みすたーあんどみせすげーむず

【最新作】
お絵かき系協力ゲーム『ドッターコネクター』販売予定!
【アークライト・ゲーム賞2025 優秀賞 受賞!】
音で"すべて”を伝える協力パーティーゲーム『パッシャバ!』 在庫僅少ですが持ち込み予定です

【ドッターコネクター】コンポーネントのこだわりの話【2025秋新作】
2025/11/10 23:59
ブログ

こんにちは!みすたーあんどみせすげーむず です。

~ 2025秋 新作お絵かき協力ゲーム『ドッターコネクター』開発ウラ話 ~
今回のゲーム開発に当たっての、作者SURIMI夫婦のこだわりポイントメモを数回に分けてブログにまとめて行こうと思います。
今回は、『ドッターコネクター』のコンポーネントへのこだわり編です。

↓↓ゲーム紹介ページはこちら↓↓
https://gamemarket.jp/game/186270

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◆ 透明なカードを重ねて描くのが心地いい!

点だけを描いて線でつないでお題を伝えるお絵描きゲーム」というルールの調整と並行して「何に描くか」の検討が始まります。
複数回遊びたいし、きっと何度も描き直したくなるのでホワイトボード形式にするのは即決。
簡単に何度も描いて消してができる、気軽なプレイ体験につなげたいと思いました。

最初は1枚のボードに書き込んでいく方法を考えましたが、「複数人が点を描き足していく」というルールと相性が悪く早々に断念。
やっぱり何度も消して…描いて…とやりたくなるんですが、すでにほかのプレイヤーが描いた点をうっかり消してしまって困っちゃうんですね。
その点を線でつなぐ、というのも何度もトライしたいし……と考えた結果、
カードに透明スリーブを重ねて描く」方法に行きつきます。
1人目が点を描いたカードにスリーブを重ね、その上から2人目が点を描く。その上にまたスリーブをかぶせて線を引く。
なんだかわからないけど透明な上からなぞって線を引いてみたら、点と点がつながって何かわかる!この瞬間が気持ちいい!
そんな形式にたどり着きました。

◆ 小さなカードからポストカードへ、スリーブからリング式へ

カードスリーブ方式で実際にテストを重ねるうち、困ったことも出てきます。
スリーブの内側に汚れがたまったり、重ねるときに描いたものがこすれて消えてしまったり…。
そして何より、「もっと大きな絵のほうが絶対に見やすいし盛り上がる!」という感覚がありました。

そこで思い切って、スリーブをかぶせるのではなく、透明シートを重ねてリングで束ねる形式に変更。
ホワイトボードマーカーで描いて消せる透明な素材を扱える印刷会社を見つけたことで、「これなら実現できる!」と確信しました。

用紙のサイズは、印刷しやすくて、手に持ったまま描ける限界の大きさを考え、
最終的にポストカードサイズに落ち着きました。
ホワイトボードと透明シートを重ねて、穴をあけ、カードリング(単語帳のあれ)でまとめてめくれるようにしています。
ちなみにリング用の穴は、一つひとつ手作業で穴あけパンチであけてます!

◆ “ズレてもかわいい”をデザインに

透明シートを重ねて遊ぶ関係上、印刷にはどうしても微妙なズレが生じます。
そこで、ズレても見た目が崩れないように、模様を少し複雑にしたり、あえて重ねたときに“かわいく見える”デザインを意識しました。

……とはいえ、量産時のズレは想定以上で、
実際に一度全ロットを刷り直すことになりました.../(ToT)\
泣く泣くの判断でしたが、手に取ったときの印象を妥協したくなかったので全部差し替え頑張りました。
結果的に、デザインも印刷精度も納得の仕上がりになったと思います!

ちなみに、ドッター1ボード(白地のほう)にはお題=答えを書く欄がありますが、
そのままだと透けて見えてしまうので、ドッター2ボードに模様と文字を印刷して自然に隠れるようにしています。

◆ どんな線でも“作品”として見せられるように

点の描かれたドッターボードに重ねて線をかくためのコネクターボード。
これ、上から重ねられればいいので、別にデザインなんかなくてもただの透明な板で遊べます。
でも、せっかく線をつないで絵が完成するなら、その瞬間をアートのように見せたいと思いました。

そこで、額縁風のデザインにして、描き終えた後にちょっとした“展示会気分”が味わえるようにしています。
試遊会でも「なんかアートみたい!」という声が多く、良いアクセントになったと思います。
へっぽこな線だけの絵も、素敵な芸術に見えてくるかも!
 
◆ おわりに:描いて笑って盛り上がるためのコンポーネント
パッケージはパーティーゲームらしくポップで明るいイメージでデザインしました。
ちなみにタイトルの『ドッターコネクター』は
Dotter(点を打つ人)とConnector(つなげる人)を組み合わせました。
「点(ドット)をつなげば…なんだコレ??」のキャッチコピーとあわせて、「点をつなぐ」というこのゲームらしさがストレートに伝わればと思っています。
システムだけじゃなくて、コンポーネントもゲームの楽しみを担う大切な一部!
試作と改良を何度も重ね、ようやくこの形にたどり着きました。

当日は試遊もできますので、ぜひ会場で「点と点がつながる瞬間」の気持ちよさを体験してみてください!

 

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次回予告:システムへのこだわり編
「そのルールはなんのため?」のようなシステムへのこだわりを紹介予定です!


ゲームマーケット2025秋 新作
『ドッターコネクター』
プレイ人数:4~6人 / プレイ時間:15~30分/お絵描き協力パーティーゲーム
https://gamemarket.jp/game/186270

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