あーきっと.ゲームズ @ArchitGames2023
【ゲームマーケット5連続出展中:23秋(初出展)⇒24春⇒24秋⇒25春⇒25秋】 サークル理念:「あー、きっと、ここがこのゲームのキモなんだな」と感じてもらえるようなゲームを作ること 製作方針:課題解決、新規性の開拓 2025秋の新作は『ジジという名の猫』。変則ジジ抜き&推理ゲームです。 『ビンゴカードを使った新しいゲーム』シリーズを制作中。 サークル名の「あーきっと」は、理念の「あー、きっと、ここがこのゲームのキモなんだな」と感じてもらえるようなゲームを作る(創る)に加え、そんな中身を作りたい=「architecture」(構成・構造)から名付けました。この2,3年、別段出展を目指していたわけではなかったのですが、、、思いついたものをゲーム仲間で試すということを繰り返し、「これは体験してもらいたい!」というものが出てきたので、2023年にサークル化+出展を決めました。ボードゲームを10年程度触れてきて、「こうだったら」、あるいは、「ああだったら」を具現化していきたいと思っています! 製作ゲーム紹介=https://t.co/cxcGSvYUSH
- Cさんがルールを読んで紹介文をつくってみた件(海賊たちの流儀)
- 2026/10/8 20:57
【新作トリックテイキング紹介】
『海賊たちの流儀』
「ヨーホーホー!」で一斉ビッド。嵐の中、海賊団全員で勝ち切る協力型トリテ
Buccaneers' Code / あーきっと.ゲームズ / ゲームマーケット2026秋 新作
トリックテイキングが好きな人なら、一度は考えたことがあるはずです。
「ビッドの緊張感はそのままに、みんなで協力して遊べないか?」
今回ご紹介する『海賊たちの流儀』は、まさにその問いに正面から取り組んだ一作です。スカルキングに触発された同時ビッドを軸に、プレイヤー全員で目標を達成しにいく協力型トリックテイキング。2026年10月17日のゲームマーケット2026秋で初版が頒布されます。
※本記事は、公開された説明書の内容をもとにした紹介です。実プレイの感想ではなく、「ルールを読んでここが面白そう」と感じたポイントを中心にまとめています。
基本情報
| 海賊たちの流儀(Buccaneers' Code) |
| 3〜5人 |
| 20〜30分 |
| 10歳以上 |
| カード65枚(5色×13枚)、予想チップ18枚、スコアボード1枚、説明書(日本語/英語) |
| あーきっと.ゲームズ(@ArchitGames2023) |
| 有我悟(@Arugha_Satoru) |
| ゲームマーケット2026秋(初版発行:2026年10月17日) |
どんなゲーム?
舞台は、伝説の財宝を手にした宿敵の海賊たちが、嵐の海を越えて帰港しようとする航海です。
プレイヤーは全3ラウンド(=3度の嵐)を、手札を出し合いながら乗り越えていきます。
基本のトリックテイキングは、おなじみの王道仕様です。
- 手札の色を揃えて出すマストフォロー
- 最初に勝利数を宣言するビッドあり
- フォローできないときは黒(切り札)で切れる
- 基本はハイランク勝ち
そこに「協力」を載せたのが本作の最大の特徴。目標は、全員が自分の宣言どおりの勝利数ぴったりで勝ち切ることです。誰か一人が上手くやるのではなく、海賊団全員で「全員達成」を目指す。ここが核です。
ゲームの流れ(5フェイズ×3ラウンド)
1ラウンドは、次の5つのフェイズで進みます。
フェイズ1|海図確認(手札の配布)
ラウンドごとに使うカードが変わります。ラウンド1は数字3〜9(手札9枚)、ラウンド2は2〜10(11枚)、ラウンド3は1〜11(13枚)。いずれもMIN/MAXを含みます。嵐が進むほど手札も数字の幅も広がり、難しくなっていく構造です。
フェイズ2|航海計画(手札の公開)
自分の手札の右端または左端から連続する4枚を選び、全員に見える形で公開します。この公開手札は、使うまでずっと場に見えたまま。
フェイズ3|役割分担(勝利数の予想)
自分が何トリック取るかを予想し、リードプレイヤーの「ヨーホーホー!」の掛け声で全員が同時に指で数を示します。示した数だけ予想チップを受け取ります。0の宣言も可能です。
フェイズ4|嵐の中で(トリックテイキング)
全員の手札がなくなるまでトリックを繰り返します。勝者が獲得した「束」は、予想チップと見比べられるよう手元に置いておきます。
フェイズ5|財宝の行方(点数計算)
各プレイヤーの「予想チップの数」と「獲得した束の数」の差を確認し、差の分だけ財宝(点数)が減っていきます。スコアボードは10点スタートの減点方式。0点になると海賊団の敗北です。
ここが面白そう! 4つのポイント
① 「協力」と「数値ビッド」が両立している
協力型のトリックテイキングと聞くと、私の知る範囲では「ビッドを捨てて協力に寄せる」か、あるいは「ビッドは残すが対戦になる」かのどちらかのイメージが強いジャンルです。
本作は、数値ビッドを残したまま、全員で達成を目指すという立ち位置。「宣言して、手札で証明する」というビッドならではのヒリヒリ感を、個人の緊張から、チームの課題へ置き換えているのが面白いところです。
② 公開手札 × 同時ビッドが、その両立を支えている
各自が手札の一部(4枚)を公開するので、仲間の手の内が見えます。そのうえで同時にビッドする。「あの人は大きい数字を持っているはずだ」「ここは自分が引き受けよう」と、見えている情報をもとに役割を読み合う感覚が生まれます。
しかも、同時ビッドの瞬間は掛け声一発。「ヨーホーホー!」で全員が指を出す、この一瞬が肝です。迷いが丸見えになる前に、腹を括るわけですね。
③ 「7」と「MIN」が、帳尻を合わせる調整弁になる
全員のビッド合計が、そのラウンドのトリック数と合っているとは限りません。多すぎれば取り合いに、少なすぎれば押し付け合いになってしまう……。その差を埋めるのが、特殊カードです。
- 「7」でトリックに勝つ:獲得する束を2つに分割し、1つを自分、もう1つを好きなプレイヤー(自分も可)へ渡せます。
- 「MIN」でトリックに勝つ:束は誰も獲得せず、そのラウンドのゲームから除外。さらに勝者は、予想チップを1枚、あるプレイヤーから別のプレイヤーへ動かせます(0のプレイヤーに渡すことも可)。
つまり「勝ち方」で場を調整できる。通常のトリテなら「ビッドを外したら終わり」ですが、本作では外れそうな仲間を、カードの出し方で助けられる。説明書の言葉を借りれば、まさに海賊たちのノウハウです。
なお「MIN」は、リードの色や黒の「MAX」と同時に出ると、MINが勝つという例外もあります。この逆転が絶妙なスパイスになりそうです。
④ 手札に関する会話は、フェイズ1〜4までお預け
配られた手札の並びは変えられず、配布以降、トリックテイキング終了まで手札の内容に関する会話はNG。公開手札という「見えている情報」と、非公開手札という「見えない情報」。その境界線を、カードの出し方で伝え合うわけです。コンビネーションが決まったときの気持ちよさは、協力型ならではでしょう。
こんな人におすすめ
- スカルキングやウィザードなど、ビッド系トリテが好きな人
- 協力型トリテは好きだけど、もう少しビッドの駆け引きが欲しい人
- 対戦で「誰かが落ちる」のがしんどく、みんなで勝ち負けを分かち合いたい人
- トリテは3人から遊べて、20〜30分で終わる手軽さを求めている人
一方で、ルール自体はトリテの基本(マストフォロー、切り札、ビッド)が前提です。初めてトリックテイキングに触れる方は、下の動画で流れを掴んでから遊ぶと安心かもしれません。
結果は「称号」で残る
ゲーム終了時の点数は、持ち帰ることができた財宝の量=海賊団の評価になります。満点の10点なら「嵐征の二つ名」、0点なら「海の藻屑」……。全員が頑張った航海の結果を、ちょっと笑えるフレーバーで締めくくってくれます。
「次はもっと上の称号を」と、つい再戦したくなるタイプのゲームですね。
動画・体験版・予約
まずは動画やブラウザ体験版で、雰囲気を確かめてみてください。
▶ プロモーション動画 ▶ ルール説明動画 🎮 体験版で遊んでみる
気になった方は、こちらから予約できます。
まとめ
『海賊たちの流儀』は、「ヨーホーホー!」の同時ビッド、公開手札、全員達成という協力目標を組み合わせた、ビッド好きのための協力型トリックテイキングです。
3人から遊べて、20〜30分。嵐を越えて、財宝と共に帰港できるか。実際の手触りは、ぜひゲームマーケットで確かめてみたいところです。
『海賊たちの流儀 Buccaneers' Code』(ANC002)/ ゲームデザイン:あーきっと.ゲームズ / イラスト:有我悟 / 初版発行:2026年10月17日(ゲームマーケット2026秋)
