ジブセイルゲームズ

ジブセイルゲームズはウォーゲームを扱う同人レーベルです。「椅子多め」の試遊卓併設ブースでお待ちしています。【2020秋ラインアップ】【新作】「Operations Research for COVID-19~図上演習 新型コロナウイルス~」感染対策本部幹事として「感染による死」「経済による死」の最小化を目指すソロ用Operations Research! 【2020春ラインアップ】「遠すぎた東大─神田解放区闘争-」東大安田講堂事件が起きたその日、神田地区を不法占拠し東大本郷キャンパスを目指して進撃する過激派とそれを阻止して神田解放区の奪還を目指す機動隊との戦いを机上に再現するボードウォーゲーム!

「“海運級”太平洋戦争」とは
2017/4/9 7:00
ブログ

“海運級”太平洋戦争」は、日本軍の真珠湾攻撃からマレー沖海戦が終わり、フィリピン、シンガポール、スラバヤ、ウェーク、ギルバート諸島、そして、ラバウルなどなどを占領し終わって、「さて、これからどうしようか」と悩んでいた1942年春から終戦までを日本軍と連合軍に分かれて戦います。1ターンは半年単位。へクス式のマップを採用して1へクスのサイズは約1200キロです。

ユニットの規模は原則「戦隊」単位(空母と戦艦が「赤城&加賀」「金剛&榛名」の2隻1ユニット、重巡が「高雄&愛宕&摩耶&鳥海」4隻で1ユニット、軽巡と駆逐艦が「阿武隈&暁型&初春型」水雷戦隊で1ユニット)ですが、「大和」「武蔵」「信濃」は1隻1ユニットで登場。さらに、商船改造の特設空母や練習巡洋艦に海防艦、そして、これまでボードウォーゲームでは登場することがほとんどなかった給糧艦「間宮」に工作艦「明石」も名前入りのカウンターで登場します。そして、潜水艦部隊に基地航空隊、陸軍部隊も用意しています。

[caption id="attachment_51034" align="aligncenter" width="300"] ”海運級”太平洋戦争に登場する艨艟たち[/caption]

しかし、“海運級”太平洋戦争で、これら軍艦や航空機、陸軍部隊以上に重要になるのが海運の主役「輸送船団」ユニットです。広い太平洋に展開する陸軍部隊や基地航空隊、艦隊を動かすためにも戦う戦力を与えるためにも、本土の補給源から部隊のいるへクスまで輸送船団で物資を送らなければなりません。

太平洋戦争を扱う戦略級ボードウォーゲームに必須の資源と補給のルールは、どうしても複雑になりがちですが、“海運級”太平洋戦争では、輸送船団ユニットを「並べる」「重ねる」だけで再現しているのが最大の特徴です。

 

[caption id="attachment_51033" align="aligncenter" width="300"] 日本本土からガダルカナルまで輸送船を「並べて」「重ねて」前線の部隊に補給する。重ねた輸送船団ユニットの枚数が陸軍部隊の戦力になる[/caption]