オカザキ
UNOZERO(ウノゼロ)というサッカーをテーマとしたアブストラクトゲーム(2人対戦用)を扱っております。 ルールはシンプルで矢印をつなぐだけです。白熱する頭脳戦をお試しください。
- 『UNOZERO(ウノゼロ)』最後に(出展経緯)【イ21】
- 2023/5/9 23:37
初めての出展となるので、その経緯を記載させて頂きます。長文で申し訳ないです。興味がある方だけ読んで頂ければと思います。
ボードゲーム好きの子供からの「面白いゲームを作ってほしい」という無邪気な発言でスタートしました。たくさん空振りをしましたが、2つだけ子供に楽しんでもらえるゲームを作ることができました。その一つである本ゲームはプログラミング的思考(考える、試す、修正する)を身に付けてほしいという思いで開発を始め、彼らの好きなサッカーを掛け合わせることで完成しました。初代は紙で作られ、息子がくしゃみをするたびに振り出しに戻るというおそろしいゲームでした(マグネットシートに印刷する等、少しずつ改善していきました)。
当初は知育の一環という思いで遊んでしましたが、段々皆のレベルが上がり、単純にアブストラクトゲームとして楽しむようになり、定石のようなものもいくつか発見することができました。そのうち、家族以外の強い方と勝負してみたいとの話になり、ゲームマーケットへ出展したいという話に発展していきます。インテリア事業を営む父親に相談したところ、孫の希望であればとその場で出展が即決されました。
しかし、ボードゲーム制作の素人しかいないなか、スムーズに進むわけもなく、出展の意思決定から今回の出展まで丸2年かかりました。その間、ブログ、ネット記事、書籍等でボードゲームについて学び、日本のボードゲームを盛り上げたいとする多くの方々の情熱にふれ、胸が熱くなりました。その思いに共感し、2年間真摯に向き合い、ゆっくりではありますが確実に歩を進めてきました。
「大人がカフェで楽しめるゲーム」をコンセプトにデザインしており、大人向けのリアルなデザインとなっております。まずは大人が楽しむことで、「大人から子供への知の承継」に資するゲームを作りたいとの開発者の思いが反映されています。素人を相手に粘り強く対応頂き、このゲームに魂を吹き込んでくれた江戸クリエート株式会社の皆様には感謝しかございません。
あれから2年経ち、子供たちも成長しました。段々と親と遊ぶ時間も減り、皆でアイディアを出し合いながら進めたこの2年間はかけがえのない時間であったと思うと共に、年齢や国境に関係なく、家族や友達をつないでくれるボードゲームの素晴らしさを改めて認識することができました。日本のボードゲームが更に盛り上がり、たくさんのボードゲームで遊び、思考力、コミュニケーション力を身に付けた若者や子供たちが未来で活躍することを願っています。
【イ21】にて1個2,500円で販売させて頂きます。試遊スペースがあるので、試遊して頂くだけでも大変ありがたく、気軽に寄って頂ければと思います。出展者としては初めての参加であり、至らない点が多々あるかと思いますが、何卒よろしくお願いします。