カラメルカラム

神保町にあるゲーム会社です。アナログ・デジタル問わず、ゲームを作っています。

マスクを着けないと遊べないゲームの話
2021/4/8 16:05
ブログ

こんにちは。5億年ぶりにブログ更新してます。シラカワです。

コロナ禍もかれこれ1年以上が経過しましてね、なーんかこう、ブログに書くようなこともない毎日を過ごしていたら5億年という悠久の時が流れていたというわけです。

でも頑張って書く。なぜならばゲームマーケット2021春で久しぶりに新作ゲームを発売するからなのである。ある。

一応弊社カラメルカラムは2016年の初出展から、毎回新作ゲームをこさえてゲームマーケット会場で初売りしてきたわけですが、コロナの腐れ外道のせいで2020年春、事件は起きた。そう、私が入稿締め切りに追われて吐血しながらイラストを描きあげたボードゲーム『たのしい残業』事件である。このゲームはゲームマーケット2020春で初売りするために、なんとか入稿を終わらせ、各種事前プロモーションの準備も整え、「よっしゃ!100兆個売ったろ!!」と意気込んでいたものであった。しかしゲームマーケット2020春は、コロナの腐れ外道が流行拡大した結果開催自粛となり、『たのしい残業』が華々しく初売りされる舞台は失われたのであった。これが『たのしい残業事件 〜そしてAmazonへ〜』の顛末である。

やはりイベント会場で初売りするのと、Amazonで初売りするのとでは初動が違う。来場者さんによるゲームマーケットの戦利品プレイ会も行われない。ゆえに口コミも広がらない。『たのしい残業』はこうして苦難の道を歩む不遇のタイトルとなったのだ。かわいそうだから告知しちゃおう。

『たのしい残業』ここで買えます。

そんなわけでトラウマを植え付けられた私はゲームマーケット2020秋(これは運営の皆様の感染対策徹底努力のおかげで開催された)で新作ゲームを作ることができなかったわけです。ヒーコラ言いながら作ったゲームがまた開催自粛で不遇になってしまったらどうしよう…そんな私のビビリを誰が嘲笑できるというのでしょうか。

しかし、年が明けて2021年元日(だった気がするしそうじゃなかったかもしれないが)、私はこのままビビっていてはいけない、と決意を新たにしました。初日の出に誓ったのです。「コロナはん…去年はずいぶんナメた真似してくれはったのう…でもなぁ…ワイが今年もビビり倒すと思てたら大間違いなんやでェ!!!」と。

前フリが長くなり過ぎたのでもう普通に書きますが、今回のゲームマーケット2021春、カラメルカラムは1年ぶりの新作『目は口よりも物を言う。』を初売りします。ボードゲームはその性質上、どうしても「密」が発生しやすい娯楽でして、この一年ボードゲーム制作者のみならず、ボードゲームショップやボードゲームカフェの関係者の皆様も大変な試行錯誤をされたかと思います。私もその一人です。ボードゲーム会でクラスターが発生しようものならば、業界全体が叩かれるというリスクも正直あると思います。だからこそマスク着用をはじめとする感染対策を徹底しなければならない、そういう時だと思います。今回の新作『目は口よりも物を言う。』は、その状況を逆手に取って「マスク着用必須」のゲームにしてみました。マスクで鼻と口を隠した状態で、言葉を発さずにお題を表現して遊ぶ、そんなゲームです。

ボードゲーム会におけるマスク着用徹底の意識共有にも役立つかと思いますので、ゲームマーケット2021春にご来場予定の方は、ぜひ【ソ06】スペースにお越しください。

※カラメルカラムは一日目4月10日(土)のみの出展となります。

『目は口よりも物を言う。』ゲーム情報ページ

取り置き予約は4月9日(金)の22:00までこちらで受け付けています。