ようがくじ「不二の会(ぷにの会)」

お寺の文化をボードゲームで再現!

お坊さんが作ったアナログゲーム『WAになって語ろう』『御朱印あつめ』『檀家-DANKA-』『浄土双六ペーパークラフト』『花まつり』『拈華微笑』

そしてけん玉カードゲーム『ケンカードゲーム』『Kendama Card Battle』『ケンダマンザイ』

ぜひ手にとって、遊んでみてください。

合掌

お寺ボードゲーム第2弾『檀家-DANKA-』について(+大仏コマ)
2016/4/18 19:00
ブログ

みなさん、こんにちは!ようがくじ「不二の会」代表の向井です。
多くの方に、お寺の文化へと触れて頂きたい。そんな想いを胸にお寺ボードゲームをお作りしております。
初出展いたしました昨年秋のゲームマーケットから幾数月、今年の神戸にも出展。お寺ボードゲーム第1弾『御朱印あつめ』を多くの方に遊んでいただきました。誠にありがとうございます。

ゲームマーケット2016春@東京には出展しないのですが、少数にて委託販売を予定しております。

さて、この度、お寺ボードゲーム第2弾『檀家-DAKNA-』を製作いたしました。

前回のブログで御朱印あつめの第2版を製作しました!というご報告をいたしましたが、今度は完全新作となります。
前作の御朱印あつめでは、お寺にいらっしゃる方々が行っていることを、そのままアナログゲームとして形にいたしました。皆様お坊さんではない人の、日ごろの行いですね。このゲームを通して、御朱印をいただくという現実にもつなげられたら・・・と考えてのことでもありました。
しかし、新作の檀家では、皆様に「お坊さん」として働いてもらおう!と考えました。せっかくゲームで遊ぶのですから、非日常と申しますか、普通に暮らしていると到底出来ないようなことをしてみたいですよね。たとえばドラゴンを倒してみたり、ラクダのレースで賭けてみたり、世界にはびこる病原菌をやっつけたり。

みなさまには、お坊さんとしてのお勤めをしていただこうかと・・・。

檀家おび2

『檀家-DANKA-』の舞台は、日本の、とある町。
その町の一角には、大仏が鎮座し、人々の暮らしを見守っています。
いくつかのお寺がその町には存在しており、日々お坊さんは町の人々の悩み/煩悩をはらそうとお勤めに励んでいました。
わたしたちは、お勤めに励んでいるお坊さんのひとりです。
しっかりお勤めをすることで、町にいる悩める人々に、お寺のファン「檀家」さんとなっていただきましょう。

さぁ、みなさん、今日も元気にお勤めです。サイコロを振って、今回の貴僧の予定を決めましょう。
お勤めサイコロは合計6個。6面にはお寺の仕事内容が描かれており、出た目を確定していくことで、あなたの今回の予定が決まります。
大仏護持の勤めを得るか、お経をお読みするか、掃除や建物を荘厳するか、催しをするか。
でも、ここで注意が必要です。修行の目はかならず無ければなりません。さもなくば・・・諸行無常!
さらにさらに、接待の目が出たときは、まずは取り除かなければなりません。ご来寺されたならば、応対せねばなりませぬぞ?

≪大仏コマについて≫


箱の中に入っているコンポーネントですが、下記となっております。(盛りだくさんでございますから、ちゃんと中身が入っているか確認のほどお願いいたします!)

  • ゲームカード 33枚

  • お布施カード 50枚

  • 檀家チップ 60個

  • お勤めサイコロ 6個

  • 大仏コマ 1体

  • 説明書 1枚


さて・・・全部を細かくご紹介していきたいのですが、とりあえず、大仏コマについてのみ説明させていただきます。

今回も本物を入れたい、と考えました。本物・・・本物・・・お寺のまわりのアイテム・・・仏具・・・仏像?かといって、ゲームのコンポーネントとして”本当の仏像”をいれることはできません。お寺側としても認められないでしょうし(私もそりゃダメだわと思いましたし)、お求めいただいた方も気軽に遊べません。そこで、仏像の一歩手前のものを同梱しようと決意。

さっそく仏具屋さん、法衣屋さん、日本全国の木工所さんに連絡をいれました。はたまた、おもちゃの仏像ではどうだろうか?と海外のお土産店や某フィギュア会社さんとも打ち合わせをしたり・・・。

コスト面のこともあり、いろいろと断られ続けた結果、とある木工作業所さんから「うちなら出来るよ」と返事が。

ミープルってございますよね?カルカソンヌに入っている人間型の小さなコマのことですが、あんな感じで大仏コマを作ってしまおうと。大仏ミープルですね。

檀家-ミープルの説明

材料はどうするか?仏像といえば、木彫り。木彫りといえば、木の香り。鼻を近づけてみてください、いい香りがします。なんたって国産の杉板ですからね。国産です。ゲームで遊ぶときは、ちゃんと板目を見て、前後ろについて気を付けたいものです。

そして厚さは、2.5cm厚。箱に入らないといけませんから、内寸でおさめる必要があります。いや!ここは!ちゃんとした!厚みを持って、箱とは別にして仏像を届けるべきだ!という気持ちもありましたが、かといって薄いと倒れてしまいますし、ある程度の厚みがなければ存在感もありません。もろもろとの間をとって2.5cm厚。

ただし・・・ここが苦労しました。2.5cm厚の木の板を加工できる木工所さんがない。日本にほぼない。あるけど(いらっしゃるけど)、おじいちゃんとか名人級の職人。単純な形ならよかったのですが、大仏のシルエットの加工です。これが難しい、曲線ばかりです。首の付け根は直角ですし、仏さまは福耳ですし、頭の上には螺髪のポッチは欠かせません。スパッと二分割・・・ではありません、難しい案件だそうです。全国の木工所さんにひたすら連絡を取りました。おかげで詳しくなりました。どうやら、木の板をシルエット型に切り出すやり方は三種類。

  • レーザーでカット・・・板を設置&ビビビッとレーザーで焼きぬく(断面に焼け焦げがのこります)

  • ミシンでカット・・・板を動かしながら、のこぎり状のミシン糸でギコギコ切断(おじいちゃん=名人級の職人、でなければ無理)

  • ドリルでカット・・・板を設置&ドリルでシルエット型に周囲をすこしずつ削っていく


ポイントなのは、本物の仏像としての大仏コマを作っていただく数が1個や2個ではないということ。1箱に1体はいっています。大仏コマは1箱に1体はいっています。大事なことなので2回言いました。

灯台下暗し。陽岳寺のある江東区には木場/新木場があります。江戸時代より木場は貯木場として有名で、昭和には新木場へとその機能が移りました。そして新木場にある木工所さんから、まさかのオッケー。お造り頂きました。1つ1つ、板目が違います。鼻を近づけてごらんなさい、木の香りがフワッと。そんな大仏コマをあなたが維持・管理するのです。恐縮。

檀家_daibutu

≪イラストとグラフィックデザインについて≫


そして今回わすれてはならないのが、デザインです。イラストを長縄キヌエさんにお願いしました。さらにグラフィックデザインを鈴木綾さんにお願いしました。

ポップで、かわいく。お寺という、どうしても古くさい&モノクロなテーマのものを、明るくしつつ、渋さも忘れない。そんなイラスト&デザインにしていただきました。

箱も渋い抹茶色というか、なかなかボードゲームには無いカラーリングですよね。とてもいいものが出来ました。お二人とも、本当にありがとうございます!(ウェブサイトはこちら→長縄キヌエウェブサイト

檀家_イラスト例

 

檀家-DANKA-、御朱印あつめ第2版は、ゲームマーケット2016@東京(5/5)少数にて委託販売予定です。なお、寺社フェス「向源」(5/1~4@日本橋YUITO5・6F)の物品販売ブースでも販売いたします。日本橋まで足をお運び頂きますと幸いです。また新作『檀家-DANKA-』を遊べるブースもご用意予定です(リンクはこちら)。とくに予約などはいたしておりません。

長々と書いてまいりました。お読み頂きありがとうございました。以上、檀家-DANKA-のご紹介でした。




twitter: @puninokai
公式ウェブサイト: http://www.puninokai.com
『御朱印あつめ』特設ページ:http://www.puninokai.com/goshuincollection/
『檀家-DANKA-』特設ページ:http://www.puninokai.com/danka/