番次郎書店 @hyacper
ボードゲームとクイズで生きている人。たまに現れて騒いで去っていく。コーヒーと本が好き。目下の悩みは、クイズの本を作ったはいいけれど、テストプレイを行う友人も場所もいないこと。
- ボードゲームの「初心者向けクイズ」について
- 2022/8/1 12:50
皆様いかがお過ごしですか。
番次郎書店のバンちゃんと申します。
ボードゲームの4コマを描いたり、クイズを作ったりしております。
ゲームマーケット2022秋、今年も番次郎書店では「ボードゲームのクイズが集められた本」を頒布できるよう、必死でクイズ作りに明け暮れております。(血涙)
今回の大きな特徴が
「難易度を更に改訂したこと」です。
これまで同様、難易度のレベルを大きく3段階に分け、
レベル1:ボードゲームを知ったばかりの方に
レベル2:ボードゲームを趣味と自称できる初心者向け
レベル3:ボードゲームをかなり遊び尽くした中級者向け
に区分けしております。
そのレベル1の難易度を、さらにさらに下げました。
有り体に話をしますと、レベル1前段の問題(50問ほどを予定)は、「ボードゲームをまったく遊んだことがない方」に向けての問題を集めております。
「まったく遊んだ事がない方」ですから、当然
ラブレター、カタン、ガイスターなど、テレビや雑誌で多少名前を見聞きしたことはあれど、実際に遊んだことはない。
UNOや人生ゲームなら何度か遊んだ経験がある、人狼やモノポリーも遊んだことがあるか微妙。
囲碁、将棋、麻雀なら遊んだことはないにせよ頭の中でどんなものかはイメージはできる。
そんな方に向けた「ボードゲームのクイズ」ができないものか。
これまでにも何問か(それこそ、指で数えられる程度)くらいは意識はしましたが、ボードゲームを勉強した自分にとってまさに困難を極めました。
「ラブレターの基本カード8種類の中で、最も強いカードの役職は何?(答え:姫)」
「良いオバケ4体、悪いオバケ4体のコマを交互に動かす、アレックス・ランドルフ作の二人用ボードゲームは何?(答:ガイスター)」
といった問題も当然、出題範囲から外さなくてはいけません。
「そんな問題、はたして、できるのか!?」
不安に苛まれる中、手元のメモ帳で必死にメモを展開します。
カタンはわからない、でも、「さいころ」ならイメージできる、六面体で1から6の目があって、双六の中で、振って使って、、はっ!すごろくのゴールが「あがり」ならスタートは何て呼ぶんだっけ?……そうだそうだ「ふりだし」だ!メモメモ…「すごろくで、ゴールのことをあがりと呼ぶのに対し、スタートのことをなんと呼ぶ?(答>ふりだし)」な、なんとか一問できたぞ、次、次……。
そんな連想ゲームを手探りで繰り広げながら、いつも以上の時間をかけて問題を作成しております。
簡単だけで終わらせてはもったいない、なるべくなら「初めての方とベテランの方がフラットな立場で解答できる」そんな問題を、またも脳内で「できるのか?!」と自問自答しながら、一問一問丁寧に紡いでおります。
「百人一首の読み札と取り札、一般に歌人のイラストが描かれているのはどっち?(答>読み札)」
「ブラフゲームや正体隠匿系ゲームなどのプレイ中、嘘をつく人が吹くと言われるフジツガイ科の巻貝は何?(答>ホラガイ)」
「UNOで使用する数字カードを、全部足し算すると360になりますが、全部かけ算するといくつになる?(答>0(0のカードがあるから)」
などなど、(※上記はすべて過去作からの出題です)
そんな問題をボードゲームのクイズ、ではありますが、前半の50問は、ほとんど「ボードゲーム」に触れていません。その後の50問でようやくカタンが登場する、そんなクイズの本を目指しています。
もちろん初心者にも「これならわかる!」と楽しんでもらえる問題、ぼーどげーむマニアを自称する方にも「・・・なんだっけ?」と悩んでもらえる、そんな楽しい問題を絶賛製作中です。
(2022年8月1日現在で、残りノルマは35問)
10月29、30日のゲームマーケット2022秋では、そんな問題+出題できなかったクイズ、を山ほどご用意し、テレビやYouTubeでクイズ王が使う本格早押し機を今回もご用意し、感染症対策を万全に、皆様のお越しをお待ちしております。
今もまだ感染症の脅威冷めやらぬ昨今ですが、どうか皆様お体ご自愛ください。
(店主敬白)