ゲーム・アズ・ア・ランゲージ @pongoCG
本格対戦カードゲーム「札の語り部」を作成しています。「札の語り部」の特徴は以下の4つです。
1. 遊ぶのに必要な物はカードだけです。
2. フレーバー(世界観や雰囲気)を重要視しています。
3. 「何の役にも立たないカード」が(本当に)ありません。
4. 運要素はそこそこ強めで、初心者にも勝つチャンスがあります。
ゲムマ会場では体験卓も用意しております。インスト込みで30分程度で遊べますので、是非遊んでただければ幸いです。
- 【S05 札の語り部】二人の騎士/固有名について
- 2017/4/24 22:00
カードセット「ヴァルトブルクの歌合戦」
人数 2人か4人
時間 15分程度
広さ 600mm*600mmあれば十分
ルール 対戦型のリビングカードゲーム
前回:【札の語り部】(闇)属性の紹介
「札の語り部」カードプレビューの最初の週では、7種類の属性(光)(火)(金)(木)(風)(水)(闇)の紹介を行いました。これらの属性には、各々代表となるキャラクターが存在します。今週、4月24日〜28日では、これらのキャラクターをご紹介します。
今回は(光)属性の《円卓の騎士 パルチヴァール》と(火)属性の《ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ》の紹介です。その後、彼らに適用される特別ルールである「固有名」について説明します。
(光)属性を代表するキャラクターで、最強の[騎士]カードです。ターンの最初の戦闘では決して負けない「強靭」能力と、他の[騎士]カードを使って自身の攻撃力を上げる能力を持っています。
「パルチヴァール」は円卓の騎士「パーシヴァル」のドイツ語読みです。「歌合戦」の舞台は中世ドイツの幻想世界であるため、キャラクターの名前はドイツ語読みになっています。
パルチヴァールが選ばれた理由は次の《ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ》の紹介の中で説明します。
(火)属性を代表するキャラクターです。[騎士]であり、かつ詩人でもある「騎士詩人」です。テリング関連の能力を持っており、これは《ヴォルフラム》の詩人としての側面を表現したものです(テリングは歌や自然現象を表すカードです)。
ヴォルフラムは中世のシュタウフェン朝ドイツで活躍した実在の人物です。彼は1207年に催された「ヴァルトブルクの歌合戦」に参加しており、この故事がワーグナーのオペラ「タンホイザー」で扱われています。そしてヴォルフラムは主人公タンホイザーの親友として登場します。
ヴォルフラムの代表作は「パルチヴァール」という騎士道物語です。そうです。今回《円卓の騎士 パルチヴァール》がカード化されているのは、彼がヴォルフラムの物語の主人公だからです。
固有名について
《円卓の騎士 パルチヴァール》と《ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ》はそれぞれ「パルチヴァール」「ヴォルフラム」という「固有名」を持っています。
固有名は、物語で名前を与えられた存在を表すものです。同じ物語内では同じ固有名を持つものは1つしか存在しないことを表現するため、固有名のためのルールが存在します。
ルール1:同じ固有名を持つカードが2枚以上舞台に置かれる場合、それらは重ねて置きます。そして、一番上のカードだけが「有効」になり、下に置かれているカードは無視されます。
ルール2:重なっているカードは、自分のターンの間、何度でも順序を入れ替えられます。
順序を入れ替えられるので、通常のカードと同様に、出した枚数分は攻撃できますし、「ヴォルフラム」の能力もそれぞれ1回ずつ発動できます。
本日はここまでです。明日4月25日は(金)属性の代表となるキャラクターをご紹介します。
こちらから取り置き予約を受け付け中です: https://ws.formzu.net/fgen/S2494855/
ゲームの大まかな紹介はこちらをご覧下さい。
カードセット「ヴァルトブルクの歌合戦」の詳細はこちらをご覧下さい。
「札の語り部」のルールはこちらをご覧下さい。