一石ラボ @ein_stein_labo
細々と、一人でボードゲームを作っています。 2018大阪が初参加です。 大航海時代の提督になって、空白の地図を埋めていくゲーム、ブランクワールド~Complete the Atlas~がデビュー作です。
- デルタ鉄道ができるまで-03
- 2020/2/13 7:50
一石ラボのCRAZYRATです。
ゲームマーケット2020大阪で頒布するデルタ鉄道株式会社⊿railways inc.(デル鉄)ですが、メイキング的な内容をご紹介しながら、どんなゲームかを説明していきたいと思っています。
初めて見る方は、こちらからどうぞ。
さて、今回は建物の建設について、ご紹介します。
建物を建設するためには、建設資材が必要です。
資材は、建設フェイズの最初に、プレイ人数分だけは町外から運ばれてきますが、工場でも生産されます。
もし、建設する時に資材が足りなければ、非常に高いお金を支払って、町外から購入しなければなりません。
そのため、資材の数は、建設できる建物を抑制する要素でもあります。
工場は、建設費が非常に安く、資材を生産してくれる建物です。
しかも、生産収入も建設費に対して多く、コスパの良い建物です。
ただし、工場の隣接地にマンションが建設されていると、そこの住民からのヘイトを買い、ゲーム終了時にマイナス点を喰らいます。
事務所は、建設費はそこそこですが、生産フェイズの収入は非常に低く、コスパの悪い建物です。
しかし、事務所が建つ、という事は、都市化が進んだ、という事になり、建設することで勝利点が獲得できる建物でもあります。
ショップは、建設費が高く、資材も他の建物より多く必要です。
その代わり、生産フェイズに非常に多くの収入が得られます。
ついつい、その収入に目が行きがちですが、ショップの役割は、実は別にあります。
ショップを建設することで、資材が消費され、他プレイヤーの建設がしにくくなる、という側面があるのです。
そして、マンションは唯一の居住用施設です。
しかし、駅が敷設されると、NPCがマンションを建設するため、必ずしもプレイヤーが建設する必要はないかもしれません。
このゲームでは、人口と職場のバランスが、鉄道の有効活用の上で欠かせません。
人口が少なすぎると乗客がいなくなり、人口が多すぎても行き先がなくなってしまいます。
そして、住民が建物を利用するためには、鉄道で隣接する駅まで移送しなければなりません。
駅に隣接していない建物は、このゲームでは全く利用できないものになってしまうのです。
一方で、駅に隣接した土地は価格が高騰するため、まず駅に隣接していない土地に建物を建設した後、鉄道を敷設する、という戦略も有効です。
また、このゲームの勝利点を獲得する方法のほとんどは、建物によってもたらされます。
どこにどの建物を建てるか、あるいは数多く建てるのか、増築して高くするのか、といった事が、勝敗を分ける事になります。
今回は、この辺にしておきます。
次回は、勝利点の獲得方法について、ご紹介したいと思います。
続きはこちら。
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