東京なかよしデザイン

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『ポートレートオブポッポ』- 走馬灯ロンダリングゲームってどういうこと? 鳩の話題①【両日ク16】
2021/11/7 4:07
ブログ

こんにちは、東京なかよしデザインです☺

今日は、ゲームマーケット2021秋の新作ゲーム、『ポートレートオブポッポ』についてすこしだけ紹介します!

本作はタイトルに「ポッポ」とあるように、これは鳩のゲームとなっています。
鳩とひとくちにいっても、厳密にはいろんなハトがいるわけですが…みたいなことを、みなさんは考えたことがあるでしょうか?

もちろん私はなかったです。

このゲームを作る過程でハトにすこし詳しくなってしまった私が、もうすこし厳密に言うと、本作は7~8割くらい「カワラバト」をテーマにしたゲームになっています。
カワラバトというのは、おそらく世界でもっとも繁殖しているハトで、みなさんが公園やら駅前やらで見かけるハトは概ねカワラバトと思って差し支えないと思います。
クゥクゥ鳴いて群れてるやつはだいたいそれです。
あ、鳴き声でいうと、明け方にどこか遠くから「デーデーポポー」なんて16ビートで鳴いてるやつは、たぶん違うやつです。

そんなふうに、フレーバーとしてハトの知識(主にカワラバト)を可能な限り詰め込んだコンポーネントになっています。

 

ここまで鳩の話しかしていないので、ゲームの話もすこししておきましょう。

カタログを眺めた全人類が気になっているという「走馬灯ロンダリングゲーム」というコピーについてです。

走馬灯(そうまとう)って分かりますかね?

人が命を終えようとするとき、一生分の思い出をまるで走馬灯のように観るという…みたいな通説のやつです。
それが走馬灯。

プレイヤーは鳩、まさにいま命を落とそうという鳩になって、走馬灯を見るところです。
ところが神さま的な存在の手違いで、みんなの走馬灯がぐちゃぐちゃに混ざってしまいました。
そこでみなさんには、「思い出」の数々を奪い合ってもらいます。
なるべく価値の高い思い出を集めることで、いちばん上等な走馬灯を用意できたプレイヤーがゲームに勝つというわけです。

走馬灯ロンダリング感、伝わったでしょうか?

走馬灯に必要な思い出の数々を手に入れる方法は「時間」の支払い。
面白いのは、思い出の走馬灯的な価値(=勝利点)と、それを手に入れるための時間的な価格(=お金)が釣り合うとは限らないというところ!
運良く価値のある思い出が安くで手に入るときもあれば、その逆もあります。
値段を決めるのは、ちょっとの運と、プレイヤーたちの思惑です。

比較的シンプルなルールですが、買う・売る・パスの手番に選べる3択アクションが、じわじわと悩ましいゲームになっています。

ゲームデザインを担当したのは、東京なかよしデザインではなく、転がる運命亭さん。ゲームマーケットには久しぶりに新作が出る作家さんが原案です。
いつもの東京なかよし作品とは一味違う手応えになっていますよ。

ポートレートオブポッポ、ぜひ手にとって遊んで、鳩にも詳しくなってくださいね☺

 

●転がる運命亭さんの過去出展情報
https://gamemarket.jp/booth/1490

 

●『ポートレートオブポッポ』
ゲームマーケット2021秋発売予定!
2~4人用、10歳くらい~、だいたい15~30分。
https://gamemarket.jp/game/178627