Dimidium木星文庫 DimidiumB
楽しくゲームを作ろう! 「COOKPOT!」、「expedition」、「うちのブタの貯金箱、盗んじゃった!」、「FakeLover!」などのゲームを制作/発売しました。 企画からアート、制作まで独自に開発します。
- ENCHAINアートワーク開発日誌
- 2023/10/3 14:18
「ENCHAIN」は最初から重厚な白黒のコミックス風カードを製作しよう、という考えで製作に入ったので全体的なコンセプトは比較的早く出た方です。
人物イラスト
初めてラフにした感じが悪くなかったので、各人物の絵は最終本でもほぼそのまま持っていきました
( ENCHAINのテストプレイをしてみてから初めて取ったラフ。 ヘアースタイルと服装は微かに変わったりもしました)
スパイは目立ってはいけないので、「カジノ」という背景に溶け込む人物と職業でキャラクターを構成しました。
順番にディーラー、紳士、清掃員、淑女、ボディーガード、ウェイターです。
お客さんに偽装した3人は座っていて、職員に偽装した3人は立っていますね。 サービス職とは···
以後、アートの完成をどんな感じにしていくかについてはもう少し悩んだ方です
(例で犠牲になったディーラーです。)
一番最初に出たカード試案です。
こういう線画の感じがいいんじゃないかと思って描いたものなんですが、線自体が多少汚く見えて気に入りませんでした。
もう少し方向性を確固たるものにすることにします。
線が汚いなら、鉛筆の線の感じで行ってみたらどうかな? と描いてみました。
私は気に入りましたが、チーム内での反応はあまり…··· OTL
小さなカードで印刷したとき、質感がうまく表現されず、固まって見えるという問題がありました。
3番目の試案です。 線をより整頓されたトーンにして入り、彩色はグラデーションで処理しました。
強い線が多少目障りで人物がぼやけていますね。
最終的に落札されたアートスタイルです。
3番試案のサンスタイルを使いますが、彩色は1番に近いです。 強い白黒コントラストとともに外郭光源を与え、人物が背景と大きく離れて見えるようにしました。
スタイルが整って以来、他のキャラクターを描くことは急速に進みました。
(完成されたアート)
チェーン用のものを載せる台が必要なので、キャラクターごとに机やトレイなどが一緒にあります。
ボディーガード、紳士、淑女は同じテーブルに座っていますね。 ディーラーの前で一戦やっているようです。
キャラクターたちの目を描くかどうかについても 悩んでみましたま···
(ドゥドゥン)
しないことにしました。
品物イラスト
ENCHAINの物は一目で分かるほどそれぞれの特徴が強いと同時に、'カジノに潜入したスパイ'というコンセプトにも合うべきであり、
6人のうち、どのキャラクターが持っていてもおかしく見えないようにしなければなりません。
そのようにチーム員たちと頭を合わせて計12種類の物と、各物に対峙する色を選びました。
カジノでかなり素敵な時間を過ごしていらっしゃるような淑女
上から見えたシッピー人体人で物は固有の色で区別されるため、色がよく見えることが核心的です。 そのため、人物ほど強い陰影や線の感じを与えるのは困難です。
したがって、物の絵を完成に引き出す過程で線を利用した描写は最小限にし、面積を中心に表現することにします。
そうして出てきたアートスタイル。
黒色で外郭を取り、内部はもう少し暗いトーンで形を分けました。
簡潔ながらも一目で分かりやすい絵のために努力しましたね。
(もっときれいに素敵な時間を過ごした淑女です。)
ほとんどの品物は区分を容易にするために異なるカードでも同じようにできていますが、
帽子のように位置上混同しにくい物の場合、キャラクターの個性を少し気遣ってくれたりもしました。
何より、すべてのキャラクターが同じ帽子をかぶっていたらおかしいでしょうから。
カジノを襲った中絶母派の襲撃
各キャラクターにどんな帽子をマッチングさせたのか見るのも楽しいでしょう.. (笑)
背景イラスト
大事なようだ.. 重要ではないようだ··· ゲームのメカニズムとはどうでも関係ないけど、aesthetics··· というのがありますからね。
開発序盤までは、すべてのカードの背景が同じでした。
(盛んにラフを描く時に書いた私も何を描いたのか分からない背景)
その後、人物イラストを整える作業をしながら、それに合わせて背景も描き直しました。
この背景をパノラマビューで描いて、6つの区画に分けて各キャラクターに入れてあげよう! という計画だったんですが.. 背景がとても息苦しく見えました。 なんかカジノよりはキオスクのあるカフェみたいで..
結局、その背景は諦めてキャラクター別の背景を別々に描くことになりました。
そうして集まった6つのプチ背景)
背景がすべて違いますが、同じ空間という印象を与えるために柱のデザインを同一にし、天井の模様と照明も統一しました。
どのキャラクターにどのような背景が入るのでしょうか?
ファンディングページを見れば分かります。
パッケージイラスト
カードまではゲーム性と可読性のためにあきらめなければならないことがあります。 干支とか.. ガオとか.. しかし、パッケージにはそのようなものはありません。
買いたいくらい[かっこいい]のが目標の絵ですから。
その一方で、実際のゲームとあまり離れてはならないので…···.
ゲームの核心である事物とスパイを一緒に見せることができる素敵なパッケージを悩んでいるうちに
いろいろな種類のものがスパイに渡される構図がいいと思いました。
というふうにですね。
20世紀に近い白黒トーンのアートスタイルを生かすにも良さそうでした。
そうやって出たラフ。 箱の側面までも腕が続くことを考慮して描きました。
この頃にはすでにアートスタイルが確定した状態だったので、デザインが確定してからはすぐイラスト作業に入りました。
最初はこんな風に物の固有色をそのまま入れようかと思ったのですが..
見た目が悪くて到底できないようでした。 結局ポイントカラーを一つだけ残して白黒に押すことにします。
赤レンガver。
赤い紳士ver。
時には加えるのではなく減らすことが重要でもあるもの…··· 最終的には描写を大幅に減らす代わりに、強烈さを手にしたパッケージにすることにします。
真ん中に視線を引くために神社の白黒対比を強くし、面積をすっきりと抜いた後、手は暗く一度敷いて、真ん中にだけ明るいトーンを与えました。
このように制作したゲーム「ENCHAIN」は現在ホームページで予約を受け付けています。