13階 @13th___floor
はじめまして、13階です。 ボードゲームやそのシステムを作成、研究する人(たち?)です。 活動はかなり前から行っていましたが、発信を始めたのは最近です。 ドメモの論文をきっかけにボードゲームの論文を執筆しております。もちろんゲーム開発も! よかったら読んでください!
- Quarto(クアルト)の論文を発表します!
- 2023/4/22 21:36
概要
2023年ゲームマーケット春でQuarto(クアルト)の論文を発表します!
こんなことを書いています。
Quartoはシンプルでわかりやすいルールにもかかわらず、すぐに熱中し、いつまでも頭から離れない。
このシンプルさに隠されている謎を探究してみたいと思い、この論文を書きはじめた。
いくつか気になっていることを書き出してみよう。
- 引き分けになる場合はどれくらいあるのだろうか?
- 16種類のうち特別なコマはあるのだろうか? あるいは特別な場所はあるのだろうか?
- どのくらいのターン数から難しくなるのだろうか?
- 先攻と後攻であれば、どちらが有利なのか?
これらの疑問について各章で探検を行っていく。
探検を終えたあとはQuartoに関する知識が増えて、より対戦相手との駆け引きが楽しめるようになるだろう。
つまり、本書の目的を簡潔に言えば、 ボードゲームを対戦相手と一緒に楽しむため、Quartoのことをより深く理解したい、ということになる。
※『Quartoの論文 - はじめに』より
くどいようですが、本書は論文で堅苦しい文体です。
手に取っていただけるとうれしいですが、決して読みやすく分かりやすいものではないので、あらかじめご認識ください。
過去作品をBOOTHにて無料公開しておりますので、参考資料として読んでいただけるとイメージが付きやすいと思います。
13階のBOOTH
値段
1部500円です。
部数
未定ですが、それほど多くはありません。 20部程度です。
表紙
目次
- 第1章 はじめに
- 1.1 目的
- 1.2 謝辞
- 第2章 Quartoに関すること
- 2.1 概要
- 2.2 勝利条件
- 2.3 ルール
- 2.4 コマの種類
- 第3章 問題提起
- 3.1 引き分けになる場合はどれくらいあるのだろうか
- 3.2 16種類のうち特別なコマはあるのだろうか
- 3.3 どのくらいのターン数から難しくなるのだろうか
- 3.4 先攻と後攻であれば、どちらが有利なのか
- 第4章 実験と考察
- 4.1 引き分けになる割合
- 4.1.1 引き分けは発生するのか
- 4.1.2 実験:引き分けはどのくらい発生するのか
- 4.1.3 考察
- 4.2 特別なコマ・特別なマス
- 4.2.1 1つで特別なコマはない
- 4.2.2 特別なコマのペアはある
- 4.2.3 補完ペアが置かれている列の上にあるマス
- 4.2.4 2回参照されるマスと3回参照されるマス
- 4.3 ターン経過による難しさの変化
- 4.3.1 Quartoの難しさ
- 4.3.2 3つのコマが置かれている列の数
- 4.4 先攻と後攻における優位性
- 4.4.1 奇数番目か偶数番目かという違い
- 4.4.2 戦略への影響
- 4.1 引き分けになる割合
- 第5章 戦略と戦術
- 5.1 戦略
- 5.1.1 コマを選ぶ戦略
- 5.1.2 コマを置く戦略
- 5.1.3 Quartoを成立させるための戦略
- 5.2 戦術
- 5.2.1 相手に3つ目のコマを置かせる戦術
- 5.2.2 自分が3つ目のコマを置く戦術
- 5.2.3 補完ペアを置く戦術
- 5.1 戦略
- 第6章 結論
- 第7章 あとがき