一石ラボ

細々と、一人でボードゲームを作っています。 2018大阪が初参加です。 大航海時代の提督になって、空白の地図を埋めていくゲーム、ブランクワールド~Complete the Atlas~がデビュー作です。

デルタ鉄道ができるまで-01
2020/2/10 8:18
ブログ

一石ラボのCRAZYRATです。

ゲームマーケット2020大阪で頒布するデルタ鉄道株式会社⊿railways inc.(デル鉄)ですが、メイキング的な内容をご紹介しながら、どんなゲームかを説明していきたいと思っています。

この作品は、とあるデジタルゲームの世界観を再現したい、という想いから制作を始めました。
(この作品に限らず、一石ラボの作品は、構想中のものも含めて、ほとんどそうなのですが…笑)

その中で、特に再現したかったことは2つ。

・クオータービューで立体感のあるボードで、高層建築物が建つ様子を、実際に立体のコマを積み上げる。

・プレイヤーが建築するだけでなく、鉄道によって自然に町が発展する。

まず、立体のコマとして、私がイメージしていたのは、億万長者ゲームのビルのコマでした。
積み上げられるコマであれば、必ずしも素材や形にはこだわっていなかったのですが、それなりの数が必要な事もあり、なかなか現実的な価格で適当なコマとできるものを思いつけませんでした。

しかしある時、百円均一ショップに売られている小さなブロック(プチブロック、マイクロブロック、といった商品名で売られているものです)を、コンポーネントとして使えないか、という思いつきから、積み上げれば建物に見えるのではないか、との発想に思い至りました。

さらに、それが安価に入手できる方法を見つけたことにより、コマの問題は現実的になりました。

デル鉄では、4種類の建物が登場します。
これは、多すぎても覚えきれないし、少なすぎると戦略に幅ができない、という事で、いくつもの試行錯誤の中から最善と思われる選択肢を選んだつもりです。

建物は、大きく分けて、住民が住む「マンション」 と、住民が働く職場に分けられます。

職場には、コスパが良く、建物を建設するために必要な資材を生産する「工場」 、建設コストは高いが、収入も大きい「ショップ」 、コスパは悪いが、直接勝利点をもたらす「事務所」 の3種類が存在します。

これらも、形で区別がつけられるというだけでなく、街並みを作るうえで、高層マンション、工業地帯、デパート、高層ビルといったものに見える形のブロックを選んだつもりです。

ゲーム上の建物の特徴と、見た目の雰囲気、それらを考えたうえで、このような構成になりました。

 

今回は、この辺にしておきます。
次回は、鉄道によって自然に発展する町、という部分について、ご紹介したいと思います。

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