米光ゲーム @yonemitsu
「はぁって言うゲーム」「あいうえバトル」「国家予算人狼」「言いまちがい人狼」「変顔マッチ」「走れメロスたち」「はっきよいゲーム」「レディーファースト」「想像と言葉」や、「ぷよぷよ」「BAROQUE」「トレジャーハンターG」「キングオブワンズ」などをゲームデザインした米光一成と、優秀なゲームデザイナーズがお届けします。
- 協議メカニクスで「一茶すごいヤツだなー」の感動に辿り着くためのゲーム「負けるな一茶」
- 2023/5/6 16:32
新作ゲーム『負けるな一茶』は、カードに書かれている俳句が一茶か贋作かを当てるゲーム。
って説明すると「単純な当てものゲームだな!」ってあなどられちゃう。でも、ちがうんです。それだけじゃないんです。
ポイントは「協議メカニクス」。1対多でプレイするところがミソ。
出題者1人に対して、回答者は複数人のチーム。
みんなで、一茶かノー一茶かを協議して決める。当たればチームがカードを獲得し1点。はずれれば出題者が1点獲得。
協議のうえで回答を1つに絞るため、「一茶味があるなー」「江戸の俳句なのにこの言葉はどうよ」「一茶はそんな人じゃない」などなど、それぞれが感じる「一茶っぽさ」とは何かを話し合うことになる。
1問目が正解/不正解どちらでも、その句が一茶の句か贋作か判明するため、プレイヤーの一茶情報が増える。一茶豆知識もついているので、さらに増える。
そこで、どんどんそれぞれの回答者に「一茶っぽさ」が、形づくられることになり、さらなる推論と混乱が生まれる。
「本物か贋作か当てる」という目標があるので、協議の方向性が定まり、熱が入る。
協議するなかで、句に対する理解が深まったり、一茶味を感じたり、一体感が生まれたりする。
出題者は、次にどのカードを出すか決めることができるので、回答者がワイワイと推論を交わしている内容を受けて、「ならば、これを出すか!」と、さらなる裏をかくことも可能であり、そうなってくると俳句観や一茶味が揺さぶられる。
揺さぶられる果に、みんなで「一茶すごいヤツだなー」の境地に辿り着くゲームなのです!
(なので、出題者に回ったときが、このゲームのさらなる醍醐味を堪能するタイミングともいえるし、出題者として何度も楽しめるゲームでもある)
それほどに一茶の句は、多様で、時代を超えて、名句だったり、珍句だったり、すごいのよ、マジで。
それに対抗すべく、一茶を憑依させて贋作を作りました。
楽しんでください!
カードに書かれた句が「一茶」か「ノー一茶」かを当てる『負けるな一茶』。これ先日やったんですけど、そもそも一茶に関する情報がゼロなので、カードをめくるたび脳内の一茶情報が更新されるのが楽しかったです。RPGでマップをどんどん開拓していく感じに似てて。https://t.co/EpScaC9e7t
— 井上マサキ (@inomsk) May 2, 2023
米光一成さんの新しいゲーム、俳句のゲームだ……✨
— 句具|kugu (@kugu_haiku) May 4, 2023
「負けるな一茶」というネーミングからしてすでに最高です。
ただ俳句を当て合うだけじゃなくて「評しながら、一茶の凄さを蓄積しながら」進んでくのが、俳句の楽しさをぎゅっと含んでる感じがして、遊ぶの楽しみ!https://t.co/xdTl8pRCff
負けるな一茶
— 井戸端遊戯.inc@【日ア−21】春ゲムマ (@idobatayugi) April 26, 2023
米光一成たち 両ケ-08
1-10人 3-15分 ¥1000
俳句を見て一茶かノー一茶か仕分けるゲーム
こんなゲームができるほど知らない俳句が大量に
一茶の癖がすごい pic.twitter.com/A986zO0f2k
#負けるな一茶
— rinta りんた@ノルカソルカ ゲムマ2023春【日-ア12】 (@rin1126) April 23, 2023
出された俳句が一茶かNO一茶か当てるゲーム
小林一茶のイメージが変わりました😅 pic.twitter.com/fEBNiLfpyU
■言いまちがい人狼(リプレイ)
— やぬきけんじ (@yanuyanu33) April 23, 2023
占い師的なポジションの人が人狼に白確定を出すも、しゃーねーなーで終わるふんわり人狼。いいよ。
■負けるな一茶(リプレイ)
一茶の句か、贋作の句か当てるゲーム。制作者との読み合いな気がする。詳細は伏せるがおもしろいよ。 pic.twitter.com/JC4609jHtF