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「ミリオンゲーム・カンパニー」のリプレイ公開
2017/11/7 0:22
ブログ

「ミリオンゲーム・カンパニー」で目指したのは「大喜利系ゲーム」の新機軸です。

というのも、私自身「大喜利系ゲーム」が好きなのですが、このジャンルは「勝敗を決めるのが多数決で何となくモヤモヤする」「センスが異なる人同士だとイマイチ盛り上がらない」といった弱点があると思っているからです。なので、「大喜利系ゲーム」の面白さを生かしつつ、勝敗はしっかり戦略で決まるゲームを作ろう、それが「ミリオンゲーム・カンパニー」を作った動機です。

「ミリオンゲーム・カンパニー」では、プレイヤーはあくまで高い売上を目指しますが、その結果として、どこかで聞いたようなタイトルのゲームが沢山生まれます。「二匹目のドジョウ?」「アレとコレを安易に組み合わせたんだな」と色々なドラマを想像する余地があり、ゲーム好き同士であれば、生まれたタイトルの話題で盛り上がります。もちろん、しっかり勝ち負けを競うゲームとしての楽しさもあります。

理屈を並べても伝わらないので、実際のゲームの様子をリプレイとして公開することにしました。A~Dの4人によるプレイです。まだ完成品がなく、試作品でのプレイのため、写真は実際の商品と異なる部分がある事をあらかじめご了承下さい。

 

■1年目



Aさんが1年目に発売したのは「電車でメモリアル」、リアルシミュレーションです。大学生(男)を中心にヒット、60万本の売上となりました。実はAさんのミッションカードは「テーマ王」、ゲーム終了後、発売したゲームが全て同じテーマだった場合にボーナス獲得となります。今回「リアル」が好きなユーザーが多い市場になるのを踏まえ、この先も「リアル」をテーマにしたゲームを出し続けることを見据えたタイトルです。

■2年目



1年目は開発に専念していたBさんが動きました。コミカルシミュレーション「妖怪ゴルフ」に有名デザイナーをつけて発売します。幅広い層の支持を得て110万本の売上、初のミリオン超えとなります。

■3年目



さらにBさんはコミカルシミュレーションの「マルオの野望」を発売、豪華声優(男)の力で女性ゲーマーにもアピールし、90万本の売上となりました。実はBさんのミッションカードは「二匹目のドジョウ」、テーマとジャンルが両方同じゲームを2回発売したのでミッションボーナスも確定です。

 

このままBさんの勝利と思いきや、ここでCさんがファンタジーアクション「不思議のプロ野球」を豪華声優(女)をつけて発売。今まで好みのゲームがなかった中学生(男)が飛びつき、さらに豪華声優(女)の力で男性ゲーマーが広く購入、160万本と今回の最多売上を記録しました。

 

Aさんは当初の作戦通りリアル系のゲームを発売し続けます。ところが最後の最後に狙っていたリアルのテーマカードをDさんに奪われ、4本目のゲームはリアル系が出せません。4本目をリアル系以外で発売して売上をとるか、それとも4本目の発売をあきらめるか、悩んだ末にAさんは4本目を発売せず、「テーマ王」ボーナスを確保しました。

■結果

Bさんが210万本分の利益にミッション達成ボーナスで260万本、Cさんが220万本にミッション達成で合計270万本。結果、Cさんが僅差で逆転勝ちとなりました。Aさんは230万本だったので、あと1本リアル系のゲームが発売できれば逆転していたかも知れません。

 

・・・いかがでしょうか?プレイヤー達は純粋に売上での勝利を狙っているのに、「大喜利系ゲーム」ぽいフレーバーが生まれるのを感じていただければ幸いです。

「ミリオンゲーム・カンパニー」は、こちらで予約受付中です。予約特典として2人用ゲームルールもお付けします(いま作ってますー!)。

沢山のご予約、お待ちしています。