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【Boulangerie】 ブ-ランジェリ制作記
2024/4/17 20:08
ブログ

**日本語が不慣れで内容に多少の不自然な文が含まれる可能性がありますが、ご了承ください。**

今回は、ブ-ランジェリの制作過程を紹介しようと思います。
以前からリーチ麻雀に基づいたゲームを一度作ってみたいと思っていました。前回2023年ゲームマーケット秋を訪問した後、本格的に2024ゲームマーケット春に向けてゲームを制作し始めました。
ゲーム制作の最初の段階として、まずリーチ麻雀に対する考えを整理し、ゲームの方向性を決めました。

リーチ麻雀をプレイしたときの個人的な感想は次の通りです。

- 多様な役と手によって役を組み立てる過程が興味深い。
- ロンというメカニズムとその派生するメカニズムが面白い。
- 技術と運が絶妙に組み合わさっている。
- ゲームが飽きず、リプレイ性が高い。
- ゲーム要素が多すぎて初心者がリーチ麻雀を習得するのが難しい。
- ゲームのセッティングが複雑だ。

リーチ麻雀の長所と短所を整理してみると、より面白いリーチ麻雀を作るのは難しいかもしれませんが、自分の好みに合った変形をすることができると考えました。
 

ゲームコンセプトを次のように定めました。

- リーチ麻雀を初心者により親しみやすくする。
- リーチ麻雀を簡単にプレイできるようにする。
- リーチ麻雀の楽しさを最大限に活かす。
- ブ-ランジェリ独自のユニークな楽しさを追加する。

以下は、リーチ麻雀がブ-ランジェリになるまでの過程です。

1. 麻雀牌からカード牌への変更

インディボードゲーム制作者として麻雀牌をボードゲームの構成物として使用するのは現実的に難しいです。(コスト、ゲームの保管、MOQなど)また、携帯性を重視したいため、麻雀牌の代わりにカードを使用したのは当然の決定でした。これにより、ポケットに入るサイズのボードゲームデザインが可能になりました。しかし、この変更により多くのゲームメカニズムを修正する必要がありました。


リーチ麻雀をプレイするための一般的な準備

2. 手札の数の調整

手札の数を13枚から5枚に減らしました。手を床に置いてプレイする麻雀牌とは異なり、カードは片手でカードを持ってプレイするため、手札の数を調整する必要がありました。

3. 役に関するルール変更

リーチ麻雀で多くの役があるのは、初心者がゲームに適応しにくい理由の一つでした。そのため、ゲームを簡単に学べるようにするためには、必ず役の数を減らす必要があると考えました。
また、手札の数が13枚から5枚に変更されたため、役を再構築する必要がありました。
しかし、役の数を減らしつつも、戦略的な選択肢を最大限増やしたいと考えました。
そのため、理解しやすく直感的な役9つを優先的に作り、複数の役を重複適用できるようにしました。

 左側は麻雀の役、右側はブランジェリーの役

 役の重複適用に関する例

 

4. 得点体系変更

リーチ麻雀が難しい理由の一つは、得点を出す状況や組み合わせによって獲得する点数が異なるからです。これを直感的で簡単にするため、役=得点として得点体系を変更しました。

リーチ麻雀の得点表

5. ブランジェリー独自のシステム

リーチ麻雀の楽しさの核心はロンメカニズムとその派生要素がもたらす楽しさだと思いますが、ロンメカニズムはカードとの相性が良くないと感じていました。
それでも、リーチ麻雀でロンメカニズムがかなり楽しいと感じたので、別の方法でロンの楽しさを提供しようと考えました。
そのために考えたアイディアが「一人を除く全てのプレイヤーがパンを作る瞬間にラウンドを終了させ、最後の一人に大きなペナルティを与えるアイディア」です。この新しいメカニズムはロンメカニズムとは形が異なりますが、似たような種類の楽しさを提供します。

 

6. ブランジェリーをさらに楽しくするためのシステム

ボムカード:緊迫した状況を演出するためにボムカードを追加しました。これによりゲームのテンポが遅くなるのを防ぎます。ボムを捨てることを強制してゲームを早く終わらせるルールを導入しました。
順位ボーナス:ゲームのテンポを速めるために追加されたゲーム要素です。
勝点:役を完成させる選択のジレンマを増やすため、1位がすべての点数を独占する構造にしました。

 

結びの言葉


書きたい内容はまだまだありますが、長すぎるので分量を減らしました。ボードゲームメカニズムについての意見や執筆した記事に対する考えを共有したい方は、メールやツイッターなどで意見交換を歓迎します。

以上、ゲームデザインの後記でした。ありがとうございます。