Dimidium木星文庫

楽しくゲームを作ろう! 「COOKPOT!」、「expedition」、「うちのブタの貯金箱、盗んじゃった!」、「FakeLover!」などのゲームを制作/発売しました。 企画からアート、制作まで独自に開発します。

ロンドンの怪物たち
2023/3/30 16:21
ブログ

木星文庫は太陽系内の木星に位置するインディパブリッシャーです。
(そうなので恐れ入りますが日本語には慣れません...)
「果てしなく厚いガス雲の中、限りなく内密な楽しさ」を貪ります。
地球だとなかなか人気がなさそうなゲーム、図書、レコードなどを想像し、時には出版したりします。


「木曜日だった者」は、「アナキスト」と「警察」の対立を中心に展開します。
これらは相互に排他的な勢力として、
相手より多くの地域をコントロールするために競争します。
ミッションに成功するたびに各エリアには白または黒のコントロールキューブが配置され、
これらのバランスによってエリアをコントロールする勢力が決定されます。

一方、これらの間には別の目標によって動く勢力が存在します。
まず3人プレイから参戦する「ミダスの手先」は、勢力間の対立そのものを原動力とします。
彼らは色とは関係なく、コントロールキューブが3つ配置された地域をコントロールします。
つまり、「アナキスト」または「警察」と同時に地域をコントロールすることができます。
「ミダスの手先」は時間がゆっくり流れるほどその威力が強くなるため、
時にはミッションを隠蔽したり、日付ディスクを素早く移動させて彼らを牽制する必要があります。

次に「怪しい友人」は4人プレイ時のみ参戦する勢力で、
異なる色のキューブが一緒に置かれた地域をコントロールします。 
「怪しい友人」は中盤まで勢力間のバランスを誘導する必要があり、
特殊アクションでキューブの配置を変えることもあります。  
これらもやはり他の勢力と同時に地域をコントロールできるため、
プレイヤーの数が増えるほどお互いの牽制も激しくなります。

このように所属する勢力によってプレイの様相が変わるので、
毎回少しずつ違った感覚でゲームを楽しむことができます。 
1人プレイの場合、プレイヤーは「警察」になり、
架空の「アナキスト」プレイヤー「グレゴリー」を倒す必要があります。
(もちろん、気分次第で「アナキスト」の味方になって「警察」を相手にしても構いません)

原作小説には「アナキスト」と「警察」以外に第3の勢力が登場しませんが、
私は小説の中の「日曜日」の霧のように曖昧なアイデンティティを
「怪しい友人」という勢力に反映させたかったのです。(なぜか20世紀の少年を思い出しますね。)
また、「ミダスの手先」はジャック・ロンドンが書いた同名の小説から借用した名前です。
この勢力はどのような性格でも規定できない資本主義社会の怪物であり、
ゲーム内ではますます大きくなっていくその影響力を通じて存在感を示します。

エリアマジョリティに集中すれば単独で勝利することもできますが、
様々な変数のためにいくらでも同点が発生する可能性があるため、
エージェント管理を無視することはできません。
<木曜日だった者>では、プレイヤーは常にこの点を考慮して最善の選択をする必要があります。
ぜひ、このようなジレンマをできるだけ大きな混沌の中で楽しんでいただければ幸いです。

 

詳しい情報はリンクから確認できます。 ゲームページ

取り置き予約も受付中です。 予約

 

 

 

Twitter