旗印クリエイト @yinkurieit38893
旗印クリエイトは「あまり広くは知られていないけれども、実はとても大切なこと」について、「これまでになかったカタチ」で表現することを目指します。
記念すべき第一弾は、衛生害虫をテーマにした専門知識介入型ボードゲーム『ペスト×コントロール』!
あなたの知らない、衛生害虫の世界へご案内します。
- ペスト×コントロール製作備忘録【3日目:初めての打合せ(2021/7/29‐)】
- 2023/11/6 14:09
こんにちは。旗印クリエイトのTomohiroです。
今回はゲームマーケットへの参加後、構築したゲーム内容をサークルメンバーに初めてお披露目した時のお話です。
2021年7月29日。前回のお話の日付から2年近くが経過したこの日、私はサークルメンバーを招集していました。構築したゲーム内容について、意見を伺うためです。
この日までに、色々頑張りました。
まずは私のアイディアについて意見を伺うための有志集め。一緒にゲームマーケットに行った2人以外にも、社内から数名が参加してくれることになりました。
そして肝となるゲームシステム作り。ボードゲームを作るのも初めてなので、表現したい内容を、とにかく目一杯に詰め込んだ形です。
2年をかけて、1人でじっくりと作りあげたシステムです。これはウケないわけがない、面白いに違いない。←
期待を胸に、メンバーに提示した結果は…
玉 砕
でした。簡単にまとめると、複雑なだけでなく意味の伝わらないゲームシステム、ゲームの途中で異様に発生する計算、賽の河原で石を積むようなゲーム性になっており、初めて聞いた人からしたら到底受け入れられる内容ではありませんでした。
説明を聞いている途中で、見るからに疲れていくサークルメンバー。そして私も、自分で説明していく途中で「これはキツい」と悟りました。色々と申し訳ない気持ちになってしまったのをよく覚えています。
自分では面白くできたと思ったものが、他人に同じように受けとめてもらえるとは限らない。言葉にしたら当たり前のことですが、直面してみるとなかなかに厳しく、辛いものがあります。
それでも、得られたものはありました。それは「ゲームとして成立させるための要素」に気づけたことです。まずは「目的を明確にする」こと。そして「なるべくシンプルにする」こと。これらが絶対に外せない要素であるということがよくわかりました。
このことが分かった以上、今回提示したシステムは基本的に使えません。ほぼ全ての内容が、ボツ案となります。正直割り切れない思いもありますが、潔く頭を切り替える必要があります。
人から受け入れられるゲームシステムを作り上げるためには、種々のボードゲームに関する情報を仕入れ、自分なりに理解し、整理していくことが必要です。ここまでの過程でも分かっていたつもりで進めてきましたが、どうやら足りていなかったようです。
それでは一体、ボードゲームとはそもそもどういったものなのか?
そんな原点ともいえるところまで、一度回帰してみることにしました。
次回に続く。
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