再生産の要素を付け加えたメカニクスになっています。

※2:印刷所をポプルスにしているのですが、テレカサイズですと24枚・48枚…となっていますので、この48枚に納まるようにしました。結果、46枚+ラウンドプレイヤーカード+プロモーションカードで48枚になりました。






幕末の行末 其の一 / 幕末の行末 其の二 / 幕末の行末 其の三

ホームページ

只今、絶賛予約受付中です!