トーホクウィステリア

2005年結成、2014年再始動の電源不要ゲーム製作サークル。5人+αのメンバーによる多彩なゲームと関連書籍をお届けします。

[G07]謎解き問題集もあります!「スリーステップスタンダード」の一部問題公開
2016/12/5 20:50
ブログ

今晩は。トーホクウィステリア、代表の粒幸久です。
本日の内容は結構な長文になってしまいましたが、お付き合いいただければ幸いです。

いきなりですが、冒頭の画像は謎解き同人誌「スリーステップスタンダード」の例題として掲載しているものです。
すぐに答えが分かった方もいらっしゃるでしょう。全く分からない方も少し考えてみてください。
特別な知識は必要なく、中学校で学んだ程度の英語力があれば正解できます。こちらの答えはこの記事の最後に掲載します。

さて、本日のテーマは「謎解き」です。
テレビのクイズ番組は単純に知識量を競うものもありますが、柔軟な発想力や鋭いひらめきによって答えを導き出す問題も出題されることがありますね。
お茶の間に放映される有名人の回答を見ながら笑ったり感心したりしていると、自分も同じような問題を解いてみたくなるものです。

それが、現代の日本では比較的簡単にできてしまうのですよね。
「謎解きゲーム」「体験型脱出ゲーム」などの名称で、様々な団体が謎解きのイベントを行っています。
その形式も様々で、1人で街の中を歩きながらヒントを見つけたり、数人で閉じ込められた密室の中を探してみたりなど。
ちょうどソロプレイ型、あるいは協力型のボードゲームを遊ぶのに近い感覚で、最後の答えにたどり着くことを目指します。

ゲームマーケットでも、2014年秋から会場を舞台にした周遊型の謎解きゲーム、リアル謎解きゲームマーケットが行われています。
今回のタイトルは「リアル謎解きゲームマーケット5 ゲームマーケットの人狼」とのことで、ワクワクしますね。東8ホールの特設ブースで受付のようです。

でも難しそうだな、自分にも解けるかな、と思ったかも知れません。でも最初は誰だってそうだったのです。私だってそうでしたから。
だからこそスタンダードな「謎解き」問題を、もっと多くの人に気軽に体験してほしい! そんな気持ちから作成した問題集がこちら、「スリーステップスタンダード」です。
スリーステップスタンダード表紙

ここからは実際にどんな問題が掲載されているか、その一部をご覧いただきたいと思います。
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第1章STEP1から抜粋しました。最初の指示を読むと、まずはaからfの問題を解いて、これをマス目にあてはめていく必要がありそうですね。そして実際にaとbの問題があります。

問題aは問題文の指示のとおり、矢印の方向で二字熟語を作るのですが、なかなかの難問です。
つまり「A論」、「A園」、「A倒」という二字熟語を作ることができる漢字「A」、
そして「生B」、「作B」、「興B」という二字熟語を作ることができる漢字「B」を探し、
「AB」という二字熟語が完成すればそれが答えとなるのですが、漢字が得意でないと厳しいでしょう。

「スリーステップスタンダード」は、すべての問題にヒントを用意していて、記載されているウェブサイトから見ることができます。
ウェブサイトのURLは答えのネタバレを防ぐため公にしていませんので、この問題だけはヒントをここに転記します。「ヒント」の下の余白を反転させて読んでみてください。




【ヒント1】
「A倒」は失神、気絶などと同じ意味です。「作B」は仕事、労務などと同じ意味です。




【ヒント2】
「A園」するのは6歳ごろ、「A論」を書くのは21歳ごろ。「生B」は二通りの読み方があり、その片方では「生」を「なり」と読みます。




このように初めての人にも比較的易しい仕様にしていますので、怖がらずに解き進めて欲しいと思います。
(ヒントだけではどうしても分からなければ、メールやツイッターで個別に対応もしています。)

それでは問題bも考えてみてください。こちらはもう少し簡単でしょうか。
小学1年生の国語の時間から何度も見たことがある、あの表がバラバラになっているようですね。
そして、省略したcからfも解けたらその答えでマス目を埋め、二重枠線部にできた「キーワード」が分かったら、次のステップに進むことができます。

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そして表れたのは新しい問題。しかもgには問題文すらありません。どうしたら良いのでしょう?
実はここまでの情報だけでも、問題gは解けるようになっています。
この問題のヒント、そしてこの続きは……お買い求めいただき、挑戦してください!

 

「スリーステップスタンダード」は1章につきSTEP1が6問、STEP2が3問、STEP3が1問、計10問のスタンダードな構成の謎解き問題を全4章(つまり40問)と、全体を通した最終問題を収録しています。
体験していただいたような謎解き初心者への配慮もありますが、経験者(いわゆる謎クラスタ)の方も1章あたり20~30分を目標に、タイムアタックなどの形式で解いていただければ楽しめると思います。

そして自分が解けたら、購入者の身近な方に限り、コピーしたものを渡して解いてもらっても構いません。
自分が解けた問題に他人が悩んでいる様子は見ていて楽しいですよね。ちょっと意地悪ですけども。
でも、そんなコミュニケーションから地道に謎解きの輪が広まっていくことが、この問題集で私が目指すところでもあります。

 

「スリーステップスタンダード」は、新作カードゲーム「ロクジカ」と同様に、取り置き予約を承っています。取り置き予約の受付期限は、12月7日、つまり明後日の23:59までに設定させていただきました。
「スリーステップスタンダード」は他の頒布物よりは多めに用意していますが、確実に入手されたい方はぜひ申し込みをお願いします。予約フォームはこの下にございます。

以上、本日のトーホクウィステリアからのお知らせでした。引き続き、ゲームマーケットの新作情報をお楽しみください。

 

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冒頭の例題の答えは「スタンダード」でした。
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