一石ラボ @ein_stein_labo
細々と、一人でボードゲームを作っています。 2018大阪が初参加です。 大航海時代の提督になって、空白の地図を埋めていくゲーム、ブランクワールド~Complete the Atlas~がデビュー作です。
- デルタ鉄道ができるまで-02
- 2020/2/11 19:15
一石ラボのCRAZYRATです。
ゲームマーケット2020大阪で頒布するデルタ鉄道株式会社⊿railways inc.(デル鉄)ですが、メイキング的な内容をご紹介しながら、どんなゲームかを説明していきたいと思っています。
初めて見る方は、こちらからどうぞ。
さて、次に鉄道が開通したことによって、自然に町が発展する、という仕組みをどう考えるか、という問題でした。
最初は、NPCがランダムに建設をして、既に建設済みの場所であればそこを増築、という仕組みでした。
そのため、ボードを6×6区画にして、6面ダイスを2つ振る、という形だったのです。
それだけでは、同じ場所が出る確率が1/36と少なすぎるので、大きい目を横、小さい目を縦として、ボードの右上半分のみがNPCが発展させる町、左下半分はプレイヤーが建設しなければ発展しない町、として見たのです。
しかし、プレイヤーは自分たちが建物を建てたエリアに駅を置く傾向がありますので、NPCの町は鉄道によって発展した、とは言い難い状況でした。
これでは、再現したい雰囲気は出ていません。
その後、プレイヤーが駅を作ると、その近くにNPCが建物を建てる、という方式を思いつきました。
そして、その建物が有効に活用されたら、ニーズが高い、という事なのでNPCが増築する、という仕組みを考えたのです。
これがベースとなり、現在のルール、駅を作るとNPCがマンションを建設する、という事になりました。
これにより、駅ができるとマンションができ、マンションができるとそこから住民が運ばれ、そしてマンションが更に増築される、という流れができ、まさに鉄道によって町が自然に発展する、という雰囲気が作れたのです。
今回は、この辺にしておきます。
次回は、建設の建設について、ご紹介したいと思います。
続きはこちら。
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